ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

「秋田→東京走破」その5(2日目 那須塩原市~矢板市)

 今日は11/24~11/27まで行った新白河駅石橋駅までの旅ランの2日目(那須塩原市矢板市の様子をご紹介させていただきます。

 まず、行程の予定表です。

 次にルート図です。

 

 2日目(11/25)は快晴です。朝、ホテルのベランダから見た那須連峰です。

 

 予定通り10時少し前にホテルを出て、最初の目的地である龍城公園に向かいます。その間、約13kmはノンストップですがリュックの重みで肩がバンバンに張っています。

 

 龍城公園と隣の龍頭公園に架かる歩道橋まで来ました。

 

 そしてここが龍城公園への入口です。

 龍城公園は大田原城跡を公園として整備したもので、桜の名所のようです。

 

 ここが本丸跡で確かに桜の木がたくさんあります。

 本丸跡からは市街地や那須連峰が良く見えました。

 この日は、時間がたっぷりとあるので公園内をゆっくり散策してみます。

 本丸から少し下った広場ではイチョウの葉が綺麗でした。

 奥の方まで歩いて行くと何やら階段があります。どうやら下を流れる川まで行けそうです。

 

 やはり川まで下りられました。

 この川は蛇尾川と言うそうです。大田原城にとってお堀の役目も果たしていたんでしょうね。

 河川敷はきちんと整備されて公園や広場になっていました。

 

 さて、下りてきた階段を上り、今度は大田原神社前の龍頭公園に向かいます。

 ここが、龍城公園から龍頭公園に架かる歩道橋です。

 歩道橋から国道461号線(旧奥州街道)を眺めました。私は写真の上の方から走って来て、そしてこれから下の方へ走って行きます。

 

 すぐに龍頭公園に着きました。

 そしてこの奥に大田原神社がありました。

 この大田原神社は、創建が平安時代初期の807年で当初は温泉神社と言われていたとのことです。

 なお、栃木県には「温泉神社」という名前の神社がいくつもあり、この日これから訪れる沢観音寺の隣にも温泉神社と呼ばれる神社があるようです。

 

 大田原神社を出て国道461号線に戻るとお昼時でしたので、道路沿いの「吉野家」に入りました。

 旅ランは基本的には一人ですので、飲食店を混雑時に一人で利用するのは気が引けるのですが、牛丼チェーンはお一人様向きで、しかもすぐ出来て量も多すぎないことから私はよく利用します。

 

 さて腹ごしらえの後は、沢村城跡に向かいます。沢村城は西暦1187年に箒(ほうき)川の南岸にある丘陵地に那須与一の兄・満隆が築城した山城で、現在は山林となっていますが土塁や空堀が確認出来るそうです。

 私はこの旅ランを企画するまでは沢村城のことなどまったく知らなかったのですが(ほとんどの人は知らないでしょう)、グーグルマップでコース上にその存在を知り、立ち寄ることにしたのです。

 沢村城があった丘陵地が見えてきました。もっと近づいて見ましょう。

 箒川も見えてきました。丘陵地はかなりの断崖絶壁になっています。

 沢村城跡への入口は沢観音寺の裏手にあるそうです。

 沢観音寺に着きました。

 寺の右手には金色に輝く観音像がありました。

 ちなみに「沢観音寺」というのは通称で、正式には「補陀洛山 観音寺」というようです。

 事前の調査によると沢村城跡への入口は観音像の裏手にあるとのことです。案内板はありませんがここから奥に行けそうです。

 

 笹薮にはなっていますが、道らしきものがあります。

 

 どうやらこの道で間違いが無さそうです。

「山内禁煙」と書かれた立て札の横に、小さく「澤村城 本丸跡」と書かれています。

 でも、ここが本丸でしょうか?道はもっと上まで続いています。

 

 下の写真の右側と左側に空堀があるのがお分かりでしょうか?そして真ん中が土橋になっています。

 

 本丸跡と思われる場所には「1585年 薄葉ヶ原合戦 回向供養塔」と刻まれた石碑がありました。きっとこの地でも激しい戦いが繰り広げられたのでしょうね。

 ただ、建立は比較的最近のようで、石碑には「城址本丸二ノ丸三ノ丸 20870㎡ 平成23年1月購入」と刻まれています。土地所有者が建てたものでしょうか?

