ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

秋田県境越えラン⑥(国道103号線その2※滝巡り)

 一昨日(10/1)秋田県境越えランの第6弾として道の駅おおゆから国道103号線を北上して中滝地区までの13kmのランを行いました。

 国道103号線の県境は十和田湖の休屋辺りですが、スタート御地点の十和田南駅から休屋までは相当な距離があるので3回に分割することとし、一昨日はその2回目でした。

 ちなみに1回目は次のとおりです。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 そして一昨日のルートです。

 距離にして13kmで高低差180mほどを上るコースです。

 この日のゴールを中滝地区にしたのは、道の駅おおゆから最終目的地である十和田湖休屋までのほぼ中間点に当たることと、そこにバス停があること、そしてバス停のそばに公衆トイレがありそこに車を置けることがその理由です。

 ということで、車で中滝の公衆トイレに向かったのですが、この地域には国道のそばにたくさんの滝がありますので、ランの前にそのうちのいくつかを見ることにしました。

 まず、中滝の公衆トイレから500mほど離れた錦見の滝に行ってみることにします。

 錦見の滝の駐車場に着きました。舗装はされていませんが、車は3台以上止められそうです。

 駐車場の奥に「錦見の滝 徒歩1分」という案内表示がありました。すぐそばのようです。

 ただ、その案内板の上に「車椅子で見れる滝」という表示もありました。

 確かに距離は近いのですが、道はかなりぬかるんでおり、とても車椅子が通れるような状況ではありません。前日に雨が降ったわけでもないようですので、普段からこういうような状況なのでしょう。そうでなくても、道はでこぼこが多く、いずれにしろ車椅子での通行は難しそうです。

 この看板を設置したのは誰なのか知る由もありませんが、もっと現場の状況を把握してから設置しなければ、かえって善意がアダになってしまわないかと心配でした。

 錦見の滝に着きました。落差は8mと言われているようです。

 写真の上の方をよく見ると、ガードレールが写っていますが、これは国道103号線のガードレールです。

 ただ、この場所には国道103号線から直接行くのではなく、国道104号線に入ってからすぐの大湯川銚子発電所に向かう細い道の途中になりますので、お間違いなく。

 

 この先に、銚子の滝がありますので行ってみます。林の中の小路を通っても行けそうです。

 

 200mほど歩くと銚子の滝それに湯の又の滝の案内看板がありました。

 銚子の滝には大湯川銚子発電所の方向へ進みます。

 

 発電所の前に「秋田県の電気発祥地」と書かれた石碑がありました。

 その内容は、次のとおりです。

秋田県の電気発祥地

明治30年(1897年)、この地で大湯川銚子発電所が運転を開始いたしました。
大湯川銚子発電所は、合名会社藤田組により小坂鉱山での鉱山用動力に電気を使用するために建設されました。
当時、東北各県では照明用として電気が広く使用されておりましたが、電気を産業用として使用することは東北地方に例がなく、
全国的にも先駆的なことであり、特に鉱山における電気使用は足尾銅山に次いで日本で2番目でありました。

 随分と歴史ある発電所なんですね。

 そのすぐそばに銚子の滝がありました。

 こちらは落差が18mのようです。そして、かなりの水量があります。

 写真では水量がよく分からないと思いますので、こちらの動画もどうぞ。

www.youtube.com

 さて、予定の滝巡りを終えても、バスの出発時刻まではまだかなりの時間があります。

 そこで、次回の十和田湖までのランの下見を兼ねて、発荷峠までドライブをすることにしました。

 

 発荷峠の駐車場に着きました。観光シーズン中の土日には車が止められないほど混雑していることも多いのですが、この日はまだ駐車スペースに余裕がありました。

 展望台から眺めた十和田湖です。

 真っ青な空と十和田湖。絶景ですね。

 

 さて、そろそろバスの発車時刻が近づいて来ましたので、また車に乗って中滝の公衆トイレに向かいます。

 来た道を戻り5kmほどで中滝の公衆トイレに着きました。発荷峠に向かう時はそれほど感じていなかったのですが、帰りに坂を下ってみると、かなりの勾配があるようです。そこを上る次回のランが思いやられます。

 

 公衆トイレからほんの20mほど離れたところに中滝のバス停がありました。

 ここで、あらかじめ予約しておいた十和田タクシーの「八郎・太郎号」に乗ります。

 八郎・太郎号は、十和田湖休屋から八幡平頂上までを結ぶ事前予約型観光路線バスで4月下旬から10月中旬までの主に土日に運行されるバスです。

 このバスがあるおかげで今回もそして次回もコースを往復することなく、片道だけのランで済みます。

 バスはワゴン車で乗客は私を含めて3人でした。

 15分ほどで道の駅おおゆに到着しました。

 ここからこの日のランの開始です。 

 天気は快晴で、10月とは思えないほどの暑さです。

 最初は、すぐには国道103号線には出ずに、近道をして1kmほど走って国道103号線に出ました。


 最初は道路に歩道も設けられていましたが、途中から歩道が途切れました。しかも、路側帯が非常に狭い(というか路側帯が無いに等しい)箇所がいくつかあり、車が通るとヒヤヒヤものです。

 

 12kmほど走り、この日のゴールも近づいて来た辺りに祠がありましたので、寄ってみました。

 そして、祠の横には止滝がありました。

 落差は8mほどで、しかも下から見上げるというような角度でもないので、迫力はイマイチです。

 むしろ国道103号線を挟んで向かい側にある止滝発電所から流れる水の方が迫力がありました。

 小さな立て札に「余水路 30.00m」と書かれていました。

 ということは、これは発電に使わない水を流すための水路が滝になったもので、落差は30mということなのでしょう。

 

 ゴールはもうすぐです。横を大湯川が流れます。

 

 ゴール地点の中滝の公衆トイレに到着しました。13.0kmの距離を1時間27分ほどかかりました。いつもの右臀部の痛みは、最初の数kmは痛んだものの、その後はあまり気にせずに走ることが出来たので良かったです。

 

 さて、ランの終了後は温泉です。この日のスタート地点の道の駅おおゆのそばに2017年に大湯温泉保養センター湯都里という施設が出来たそうですので、そこに行ってみることにしました。

 入浴料は400円と安いのですが、65歳以上は230円とさらに格安です。ただ、浴室に石鹸やシャンプーは置いていないとのことが分かっていたのでそれは持参しました。

 中は、開放的で明るく、クアハウスのような感じです。

 中にはトレーニング室もありました。利用料は200円のようです。この日は十分に走りましたので利用はしませんでしたが、もし家のそばにこのような施設があれば毎日でも利用したいですね。何しろ、トレーニングをして、風呂に入って、それで430円ですから。


 さて、次の秋田県境越えランは、いよいよ十和田湖の休屋までです。距離は13km弱ですが、標高差で280m以上を一気に上り、200m以上を一気に下るというハードコースになります。

 今年はバスの運行が10/16までですが、天候を見て可能であれば今年中に実施したいと思っています。