ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

やっぱりランが好き!(海が見える坂道走)

 昨日(1/20)は、冬の秋田にしては珍しく天気が良かったので少し走ってみることにしました

 せっかくですので景色を楽しめるようにと秋田市の南西部にある桂浜から大森山展望台までの往復5kmちょっとのコースを考えました。

 桂浜は標高はほぼ0mで大森山展望台は標高123mですので結構な坂道ランです。

 ただ、右臀部痛があるので途中で走れなくなったらウォーキングに切り替えるつもりでした。

 まずは、自宅から11kmほど離れた桂浜海水浴場に車で向かいます。なぜか道路が混んでおり、40分ほど掛かってようやく着きました。

 海水浴場と言っても冬ですので誰もいません。遠くにはうっすらと男鹿半島が見えます。

 ここから大森山展望台に向かいます。

 羽州浜街道を1kmちょっと北に進むと市の保存樹となっている黒松がありました

 この右にある細い道を上ると大森山展望台に行けるはずです。

 その道の入口に面白いものを見つけました。

 町内会の掲示板のようなものに何か貼り紙があります。

 「ひざ・こし痛みの二刀流 頑張るあなたはM・V・P」と書いています。

 思うにこれは、この先の道は大森山への散歩コースとして町内の方々に親しまれており、その人たちを元気づけるために書かれたものではないでしょうか?

 実際私もこの坂道でウォーキングをしている方に2回会いました。

 臀部痛に悩まされている私もこの貼り紙に元気をもらって先に進みます。

 この後、上りはますます急になり、キロ9分台のほとんど歩くようなペースになりました。そして、心肺機能も衰えているようで呼吸が少し苦しくなりました。

 

 ようやく大森山展望台に到着です。

 

 東側には市街地と太平山の山並みが見えます。

 

 また、北側には昨年開園50周年を迎えた大森山動物園にある観覧車や海岸沿いに立ち並ぶ風力発電の風車が見えます。

 

 西側日本海です。陽がだいぶ西に傾いて来ました。

 

 そして南側にはうっすらと鳥海山が見えました。

 

 さて、帰りは下りです。とは言え傾斜が急すぎてスピードは出せません。羽州浜街道まで戻るとほぼ平坦になりますので、そこからはキロ6分半程度で走りました。

 車を置いてある桂浜海水浴場に着きました。夕陽が日本海に沈むところを写真に撮ろうと待っていましたが、水平線上には雲が掛かっていてそれは無理のようでしたので、諦めてその前に撮ったのが次の写真です。

 結局この日は標高差123m、5.3kmの距離を38分52秒、キロ7分20秒で走りました

 右臀部の痛みはロキソニンを服用したおかげでやや緩和されたのか、我慢できないほどのものではありませんでした。

 そして走り終えてからは、久々に味わう達成感・充実感で幸せな気持ちに浸ることが出来ました。

 尾崎豊さんの「僕が僕であるために」という歌の歌詞に「僕が僕であるために勝ち続けなきゃならない」という一節がありますが、私にとっては「僕が僕であるために走り続けなきゃならない」と言えそうです

 まともに走れなくなってこの半年、いわばアイデンティティを喪失したかのような気持ちになってしまっていますが、これからも諦めることなく少しずつでも走り続けたいと思います。