ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

秋田にも本格的な冬がやって来ました

 私の住む秋田市にも本格的な冬がやって来ました

 雪国のランナーの大敵は何と言っても雪です。雪が降り、道路が凍結すると滑って転ぶ危険性があり、また、寒さのため長時間のランは非常に困難になります。

 まあ、次のブログのように細心の注意を払えば、凍結した路面でも転倒のリスクはある程度低くなるはずですが、寒さについてはどうしようもありません

chuukounenrunner.hatenablog.com

 昨日(12/16)は、日中でも気温は1℃前後で風速10m以上の強風が吹いていました。このような気象条件では、いくら厚着をしても長時間のランには耐えられません。まして、私は昨年の冬はハムストリングス付着部炎の回復を図るためにほとんど走っていませんでしたので、寒さに対する耐性は失われてしまったでしょう。

 ということで、昨日は屋外を避け、市立体育館のジョギングコースを走ることにしました。市立体育館の詳細については、次のブログをご覧ください。

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 2年ぶりに市立体育館に来ました。

 この体育館内には1周250mのジョギングコースがあります。屋内ですのでもちろん雨風には当たらずに、快適に走ることが出来ます。

 ただ難点は、結構カーブがきつくて慣れるまでは走りにくいことです。

 ずっとこのようなカーブを走り続けるのですから、膝などに負担が掛からないか心配です。

 結局、昨日はキロ6分のペースで走ったのですが、途中から左足の甲の親指MP関節付近に軽い痛みが出現したので60周(15.0km)で止めました。(※痛みはカーブのせいではないかもしれません。)

 

 そして今日(12/17)は、左足の甲の痛みも軽くなったので、次のブログにもある秋田市内の融雪歩道のうちの一部を走りました。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 妻をスーパーまで車に乗せて行って、買い物中に私はスーパー付近の融雪歩道を走ることにしたのです。

 ところが、融雪歩道なのに雪があります。ロードヒーターが故障したのでしょうか?

 それでもその先は融雪されていたので、一安心です。

 ただ、買い物中の時間だけなので、少しの距離しか走れません。そのため、帰宅してから今度はいつも行っている一つ森公園のジョギングコースに向かいました。

 一つ森公園のジョギングコースの詳細については、次をご覧ください。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 今日もコースの周りには雪がありますが、コース上にはまったく雪がありません

 ボランティアの方が今日もお二人で雪掻きをしてくれていました。本当に頭が下がります。

 

 そしてジョギングコースを12周した後は、一つ森公園の東側入口にある駐車場から1kmの距離にある山手台地下道に行ってみました。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 地下道に着きました

 全長は229mのようです。

 当然ですが、地下道の中には雪は無く、また歩道の幅員も広いので安心して走れます。

 また、奥に向かって緩やかに上っているので、上りは負荷の掛かる走りが出来、下りはスピードに乗って爽快に走れます。

 今日は10往復して車を置いてある一つ森公園に戻りましたが、今年の冬はこの地下道を十分に活用したいと思っています。

男鹿駅からの強制41km走

 昨日(12/12)は、「なまはげ」で有名な男鹿市男鹿駅から自宅への41km走を行いました。

 タイトルに「強制41km走」と書いているのは、途中で嫌になっても41kmを走らざるを得ないような状況に自分を追い込んでのランを行ったので、そう名付けました。

 具体的には電車で自宅から41km離れた男鹿駅まで移動したので、あとは嫌でも自宅まで走るしかないのです。

 ということで、まずは秋田駅からJR男鹿線の蓄電池電車に乗って男鹿駅に向かいます。

 電車に乗ること1時間弱で男鹿駅に着きました

 曇っていて結構寒いです。気温は一桁台半ばでしょうか?まあ、走れば少しは暖かくなるでしょう。

 走り出してすぐに男鹿市役所の前を通りました。前回ここに来たのは今年の5/10ですが、その時は庁舎全体がシートで覆われていて何やら改装工事らしきものが行われていました。ようやくお色直しが終わったようですね。

 ちなみに次が5/10の写真です。

 まずは、最初の目的地である男鹿への玄関口にある男鹿総合観光案内所を目指します。なにしろ長丁場ですのでキロ7分前後のゆっくりペースで走ることにします。

 10.6kmほどで男鹿総合観光案内所に着きました。来た方向を振り返ると、巨大ななまはげ立像が男鹿への観光客をお出迎えしています。

 ここで水分補給とトイレ休憩をして、次は道の駅てんのう(天王グリーンランド)に向かいます。

 6.4kmほどで道の駅てんのうに着きました。またしても写真が暗くてすみません。

 ちょうどお昼時ですのでここのレストランで昼食です。今年の7月に旅ランでここを通った時には大量の汗をかいてシャツが濡れていたのでレストランには入れなかったのですが、昨日はほとんど汗もかいていません。それにあまり混んでいないのでお一人様でも気兼ねなく利用出来ました。