 

 供養塔の更に奥に進むと丘陵地の北の端となり、木々の間から少しだけ箒川も見えました。崖になっていますのでこちら側から敵が攻め入るのは難しそうです。 

 これでこの日の観光はすべて終え、あとはホテルに向かうだけです。

 宿泊先のホテルルートイン矢板に着きました。

 ホテルルートインは、少なくとも私が泊まったすべてに温泉又は人工温泉の大浴場があり、特に旅ランの時は疲れた身体を癒してくれるのでお気に入りです

 コインランドリーで洗濯しながら入浴し、洗濯物を乾燥機にかけている間にビールを飲むのがルートインでのルーティンになっています(笑)。

 なお、ここでも地域クーポンが3,000円分もらえました。そして、そのクーポンはこのホテルのレストランでも使用できるとのことです。迷わずにここで使用しました。

 レストラン内では、感染対策への呼びかけがなされていました。まあ、ここを利用するのは宿泊客だけで飲酒を目的に訪れる外部からの客はいないでしょうから、比較的安心です。

 それなりに混雑はしていましたが、さすがに大声で騒ぐ客はいません。ただ、店側が求めている会話の際のマスク着用はあまり守られていないので感染リスクはありそうです。

 新型コロナの発生以来、日本人は屋外でもマスクをするなど感染防止対策を遵守している人がほとんどですが、飲食の際にマスクを外して長時間会話するという一番リスクの高い行動を平気で行うというのは、私には理解できません。

 かく言う私も、新型コロナ感染症が第8波に突入して感染拡大が続いているさなかに旅ランを行っているのですから、あまり人のことは言えません(笑)。

 早々に切り上げて、部屋で飲み直しました。

 翌日(3日目)は、雨の予報になっていますので心配です。

「秋田→東京走破」その5(1日目 新白河駅~那須塩原市)

 私のランニングライフ10大目標のうちの一つである「秋田→東京走破」は、2016年6月に秋田駅を出発して秋田県内、岩手県内、宮城県内を走り昨年11月には福島県新白河駅まで到達しています。

 その間、新型コロナ感染症の発生などにより県外での旅ランを控えていたこともあって当初の予定よりは進捗が遅れ気味になっていたところですが、1年ぶりに11/24~11/27の4日間で新白河駅から栃木県下野市石橋駅までの旅ランを行いましたのでご紹介させていただきます。

 まず、1日目(11/24)は、新白河駅から栃木県那須塩原市までです。

 その行程の予定表です。

 次にそのルート図です。

 

 まずは、新幹線を乗り継いで新白河駅に着きました。ここから4日間の旅ランのスタートです。

 天気は少し雲はありますが、雨の心配は無さそうです。

 ただ、向かい風が強い!

 那須地域では冬になると那須おろし」という那須連峰から吹き降ろす強い風に見舞われることがあるそうですが、これがその「那須おろし」でしょうか?

 この日のルートは、最初はしばらく那須連峰方面(※西)に向かっています。

 それにリュックが重い!

 余計な物は持たないようにはしているのですが、どうしても冬場は着替えなどで重くなります。5kg近くありました。

 ということで全くスピードが出ません。

 加えて、道路状況も良くありません

 国道4号線なのですが、歩道のない区間が随所にあり、交通量も多いことからとても危険です。なので車が来ると立ち止まって車をやり過ごしてからまた走り出す、ということを繰り返さざるを得ませんでした。

 

