ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

秋田県境越えラン⑫(国道282号線その2※国道脇駐車場~坂梨峠)

 昨日(4/21)は、3/30に続いて国道282号線の青森県との県境(※坂梨峠)までのランを行いました。前回のランは次のとおりです。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 ただ、車で現地に向かう途中で「きみまち阪公園」に寄り道して、花見をしたいと思います。

 私の住む秋田市ではもうすっかり桜は散ってしまいましたが、新聞記事によると、きみまち阪ではソメイヨシノが今満開のようです。

 きみまち阪公園に着きました。

 ただ、新聞記事のように満開ではなく、既に散り始めていました。

 

 そして、きみまち阪公園のシンボルである「屏風岩」を背景にした桜です。

 

 きみまち阪公園は紅葉の名所でもあり、同じ構図での秋の写真です。
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 同じく人気スポットである「きみまちの鐘」の周りにも桜の木がありました。

 きみまち阪公園にはソメイヨシノなどの桜の木が約1,500本も咲いているとのことですので、満開の時期であればもっと見事だったでしょう。

 

 きみまち阪公園を出て1時間弱で前回走った国道282号線の脇にある駐車場に着きました

 ここから坂梨峠に行き、戻って来ます

 距離は往復でたったの7.2kmほどですが、道幅が狭く、カーブが多くて見通しが悪いので車に轢かれないように十分に注意しなくてはなりません。

 また、春になったので熊の出没もあちこちで聞かれるようになりました。もちろん熊鈴を持参しました。

 

 ところで私は、走るのは4/16のあおもり桜マラソン以来です。

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 というのは、上のブログにもあるようにレースの終盤は強い風が吹き荒れていました。そして、それに向かって走るために脚の接地時間を長くしてその間に身体をグッと前に運ぶ感覚で走っていましたので、かなりハムストリングスに負担が掛かったようです。レース後は数日間、大腿後面の内側のハムストリングスに筋肉痛が残っていて走る気にはなれませんでした。

 ようやく筋肉痛も治まり今日からまたランの再開ですが、無理をせずにのんびりやりましょう。

 さあ、スタートです

 先ほどもお話したとおり、この日のコースはカーブが多くて見通しが悪いので車には十分注意しなくてはなりません。

 そこで私は往路は道路の右側を走ることにしました。右側を走れば対向して来る車が見えますので、その時は道路の一番端に身を寄せてやり過ごすことが出来ます。

 往路は、3.6kmで標高差170mほどを上らなくてはなりません。

 そして、2kmほど進むとやはりカーブが多くなって来ました。

 ご覧のように、道路の左側は山肌がせり出してかなり見通しが悪いので、左側を走ると直前まで私に気付かない車に撥ねられてしまうかもしれません。もし運転者がとっさにハンドルを切ってそれを回避しても、そのことにより車が反対車線に飛び出して対向車と衝突する可能性だってあります。

 やはり右側走行が正解のようです。

 青森との県境である坂梨峠に着きました

 

 県境を跨いで反対側からも写しました。

 

 峠付近にはまだ雪が残っていました。

 

 復路は下りですので楽ちんです。

 往路は道路の右側を走りましたが、どうやら同じところ(※復路では左側)を走る方が良さそうです。その方が見通しが良いし、この時間帯は青森から秋田方面に向かう車の方が秋田から青森方面に向かう車よりもだいぶ少ないみたいだからです。

 作戦は的中し、復路に私を追い越して行った車はたったの4台だけでした。

 この日の走行距離は7.3kmと短かったのですが、往路はキロ7分30秒、復路はキロ5分30秒で、筋肉痛だった左右の大腿後面の内側についてはまったく問題ありませんでした。

 ただ、ハムストリングス付着部炎のある右臀部についてはやはり少し痛みます。まあこれはやむを得ません。

 

 こうして予定している19か所の県境越えの中で最も危険を伴う箇所を無事に終え、帰宅途中に五城目町の「湯の越温泉」に行きました

 湯の越温泉は、五城目町内川という所にありますが、国道285号線から4kmほど離れた場所ですので私はその存在を知りませんでした。

 ただ、1年ほど前でしょうか?地元紙の秋田魁新報に湯の越温泉という300年もの間地域から愛されて来た温泉が2020年3月に休業(廃業)したこと、もう一度温泉が復活して欲しいという地域の声を受けて若者たちが温泉復活のプロジェクトを立ち上げてクラウドファンディングなどにより資金を調達して幾多の苦難を乗り越えて見事に温泉を復活させたことなどが書かれていました。

 そのプロジェクトの概要は次のとおりです。

scop-akita.sakigake.jp

 そんなことで、一度は行ってみたいと思っていた温泉でした。

 湯の越温泉です。建物はまだ新しいのでリニューアルしたのでしょう。建物のそばの駐車場は一杯でしたので少し離れた駐車場に行ったのですが、そこも混んでいました。

 結構賑わっているようです。

 入浴料500円を支払って中に入りました。

 

 更衣室の中には温泉についての説明板がありました。ただ、室内に貼られている温泉分析書とはその内容が一部異なっているところがありますので、この説明板はもしかすれば以前の湯の越温泉の物を記念として残しているのかもしれませんね。私の勝手な想像です(笑)。※休業後に源泉が出なくなり、ボーリングをしたそうですので・・・。

 浴室には大きめの浴槽とすぐ隣に小さめの浴槽があり、他にはサウナと水風呂がありました。

 お湯は乳白色で少しだけぬめりがあってゆっくりとくつろげる温泉です。地元の方と思われる方々が7~8人ほど入浴しており、地域に愛されている温泉ということを実感しました。


 昨日は、きみまち阪公園の桜見物と坂梨峠越えランそれに一度行ってみたかった湯の越温泉での入浴と充実した一日を過ごすことが出来ました。