先日(1/15)は、2020.9.4のブログに掲載した私の4つのランニング障害についての現状をお話させていただきましたが、私はそれらの他にもランニング障害を抱えており、今日はそのお話をしたいと思います。
まず、腓骨筋腱炎についてであり、これについては以下のとおり、2020.8.6にこのブログに掲載しました。
chuukounenrunner.hatenablog.com
また、この続編として次の2021.7.13の記事もあります。
chuukounenrunner.hatenablog.com
そしてこの2021.7.13の記事の後の経過ですが、この日から4日間完全休養し、歩行時の痛みも消失して、普通に走れるようになりました。
現在も、夜中にトイレに起きた時や朝起きた時には歩き出しから最初の10~30歩くらいは違和感がありますが、その後は全く違和感もありません。
ただ、ひとつ気を付けていることは、上にある物を取る時など、椅子に上がることがあるのですが、下りる時には必ず左足から下りるようにしています。腓骨筋腱炎(?)再発のリスクがある右足に衝撃を与えないためです。
というのは、2020.8.6の記事の中に腓骨筋腱炎(?)を最初に発症した時(2019.6.12)の前日のこととして、「ロードを15.1km走りました。走り終わった後も特に足に違和感はありませんでした。」とありますが、実は走り終わった時に右足に衝撃を与えてしまい、ちょっとの間だけですが強い痛みを感じました。
その時の状況ですが、走り終わりに勢いを付けて階段を一段飛ばしで駆け上がるつもりが、薄暗かったせいもあって目測を誤り、階段の上部に脚を伸ばした状態で全体重をかけてしまったのです。
つまり、こうする↓つもりが、
こうなって↓しまった、のです。
この時は、痛みはすぐに引いてその後は痛みは無かったのですが、それまでのランニングでのオーバーユース(※この年はそれまでずっと月間300km以上走っていました。)に加えてこの衝撃が引き金となって翌日からの右足外くるぶしの下の痛み(腓骨筋腱炎?)を発症したものと自分では思っています。
ですので、同じ過ちを繰り返さないよう、普段の生活でも気を付けているところです。
次は、「ぬけぬけ病」についてです。
chuukounenrunner.hatenablog.com
「ぬけぬけ病」とは、この記事にもあるように、正式の医学用語ではないのですが、原因不明の足の脱力感のせいで普通に走るのも困難になる状態をいうのですが、私もたびたび特にフルマラソンの後半又は終盤から身体が大きく傾いて真っすぐに走るのが困難になることがありました。
そこで私は、ぬけぬけ病の改善を専門とする理学療法士・西山祐二朗氏がインターネット上にアップしている動画の「ぬけぬけ病チャンネル」で紹介されていたぬけぬけ病改善ブログラムのうち特に推奨されている腸腰筋、臀部それにハムストリングスの3つの部位の筋トレを2019年末から実施し、その結果、2020年1月の勝田全国マラソンでは身体が傾く症状が出ずに、ネットタイムでは3時間40分を切ることが出来た、というところまでこの記事で書いています。
そして、その後についてですが、新型コロナ感染症の発生によりマラソン大会がほとんどが中止となる中で、フルに関していえば、2020年12月開催の名取トライアルマラソン(ネットタイム 3:50:57)、2021年10月開催の大町アルプスマラソン(ネットタイム 4:22:29)そして2021年11月開催の富士山マラソン(ネットタイム 3:57:45)の3レースに出場しましたが、いずれもぬけぬけ病のような症状は出現しませんでした。(大町アルプスマラソンは非常に遅いタイムになっていますが、この時はレース終盤に腸脛靭帯炎を発症し、残り5kmをほぼ歩いたためです。)
筋トレの効果とも思われますが、実はここ1年ほどはこの筋トレをサボっているのにもかかわらず、昨年10月と11月のマラソンでは大丈夫だったので、その理由は分かりません。まあ、このぬけぬけ病改善プログラムの筋トレは行っていませんが、それに近いような何かしらの筋トレは行っていますのでその効果かもしれません。
以上がこれまでブログでお伝えして来た私のランニング障害であり、現時点ではあまり問題となっているようなものはありません。
ただ、これまではあまり書いてはいなかったのですが、このところずっと悩まされている障害があります。
それは、身体の中心線からやや右の腰と臀部それにハムストリングスについての痛みで、私は梨状筋症候群ではないかと思っています。
梨状筋症候群という病名に馴染みのない方もいらっしゃると思いますので、そのような方は次の記事をご覧ください。
私は走り始めてからもう25年ほどになるのですが、その間、腰に痛みを抱えている時期が時々ありました。
そして、最近ではほぼ慢性的に痛むようになっています。昨年のランニング日誌を見ても、後半は毎日のように痛みがあったことが書かれていました。
私の痛みの場所は、次のとおりです。
①は、梨状筋の起始部付近で、ここは安静時にも痛むことがあります。また、②は臀部と大腿部の境界付近、そして③はハムストリングスです。
②と③は梨状筋症候群の一形態である坐骨神経痛によるものと思われ、これはランニング時に出現することが多いです。
まあ、無理をして走れないことは無いのですが、症状が悪化するのは怖いし、練習でも痛みを抱えながらビクビクして走っているので楽しくありません。それに、痛む部位を無意識にかばって他の場所に故障を引き起こすおそれもあります。
梨状筋症候群の症状緩和のためのストレッチも少しやってみてはいますが、今のところあまり効果は無いようです。
梨状筋症候群については、マラソンなどのレースやトレーニング中、坐骨神経痛が出現し、臀部痛やハムストリングスの痛みなど多彩な症状を発すると言われており、オーバーユースが発症の一因となっているものと思われますので、まずこの冬は出来るだけ休養を多く取り、春までには症状を軽快させたいと思っています。
追記:この後も痛みが軽快しないため、2022年7月に整形外科を受診したところ、病名は「ハムストリングス付着部炎」でした。
あと、私が抱えている痛みと言うと、ランニング障害ではないのですが、いわゆる「四十肩、五十肩」と呼ばれている肩関節周囲炎がこの11か月ほど続いています。
実は、私はこれまで二度「肩関節周囲炎」を発病し、これまでは半年から1年ほどで回復しています。
まさか三度も発病するとは思ってもいなかったのですが、これは日常生活には若干の支障はあるもののランニングには影響が無いので、もうすぐ70歳なのに40歳代、50歳代の病気に罹っていることを前向きにとらえたいと思います(笑)。
ランニングによる障害があると、当然ながらランニングを控える必要があり、気分も落ち込んでしまいがちですが、私の愛読書「ランナーのメンタルトレーニング(ジョー・ヘンダーソン著)」には「タフネスとは、無茶をしたり、手を抜いたりしながら上達すべき時を知ることである。」と書かれています。
今は、手を抜くべき時と割り切って、他に楽しみを見つけたいと思っています。