 さて、食後すぐに走ると消化に悪いでしょうから少し休むことにして、何十年ぶりかに天王スカイタワーに上ってみました。入場無料です。

 高さは約60mとのことでした。天王グリーンランドが眼下に見えます。

 そして北側に目をやると私が走って来た男鹿半島が見えます。

 ところで、ここまで走って来る間にずっと気になっていることがありました。

 東に見える山並みのうちの一つの山の山頂付近が白く輝いて見えるのです。

 お分かりでしょうか?上の写真の中央やや右の一番高い山の山頂に近い中腹が白く輝いています。山全体にもうっすらと雪が掛かっていますが、この部分だけがやけに白いのです。

 もしかして何かの人工物でしょうか?たとえば太平山の中岳にある電波反射板のような・・・。

 おあつらえ向きにタワーの中には良いものがありました。望遠鏡です。

 100円硬貨を入れて覗いて見ると、何のことは無いただの雪でした。その場所はなぜか木が生えておらず、そのため雪で真っ白に見えたのです。

 でもなぜそのように木の生えていない広い場所があるのでしょうか?わざわざ山頂に近い部分の木だけを伐採するとも思えません。

 もしかして高層湿原かも?それは無いかな。

 

 さて、そのようにして食休みした後、次は道の駅あきた港に向かいます。

 この区間はこの日の最長区間で13.3kmほどあります。最初の9kmほどは幅の広い歩道のある直線道路ですが、その後の3kmほどは歩道はあるものの非常に狭く、側溝の上を走らなくてはならない区間もあって走りにくいため、その区間はキロ7分台の後半になりました。まあ、疲れも出てきたのでしょう。

 そして、道の駅あきた港が見えて来ました

 この道の駅あきた港にはポートタワーセリオンという高さ100mの展望台があるタワーがあります。

 ここにも数十年ぶりに上ってみました。ここも今は入場無料です。

 ここでも男鹿半島を見てみました。はるか遠くに見えます。よくぞ走ったものです。

 曇ってはいますが、夕陽が見えます。日の入りは16時10数分のようですので、あと1時間くらいです。そういえば冬至も近くなって来ましたね。

 タワーの3階にはプロ野球日本ハム吉田輝星投手のサインがありました。

 タワーの窓ガラスに直接サインしたもので、当時は話題になりました。なにしろ秋田が生んだスターですから。今年は大活躍してもらいたいと願っています。

 

 この後は自宅に帰るだけです。距離は10.6kmほどです。

 秋田市の中心部に入ると信号が多くなり、信号待ちも増えました。それによって体力が回復したのでしょうか、だんだん快調になり、気持ち良く41.4kmのランを終えることが出来ました。所要時間は正味4時間42分ほどでした。

 右臀部等の痛み(ハムストリングス付着炎)については、途中から少しだけ痛みましたが、それほど気になりませんでした。この日の3日前には35.3km走り、この日は41.4km走ってもさほどの痛みがないところを見ると完治が近いのかもしれません。

 まあ、これからも油断せずに気を付けながら長距離走でのスタミナ養成に努めたいと思っています。

故障明け(?)後の秋田市北部35km走

 昨日(12/9)は天候が比較的穏やかで、また、この1年以上悩まされて来た右臀部等の痛み(ハムストリングス付着炎)も最近ではほとんど感じなくなったことから自宅から秋田市北部の小泉潟公園への往復ランを行いました。

 自宅から小泉潟公園までは片道17kmほどあります。それを往復するのに加え、小泉潟公園では池の周りを1周する予定ですので、35km以上の行程になります。

 10日ほど前に発症したぎっくり腰はだいぶ痛みが引いて来たものの、強い痛みのため1週間ほど完全休養し、その後は4日間リハビリランを行ってはいますが35kmもの長距離を走り切れるか少し不安でした。

