ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

盛岡シティマラソン2022参戦記(復活への第1歩?)

 昨日(10/23)は、盛岡シティマラソン(フル)を走って来ました

 フルを走るのは昨年11月の富士山マラソン以来ですので11か月ぶりです。(厳密には今年9月の田沢湖ラソンにも出走していますが、この時は長引くハムストリングス付着部炎のため最初から完走を諦めて途中棄権することにしていましたので、完走を目指して走るのは11か月ぶりとなります。)

 ただ、もちろん不安はあります。何しろ、この11か月で30km以上走ったのは、9/2の1回だけです。

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 しかもこの時は最初の6~7kmほどは市内の中心部を走りましたので信号待ちが多かったため、きちんと走れたのは中盤以降の20km強だけです。

 その後も二度ほど長距離のペース走を試みたのですが、途中で転倒して出血したり、足の指を痛めたりで30kmをきちんと走り切ることが出来ませんでした。

chuukounenrunner.hatenablog.com

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 そこで、このような練習不足も念頭に置きながら、レースのプランを立ててみました。

 細かいプランではなく、ペースが大きく変わるであろう区間をどの程度の速さで走るかだけを決めました。

 まずその前にこの盛岡シティマラソンの高低図です。

 小さくて見えずらいかと思いますが、スタートしてから20kmまでは、おおむね平坦ですのでこの区間はキロ5’48”、20~25kmまでは全体的に緩やかに上るためキロ6’12”、25~30kmまではこのコース最大の難所であり、きつい上りと下りがあるのでキロ6’36”、そして30km以降は全体的に下り基調のため、キロ6’12”とし、予定通りに行けばゴールタイムは4時間15分ほどになるはずです。

 ちなみに3年前にこの盛岡シティマラソンを走った時のタイムは3:47’38”ですので大分遅くなりますが、現在の状況ではこれが精いっぱいでしょう。

 

 さて、盛岡には前泊です。車で盛岡に向かいますが、雨が強くて翌日の大会が心配でした。

 ホテルは盛岡駅前にある東横インでチェックインを済ませてから、ゼッケンを受け取るため、前日受付に向かいます。会場のタカヤアリーナには駐車場が無いので、盛岡駅のタクシープールから会場までのシャトルバスが出ているとのことです。

 東横インから盛岡駅までは歩いて1~2分です。

 ところがどこにもシャトルバスは見えないし、案内もありません。しばらく辺りをうろうろしても、それらしい場所はありません。

 さすがにこれはおかしいと思い、スマホで調べてみました。老眼で見えにくい画面を必死になって追っていくと何と、シャトルバスの発着所は盛岡駅西口となっています。

 私がいた場所は東口ですので、いくら探しても見つからないはずです。ただ、どうやって西口に行けば良いのか分かりません。確か、前日受付はあまり遅くまでは行っていないはずです。焦ります。

 幸い、駅たびコンシェルジュという場所がありましたので、そこで教えてもらい西口に着いたら場所は分かりやすく表示されており、無事にバスに乗ることが出来ました。

 そうして前日受付の会場でゼッケンなどが入った封筒を受け取り、またバスに乗って盛岡駅に戻りました。

 安心して近くのコンビニで買い物をして、ホテルの部屋に戻り、受け取ったものの中味を確認しようと思ったところ、肝心のその封筒がありません

 もしかして、コンビニに置き忘れたのではないかと思い、急いでコンビニに戻ったところ、ありました!危ない、危ない。あやうく出走不可となるところでした。

 このゼッケンは、確か1,000円を余分に支払えば郵送されて前日受付が不要とのことでした。ただ、大会の雰囲気を味わうため、前日受付を選択したのですが、こんなドタバタになるのなら郵送してもらった方が良かったと後悔しました。

 まあ、すべて私の不注意のせいなのですが(笑)

 

 さて、翌朝は、歩いて会場の盛岡城跡公園に向かいます

 10分ちょっとで公園の入口に着きました。

 天気は曇りですが、雨の心配はなさそうです。

 

 公園内には綺麗に紅葉している木もありました。


 さあ、スタートです。フルマラソンには4,200人ほどの参加とのアナウンスがありました。前回開催された3年前よりは若干少なくなっているようですが、東北を代表するマラソン大会の一つと言えるでしょう。

 そして、私の結果は次のようになりました

 最初の10kmまでは、設定ペースよりも少し速かったのですが、余裕があったのでペースを気にせずに走りました。ただ、10kmを過ぎると、若干疲れが出てきたような気がして、設定ペースまで落としましたが、20km地点までは予定よりも2分半ほど早く、順調です。

 そして、上り基調となる20~25kmの区間はペースは落ちたものの、予定のペースを守っています。

 ただ問題はきつくて長いアップダウンのある25~30kmです。ここでのタイムの落ち込みはあらかじめ想定内ですが、ここで思わぬアクシデントがありました。

 実は、レースの途中からお腹の具合が悪くなり、ついに我慢できなくなって30km地点の少し前のトイレに駆け込んだのです。ここでのタイムロスは2分くらいだったでしょうか。この日は、この後も1日中お腹の調子が良くありませんでした。

 それでも、30km地点ではまだ予定タイムの範囲内です。予定タイムのクリアのためにはここからの頑張りが必要ですが、みるみるタイムが落ちてきました。

 自分としては、普通に走っているつもりなのですが、きっと脚筋力が落ちて地面を蹴れていないのでしょう。キロ7分前後のスピードになってしまいました。長距離の練習不足が響いているようです。

 ただ、ここで無理をしてハムストリングス付着部炎を悪化させてはいけませんので、そのままのスピードで走り、最後の500mだけはキロ5分程度で疾走(?)して11カ月ぶりのフルマラソン完走となりました。

 4:25’21”(グロス)というタイムは、100回以上フルを走っている私にとってワースト3となる情けないタイムですが、現状ではやむを得ません。

 まあ、今回のレースをサブ4復帰への第1歩として、体調を見ながら少しずつ練習の質と量を上げて行って来年の秋までにはサブ4復帰を果たしたいと思っています。

 来年1月の勝田全国マラソンでは、せめて4時間一桁台で走ることを目標とします!