ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

秋田県境越えラン⑪(国道282号線その1※小坂町役場~国道脇駐車場)と湿布薬の効果

 今日(3/30)は秋田県境越えランの第11弾として小坂町役場から国道282号線を進み、青森との県境となる坂梨峠への途中までのランを行いました。

 小坂町役場から坂梨峠までは片道で12.4kmほどであり、往復しても25km弱ですので距離的には一気に坂梨峠まで往復することも可能でしょうが、坂梨峠の手前の数キロは道路が曲がりくねり、しかも道路の両側が崖や木立で見通しが悪いのでここを走る時は細心の注意を払わなくてはなりません。

 そこで、その区間のランは別途機会を設けることとし、今回は比較的見通しが良い区間だけを走ることとしました。

 コースは次のとおりで往復で18km弱です。

 まず、車を今日のゴール地点である国道282号線の脇にある駐車場に置きました。

 ここからスタート地点である小坂町役場に向かいます。

 天気が良く、下り基調なので快調です。

 小坂町役場が見えてきました。

 そして役場に着きました。

 ここまでは、8.8kmの道のりをキロ5分22秒と最近のフルマラソンのレースペースよりも速く走ってしまいました。

 なお、小坂町役場には秋田県25市町村一筆書きランで2020.7.13に訪れており、その時以来ですので懐かしく感じました。

 さて、ここから国道282号線秋田県境越えランの開始で、来た道を戻ります。

 町の中心部に近い場所は歩道が設置されていますが、少し離れると歩道が無いばかりか、道幅も狭く、とても国道とは思えません。

 行きかう車に注意しながら、無事、私の車を置いてある駐車場に到着しました。

 帰りは上り基調ということもあって、キロ6分12秒平均でした。

 今日は、コースの途中に見るべきものも無く単なる練習で終わってしまいましたが、この秋田県境越えランも予定ではいよいよ残すところあと10回となりました。

 

 実は、今日のランにはもう一つの目的がありました

 というのは、先日処方された湿布薬の効果を確かめるというのがその目的です。

 私は、ハムストリングス付着部炎による右臀部等の痛みにより満足に走れていないことはこれまでも再三お伝えしていますが、最近やや悪化してきたようなので3/27に昨年7月に受診した整形外科に行きました

 そして先生に、痛み止めとして飲んでいたロキソニンの影響で胃潰瘍になってしまったこと、ハムストリングス付着部炎はまだ治っていないことから今後も痛み止めが必要であること、ただロキソニンは服用できないことを告げて相談しました。

 それに対して先生は、「じゃあロキソニンの湿布薬を出しましょう」とのことでした。(※実際に処方されたのはロキソニンテープではありませんでしたが、成分に若干の違いがあるだけでどちらも作用機序が同じようです。分かりやすくそう言ったのでしょう。)

 ただ、湿布薬とはいえ皮膚からの浸透により毛細血管から全身に成分が流れて胃の粘膜に悪影響を与えることはないものか心配でしたので、「毎日貼っても大丈夫でしょうか?」と聞いたところ、「大丈夫です。リスクは4分の1くらいです。」とのことでした。

 4分の1のリスクというのは微妙です。そこでネットで調べてみました。

 まず、処方された湿布薬は「ケトプロフェンテープ」というものでした。

 ケトプロフェンテープは、成分が「ケトプロフェン」という非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)であり、NSAIDsは、体内の痛み・炎症・発熱などを引き起こす物質である「プロスタグランジン」が作られるのを抑えることによって、炎症に伴う腫れや痛みをやわらげ、熱を下げる効果があります。そしてロキソニンもこのNSAIDsの一つであり、そのおかげでこれまで私のハムストリングス付着部炎の痛みも少し軽減されていました。

 ところがこのプロスタグランジンは胃の粘膜保護作用があり、この生成が抑えられることに伴い、私のように胃潰瘍が発生する危険性もあります

 そこで、このケトプロフェンテープが本当に胃潰瘍に悪影響が無いものか、いろいろ調べてみました

 まず、処方されたケトプロフェンテープ40mg「テイコク」の添付文書によると、使用の「禁忌」には胃潰瘍の患者は対象となっておらず、また、「重大な副作用」にも胃潰瘍に影響しそうなことはありません。

 ただ、「その他の副作用」に消化性潰瘍がありました。これは問題ですが、「頻度不明」となっており、めったに発生するものではないものと思われます。

 というのは、貼付剤、塗布剤などの皮膚から吸収するNSAIDs製剤では、皮膚から皮下脂肪、筋肉、滑膜、関節液と、体の深部にいくほど薬物濃度が低くなり、血中濃度が最も低くなっている、とのことであり、同じ含有量を投与した場合、経皮での血中濃度は経口の約1/40とのことです。

 これならあまり副作用を心配する必要は無いでしょう

 ということで、今後はこのケトプロフェンテープの助けを借りてランニングの練習の質を上げたいと思っていますが、はたしてどの程度の痛み止め効果があるのか気になるところです。

 まず、これを貼っているといつもの右臀部の痛みについてはわずかに違和感があるだけで日常生活にはまったく問題がありません。そして、昨日、一昨日と7~8kmほどの距離を走ってみたのですが、かなりスピードを上げると痛みは感じるものの、普通に走っている分にはほとんど問題がありませんでした。

 さて、今日はさらに長い距離なので強い痛みが出ないか心配だったのですが、それなりのスピードで走ったにも拘わらず最後まで痛みは軽いものでした。この程度の痛みでしたらギリギリで影響なく走れそうです。

 

 このように現在私が抱えている問題のうちハムストリングス付着部炎による右臀部等の痛みはこのケトプロフェンテープによりだいぶ緩和されそうですし、胃潰瘍による胃痛は処方された薬の服用により痛みが無くなっています

 また、時々出ることがある鼻血については耳鼻咽喉科で診てもらったところ、アレルギー性鼻炎により鼻粘膜が弱くなっていることが原因で鼻炎の薬を飲むと出なくなるだろう、とのことで薬をもらいましたので、こちらも安心です。

 残るは貧血だけですがこれはもう少し様子を見ることとし、ようやくある程度の練習が出来る態勢が整ったようです。

 ただ、4/16のあおもり桜マラソンまではあと2週間余りですので、目標のサブ4で走るための準備は間に合いませんが、この秋以降の大会ではなんとか悲願の70歳(以上)でのサブ4を実現したいと思っています。

 なんか、いつも後ろ倒しになっていますね(笑)。