ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

故障明け(?)後の秋田市北部35km走

 昨日(12/9)は天候が比較的穏やかで、また、この1年以上悩まされて来た右臀部等の痛み(ハムストリングス付着炎)も最近ではほとんど感じなくなったことから自宅から秋田市北部の小泉潟公園への往復ランを行いました。

 自宅から小泉潟公園までは片道17kmほどあります。それを往復するのに加え、小泉潟公園では池の周りを1周する予定ですので、35km以上の行程になります。

 10日ほど前に発症したぎっくり腰はだいぶ痛みが引いて来たものの、強い痛みのため1週間ほど完全休養し、その後は4日間リハビリランを行ってはいますが35kmもの長距離を走り切れるか少し不安でした。

 ただ、実際走ってみると痛みはありません。まあ、スピードは自分の感覚よりもだいぶ遅く、キロ6分台の前半でした。

 主に通称・横山金足線の広い歩道を走り、何度も信号に捕まりながら小泉潟公園内にある県立博物館に着きました

 この県立博物館には興味深い資料等が多数展示されており、ちょっと調べてみたいものもあったのですが、この日はランニングが目的ですので、それはまたの機会にしましょう。

 県立博物館の裏手にある「女潟」の周りはランニングコースになっています。

 そしてそのランニングコースの始点・終点はこの県立博物館の駐車場になります。

 では、コースを1周しましょう。

 女潟を3/4周くらいしたところで県立博物館を撮りました。ただ、女潟にはヨシが生い茂っており、それに隠れて博物館はあまり良く見えませんね。

 ここからは太平山地最高峰(標高1,179m)の白子森も見えます

 拡大して写してみましたがお分かりでしょうか?真ん中やや右の雪が掛かったどっしりとした山です。秋田市の中心部からは見えないので思わず写してしまいました。

 女潟を1周し、帰りもほとんど同じ道を通りました。ペースは相変わらず6分台前半です。

 そして途中からはこのところあまり出ていなかった右臀部等の痛み(ハムストリングス付着炎)が出現しました。まだまだ完治には至っていないようです。

 それでもこの練習を有意義なものにするため22km地点からは意識してキロ5分台後半まで上げたのですが、それも4~5kmだけのことで結局元のペースに戻ってしまい、トータルで35.3kmを3時間37分掛かってしまいました。やはり相当走力が落ちているようです。

 これからは寒い日が続くでしょうが、頑張って長距離走を行って持久力の回復を図りたいと思っています。

 

 ところで話は変わるのですが、先日(12/4)湘南国際マラソンが開催されました

 私は湘南国際マラソンには一度も出場したことが無いので湘南の海岸線を走ってみたいと思い、今年参加するつもりで綿密な計画を立ててだいぶ前からホテルも予約していました。

 ところが、大会のホームページがアップされたのでそれを見たところ、湘南国際マラソンでは世界最初の試みとして、「給水ポイントに置かれている水の入ったカップを廃止する」とのことです。

 では給水はどうするかと言うと、選手は各自水の入った400ml以上のマイボトルを持参して走ることが義務付けられる、ということでした。

 まあ、環境問題を考えるとマラソン大会で大量に出てしまうプラスチックごみを無くすという観点からは良い取り組みでしょう。

 ただ、私にはこの決定をした大会主催者はマラソン大会に参加するランナーの気持ちが分かっていないと感じてエントリーを取りやめました。

 400ml以上もの水が入ったボトルを持ってフルマラソンを走るランナーの負担は相当なものでしょう。それでなくても多くのランナーは1分1秒でも速く走りたいと思っているはずです。

 ランネットの大会レポを見てもこの件に関しては一部には賛同や許容する意見もありましたが、どちらかというと不評でした。

runnet.jp

 そしてこの大会レポの中には、エコマラソンを謳うなら今後はファンランにシフトすべきという意見がありました。

 私が以前、4回ほど参加した大会に「年の瀬マラソンin所沢」という大会があり、これもエコを実践している大会です。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 具体的には、給水所は周回コースの1か所だけであり、そこに自分が持参したマイカップを置いて給水器から水をカップに入れて飲むというものです。

 それでも誰一人としてそれに不満を持つ人はいません。なにしろこの大会は仮装して走ることを推奨されており、優れた仮装に対しては表彰があるものの、マラソンの順位による表彰は無いという完全なるファンランの大会だからでしょう。

 湘南国際マラソンが今回行ったこの取り組みは環境問題を考えるうえで重要な第一歩でしょうし、今後もある程度は同じような取り組みをする大会が増えてくるかもしれません

 ただ、願わくばそれがスタンダードにならないでもらいたいと思います。

 例えば、オリンピックの選考レースでマイボトル持参で走らせるということはあり得ないのと同様に市民ランナーでも日中仕事をし、残業もし、眠る時間を削ってでも練習に励んでいる人もいるのですからそのような人たちのことも考えてもらいたいのです。

 ただ、マイボトル持参のファンラン的な大会と記録にこだわるシリアスランナー向けの大会と二極化することは賛成です。

 私は、鈍足ランナーですが、まだタイムにはこだわりを持ち続けたいと思っているので出来ればシリアスランナー向けの大会に出たいと思います。でも、時間制限が厳しければそれは無理ですね(笑)。