 ただ、実際走ってみると痛みはありません。まあ、スピードは自分の感覚よりもだいぶ遅く、キロ6分台の前半でした。

 主に通称・横山金足線の広い歩道を走り、何度も信号に捕まりながら小泉潟公園内にある県立博物館に着きました

 この県立博物館には興味深い資料等が多数展示されており、ちょっと調べてみたいものもあったのですが、この日はランニングが目的ですので、それはまたの機会にしましょう。

 県立博物館の裏手にある「女潟」の周りはランニングコースになっています。

 そしてそのランニングコースの始点・終点はこの県立博物館の駐車場になります。

 では、コースを1周しましょう。

 女潟を3/4周くらいしたところで県立博物館を撮りました。ただ、女潟にはヨシが生い茂っており、それに隠れて博物館はあまり良く見えませんね。

 ここからは太平山地最高峰(標高1,179m)の白子森も見えます

 拡大して写してみましたがお分かりでしょうか?真ん中やや右の雪が掛かったどっしりとした山です。秋田市の中心部からは見えないので思わず写してしまいました。

 女潟を1周し、帰りもほとんど同じ道を通りました。ペースは相変わらず6分台前半です。

 そして途中からはこのところあまり出ていなかった右臀部等の痛み(ハムストリングス付着炎)が出現しました。まだまだ完治には至っていないようです。

 それでもこの練習を有意義なものにするため22km地点からは意識してキロ5分台後半まで上げたのですが、それも4~5kmだけのことで結局元のペースに戻ってしまい、トータルで35.3kmを3時間37分掛かってしまいました。やはり相当走力が落ちているようです。

 これからは寒い日が続くでしょうが、頑張って長距離走を行って持久力の回復を図りたいと思っています。

 

 ところで話は変わるのですが、先日(12/4)湘南国際マラソンが開催されました

 私は湘南国際マラソンには一度も出場したことが無いので湘南の海岸線を走ってみたいと思い、今年参加するつもりで綿密な計画を立ててだいぶ前からホテルも予約していました。

 ところが、大会のホームページがアップされたのでそれを見たところ、湘南国際マラソンでは世界最初の試みとして、「給水ポイントに置かれている水の入ったカップを廃止する」とのことです。

 では給水はどうするかと言うと、選手は各自水の入った400ml以上のマイボトルを持参して走ることが義務付けられる、ということでした。

 まあ、環境問題を考えるとマラソン大会で大量に出てしまうプラスチックごみを無くすという観点からは良い取り組みでしょう。

 ただ、私にはこの決定をした大会主催者はマラソン大会に参加するランナーの気持ちが分かっていないと感じてエントリーを取りやめました。

 400ml以上もの水が入ったボトルを持ってフルマラソンを走るランナーの負担は相当なものでしょう。それでなくても多くのランナーは1分1秒でも速く走りたいと思っているはずです。

 ランネットの大会レポを見てもこの件に関しては一部には賛同や許容する意見もありましたが、どちらかというと不評でした。

runnet.jp

 そしてこの大会レポの中には、エコマラソンを謳うなら今後はファンランにシフトすべきという意見がありました。

 私が以前、4回ほど参加した大会に「年の瀬マラソンin所沢」という大会があり、これもエコを実践している大会です。

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 具体的には、給水所は周回コースの1か所だけであり、そこに自分が持参したマイカップを置いて給水器から水をカップに入れて飲むというものです。

 それでも誰一人としてそれに不満を持つ人はいません。なにしろこの大会は仮装して走ることを推奨されており、優れた仮装に対しては表彰があるものの、マラソンの順位による表彰は無いという完全なるファンランの大会だからでしょう。

 湘南国際マラソンが今回行ったこの取り組みは環境問題を考えるうえで重要な第一歩でしょうし、今後もある程度は同じような取り組みをする大会が増えてくるかもしれません

 ただ、願わくばそれがスタンダードにならないでもらいたいと思います。

 例えば、オリンピックの選考レースでマイボトル持参で走らせるということはあり得ないのと同様に市民ランナーでも日中仕事をし、残業もし、眠る時間を削ってでも練習に励んでいる人もいるのですからそのような人たちのことも考えてもらいたいのです。

 ただ、マイボトル持参のファンラン的な大会と記録にこだわるシリアスランナー向けの大会と二極化することは賛成です。

 私は、鈍足ランナーですが、まだタイムにはこだわりを持ち続けたいと思っているので出来ればシリアスランナー向けの大会に出たいと思います。でも、時間制限が厳しければそれは無理ですね(笑)。

秋田県では新型コロナ新規感染者が過去最多となりました・・・

 新型コロナ感染症は第8波に突入し、全国の新規感染者数は、最近の1週間の移動平均では1日10万人を超えて既に第6波のピーク時を上回り、第7波のピーク時の5割に迫る勢いとなっています。