 栃木県との県境まで来ました。ようやく東北地方脱出です。

 そんなこんなで計画ではキロ6分半ほどで走ることにしていたのですが、キロ8分ほど掛かっています。

 当初の予定では、途中で那須高原SAに立ち寄って休憩することにしていたのですが、このままではホテルに着く前に暗くなってしまいます。

 ここで右折すると那須高原SAへ向かうのですが、計画を変更してホテルへ直行することにしました。

 県道303号線(※旧国道4号線)に入り、交通量も少なくなって安心して走っていたところ、偶然、道路わきに芭蕉翁塚」と書かれた標柱を見つけました。

 そして、そばには説明看板がありました。

 この看板の説明によると、松尾芭蕉は1689年にこの地を訪れて高久覚左衛門宅に2泊した際に俳句を書き与えたのですが、1754年に覚左衛門の孫の清楓が芭蕉庵桃青君(ばしょうあんとうせいくん)之碑」を建てその俳句を埋めたので「杜鵑(とけん)の墓」とも呼ばれているとのことです。

 そしてこれが芭蕉庵桃青君之碑です。

 それにしても松尾芭蕉という人は、情報メディアも発達していなかった時代でもこれだけ認知度が高く、しかも人々に親しまれていたようで、まさに国民的大スターだったんですね。

 

 なんとか日没前に宿泊先のホテルに着きました

 

 全国旅行支援の対象だったため、宿泊料金が40%引きだったほか、地域クーポンももらえました

 平日だったので3,000円分です。(※写真は、この翌日に泊まったホテルからもらったものです。)

 ただ、使える店が限られていますので、それを探すのも大変です。

 ホテルの従業員の方によるとコンビニでは大抵使えるとのことでしたので、ホテルから一番近い黒磯駅ニューデイズに行ってみました。

 黒磯駅に来るのは2008年に大田原マラソンに出場した時に宿泊して以来で、14年ぶりになります。ただ、記憶はあまりありません。

 そしてニューデイズですが、なぜか閉まっていました。なんと、営業時間が6:30~10:30となっており、朝だけの営業のようです。

 仕方なく、来た道を戻ります。

 最近はどこでも全国チェーンの店が多く、今自分がどこにいるのか分からなくなることがありますが、黒磯駅の周辺は14年前もそうだったように地域の店がほとんどで、趣きがあります。

 結局、遠いコンビニまで行って地域クーポンで夕食とビールを調達したのですが、1日目は強風や重い荷物などに悩まされて23.4kmほどを3時間05分掛けて走るなど、辛い一日になりました。

 途中で立ち寄ったところもあまり無く、書くこともないので今日はこれで終わりますが、2日目はあちこち立ち寄りましたので、ぜひまたご覧ください

手形山トレイルラン

 昨日(11/21)は好天に誘われ、秋田市内の手形山へ行ってトレイルランをしました。

 まずは、自宅から先日(11/14)お参りした太平山三吉神社へジョグです。

 そしてその後も11/14と同じコースを辿り手形山住宅団地に向かいました。

 ちなみに先日は初めて通るコースだったのでグーグルマップでルートを検索したのですが、車はとても通れないこのような細い道も把握しているのですね。グーグルマップ恐るべし!です。

 急な坂道を上ります。

 後ろを振り返るとだいぶ上って来たのがよく分かります。

 この後、手形山住宅団地を通り県道の坂を上り切ったところからトレイルランの開始です。

 左の細い上り坂です。最初だけは舗装されていますが、すぐに未舗装になります。

 ここから手形山山頂までのコースはずいぶん昔に通ったことがありますが、逆コースだったのでこちらからは初めてです。

 

 間もなく道が二手に分かれました。どちらに進んでよいか分かりません。

 それよりも気になるものを見つけました。

 クマに注意とあります。もちろん熊鈴は持参しています。

 そして、とりあえず急坂となっている左の道に進みました。

 少し坂を上ると、そこには手形山団地配水池がありました。先ほど通って来た手形山住宅団地へはここから水が供給されているのですね。

 ここは行き止まりでしたので、先ほどの分岐に戻って右側の道に進みます。

 天気が良いので太平山もはっきりと見えます。

 この辺の道幅は車1台が通れるくらいで、タイヤ痕らしきものもありました。

 

 また分かれ道です。今度は最初から右に進んでみます。

 

