ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

秋田県境越えラン⑩(国道104号線※中滝~青森県境)

 昨日(11/11)は、秋田県境越えランの第10弾として、鹿角市中滝から国道104号線の青森県境までのランを行いました。

 そのルートです。

 中滝までは、同じ秋田県境越えランの第6弾で10/1に到達しています。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 昨日は、ランの途中には何も観光スポットが無いので、ランの前に近くの滝巡りをしました。上のブログと同じ場所も行っていますが、ご容赦ください。

 まず、現地へ向かう途中に休憩を兼ねて道の駅七滝へ立ち寄り「七滝」を見ました。

 

 次に、発荷峠展望台へ行って十和田湖を眺めます。遠くの八甲田山(?)にはうっすらと雪が見えました。

 

 そして、ランのスタート地点の近くの「錦見の滝」を再び訪れました。水しぶきのところにかすかに虹がかかっているのがお分かりでしょうか?

 

 次は、これも前回も行った「銚子の滝」です。

 

 そして、次は前回は時間が無くて行けなかった「湯の又の滝」です。

 ここへ行くには、銚子の滝への分岐から500mほど歩かなくてはなりません。車も通れないことはないのですが、未舗装で非常に道幅が狭く、対向車が来ればすれ違いは出来ません。ここも近くの銚子の滝や錦見の滝同様に落差はあまり大きくは無いのですが、何よりもアプローチが容易で、しかもこの3つの滝をセットで見られるというのが大きな魅力です。

 

 さて、スタート地点の中滝の公衆トイレに着きました。

 天気は快晴です。スタート後、すぐに国道104号線に入りますが、私は国道104号線は車でも走ったことがありません。楽しみのような、ちょっぴり不安なような・・・。

 国道104号線に入るといきなり長い上り坂になりましたが、その後は勾配は緩くなりました。そして、5kmほど進むと県道128号線との分岐が現れました。

 今回は、ここを右に曲がって国道104号線を進みますが、おそらく来年実施するであろう国道454号線の県境ランの時には、ここから真っすぐに県道128号線を進むことになります。

 その先も緩やかな上り坂が続きますが、他の多くの県境のように山深い道ではありません。

 ただ、さすがに県境が近づいてくると坂は急勾配となりました。

 そして、青森県との県境に着きました。

 通常、山間部の県境というと峠が多いのですが、この場所は峠というような感じはありません。この先も緩やかに上っているようですので、もう少し先に行ってみましょう。

 県境から300mほど緩やかな上りを進むと、道路わきに鹿角街道と書かれた石碑がありました。

 そしてその先は緩やかに下り始めます。

 ということは、この辺が国道104号線の最高地点でしょうか?(後で調べたらここから2kmちょっと先に進んだ辺りが最高地点でした。でも、その場所にも「峠」という名称はありません。)

 ちなみに「鹿角街道(※三戸鹿角街道)」は、かつては「来満街道」とも呼ばれ、秋田と青森の県境を越えるためのルートとして、北から大柴峠、来満峠、不老倉峠のいずれかを経由していたそうです。(その地図は、次のブログをご覧ください。)

my-michi.com

 ただ、大柴峠(標高731.5m)、来満峠(標高611m)、不老倉峠(標高631m)のいずれも標高がこの国道104号線の最高地点(標高540mほど?)より高いのです。

 なぜ昔は現在の国道104号線のルートを辿らずにこれらのルートを経由したのかは分かりませんが、青森県三戸方面から当時の交通の要衝であった鹿角市毛馬内に抜けるためには、現在の国道104号線で中滝へ行き、そこから国道103号線で毛馬内までというルートではあまりに遠回りですので、多少標高が高い峠を通っても、比較的短い距離で行けるルートを切り開いたのかもしれません。また、近くにあった不老倉鉱山の物資等の運送の関係もあり、そのこともルートに関係しているようです。(なお、現在は来満峠、不老倉峠へのルートは廃道となっており、大柴峠は登山道のみ存在するようです。)

 

 話は大分脱線してしまいましたが、復路は下り基調で軽快に走り、スタート地点の中滝の公衆トイレの駐車場に戻りました

 走行距離は往復で22km、標高差は160m程度で往路はキロ6分台の前半、復路はキロ5分台の後半でした

 

 さて、この後は温泉に入ってから帰宅するのですが、来年に予定している国道282号線の県境超えラン(小坂町役場~坂梨峠)の下見を兼ねて、遠回りではあるものの大館矢立ハイツの温泉で入浴することにしました。

 ただ、このコースは特に坂梨峠に近くなってからは、渓谷沿いの道で片側は山、もう一方は谷となっていました。さらには、道が曲がりくねっており、道幅も狭いことから車から歩行者が見えずらく、危険に思われます。ここを走る時には安全を確保するための作戦が必要でしょう。

 慎重に曲がりくねった道を走ってようやく大館矢立ハイツに着きました。

 ここに来るのは初めてです。入浴料360円を支払って入館しました。(12/1からは400円になるそうですが、それでも安いですね。)

 お湯は鉄分を含んだナトリウム・カルシウム塩化物泉で、特に露天風呂は広々としていて開放感バツグンです。

 秋田県境越えランも11月になると道路が冬期閉鎖になるところが多いので、たぶん今年はこれで終わりでしょう

 これからは遊んでばかりいないで、サブ4復帰に向けたトレーニングを始めたいと思っています。