 そのような中、私が住む秋田県では感染者が急増し、昨日(12/6)の発表では1日の新規感染者が過去最多となってしまいました。

news.yahoo.co.jp

 秋田県は、新型コロナ感染症が発生した当初は感染者数が非常に少なく、その後も人口当たりの感染者数は全国平均よりも少なかったのですが、ここ1~2カ月間は急増し、最近では過去1週間の感染者の増加率が全国でもトップクラスとなっています

出典:札幌医科大学医学部 附属フロンティア医学研究所 ゲノム医科学部門

 ご覧のとおり、秋田県は上から3番目です。

 以下の通り秋田県は新型コロナのワクチン接種率が全国で1位なのに・・・です。

出典:札幌医科大学医学部 附属フロンティア医学研究所 ゲノム医科学部門

 なお、上のグラフは1回目のワクチンについてのものですが、2~4回目のワクチン接種率についても秋田県が1番高くなっています。
 そしてもう一度、直近1週間の感染者の増加率のグラフに戻っていただいて、上位の道県はほとんどが寒冷地であることから、マスコミでは、寒くなって換気が十分に行われないことが関係しているのではないか、との報道もありました。

 確かにそれも一因かとは思いますが、それだけでしょうか?

 私は以前から同じ秋田県でも秋田市とそれ以外の地域の感染者数の動向に注目して来ました。

 次の表をご覧ください。これは秋田県秋田市のデータをもとに一定期間のそれぞれの新規感染者数と秋田県全体の中における秋田市の感染者数の割合を私が表にしたものです。なお、秋田市秋田県内で特に暖かいということはありません。

 この表をご覧いただいてお分かりのとおり新型コロナ感染症が発生以来、今年の7月末までは秋田市の新規感染者数の全県に占める割合が40%台半ばから50%台半ばとなっており、秋田市の人口は31.7%であることを考えるとこれは非常に大きい数字と言えますが秋田市が県内の他の地域に比べて人が集まりやすく、飲食店の数も多いことを考えると当然の結果でしょう。

 しかし今年の8月からは秋田市の人口割合に近づき、9月下旬から現在までの数字では20%台となって人口比で言えば全県平均よりも新規感染者数の割合が少なくなっています
 この理由として考えられることは秋田市では既に一定程度の人数が新型コロナに感染して抗体を持っている人が多くなったことから秋田市以外の県内の地域に比べて感染拡大の勢いがそれほど大きくなく、逆に秋田市以外の地域ではこれまで感染者が少なかった分、今急速に感染が拡大しているものと私は考えています。

 もちろん秋田市集団免疫が成立しているわけではありませんので、これからも感染は拡大するでしょうが、同じことが全国の都道府県間での比較にも言えると思います。

 先日、厚生労働省から発表されたデータで興味深いものがありました。

 これは、今年の11/6~11/13に献血をした16歳~69歳の男女8,620人を対象に、新型コロナの感染後に得られるN抗体を持っている人の割合の都道府県ごとの数字で、これはワクチンによって得られる抗体とは異なることから実際の新型コロナの感染者数を反映するほか、ワクチンによって得られる抗体よりも強い免疫を保有している人の割合を示すことにもなると思われます。(※ワクチンによって得られる抗体は細胞性免疫により重症化を防ぐ効果はあるものの感染を防ぐ効果については、必ずしも十分とは言えないようです。)

 そしてそのデータをグラフ化してみました。

 このグラフと最初の直近1週間の感染者数の増加のグラフとを比べて見ると、N抗体保有率が低い都道府県が最近の感染者の増加が多い傾向にあるようです。
 特に逆の意味で象徴的なのが沖縄県で、N抗体保有率は47都道府県でダントツに多く、そのためか最近の感染者の増加率は47都道府県の中で一番少なくなっています。ワクチン接種率が一番少ないのに、です。

 このことは、N抗体を持っている人(=新型コロナに感染した人)が多い地域では少ない地域に比べて感染拡大のスピードが遅いということを示しており、新型コロナの収束のためには結局のところ、集団免疫の獲得しか無いのかなという気もします

 ただ、だからといって感染対策をやめて安易に感染を受け入れることは避けるべきと思います

 オミクロン株は重症化率が低いといわれていますが、感染力が非常に強いため感染対策を放棄すると現時点ではあっという間に感染爆発が起こり、医療崩壊など社会はパニック状態になるでしょう。

 ですので、これからも十分な感染対策を行うことが必要ですが、残念ながらそれでも一定数の感染者が発生するでしょうから、結果としていずれは集団免疫を獲得することになると思います。