 少し走ると分岐を示す標柱がありました。

 そこには、真っすぐの方向に「至自転車道1.4km」、そして来た方向(?)に「至手形山配水場0.8km」と書かれていました。

 「自転車道」というのはたぶん「仁別サイクリングロード」のことでしょう。

 そういえば、これもずいぶん昔ですが、手形山の山頂から仁別サイクリングロードに抜けたことがあります。もうほとんど記憶に残っていないのでもう一度その道を辿ってみることにしました。

 落ち葉が敷き詰められた狭い道を進みます。この辺からは完全に登山道です。

 

 自転車道まであと600mです。

 そして一部視界が開けて来ました。

 ただ、この辺から道が険しくなって来て、急な下り坂の連続です。

 滑り落ちないように気を付けながら進み、ようやくサイクリングロードに着きました

 さあ、ここから来た道を戻り、今度は手形山の山頂を目指します。

 急な坂を下ったということは、帰りはそれを上らなくてはなりません。

 この辺の上りはきついのでもちろん歩きでしたが、その後は気持ちよくトレイルランを楽しめました。

 そして分岐点まで戻りました。

 今度は左側の道に進みます。

 そしてほんの100数十mで手形山の頂上に着きました。

 私が高校生の頃はここに手形山スキー場があり、大いに賑わっていたものです。

 当然、頂上からの視界も開けていたのですが、閉鎖されてからの年月の経過でゲレンデも雑木林となって今はその面影もありませんでした。

 

 さて帰りですが、手形山配水場を通って帰りたいと思います。先ほどの手形山団地配水池とは違う場所にあります。

 頂上から山道を400mほど走って手形山配水場に着きました。

 ここはかつては一般開放されており、高い位置にあるので市街地が見渡せ、広々としていることから、私も子供が小さい頃には何度も遊びに連れてきました。

 ただ現在はフェンスで囲まれて中に入ることは出来ません。残念ですが、テロ対策などを考えると当然の措置でしょう。

 この後は、舗装道路を走って自宅に戻り、この日の走行距離は13.2km(うちトレイルランは5km弱)でした。

 そして今月の24日から27日までは福島県と栃木県での旅ランです

 今のところ、天気も良さそうなので楽しみです!

秋田市東部38km走(勝田全国マラソン対策)

 今日(11/19)は、久々に40km近い長距離走を行いました

 私は、昨年10月下旬からハムストリングス付着部炎に悩まされていることは再三お伝えしているとおりです。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 ただ、ようやく最近になって大分痛みが軽快し、練習量も増えてきました

 このまま順調に回復すれば来年1月に参加を予定している勝田全国マラソンにはある程度良い状態で臨めそうです。

 そして目標タイムですが、ネットタイムで4時間一桁台、出来れば一桁台の前半も視野に入れて練習したいと思っています。

 しかし、そのためには30km以降の落ち込みを最小限に抑える必要があります。

 先月23日に出場した盛岡シティマラソンでは、まったく練習が出来ていない状態での参加だったためか、30km以降は脚が動かなくなり大失速してしまいました。

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 まあ、このレースは完走が最低限の目標だったのですが、勝田全国マラソンはそうは行きません。

 そこで、あと2カ月余りに迫った勝田全国マラソンに向けて、少なくとも月1回は40kmかそれに近い距離を走り、持久力の向上に努めることにしました

 そして次が今日の予定のコースで、距離は38kmほどです。

 このような長い距離を練習で走るのは1年2カ月ぶりなので少し緊張します。2日ほどの休養で疲労を抜いて、さあ出発です!

 まずは東に向かい、太平地区に着きました

 天気は少し青空も見えますが、概ね曇りです。

 昨日、一昨日とランオフだったのになぜか体が重く、キロ7分台で走ります。

 この辺は熊が出没するとの注意書きがありましたので、リュックから熊鈴を取り出しました。

 これで安心です。

 貝の沢温泉の入口まで来ました。ここで今日の行程の3分の1です。

 

 この辺まで来ると、秋田市の中心部からは見えない太平山の奥岳が見えます。

 ちょうど今、太陽の光が当たって白くなっている山頂が三角の山です。

 そして、奥岳には次のブログにもあるように太平山三吉神社の奥宮と参籠所(山小屋)が建っています。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 肉眼ではかすかに見えましたが、写真ではどうでしょうか?

