ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

巨細胞性動脈炎のその後とランニングの再開(?)

 私が先月から原因不明の頭痛と発熱が続き何度も検査を重ねた結果、その頭痛と発熱は巨細胞性動脈炎という難病によるもののようだということは前回のブログでお伝えさせていただきました。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 そして今日(5/20)は、5/17に行った腹部MRI検査の結果をもとに今後の治療方針を決める予定になっていました。

 その結果はというと、MRI検査の画像では腹部大動脈に炎症が疑われるので、さらに確定診断のために側頭部の動脈の生検(※組織を切り取って顕微鏡などで詳しく調べて診断する検査)を行う必要があるとのことで、明確な結論は出ませんでした

 ただ、担当の総合診療科の先生からは「今のところ体調は良いようだし、文献を調べたところ自然に治癒した例もあるので出来るだけ副作用のあるステロイドを使用した治療は行いたくないと思っている。今回行う側頭部の動脈の生検は、また体調が悪くなりステロイドでの治療を行わざるを得なくなった時に速やかに治療に入れるように行うものである」との説明がありました。

 ということは、これから運良く体調が悪くならなければステロイドでの治療からは免れることが出来そうです

 ステロイドの副作用としては、免疫力の低下に伴う感染症や私が昨年罹患した消化性潰瘍を始めとしたさまざまな病気のリスクの増加が挙げられますが、そのほか筋力低下や睡眠障害といった生活上の不都合もあるようです。

 さらには代表的なステロイド薬のひとつであるプレドニンについてはアルコールを飲むと副作用を増強するおそれがあるので、服用中はアルコールを控えるべきとのネットの記事もありました。

 ということは、ステロイドでの治療を行っている間は感染症のリスクが高くなるので人ごみには出られないし、夜はあまり眠れないけど寝酒としてのアルコールも飲めないことになります。

 また、ほとんどの巨細胞性動脈炎の患者には少なくとも2年間のステロイド治療が必要という記事もありました。このような生活が2年以上続くなんてとても耐えられません。そうはならないことを祈っています。

 ところで、体調を崩してからは行っていないランニングですが、はたして巨細胞性動脈炎に対してランニングは悪影響があるのでしょうか?

 ネットでいろいろ調べたのですが、そのことに言及した記事は見当たりませんでした

 巨細胞性動脈炎は自己免疫疾患と考えられていますが、その発症の原因は明らかになっておらず、また発症する年齢が平均で71.5歳(※まさに私と同じです)とのことですのでこの年齢になるとランニングをする人も少ないでしょうから巨細胞性動脈炎とランニングの関係については実例なども無いのでしょう。

 ですので、このまま病気を恐れてランニングを止めてしまうのではなく、今日からまた少しずつ走ることにしました

 場所は以前よく走っていた一つ森公園のジョギングコースです。

 ここは1周約422mで100周でフルマラソンの距離になります。発熱が治まってからは毎日ウォーキングをしてはいたのですが、ここ1か月以上は走っていませんのでまずは1周から始めました。

 それでも200mほど走ると少し息が苦しくなるなど体力の衰えを感じながらではありましたが1周422mを2分37秒(キロ6分12秒)で走り終えました

 これからは無理のない範囲内で少しずつ周回数を増やし、もしもうまい具合にこのまま病状が悪化することがなければ、秋以降には体調を崩してから中断している秋田県境越えラン」を再開したいと夢見ています。