 それがあと何年後になるのかは分かりませんが、そのようなソフトランディングが現実的です。

 それにもう一つ、新型コロナで怖いのはかなりの確率で後遺症が残ることで、その割合は世界保健機関(WHO)によると10%~20%と言われています

 そしてその後遺症で最も多いのが慢性疲労症候群などの長引く倦怠感で、そのために休職や退職を余儀なくされた人も少なくないようです。

 なので私は、オミクロン株は感染しても軽症で済むだろうと油断せずに、これからも十分な感染対策を行ってこの第8波を乗り切りたいと思っています

 

 このブログのメインテーマであるランニングとは関係の無い話を長々としてすみませんでした。

 私のランニングに関して言えば、福島県・栃木県での旅ランから帰って来た翌日(11/28)にぎっくり腰を発症してしまい、6日間は完全休養でした。

 その後、昨日までの3日間は練習を再開しているのですが、まだぎっくり腰の痛みが残っており、また、原因不明なのですが、右膝の皿の上辺りに一瞬の強い痛みが時々発生するなど、加齢のせいかあちこち痛みが出て困っています。

 ただ、この1年以上悩まされて来た右臀部等の痛み(ハムストリングス付着炎)はほぼ完治したようです。長かった~。

 これからはあまり無理をせずに、それでもなんとか来年1/29の勝田全国マラソンに向けて秋田の寒い冬を走り抜けたいと思っています。

コーちゃんのランニング日誌(2022年11月分)

 私の11月のランニング日誌です。

 まず、11/5は秋田県境越えランの番外編として、にかほ市象潟庁舎から奈曾の白滝までのランを行いました。このランでの県境は鳥海ブルーラインの大平山荘になるのですが、この日はほんのわずかな距離にとどめ、奈曾の白滝の見物がメインの旅ランでした。

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 そして、翌6日は第4回東北希望の襷マラソン秋田大会(ハーフ)です。

 最近になって右臀部の痛み(ハムストリングス付着部炎)も少し良くなって来たようですが、何しろ練習不足ですので、設定タイムはゆっくり目にしました。

 ところが、スタートすると周りのランナーにつられてついついオーバーペースになってしまい、甘やかして来た私のふくらはぎはそのペースに耐えられなかったようで悲鳴を上げてしまいました。

 結局、設定タイムよりは少し早く走れたのですが、まだまだ脚が出来ていないことを実感しました

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 次に、11/9は秋田県境越えランの第9弾として湯沢市横堀駅から秋の宮温泉郷へのランを行いました。秋の宮温泉郷川原湯っこ(※手掘り温泉の野湯)で足湯をしたり、営業再開後間もない秋の宮山荘で入浴した後に、帰路は遠回りして晩秋の山岳ドライブを楽しみました。

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 次に、11/11は秋田県境越えランの第10弾として鹿角市中滝から国道104号線の青森県境までのランを行いました。

 国道104号線は私はこれまでごく一部を除いては車でも通ったことが無く一抹の不安はありましたが、快晴にも恵まれて下り基調となる折り返し以降は気持ちよく走れました。

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 次に11/15ですが、秋田市には太平山三吉神社という由緒ある神社があります。私は普段はあまり神頼みをしないのですが、私は今月の24日から27日まで福島県と栃木県での旅ランを予定しており、旅の安全を願ってお参りに行きました。もちろん神社までの交通手段はランです。その後もこれまで通ったことの無いコースを辿るなど面白いランになりました。

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 そして11/19は、久々にまともな練習をしました。秋田市東部の太平地区から岩見三内地区へ抜け、和田駅を経て国道13号線経由で自宅へ戻るというコースで、走行距離は38kmほどです。これからも定期的に長距離ランを行い、持久力の回復に努めたいと思っています。

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 次に11/21は、秋田市の中心部に最も近い(?)場所でトレランが出来る手形山で久々にトレイルランを行いました。

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 そして11/24~11/27は、秋田→東京ランの一部として、福島県新白河駅から栃木県の石橋駅(※宇都宮駅から2駅東京寄り)までの旅ランを行いました。

 1日目は新白河駅から那須塩原市黒磯駅そばのホテルまでですが、「那須おろし」の強風とリュックの重さ、それに道路状況の悪さに苦戦しながらもなんとか無事に初日の行程を終えました。

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 2日目は那須塩原市のホテルから矢立市のホテルまでですが、快晴でした!

