ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

巨細胞性動脈炎(指定難病41)のようです

 これまでこのブログでも何度かお伝えしていた発熱の原因が判明しました

 最近の経過はというと、5/1に内科クリニックで3度目の診察を行ったのですが、依然発熱の原因は分かりません

 不明熱(※原因不明の高熱が続く状態)の原因となる病気は、「感染症」、「膠原病」、「悪性腫瘍」が考えられるようですが、感染症については内科クリニックで処方された抗生剤を1週間服用しても病状に大きな変化が無いことから細菌性の感染症の可能性は低く、またウィルス性の感染症についても新型コロナとインフルについては陰性であったことから感染症が原因となっている可能性は極めて低いものと思われます。

 また、膠原病についても全身性エリテマトーデスや関節リウマチなどが代表的な疾患ですが、私のイメージではほとんど女性が罹患するものと思っていました。

 となると、残されたのは悪性腫瘍ですが、私は以前、骨髄異形成症候群になるおそれがあるとして年2回定期的に通院していました。その後通院を中断していますが、骨髄異形成症候群を発症すると急性骨髄性白血病に移行しやすいといわれており、それを一番恐れていました。

 急性骨髄性白血病に対しては、強力な抗がん剤で治療を行うのが一般的ですが、高齢者などで体がその治療に耐えられない場合にはその治療が受けられないことがあるようです。いずれにしろ予後は非常に悪いようなので怖い病気です。

 ということで最悪の場合を想定して死亡後の諸手続きについて詳細に記入したエンディングノートを作り、密かに遺影の写真も選定した上で(笑)、5/2に内科クリニックからの紹介状を持参して市内の総合病院(※医療法の改正により総合病院という名称は無くなったので正確には旧総合病院)の総合診療科で診てもらいました

 朝の9時から診察が始まり、血液検査・尿検査・胸部X線検査・CT検査・エコー検査などを行い、担当の先生からは夕方まで非常に丁寧に診察していただいた結果、「巨細胞性動脈炎」が強く疑われるとのことでした。

 私はガンや白血病が心配だったので先生にそのことを尋ねたところ、ガンについてはCT検査では見つからなかったし、白血病については検査データからみて大丈夫だろう、とのことでまずは当面、命の危険は無さそうです。

 なお、巨細胞性動脈炎は膠原病の一種ですが、日本の患者数は約3,200名(※2017全国疫学調査)と稀な病気であり、難病に指定されています。進行すると失明や大動脈瘤脳梗塞心筋梗塞などのリスクが高まることから早期の治療が必要のようです。

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 そして5/8総合病院での2回目の診察日でした。この日はまず眼科での検査です。

 巨細胞性動脈炎では10~15%の患者に視力障害が見られるといわれており、失明に至ることもあるようです。

 ただ、幸い私は異常がありませんでした

 そしてまた、この日の血液検査の結果もだいぶ数値が改善していることから少し様子を見て、5/2に撮ったCTで血管に炎症が起きているように見られる場所をもっと鮮明にみられるMRIでの検査を5/16に行うことになりました。

 治療方針を決めるのはその後になりそうです。

 治療となるとステロイドの投与が一般的ですが、ステロイドには副作用も多く、また長期間に亘る投与が必要ですので今のこの状態から抜け出したい気持ちはありますが、治療期間中のQOL(=Quality of Life 生活の質)を考えた場合には出来れば避けて通りたいものです

 さて、どうなることやら。