ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

羽州浜街道ラン&ウォーク③(道の駅岩城~羽後本荘駅)

 だいぶご無沙汰しておりましたが、昨日(3/16)は羽州浜街道ランの第3弾として由利本荘市道の駅岩城から羽後本荘駅までのラン&ウォークを行いました。

 まずは今回のスタート地点である道の駅岩城まで車で向かいます。

 道の駅岩城に到着しました。天気はまあまあ。少し風が強いので波も高くなっています。

 でも、この日はここから南に向かいますので追い風となります。

 ただ、鵞足炎(?)による左膝の痛みなどにより、この10日ほどは全く走っていないのでこの日予定している20km余りのコースを走り切る自信はありません。

 そこで最近よくやっているように1km走って1km歩くということを繰り返すラン&ウォークで進むことにします。

 

 5kmほど走り(歩き)、国道7号線から松ヶ崎の集落に入ります。

 何か羽州浜街道の痕跡は無いものか探していたところ、道路脇の墓地のそばに地蔵堂があるのを見つけました。

 ちょうどその地蔵堂を掃除している年配の女性がいらしたのでここは羽州浜街道だったのか聞いてみたところ、良く分からないが昔からの道路で以前は国道だったとのことでした。そして現在の国道7号線がある場所は以前は田んぼだったとのことですので、まあ間違いないでしょう。

 

 その後は国道7号線と海岸沿いの集落の中の道を進んだのですが、芹川という集落では家々の敷地の海側には板で高い塀を造っていました

 逆光で良く見えないですね。反対側からも写します。

 秋田県日本海からの風が強いため風力発電導入量は全国第2位となっていますが、由利本荘地区では海岸に面して建っている家はその風から家屋を守るため、ほとんどがこのように板などで覆われているようです。

 

 また7号線に戻り南に進んでいると「夕陽の見える日露友好公園」の看板がありました。この看板はこれまでも気にはなっていたのですが、一度もこの公園に行ったことはありません。

 7号線に隣接しているポケットパークのようですので立ち寄ってみましょう。

 石碑には「露国遭難漁民慰霊碑」と書かれています。

 そして隣にある説明板によると、昭和7年にここ深沢海岸にロシアの漁船が漂着し、深沢の住民が4名の乗組員の救助を行ったが、うち1名は既に死亡していた。他の3名は住民からの食事や介護を受けて元気を取り戻し、3日後には敦賀経由で帰国した。死亡した1名に対しては地域の共同墓地に十字架を立てて懇ろに埋葬された、とのことです。

 そしてまた60年後の平成4年には、秋田県の内外からの厚志によりこの「夕陽の見える日露友好公園」と「露国遭難漁民慰霊碑」が完成し、ロシアとの交流を推し進めている、とのことが書かれていました。

 国境を越えて命の尊厳の大切さを示したこれらの行為には感動を覚えます。

 自らの野望のため人命を奪い続けているどこかの国の独裁者には、この話を聞かせてやりたい!

 

 羽州浜街道はその後も7号線を3.5kmほど南に進んでから7号線を離れて市街地に向かいます。

 特に旧街道の面影はありませんが、途中で太平山三吉神社の石碑がありました。

 太平山三吉神社秋田市総本宮があるのですが、北海道、東北各地それにブラジルのサンパウロにもその分霊が祀られている神社があり、石碑や祠も数多くあるそうです。この石碑もだいぶ古い物のようですので、この道も古くからあったのでしょう。

 

 そして羽州浜街道は由利橋で子吉川を渡るのですが、その前に少しだけ羽州浜街道を離れて本荘郷土資料館に立ち寄りたいと思います。

 ここへ来た目的は次回の羽州浜街道での立ち寄り先の参考になるものを探すことです。

 残念ながら特にこれと言ったものはありませんでしたが、ひとつだけ非常に興味をそそられるものがありました。

 それはこの場所から1kmも離れていない子吉川と芋川の合流地点の河川敷にある「菖蒲崎貝塚」の出土品です。

 菖蒲崎貝塚は、縄文時代早期の貝塚ですが、秋田県ではあまり貝塚が多くない中でこの菖蒲崎貝塚日本海側の貝塚としては最大級のもののようです。

 恥ずかしながら私はここにこのような貝塚があったとは知りませんでした。発掘調査が比較的最近になって行われたこともあるのでしょうが、勉強になりました。

 

 そしてもう一か所、羽州浜街道からほんの少し離れているのですが、国登録有形文化財の「齋彌酒造店」の建物も見学しましょう。

 この建物は明治35年頃に建てられたものですが、二階は洋風にするなど独特のデザインとなっています。

 齋彌酒造店は、最近ではあまり見かけなくなった「由利正宗」と秋田県では人気の「雪の茅舎」という日本酒を製造している会社ですが、この建物の向かい側には齋彌酒造店が経営している「発酵小路 田屋」というカフェもありました。

 昼食がまだだったのでここで昼食にしましょう。

 ランチの塩こうじたまごサンドのセットをいただきました。

 また、店内には土産物コーナーが併設されており、雪の茅舎入りの酒まんじゅうをお土産に買いました。

 食べて見たら他の酒まんじゅうよりも酒の香りが十分に感じられ、美味しかったです。

 後は羽後本荘駅に向かうだけです。100mほど戻って再び羽州浜街道に入り、由利橋を渡ってから300mほど進むと羽州浜街道は右折するようです。

 「羽州浜街道の地図|旧街道モバイルマップ」というサイトによるとここで右折なのですが、グーグルマップによるとここは直進で本荘城のそばを通り、すぐには海岸方向には進まずに内陸部を通って西目漁港の辺りで海岸に出るという全然違うルートになっています。

 どちらを採用すべきか迷うところですが、「出羽街道・浜通り(鶴岡~秋田)を歩く」(※出羽街道浜通り羽州浜街道の別名)というブログでもここを右折のルートを辿っていることからここは右折とします。

 ということでこの日の羽州浜街道ランはここで終わりとし、JR羽後本荘駅に向かいます。

 羽後本荘駅に着きました。

 前回この羽後本荘駅に来た時は駅舎の工事中でしたが、ようやく完成したようですっかり新しくなっていました。

 そして電車で岩城みなと駅に移動し、道の駅岩城に置いてある車に乗って帰宅しました。

 結局この日はランではキロ7分台(10.0km)、ウォークはキロ11分台(10.6km)で何とか無事に終了です。

 ロキソニンを飲んではいたのですが、やはりハムストリングス付着部炎による右臀部の痛みはあります。ただ心配していた鵞足炎(?)による左膝の痛みはほとんど出現しませんでしたので少し安心しました。

 今後は少しづつ走れる距離を伸ばして旅ランの行動範囲を拡げられたらと思っています。