 龍城公園(大田原城跡)でのんびりとあちこち散策したほか、沢村城跡という全く整備されていない山林に分け入って冒険気分を味わいました

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 3日目は矢立市のホテルから宇都宮駅前のホテルまでです。この日は雨の予報になっていたので心配していたのですが、幸いにもほとんど雨に当たらずにランを終えることが出来ました。そしてまたこの日からはリュックが重いので、まず電車でゴール地点まで行って駅のコインロッカーに預けてまた電車で戻るという裏ワザを使いました。この方法は、余計な時間が掛かってしまいますが、ランの時は楽です!

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 4日目は観光が主の日程にしていますが、次回の旅ランに備えて少しでも距離を稼ぐためチェックアウトの前に宇都宮駅前のホテルから下野市石橋駅までのランを行いました。ランの終了後は、大谷観音のある大谷寺平和観音のある大谷公園、そして大谷資料館を見学しました。私は初めて行ったのですが、とても見ごたえがあり楽しめました。

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 こうして見ると11月もほとんど遊んでばっかりですね。

 12月は少し気合を入れて練習しようと思っていたのですが、旅ランから帰って来た翌日に庭の掃除をしていたら「ぎっくり腰」になってしましました

 私はこれまで10回以上ぎっくり腰になっており、最近では毎年のように発症しています。最近では、1年前の11月に痛めましたが、この時には幸い軽いものだったのでその8日後の富士山マラソンには影響が出ませんでした。

 ただ、一昨年の9月に発症した時には次のようにひどい状況でした。

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 この時は、結局、まともに走れるまで2週間くらい掛かりました。今回はその中間くらいの感じですので、走るのはあと3~4日先になりそうです。

 来年1月29日の勝田全国マラソン、そしてつい最近エントリーした4月16日のあおもり桜マラソンに向けて1日も早く再始動したいところですが、じっと我慢です。

「秋田→東京走破」その5(4日目 宇都宮市~石橋駅)

 11/27は、今回の旅ランの4日目(最終日)です。

 最終日ですので、ランの距離は少なめにし、大谷資料館などの観光を楽しみたいと思います。

 まずは行程の予定表です。

 そしてランのルート図です。

 

 予定では上記の通りですが、問題は前回お伝えしたように、うとうとすると身体がビクッとなって全然眠れずに朝を迎えてしまったことです。

 ただ、朝食(※結構良い内容でした。)も普通に摂れましたし、起きていればそれほど体調が悪いわけでは無かったので計画通り石橋駅までのランを行うことにしました。

 なお、予定では石橋駅までのランの後、電車で宇都宮駅に戻り、その後、温泉施設で入浴・着替えをしてから観光となっていたのですが、ホテルのチェックアウトが何と11時ということだったので、10時くらいまでにホテルに戻ってくればホテルでシャワーを浴びて着替えすることが可能ということに気が付きました。

 よって少し早めにホテルを出発して石橋駅に向かいます

 ホテルの玄関から見た宇都宮駅です。雲一つない快晴です。

 朝のピンと張りつめた空気の中、そういえば昨年の今日(11月第4日曜日)は富士山マラソンを走っていたな~、などと思いながら日曜朝の宇都宮を走りました。(ランネットの速報では、今年の70歳以上の部の優勝者のタイムよりも私の昨年のタイムの方が若干良かったので、もしこのハムストリングス付着部炎が無くて今年も出場していれば入賞できたかな?なんて妄想しています。まあ、「たられば」の話です。笑。)

 天気が良いので遠くの山も良く見えます。左側の半分建物の陰に隠れている山は男体山のようです。

 

 石橋駅に着きました。14.5kmほどを朝食後間もないランにも拘わらずキロ6分ちょっとで走れましたので、今のところ睡眠不足による体調不良は無さそうです。

 石橋駅から電車で宇都宮駅に戻り、ホテルに戻ってシャワーと着替えを済ませてました。後は観光だけです

 大谷資料館の入場券と大谷寺の拝観券がセットになった大谷方面へのバスの乗り放題券を1,850円で購入し、宇都宮駅前のターミナルからバスに乗りました。

 だいぶ観光客が多く座席に座れない人もいました。

 大谷観音前バス停で降り、まずは大谷寺(大谷観音)に行きました。

 

 この巨岩の中に納まっている観音堂の内部には弘法大師の作と伝えられる、岩の壁面に直接彫刻した大谷観音があります。

 ただ、中は撮影禁止でしたので、大谷観音や他の石仏等については大谷寺のホームページでご覧ください。

www.ooyaji.jp

 観音堂と脇堂を出ると写真撮影が可能です。(※宝物館も撮影禁止だったような気がします。)

 弁天堂のそばに弘法大師伝説の白蛇がいました。(もちろん作り物です。)

 

