ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

寒風山トレッキング&クロスカントリー

 秋田県男鹿半島の付け根には「寒風山(かんぷうざん)」という木が生えておらずに一面草原となっている山があります。

 木が生えていない理由ですが、それは重要な観光資源である寒風山の景観維持を目的に毎年「山焼き」が行われているからです。

 おかげで寒風山では、何も遮るものが無く、360度の雄大なパノラマが楽しめます

 また、寒風山は標高が355mと低い山ではありますが、登山道も整備されており、手軽に登山気分を味わえます。

 ということで、昨日(5/4)は寒風山に行って来ました

 予定では、登山コースを歩いて一周し、コースが確認出来たら同じコースを今度は走ってもう一周するという計画です。(次のコースガイドのうちの大周遊コースとほぼ同じです。※コースガイドでは蛇越長根分岐から一旦寒風山パノラマラインに下りて、それから姫ヶ岳に登っていますが、私は蛇越長根分岐から直接姫ヶ岳に登りました。)

www.akita-chuoukotsu.co.jp

 この回転展望台のホームページから抜粋させていただいたコースガイドは次の通りです。ホームページにはこのコースガイドだけではなく、写真付きで詳しいコースの説明がありますので、興味のある方はぜひご覧ください。

 

 コースのスタート地点の駐車場に着きました。ここから目の前に見える丘を直登します。特に道があるわけではなく、どこでも自由に歩けます。

 

 少し登ると「地震」という昔男鹿半島を襲った地震の供養碑など5つの石碑が並んでいる場所がありました。



 さらに登ります。実は今回のトレッキングではおまけとしてワラビ採りも目論んでいました。この辺は一面にワラビだらけです。ただ残念ながらどれも細すぎたのでパスします。

 

 だいぶ上って来ました。車を置いた駐車場がはるか下になり、その先には海も見えます。



 頂上には回転展望台があり、展望室が回転し13分で1周するのでのんびりと座ったまま360度のパノラマが楽しめます。この日はゴールデンウィークということもあり、大にぎわいのようです。



 頂上からの景色です。下には火口が見え、遠くには男鹿三山が見えます。



 下りは回転展望台の裏側にあるテレビ中継局の先から、刈り払いされた細い道を北西方面に進みます。



 途中、道はかなり笹薮となりました。この辺は山焼きは行われていないのでしょう。



 ようやく整備された道に出ました。



 一旦、寒風山パノラマラインに出て、すぐに反対側の草原の中の道に入ります。

 

 ここは「板場の台」と言って寒風山が火山であった形跡が見られる場所です。

 

 ここからまた草原の中の歩きやすい道を進み、「鬼の隠れ里」という場所に向かいます。

 見えてきました。あの岩がピラミッドのように積み重なった場所です。

 伝説では鬼が積み重ねて住んでいた場所ということになっていますが、実際は火山活動により溶岩が地上に柱状に押し上げられ、それが崩れて出来たものと考えられているようです。

 

 次は寒風山の第2の頂上である「姫ヶ岳」に向かいます。それまで同様に草原の中の道を進みましたが、途中から険しい道になりました。

 

 「蛇越長根分岐」というピークに着きました。ここから「姫ヶ岳」までは0.4kmです。

 

 途中、岩の隙間を潜り抜けるような場所もあります。



 「姫ヶ岳」に着きました。標高337mですので、向かい側の寒風山の頂上とほぼ同じ高さに見えます。

 

 後は坂を下って遠くに小さく見える駐車場へ戻るだけです。

 

 下りもほとんど舗装道路を歩かずに駐車場に着きました。一周で5.3kmほどで所要時間は2時間15分ほどでした。

 当初の計画ではこの後、もう一度同じコースをランでもう一周することにしていましたが、ランには適さないほどの急勾配や岩場などもあったので走りやすい部分だけを走ることにします。

 

 そこで車を「板場の台」のそばの駐車スペースに移動し、その周辺で、起伏はあるものの走りやすいコースを走りました。

 絶景の中、楽しく2.2kmほど走ってこの日のトレッキング&クロスカントリーを終了しました。

 

 そうそう。ワラビ採りですが、細い物しかなかったのですが、せっかくなのでトレッキングの途中で100本近く採りました。私としては、柔らかくて美味しかったですよ。