 

 さて、ランの方はと言うと、15kmくらいまでは相変わらず脚に力が入らずキロ7分台で推移しましたが、16kmくらいからは突然身体が軽くなり、キロ6分台前半からキロ5分台半ばまでペースアップしました。

 そして、立ち寄る予定の和田駅の近くになると国道13号線の歩道が工事のため通行止で進めなくなったのですが、何とか迂回路を探して和田駅に着きました。

 和田駅に立ち寄ったのは、トイレを使わせてもらうためです。このような長距離のランはトイレの場所の確保が大切ですね。今日は、自販機での水分補給と持参したゼリーでのカロリー補給も行いました。

 このような小休止の後、再びスタートです。しばらくはダラダラとした上り坂でしたのでまたゆっくりランとなり、平坦となってからはキロ6分台の前半で走って、結局38.4kmを4時間20分弱で終了です。

 何か絶不調かと思ったのですが、途中からは快調になったので調子が測りかねます。

 来月また40km走を行い、現在の調子を見極めた上で今後のマラソンの目標タイムの修正を行いたいと思います。

旅の安全祈願ラン(太平山三吉神社)

 私は、2016年から、秋田から東京までの旅ランを分割して毎年少しずつ行っていますが、今年は今月24日から27日にかけて福島県新白河駅から栃木県の石橋駅までの旅ランを予定しています

 そしてそのためのJRの切符は既に「えきねっと」で予約していますが、昨日(11/14)は、その切符を受け取るため秋田駅に行きました

 私は「大人の休日俱楽部」の会員になっていますが、今月の24日から12/6までは「大人の休日俱楽部パス」の利用が出来、15,270円でJR東日本全線が4日間乗り放題となって随分お得に旅が出来ます。

 さらに今回は、全国旅行支援も利用出来るので、ホテル代もかなり安くなります。

 ということで、費用的には何の問題もないのですが、気掛かりなのは新型コロナ感染症が再び拡大しており、第8波に突入したかのような報道もなされています。

 また、他にも天気や道路事情、更には最近軽快して来たとは言え持病のハムストリングス付着部炎が期間中に悪化しないかなど心配なことも多いため、神頼みということで秋田駅に行ったその足で太平山三吉神社という由緒ある神社にお参りに行きました

 

 太平山三吉神社に着きました。

 神社の入口には、「祈コロナ禍収束」と書かれたのぼり旗が掲げられていました。私の願い事と一致しますのでご利益がありそうです。

 なお、この神社は太平山三吉神社という名前になっていますが、ここは太平山ではなく、秋田市の市街地の広面という場所です。元々、三吉神社は秋田市の霊峰である太平山に建立されたのですが、かつては太平山は女人禁制であり、また11月から5月は雪に覆われて登拝が出来なかったため、年間を通して老若男女が参拝できるよう、この里宮も建立されたとのことです。

www.miyoshi.or.jp

 里宮の社殿です。屋根は太平山の姿を模しているそうです。

 太平山と言えば、私は高校生の時に学校の全校登山で初登頂して以来、これまでに少なくとも10数回登っています

 ただ、最近は熊の出没が多く、登山をためらっています。最後に太平山に登ったのは確か3年前だったと思いますが、その時も登山口までの移動中に熊を見かけました。

 まあ、車に乗っていましたので危険は全くありませんでしたが、登山中だったらと思うと単独での登山には二の足を踏んでしまいます。

 でも、何とか元気なうちにもう一度太平山に登り、三吉神社の奥宮にお参りしたいと思っています

 先ほど行った秋田駅東口から見た太平山です。ただ、この位置からだと奥宮のある太平山の奥岳はその手前にある中岳に隠れて見ることは出来ません。

 

