ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

田沢湖2周練習ランもDNF!

 昨日(10/6)は、とても肌寒い日でしたが、田沢湖畔を走りました

 予定では、湖畔を2周する約41kmのコースです。

 そして前回田沢湖を2周したのは昨年の9月ですので、もう1年以上も前のことになります。

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 ただ、昨年11月の富士山マラソン以来、最長でも走ったのは30kmまでですので、走り切れるか心配でした。

 

 そのような不安を抱えながら田沢湖に着きましたが、せっかくですので少し観光をしたいと思います。

 まずは、田沢湖畔にほど近い場所にある「かたまえ山森林公園」に行ってみました。

 ここは、「むらっこ物産館」という少し大きめな農産物直売所の近くから標高差で70m弱上った場所にあり、田沢湖が眼下に一望できます。

 周りの山は、ほんの少しだけ色付いていました。

 

 さて、次は湖畔にある「クニマス未来館」に向かいます。私はこのクニマス未来館には一度も行ったことがありません。

 着きました。早速、中に入ります。入館料は300円でした。

 田沢湖の波打ち際のそばに建てられているので、田沢湖が間近に見えます。

 

 施設の中にはもちろんクニマスが展示されています。

 

 これは4歳魚です。クニマスの寿命は平均で4年くらいのようですのでこれは高齢魚ですね。

 

 そして、これは2歳魚です。

 私のような秋田県人にとっては、「クニマス」は聞き慣れた名前ですが、あまり馴染みのない方にちょっとご説明を。

 クニマス、かつて世界中で田沢湖だけに生息していた田沢湖固有種ですが、昭和15年に灌漑と水力発電のため田沢湖に入れられた玉川の水が酸性であったため絶滅してしまいました。

 ただ、それより前に田沢湖からクニマスの卵が本栖湖、西湖、琵琶湖などに移植されており、2010年になって西湖でクニマスが生息していることが、京都大学の中坊徹次教授よって確認されました。

 この世紀の大発見には、あの「さかなクン」も大いに貢献しています。

 中坊教授がさかなクンクニマスのイラストの執筆を依頼したところ、さかなクンはイラストの参考のためにヒメマスを取り寄せました。ところがこの時、西湖から届いたものの中にクニマスに似た特徴を持つ個体があったため、さかなクンは中坊教授に「クニマスではないか」と指摘し、中坊教授が研究してクニマスの再発見に至ったそうです。

 クニマス未来館には、中坊教授の業績がパネルで詳しく紹介されていましたが、さかなクンの貢献については一言も触れられていないのは残念でした。(私が見落としただけでしょうか?)

 なお、西湖にも「クニマス展示館」というものがあり、こちらにも生きたクニマスが展示されています。私も4年ほど前に河口湖と西湖を旅行した時に周遊バスに乗ってその展示館の前を通ったのですが、立ち寄ることは出来ませんでした。

 

 だいぶ本題からそれてしまいました。本題は田沢湖2周ランでしたね。

 田沢湖の春山第2駐車場に着きました。いつものスタート地点です。

 

 田沢湖2周ランは、前回は昨年9月に行っており、この時は41km弱を3時間44分ほどで走ることが出来ました。

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 ただ、この時はハムストリングス付着部炎を発症する前のことですので、現在はそれよりもかなり走力が落ちています。

 そこで、次のとおり4時間22分でゴールする計画を立ててみました。黄色で塗りつぶしている部分です。計画通りに走り切ることが出来れば、フルマラソンも4時間30分以内で走れるはずです。

 最初は、順調でした。平坦な道が続く14km地点までは、予定より速いサブ4ペースで走り、高低差が50mほどある峠では大きくスピードを落としたものの、その後の細かいアップダウンが続く区間でもほぼサブ4のペースで走ることが出来たので、現時点としては順調と言えるでしょう。

 ただ、21km地点を過ぎると少し疲れが出て来て、キロ6分台の前半まで落ちて来ました。

 そして最悪なことに、痛めていた左足の小指に強い痛みが走るようになりました。

 実は、数日前から左足の小指の内側が擦れたためか、皮が剥けて薄い皮が張っている状態でしたので、そこを保護するために脱脂綿を当て、それを絆創膏で止めて走っていたのです。

 ただ、その処置も長い距離のランには耐えられなかったようで、23km地点辺りから走ることが困難になりました。

 やむなく23.1km(2:13’01”)で断念し、痛む足をかばいながら徒歩で3km弱戻って駐車場に辿り着きましたが、ソックスには血が付着しており、さらには左足の小指の先にマメができていました。

 あまり走っていないせいか、最近、足の皮なども軟弱になって来たような気がします。

 おまけに、走っている時はあまり気にならなかったのですが、いつもの右臀部の痛みがランの終了後にはやや強く出現し、それは一日経った今日も続いています。

 まあ、このように一進一退を繰り返しながらも全体の傾向として病状(ハムストリングス付着部炎)が回復しつつあるように思えますので、これからも焦らずにリハビリに努めたいと思っています。