ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

羽州浜街道ランその②(新屋~道の駅岩城)

 昨日(2/18)は、羽州浜街道ランの第2弾として秋田市新屋から由利本荘市の道の駅岩城までのランを行いました。

 そのルートは次のとおりです。

 まずは、ラン&ウォークで秋田駅まで移動です。

 秋田駅に着きました。

 

 そしてこの日のスタート地点の最寄り駅である新屋駅に電車で移動しました。

 久々に良く晴れましたので気持ち良く走れそうです。

 5分ほど走ると前回もご紹介した汗かき地蔵に着きました。

 

 この汗かき地蔵がスタート地点でこの一方通行の坂を上って行きます。



 それほど急な坂ではありませんが結構上りましたので少し後ろを振り返ってみましょう。



 結局、坂は1km近く続き、上り切った辺り(※秋田市浜田後谷地)にまた地蔵堂がありました。地蔵堂の外にもお地蔵様がありましたが、裏を見ると昭和のような文字が見えたのでそちらは意外に新しいもののようです。



 また地蔵堂には鍵がかかっており、中に入れませんでしたが、窓越しに写させていただきました。



 その先は下りになります。少しですが海も見えます。

 

 浜田地区コミュニティーセンターまで来ると「浜田浜」という案内看板が見えました。秋田市には「浜田浜海水浴場」というマイナーな海水浴場があり、私は一度も行ったことがありません。どんなところかちょっと立ち寄ってみましょう。

 全く人気(ひとけ)がありません。

 1軒だけ見える海の家のような建物も壊れており、営業はしていないようです。

 家に帰ってから調べてみたら、浜田浜海水浴場は浅瀬が少なくなった等の理由で10数年前から海水浴場としての開放はしていないようです。

 

 羽州浜街道に戻り600m程進むと、秋田市保存樹になっているクロマツ(※秋田市浜田滝ノ下)がありました。

 そしてその100mほど先には何やら標柱が立っています。

 「由利郡境御陣所跡」、「滝之下御本陣跡」と書かれています。また、この隣にはもう1本、「秋田藩郷倉屋敷跡」、「浜田尋常小学校跡」、「相原宗家拝領屋敷跡」と書かれた標柱もありました。

 

 さらにその先50~60m先にはまた地蔵堂がありました。この場所は、浜田滝ノ下です。

 庚申塚もあります。

 

 羽州浜街道はこの先1.5kmほど南下して国道7号線を横断するのですが、その辺には信号も横断歩道も無いので渡るのは危険です。

 そこでその少し手前(桂浜海水浴場の入口付近)で歩行者用の地下道を潜って7号線の反対側に出ました。ここから先は初めて通る道です、

 境川に架かる小さな橋を渡るとなにやら標柱があります。文字が消えかかっていますが「桂根藩境跡」と書かれているようです。

 どうやらここは久保田藩秋田藩)と岩城亀田藩の藩境だったようです。

 桂根の集落の中をしばらく走ると踏切があり、国道7号線の旧道に出ました。

 現在は2020年に開通したバイパス道路の下浜サンセットロード(現在の国道7号線)のおかげでこの旧道はだいぶ交通量が少なくなりましたが、バイパス道路の開通前は国道が下浜地区の真ん中を通っており横断歩道も少ないため、まさに集落が分断された状態でした。

 

 旧国道を4.6kmほど進み、国道7号線に合流しました。300mちょっと進むと雪川橋という小さな橋があり、ここが秋田市由利本荘市の境界です。橋の上から見える海を写しました。

 

 そこから1.3kmほど7号線を進み、国道を離れて岩城勝手という昔からの集落に入ります。

 岩城勝手の新谷という地区でまたお地蔵様を見つけました。なぜか街道沿いではなく、街道から2~3mほど小路に入ったところにありました。

 お地蔵様は、道路や交差点に立っている場合が多いようですが、これらの場所は旅人や通行人が頻繁に通る場所であり、お地蔵様はそこで旅人を守護し、安全な旅を促す役割を果たしているのだそうです。

 お寺などに立っているお地蔵様は別として、このようにお地蔵様が道路脇に立っているということはそこが人々が盛んに往来する場所だったということを示しており、ここが羽州浜街道だった可能性が高そうです。

 そしてその後、7号線を横断して再び集落に入ると、岩城勝手の川向という地区でまたお地蔵様を発見しました。

 この日はこれで5か所目です。まるでお地蔵様探訪ツアーですね(笑)。

 再び7号線を横断して内道川という地区の集落を過ぎると7号線沿いにこの日の目的地である「道の駅岩城」が見えてきました。7号線の側道を通って道の駅岩城到着です。



 そしてここが温泉施設の「港の湯」です。

 入浴料は、大人の場合、由利本荘市民は「3時間券450円、1日券550円」でその他の秋田県民は「3時間券500円、1日券600円」そして秋田県民以外は「3時間券650円、1日券700円」と複雑です。

 ただ、それは自己申告であり、住所を証明する物も必要なく、また滞在時間のチェックもありません。性善説に基づいたシステムのようです(笑)。

 

 温泉を楽しんだ後、大広間でリラックスしながら昼食とビールをいただき、その後、建物の裏側の海岸に下りてみました。

 波打ち際です。

 波打ち際から見た、港の湯の建物です。真ん中がそうです。

 

 そして帰りは歩いて5分ほどの場所にある「岩城みなと駅」から電車で秋田駅に向かいます。

 

 秋田駅から自宅まではほろ酔い状態で歩き、無事にこの日の全日程が終了です。

 結局この日は17.7kmの行程に2時間18分以上掛かってしまいました。キロ7:50の超スローペースです。

 まあ、急ぐ旅ではありませんので無理はしなかったのですが、ロキソニンを飲んでいるのに思ったよりも持病の右臀部の痛みが強かったことと、海岸沿いにも拘わらずアップダウンが多かったことなどが原因です。

 次の旅ランについては、それらの可能性を考慮に入れて計画を練り直してみたいと思います。