ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

秋田県境越えラン⑦(国道103号線その3※中滝~十和田湖休屋)

 昨日(10/15)は、秋田県境越えランの第7弾として、国道103号線の中滝地区から県境のある十和田湖の休屋までの12km強のランを行いました。

 この国道103号線の県境越えランは、秋田県25市町村一筆書きランで訪れた十和田南駅が起点となりますので、3回に分割して行うこととし、その第1回目、2回目は次のとおりでした。

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 そして今回のルートは次のとおりです。

 走行距離は12km強と比較的短いのですが、標高差にして280m余りを上り、200m余りを下るハードなコースです。

 まず最初は、青森県との県境に近い十和田湖の休屋南駐車場まで車で行くのですが、途中で道の駅こさか七滝に立ち寄りました。

 昨日は、家を出る時は雨は降っていなかったのですが、途中から降り出し、道の駅に着いた時にも小雨がぱらついていました。

 道の駅の向かい側には「七滝」という日本の滝百選にも選ばれている落差60mの滝があります。

 これです。道の駅からも見えます。

 滝つぼのそばまで行ってみました。結構な迫力です。

 

 七滝の見物を終えて道の駅を出発し、発荷峠を越えて休屋南駐車場に着きました。駐車料金は500円でした。

 

 そしてランのスタート地点である中滝の公衆トイレまでは前回同様に十和田タクシーの「八郎・太郎号」という予約型の路線バスで移動します。

 バスの発車時刻まではだいぶ時間がありますので、休屋で十和田湖観光をしたいと思います。休屋に来たのは何十年ぶりでしょうか?

 駐車場から湖畔まではすぐでした。

 全国旅行支援が始まって最初の週末とあってか、天候が良くない割にはそれなりの人出でした。

 さて、時間はたっぷりあるので休屋の観光名所の「乙女の像」方面に行ってみたいと思います。

 10分ほど湖畔を歩くと恵比寿大黒島が見えました。

 ここから乙女の像まではすぐのはずです。

 5分も歩かないうちに高村光太郎が制作した筋骨隆々な乙女たちに会えました。

 さすがにこの辺は人で賑わっています。

 この後、近くにある十和田神社に向かいました。

 林の中の散策路を歩き、十和田神社に着きました。

 この後は、一旦遊覧船乗り場まで戻り、そのまま先に進みました。

 すると面白いものを発見しました。

 この橋です!右側には「両国橋」、左側には神田川と書かれています。

 お遊びかな?と思いましたが、次の写真を見てください。

 この小さな水の流れの右側が秋田県、左側が青森県となっています。つまり、この小川(※神田川)が秋田県青森県の境界になっているようです。

 それならば「両国橋」という名称も分かります。東京の両国橋も西側が武蔵国、東側が下総国と2つの国にまたがっていたことから両国橋と呼ばれるようになったそうですから。

 それにこの橋は道路法などの法律に基づく橋ではないので設置者が自由に名前を決められたのかもしれません。

 なお、この神田川という名前は地図にもありましたので、昔からの正式な名前なのでしょう。

 

 さて、バスの出発時刻です。八郎・太郎号が来ました。

 この八郎・太郎号は、前回(10/1)の道の駅おおゆ~中滝までのランの時にも利用した予約制の路線バスですが、バスと言ってもワンボックスカーで小さなものです。

 乗客は私一人だけでした。800円の運賃で貸し切りでは何か申し訳ないような気にもなりましたが、運転手さんはとても親切な方で、20分ほどで中滝に着きました。ここからこの日のランの開始です。

 

 5kmほど続く上り坂を一気に上ります。ブナの葉が黄色く色づいており気持ち良く走れました。

 

 発荷峠の展望台に立ち寄り十和田湖を眺めます。少し青空も見えてきました。

 

 この先は下る一方です。道路が午前中に降った雨で濡れているので、滑らないように慎重に走ります。

 ここまで来るとだいぶ湖面が近くなって来ました。

 

 湖畔に着いてから、湖が良く見える場所でもう1枚。

 

 この日のゴール地点の国道103号線の県境に着きました

 この日の走行距離は、12.6kmで序盤の約5kmの上りはキロ8分前後、中盤の3.3kmの下りはキロ6分程度、終盤の4.3kmの平坦部はキロ6分弱と比較的ゆっくりペースでした。なにしろ安全第一ですから。

 

 この後は駐車場へ戻り、車で15分ほどの対岸にある十和田プリンスホテルに向かいました。温泉入浴するためです。

 十和田プリンスホテルに着きました。

 ここに来るのは初めてです。入浴料900円を支払い中に入りましたが、値段だけの価値は十分にあります。

 ここの温泉は少し変わっていて、一人ずつ仕切られたカランとシャワーがあって、あとは露天風呂だけです。

 そしてこの露天風呂は優に30人以上は入れるほどの広さがあり、また前を遮るものが何もない非常に開放感にあふれるものでした。たぶん、この建物の周辺の土地はすべてホテルの所有になっており、誰も入ることが出来なくなっているのでしょう。

 満足して家路に着きました。

 

 こうして3回に亘って行った国道103号線県境越えランは無事に終了しました。

 国道の秋田県境は全部で17か所ありますが、これで6か所の県境を越えたことになります。

 まだまだ先は長いですが、ゆっくりと楽しみながらこれまで走ったことの無い場所をこれからも走りたいと思います。