 さて、この日の目的はこれで終了ですが、神社の裏側には手形山という丘陵地があり、住宅団地も形成されています。そして、そこまでは、昔からの狭い道を通って行くことが出来るようですので、地図を頼りに向かってみました。

 途中、急な坂もありましたが、無事に手形山の住宅団地に着き、そこからは慣れ親しんだ道を通ってこの日のランを終えました。

 結局この日の走行距離は13km以上になり、このペースで行くと今月下旬の福島県・栃木県での旅ランを合わせて今月は300km近くになりそうです。

秋田県境越えラン⑩(国道104号線※中滝~青森県境)

 昨日(11/11)は、秋田県境越えランの第10弾として、鹿角市中滝から国道104号線の青森県境までのランを行いました。

 そのルートです。

 中滝までは、同じ秋田県境越えランの第6弾で10/1に到達しています。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 昨日は、ランの途中には何も観光スポットが無いので、ランの前に近くの滝巡りをしました。上のブログと同じ場所も行っていますが、ご容赦ください。

 まず、現地へ向かう途中に休憩を兼ねて道の駅七滝へ立ち寄り「七滝」を見ました。

 

 次に、発荷峠展望台へ行って十和田湖を眺めます。遠くの八甲田山(?)にはうっすらと雪が見えました。

 

 そして、ランのスタート地点の近くの「錦見の滝」を再び訪れました。水しぶきのところにかすかに虹がかかっているのがお分かりでしょうか?

 

 次は、これも前回も行った「銚子の滝」です。

 

 そして、次は前回は時間が無くて行けなかった「湯の又の滝」です。

 ここへ行くには、銚子の滝への分岐から500mほど歩かなくてはなりません。車も通れないことはないのですが、未舗装で非常に道幅が狭く、対向車が来ればすれ違いは出来ません。ここも近くの銚子の滝や錦見の滝同様に落差はあまり大きくは無いのですが、何よりもアプローチが容易で、しかもこの3つの滝をセットで見られるというのが大きな魅力です。

 

 さて、スタート地点の中滝の公衆トイレに着きました。

 天気は快晴です。スタート後、すぐに国道104号線に入りますが、私は国道104号線は車でも走ったことがありません。楽しみのような、ちょっぴり不安なような・・・。

 国道104号線に入るといきなり長い上り坂になりましたが、その後は勾配は緩くなりました。そして、5kmほど進むと県道128号線との分岐が現れました。

 今回は、ここを右に曲がって国道104号線を進みますが、おそらく来年実施するであろう国道454号線の県境ランの時には、ここから真っすぐに県道128号線を進むことになります。

 その先も緩やかな上り坂が続きますが、他の多くの県境のように山深い道ではありません。

 ただ、さすがに県境が近づいてくると坂は急勾配となりました。

 そして、青森県との県境に着きました。

 通常、山間部の県境というと峠が多いのですが、この場所は峠というような感じはありません。この先も緩やかに上っているようですので、もう少し先に行ってみましょう。

 県境から300mほど緩やかな上りを進むと、道路わきに鹿角街道と書かれた石碑がありました。

 そしてその先は緩やかに下り始めます。

 ということは、この辺が国道104号線の最高地点でしょうか?(後で調べたらここから2kmちょっと先に進んだ辺りが最高地点でした。でも、その場所にも「峠」という名称はありません。)

 ちなみに「鹿角街道(※三戸鹿角街道)」は、かつては「来満街道」とも呼ばれ、秋田と青森の県境を越えるためのルートとして、北から大柴峠、来満峠、不老倉峠のいずれかを経由していたそうです。(その地図は、次のブログをご覧ください。)

my-michi.com

 ただ、大柴峠(標高731.5m)、来満峠(標高611m)、不老倉峠(標高631m)のいずれも標高がこの国道104号線の最高地点(標高540mほど?)より高いのです。