 奥に入っていくと御止山(おとめやま)の説明看板がありました。

 御止山は国の名勝に指定されており、頂上までは15分くらいで登れるとのことですので行かない手はありません。

 道は整備されており、登りやすかったです。

 わずか5分ほどで見晴らしの良い場所に出ました。

 そして頂上はそこから2分ほどでした。

 ここには大正天皇が度々参詣されていて、かつてはお手植えの松があったそうで、今はこの記念碑が建っているとのことです。

 この御止山は山全体が岩で出来ているような感じで、しかも手軽に登れて見晴らしも良いことから、確かに名勝でしょう。

 

 大谷寺を出た後は、すぐそばの大谷公園に行きました。ここには高さが27mもある「平和観音像」があります。

 これです。

 第二次世界大戦戦没者の霊を弔い、世界平和を祈って彫刻されたものとのことです。

 一見すると彫刻した物をここに立てたようにも見えますが、実は大谷石の採掘場跡の岩壁に彫られたものです。

 そして階段で観音像の裏側にある展望台まで行けそうなので上ってみましょう。

 

 階段を上り、もうすぐ展望台というところまで来ました。観音像が間近に見えます。

 

 そして展望台から見た公園の景色です。

 

 観音像の横顔です。

 

 展望台にはベンチもありましたので、ゆっくりと日向ぼっこをしました。

 

 大谷公園にはいくつか奇岩がありますのでそのうちの一つをご紹介します。

 岩山の上に大きな石が今にも落ちそうな状態で乗っています。この石は天狗が投げて乗せたという伝説から「天狗の投げ石」と呼ばれているようです。

 一応、落下防止のため補強しているのが見えますが、大地震が来たら大丈夫でしょうか?

 大谷公園は、もともとは大谷石の採掘場だったため、いたるところに大谷石の岩壁を見ることが出来る極めて特殊な公園でした。

 

 次は、歩いて10分ほどの距離にある「大谷石資料館」に向かいます。

 大谷資料館の近くまで来ました。結構、若い人たちで賑わっています。

 写真奥の大谷資料館に入ります

 大谷資料館は、1979年に大谷石採石場跡にオープンした資料館で、中には巨大地下空間が広がっています。

 内部にはアート作品も展示されています。

 ただ、館内は暗いので私の写真では様子が良く分からないと思います。興味のある方は次のホームページをご覧ください。

www.oya909.co.jp

 資料館の外には「愛の泉」と書かれた泉(?)がありました。

 ここには縁結びの神が祀られているとのことです。そういえば、観光客にはカップルが多かったな~。

 

 ひととおり見学を終えてもまだ帰りの新幹線までは大分時間がありましたので、もう一度大谷公園に戻り、のんびりと時間をつぶしてからバスで宇都宮駅前に戻りました。

 そして、まだ昼食を摂っていなかったので、せっかく宇都宮に来たのだからと、前日に続きまた宇都宮餃子を食べました。宇都宮餃子はニンニクの量が控えめのようですので、この後、新幹線に乗っても他の乗客のご迷惑にはならないでしょう。

 帰りの新幹線では、することも無いので寝て行こうとしたのですが、また前日のようにうとうとすると身体がビクッとして眠れません

 家に帰った翌日にネットで調べてみたところ、どうやらそれは「入眠時ミオクローヌス」というもののようです。

 簡単に言うと、脳幹網様体」が誤作動を起こし、うとうと半分眠っているような状態になった時に脳幹網様体から筋肉を緊張させるための信号が手足の筋肉に送られ、ビクッとなるのだそうです。

 そして予防のためのポイントは、睡眠のリズムを崩さないこと、特に夜更かしを控えることとのことでした。

 どうやら最終日のホテルでいつもより早く寝たものの、騒音で深夜になっても寝付けなかったことが原因となっているようです。

 ただ幸い、家に帰って来てからはそのようなビクッとするような症状は現れていませんので脳幹網様体の誤作動は解消されたようです。

 

 ということで、私がランニングライフ10大目標のうちの一つとしている「秋田→東京走破」については、全行程670kmのうち残すところあと100km余りとなりました。

 次回の実施時期は決めていませんが、まだ元気である程度余裕を持って走れるうちに実施したいと思っています

「秋田→東京走破」その5(3日目 矢板市~宇都宮市)

