ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

緊張性頭痛で眠れません

 1週間ほど前から頭痛がひどく夜も眠れない状態になっています。

 これまでも後頭部から首にかけての痛みは日常的にありましたが、それはたいした痛みではありませんでした。

 ところが今回は痛みが強い上に、夜中にひどくなるのです。

 いろいろネットで調べたところ、気になることがありました。

 「脳腫瘍の症状は、頭蓋骨内の圧力が高まることで起こりますが、その圧力は睡眠中にやや高まります。そのため、朝起きた時に頭痛がする場合は、脳腫瘍の症状かもしれません。」というのです。

 脳腫瘍は10万人あたり10~12人に発生するといわれる非常にまれな病気ですが、先月の下旬、秋田市出身の冒険家である阿部雅龍(まさたつ)さんが脳腫瘍により死亡とのニュースが流れて来ました。

 阿部雅龍さんは、これまで数々の冒険に挑み、「植村直己冒険賞」も受賞していますが、現在は南極大陸の「白瀬ルート」の単独徒歩での南極点到達への再挑戦に向けて準備中でしたので、道半ばでの早すぎる死はさぞかし無念であったでしょう。ご冥福をお祈りいたします。

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 ということで、可能性は少ないものの最悪なら脳腫瘍かもしれない、と覚悟して4/15に初めて脳神経外科を受診しました。

 そして問診の結果、先生からは「おそらく緊張性頭痛と思われるので頭の筋肉の緊張を緩和する筋弛緩薬を処方しましょう」とのことで、加えて念のため頭部MRIも4/23に行うことになりました。

 薬の効果ですが、残念ながら今のところあまり感じられません

 日中の痛みはそれほどでもないのですが、夜には痛みが強くなり、どうにか寝付いても2~3時間後には痛みで目が覚め、その後はほぼ眠ることが出来ません。

 ただ、思わぬところでプラスの効果もありました

 それは長期間悩まされているハムストリングス付着部炎による右臀部の痛みが若干緩和されていることです。

 これまではたとえゆっくりランであっても走ると痛みがあり、どうにかそれをごまかしながら走っているという状態だったのですが、筋弛緩薬を服用するようになってからは痛みが弱くなり、さほど痛みを気にせずに走ることが出来るようになりました

 これが筋弛緩薬の影響によるものかどうかは分かりませんが、筋弛緩薬は腰痛症も適応症になっているようで、服用後は私の腰痛も軽くなっていますので、ハムストリングス付着部炎にも効果が出ているのかもしれません。

 ただもう一つランニングへの影響ということで言えば、ランニングは骨格筋の収縮と弛緩によって成り立っているのですから、筋弛緩薬の服用によって十分な収縮が行われなくなると出力が落ちるものと思われます。(※私のシロート考えです)。

 実際、今日も近所の一つ森公園へ行きちょっと走ってみたのですが、1周422mのジョギングコースを現在の私が出せるであろう最大のスピードを意識してキロ6分で走ろうとしたにも拘らず、実際は1周に2分52秒も掛かってしまいました。

 1km当りにすると6分48秒ですのでかなり悲惨な状況ですが、このまま筋弛緩薬の影響でハムストリングス付着部炎の痛みが軽い状態が続くのであれば当面はそれを受け入れて、少ない痛みでのランを楽しめればと思っています。

 一つ森公園の桜も満開になりました