 なぜ昔は現在の国道104号線のルートを辿らずにこれらのルートを経由したのかは分かりませんが、青森県三戸方面から当時の交通の要衝であった鹿角市毛馬内に抜けるためには、現在の国道104号線で中滝へ行き、そこから国道103号線で毛馬内までというルートではあまりに遠回りですので、多少標高が高い峠を通っても、比較的短い距離で行けるルートを切り開いたのかもしれません。また、近くにあった不老倉鉱山の物資等の運送の関係もあり、そのこともルートに関係しているようです。(なお、現在は来満峠、不老倉峠へのルートは廃道となっており、大柴峠は登山道のみ存在するようです。)

 

 話は大分脱線してしまいましたが、復路は下り基調で軽快に走り、スタート地点の中滝の公衆トイレの駐車場に戻りました

 走行距離は往復で22km、標高差は160m程度で往路はキロ6分台の前半、復路はキロ5分台の後半でした

 

 さて、この後は温泉に入ってから帰宅するのですが、来年に予定している国道282号線の県境超えラン(小坂町役場~坂梨峠)の下見を兼ねて、遠回りではあるものの大館矢立ハイツの温泉で入浴することにしました。

 ただ、このコースは特に坂梨峠に近くなってからは、渓谷沿いの道で片側は山、もう一方は谷となっていました。さらには、道が曲がりくねっており、道幅も狭いことから車から歩行者が見えずらく、危険に思われます。ここを走る時には安全を確保するための作戦が必要でしょう。

 慎重に曲がりくねった道を走ってようやく大館矢立ハイツに着きました。

 ここに来るのは初めてです。入浴料360円を支払って入館しました。(12/1からは400円になるそうですが、それでも安いですね。)

 お湯は鉄分を含んだナトリウム・カルシウム塩化物泉で、特に露天風呂は広々としていて開放感バツグンです。

 秋田県境越えランも11月になると道路が冬期閉鎖になるところが多いので、たぶん今年はこれで終わりでしょう

 これからは遊んでばかりいないで、サブ4復帰に向けたトレーニングを始めたいと思っています。

秋田県境越えラン⑨(国道108号線その1※横堀駅~秋の宮温泉郷)

 昨日(11/9)は、秋田県境越えランの第9弾として、湯沢市横堀駅から国道108号線を通り、秋の宮温泉郷までのランを行いました。

 国道108号線の県境は、もっと先の仙秋鬼首トンネルにあるのですが、そこまで一気に走るのはきついので2分割とし、その前半となります。

 ただ、3日前に東北希望の襷マラソン(ハーフ)に出場し、左足親指に出来たマメがまだ痛む状況なので無事走り切れるか心配です。

 ルートは次のようになります。

 横堀駅には2020.11.12に旧69市町村ランで訪れているほか、先月の27日に行った国道13号線の県境越えランの際にも訪れています。

 自宅から2時間半ほど車を運転して秋の宮温泉郷まで来ました。ここの秋の宮温泉郷観光案内施設に車を置かせてもらいます。

 ただ、少し早く着きすぎたようですので、近くの川原の湯っこへ行ってみることにしました。

 川原の湯っこには昨年の9月14日にも訪れていますが、この時は川原の湯だまりの湯が熱すぎたりぬる過ぎたりで結局足湯も出来ませんでしたので、今回はせめて足湯くらいはしたいと思います。

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 川原の湯っこに着きました。先客が一人います。

 その方は、温度計を持参しており温泉マニアぽかったのですが、「ここは温度が50何度かあるのでとても入れませんよ。もっと川に近い場所が良いと思います。」とアドバイスしてくれました。

 そこで、川に近い場所へ移動し、川の水が適度に混じる場所を見つけました。

 ここは非常に浅いのでもちろん全身浴は出来ません。近くの小屋にあるスコップを借りて掘れば可能でしょうが、それまでの時間はありません。

 なので簡単に足湯にしました。しかも左足はマメが破れているので濡らさないように右足だけの足湯です。まず、一つ目的を達成しました。

 