 さて、11/26は旅ラン3日目です。

 この日は今回の旅ランで最長の30kmを走らなくてはなりません。

 その行程の予定表です。

 そして、そのルート図です。

 ただ、リュックの重さで肩はバンバンに張っており、加えて昼前から雨になる予報です。

 そこで、いきなりの作戦変更です。

 まずは、ルート上で最も近い駅の片岡駅まで走り、そこから電車に乗って宇都宮駅に行き、宇都宮駅のコインロッカーにリュックを預けてから片岡駅に戻り、片岡駅から旅ランを再スタートするという作戦にしました。

 少しでも雨が降らないうちに走ろうと思い、予定より早くホテルを出発です。

 そして、無事に片岡駅に着きました。

 ここから電車に乗って宇都宮駅へ行き、コインロッカーにリュックを預けてからまたこの片岡駅に戻りました。

 電車の本数は結構あったので思ったよりも時間のロスは大きくありませんでした。

 片岡駅を再スタートしてからはリュックが無いので身軽です

 時折、小雨がパラつくこともありましたが、持参しているポンチョを着るほどでもなく最初の訪問地の今宮神社に着きました。

 さくら市にあるこの今宮神社は創建が西暦1060年の由緒ある神社ですが、天候が心配なので早々に出発しました。

 道路にはところどころ水たまりがあり、だいぶ雨が降った様子です。

 

 お昼時になりました。昼食にしたいと思います。

 国道4号線に入りましたので飲食店はたくさんあるのですが、土曜日ということもありどこも混雑しているみたいです。

 まあ、あらかじめ予想されたことですので事前にイートインスペースのあるコンビニを調べており、そこに入ってパンと飲み物を買ってレジで「イートインでお願いします。」と言いました。

 ところが、店員の方からは「今は新型コロナの関係で本部の方から言われてイートインはやっていません。」との返事です。それならばその旨の張り紙でもしておいてくれればいいのですがそれも無く、おまけにイートインスペースにはポットも置いていますので誰もそうは思わないでしょう。

 文句の一言も言いたかったのですがぐっとこらえ、かと言って買ったものを返品するのも気が引けるので、店員の方の許可を得て店の外で食べて、ゴミだけは捨てさせてもらいました。

 こんなことなら混んでいても面の皮を厚くしてどこかの店でお一人様で食事をすれば良かったと後悔したのですが、気を取り直して先を急ぎます。

 

 そして段々と天気が良くなって鬼怒川に架かる橋を渡る頃には青空が広がって来ました。

 この写真には写っていませんが、山頂付近に雪が掛かっている山も見えました。

 

 最後の休憩地点の「河内総合運動公園」に着きました。

 ここには予定より早く着いたので出来るだけ時間をつぶしたかったのですが、それほど見るものも無く、結局40分も前倒しでホテルに向かってスタートです。
 その分、ゆっくり走って時間調整すればいいのですが、荷物が無いのでつい速くなってしまい、14時半前には宇都宮駅に着いてしまいました。結局この日はほとんど雨に当たらなかったのでラッキーでした!

 ホテルは駅のすぐそばで、チェックインは15時ですので駅前をブラブラしてみます。

 西口のデッキにはひときわ目を引く大きなモニュメントがありました。モニュメントの上と横には全部で10体ほどの男女の裸像がありました。これだけ数が多ければ少し不気味です。モニュメントの名前は「ひびき」となっていましたが、あまり有名では無いようです。

 あちこちで少し時間をつぶした後、15時少し前だったのですが、ホテルを覗いたところ既にチェックイン手続きをしている人たちがいましたので、私もチェックインしました。

 このホテルは、今回の旅ランで泊まったホテルのうち一番料金が高かったのでそれなりに期待していたのですが、部屋の設備はかなり老朽化していました

 例えば温水洗浄便座ですが、今では温水を噴出させる時は「おしり」又は「ビデ」のボタンを押すのが当たり前ですが、30~40年くらい前のホテルによくあった、ボタンを押すのではなくダイアルを回す方式のものが設置されていました。

 今では見かけなくなって久しいので懐かしかったし、それは別に問題は無いのですが(操作の途中でダイヤルが外れて、慌てて直しましたが・・・)、建物が古いせいでしょうか、他の部屋の物音が筒抜けで、特にドアの開閉の音やトイレの洗浄音、話し声などで眠れませんでした。(※他のホテルでよくある空調のうるささは逆に何もありませんでした。)

 土曜日ということもあってか、他の部屋の物音は深夜まで続き、加えて私自身も体調が変になってきました。

 必死になって寝ようとしてようやくウトウトし始めると、身体がビクッとなり眠れないのです。こんな経験は初めてです。

 それが一晩中続いて結局全く眠れませんでした

 ということで4日目の朝になってしまいましたので、この続きは次回ご覧ください。