ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

仙秋サンライン3時間坂道走をしてみました

 私がエントリーしている大町アルプスマラソンまで約1か月となりました。

 大町アルプスマラソンは高低差の大きい大会として知られており、8km地点から21km地点までの13kmで標高差217mをダラダラ上るようです。また、28km地点から34km地点までの6kmでも標高差142mの上りがあります。

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 そこでその坂道対策として、県内でそのくらいの距離でそのくらいの標高差があるコースがないものか探したのですが、なかなか見つかりません。一気に上ってあとは平坦というのではなく、ほぼ均等な傾斜で上るというコースは意外にないものですね。

 ようやく見つけたのが湯沢市の秋の宮温泉郷辺りと宮城県境にある鬼首トンネルの入り口までの仙秋サンライン(国道108号線)を走るコースです。

 実際に昨日走ったコースをご紹介します。

 まず、川原の湯っこの駐車場に車を置きました。

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 ここからスタートし、600mほどで仙秋サンラインに出ます。

 この日の計画は、最初は15分間仙秋サンラインを湯沢市中心部方向に走って(※下り)から折り返し、65分間宮城県方向に走って(※上り)からまた折り返し、30分間下り、さらにまた折り返して25分間上り、最後に折り返してから45分程度下ってスタート地点の川原の湯っこ駐車場に戻るという3時間走です。

 走友のY.S.さんも一緒に大町アルプスマラソンに出ますので、この日も一緒に練習しました。

 

 スタートしてから15分経過しましたので、まず、最初の折り返しです。

 

 そして今度は上りです。予定では65分走ってまた折り返すことにしていましたが59分ほどで鬼首トンネルに着いてしまいました。鬼首トンネルは長さが3.5kmもあるようですので、中には入らずにここで折り返します。この間、第1折り返し点からは10.2kmで標高差は226mありますので、大町アルプスマラソンによく似たコースだと思います。

 

 さてここからは下りです。予定では、30分下ることにしていましたが、第2折り返しが予定より早かったので、31分下って3回目の折り返しを行いました。下りはキロ5分ちょっとで快適に走れました。

 

 第3折り返しから700mほど走り、このコース上で唯一自販機がある宝寿温泉で給水です。1分ほど時計を止めて、また走り出しました。

 2回目の上りは疲れも出て来てキロ6分台に落ちました。

 第3折り返しから25分走って折り返しの予定でしたが、第2折り返しで5分ほど早く折り返したのでその分を調整し、30分走ってカモシカ橋で最後の折り返しです。

 

 2度目の下りも5分台前半で走りましたが、少し疲れが出て来ました。レースペースあるいはそれに近いスピードで走るのは3か月ぶりですものね。

 ゴールが近くなって来ましたが、予定の3時間よりは早く着きそうです。時間調整のため最後はクールダウンを兼ねてゆっくり走りましたが、それでも2時間55分台で着いてしまいました。ちなみに走行距離は30.9kmでした。

 詳しい結果表です。

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 平均するとキロ5分40秒くらいですので大町アルプスマラソンでのサブ4は微妙ですね。まあ、これからの練習次第でしょう。

 

 さて、ゴール後は川原の湯っこに行ってみました。

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 文字どおり川原から温泉が出ていますが、深さは無いのでせいぜい足湯くらいでしょう。

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 ただ、どこの場所も熱過ぎたりぬる過ぎたりで結局足湯も出来ませんでした。

 

 このあと近くのレトロな食堂で昼食を済ませてから、川原毛地獄の見物に向かいました。

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 この川原毛地獄は、恐山、立山と並び日本三大霊場であると看板には書かれています。まあ、三大霊場については、諸説あるようですが、この川原毛地獄もこの下の川原毛の大湯滝などを含めると非常にダイナミックでインパクトの強い観光名所と言っていいと思います。

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 ただ残念なことに有毒ガスの噴出により現在は遊歩道の一部が通行止めになっています。

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 私の後ろに見える看板から先が通行止めです。

 

 この後、麓にある泥湯温泉の小椋旅館で入浴しました。

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 この小椋旅館には、今から33年前にまだ小学校の低学年だった息子と甥っ子との3人で栗駒山に登った時に宿泊しました。建物も当時と同じで懐かしかったです。

 この日は、めったに出来ない30km坂道走を行い、初めての川原の湯っこ見物と久しぶりの川原毛地獄、そして泥湯温泉での入浴と充実した1日を過ごすことが出来ました。あとは、大町アルプスマラソンが無事開催されることを祈るのみです。