 なお、私は温泉が好きで、よくユーチューブで温泉紹介の動画を見るのですが、大抵は若い女性の入浴シーンがあります。

 ただ、ユーチューブだと当然ながら規制があってそれは守られているようですが、見せられない部分はファンクラブに入会するとお見せします、というような甘い(?)誘惑をしている動画もあります。

 これって、温泉を出しにしているようで、温泉好きの私としては少し不快感を覚えます。

 そのような中で、「他の女性入浴系チャンネルとは差別化を図りたい」としてお色気路線とは一線を画した「混浴女子」というユーチューバーがいます。

 この女性は、野湯が好きなようで、温泉が湧いていればどこにでも入ってしまおうとするワイルドな人です。笑顔を見せるわけでも無く、時には眉間にシワを寄せて映るなど、視聴者に媚びることなど一切ないのですが、そこが可笑しくて思わず笑ってしまうこともあります。

 その彼女がこの川原の湯っこで映した動画がありましたので、興味がありましたらご覧ください。

www.youtube.com

 

 さて、足湯の後は、秋の宮温泉郷観光案内施設に戻ります。

 ここは無人のようですが、中にはトイレもあって観光客にはありがたい施設です。

 さて、この後は横堀駅まで乗合タクシーで移動です。

 近くの秋の宮山荘というホテルで乗車することになっていましたので、そこで待っているとタクシーが来ました。

 乗客は、最初は私一人でしたが、途中、民家に立ち寄り、高齢の女性が乗車しました。料金は私はかなりの距離がありましたので500円でしたが、その女性は100円でした。どうやら通院などで利用する方が多いようです。

 湯沢市の事業として運営しているもののようで、随分と割安に利用させていただきました。

 

 横堀駅に着きました。ここから今日のランのスタートです。

 

 ちょうどお昼時だったので、500mほど走ったところにある食堂でお昼にしました。

 

 さあ、この後はゴールを目指して走るだけです。午前中は曇りがちだったのですが、晴れ間も広がって来ました。

 

 食堂から9kmほど走ったところに「八ッ口内小公園」というポケットパーク的な公園がありました。「八ッ口内」とは、この地点から東南に点在する8つの集落を含む宮城・山形県境までの地域をかつてそう呼んでいたそうです。

 ただ、ここには「五叉路公園」と書かれた標柱もありました。

 どちらが正式名称なのでしょうか?

 なお、五叉路とは、①鬼首峠、②神室山、③有屋峠、④院内銀山、⑤小町の郷への道が交叉していることによるもののようです。

 数100年前は交通の要衝だったんでしょうね。

 そして、ここには「目覚めの清水」という湧き水がありました。

 水質検査もしているようなので、安心して飲みました。美味しかったです。

 さて、後はこの日のゴールまでノンストップです。この日のルートは歩道が設けられているところが多く、安心して走ることが出来ました。

 

 ゴール地点の秋の宮温泉郷観光案内施設に着きました

 結局、昨日は18km弱を1km当り平均6分30秒ほどで走りましたが、左足のマメはさほど気になりませんでした。

 ランの後は、先ほどの秋の宮山荘で入浴です。

 秋の宮山荘は秋田県が所有する温泉施設ですが、コロナ禍による収益悪化で運営を担っていた企業が撤退し、今年7月から営業を休止していました。

 しかし、新たな指定管理者により今月1日から営業を再開しましたので、そのお陰で広々とした温泉を楽しむことが出来ました。

 

 入浴を終えても日没までは大分時間がありますし、天気もだいぶ良くなって来たので帰りは少し遠回りして川原毛地獄・泥湯温泉・三途川渓谷経由で帰ることにしました。晩秋の山岳道路を走るのも楽しみです。

 標高1000m近くまで上りましたので、周りの山が眼下に見えます。紅葉が綺麗です。

 川原毛地獄に着きました。夕方でしたので、さすがに昨日は誰もいませんでした。

 このあと車は、紅葉の木々の中を走り快適なドライブだったのですが、残念ながら三途川渓谷に着いた頃には渓谷には太陽の光が当たらなくなっており、絶景を楽しむことは出来ませんでした。

 その楽しみは来年に取っておこうと思います。