ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

「秋田→東京走破」その5(4日目 宇都宮市~石橋駅)

 11/27は、今回の旅ランの4日目(最終日)です。

 最終日ですので、ランの距離は少なめにし、大谷資料館などの観光を楽しみたいと思います。

 まずは行程の予定表です。

 そしてランのルート図です。

 

 予定では上記の通りですが、問題は前回お伝えしたように、うとうとすると身体がビクッとなって全然眠れずに朝を迎えてしまったことです。

 ただ、朝食(※結構良い内容でした。)も普通に摂れましたし、起きていればそれほど体調が悪いわけでは無かったので計画通り石橋駅までのランを行うことにしました。

 なお、予定では石橋駅までのランの後、電車で宇都宮駅に戻り、その後、温泉施設で入浴・着替えをしてから観光となっていたのですが、ホテルのチェックアウトが何と11時ということだったので、10時くらいまでにホテルに戻ってくればホテルでシャワーを浴びて着替えすることが可能ということに気が付きました。

 よって少し早めにホテルを出発して石橋駅に向かいます

 ホテルの玄関から見た宇都宮駅です。雲一つない快晴です。

 朝のピンと張りつめた空気の中、そういえば昨年の今日(11月第4日曜日)は富士山マラソンを走っていたな~、などと思いながら日曜朝の宇都宮を走りました。(ランネットの速報では、今年の70歳以上の部の優勝者のタイムよりも私の昨年のタイムの方が若干良かったので、もしこのハムストリングス付着部炎が無くて今年も出場していれば入賞できたかな?なんて妄想しています。まあ、「たられば」の話です。笑。)

 天気が良いので遠くの山も良く見えます。左側の半分建物の陰に隠れている山は男体山のようです。

 

 石橋駅に着きました。14.5kmほどを朝食後間もないランにも拘わらずキロ6分ちょっとで走れましたので、今のところ睡眠不足による体調不良は無さそうです。

 石橋駅から電車で宇都宮駅に戻り、ホテルに戻ってシャワーと着替えを済ませてました。後は観光だけです

 大谷資料館の入場券と大谷寺の拝観券がセットになった大谷方面へのバスの乗り放題券を1,850円で購入し、宇都宮駅前のターミナルからバスに乗りました。

 だいぶ観光客が多く座席に座れない人もいました。

 大谷観音前バス停で降り、まずは大谷寺(大谷観音)に行きました。

 

 この巨岩の中に納まっている観音堂の内部には弘法大師の作と伝えられる、岩の壁面に直接彫刻した大谷観音があります。

 ただ、中は撮影禁止でしたので、大谷観音や他の石仏等については大谷寺のホームページでご覧ください。

www.ooyaji.jp

 観音堂と脇堂を出ると写真撮影が可能です。(※宝物館も撮影禁止だったような気がします。)

 弁天堂のそばに弘法大師伝説の白蛇がいました。(もちろん作り物です。)

 

 奥に入っていくと御止山(おとめやま)の説明看板がありました。

 御止山は国の名勝に指定されており、頂上までは15分くらいで登れるとのことですので行かない手はありません。

 道は整備されており、登りやすかったです。

 わずか5分ほどで見晴らしの良い場所に出ました。

 そして頂上はそこから2分ほどでした。

 ここには大正天皇が度々参詣されていて、かつてはお手植えの松があったそうで、今はこの記念碑が建っているとのことです。

 この御止山は山全体が岩で出来ているような感じで、しかも手軽に登れて見晴らしも良いことから、確かに名勝でしょう。

 

 大谷寺を出た後は、すぐそばの大谷公園に行きました。ここには高さが27mもある「平和観音像」があります。

 これです。

 第二次世界大戦戦没者の霊を弔い、世界平和を祈って彫刻されたものとのことです。

 一見すると彫刻した物をここに立てたようにも見えますが、実は大谷石の採掘場跡の岩壁に彫られたものです。

 そして階段で観音像の裏側にある展望台まで行けそうなので上ってみましょう。

 

 階段を上り、もうすぐ展望台というところまで来ました。観音像が間近に見えます。

 

 そして展望台から見た公園の景色です。

 

 観音像の横顔です。

 

 展望台にはベンチもありましたので、ゆっくりと日向ぼっこをしました。

 

 大谷公園にはいくつか奇岩がありますのでそのうちの一つをご紹介します。

 岩山の上に大きな石が今にも落ちそうな状態で乗っています。この石は天狗が投げて乗せたという伝説から「天狗の投げ石」と呼ばれているようです。

 一応、落下防止のため補強しているのが見えますが、大地震が来たら大丈夫でしょうか?

 大谷公園は、もともとは大谷石の採掘場だったため、いたるところに大谷石の岩壁を見ることが出来る極めて特殊な公園でした。

 

 次は、歩いて10分ほどの距離にある「大谷石資料館」に向かいます。

 大谷資料館の近くまで来ました。結構、若い人たちで賑わっています。

 写真奥の大谷資料館に入ります

 大谷資料館は、1979年に大谷石採石場跡にオープンした資料館で、中には巨大地下空間が広がっています。

 内部にはアート作品も展示されています。

 ただ、館内は暗いので私の写真では様子が良く分からないと思います。興味のある方は次のホームページをご覧ください。

www.oya909.co.jp

 資料館の外には「愛の泉」と書かれた泉(?)がありました。

 ここには縁結びの神が祀られているとのことです。そういえば、観光客にはカップルが多かったな~。

 

 ひととおり見学を終えてもまだ帰りの新幹線までは大分時間がありましたので、もう一度大谷公園に戻り、のんびりと時間をつぶしてからバスで宇都宮駅前に戻りました。

 そして、まだ昼食を摂っていなかったので、せっかく宇都宮に来たのだからと、前日に続きまた宇都宮餃子を食べました。宇都宮餃子はニンニクの量が控えめのようですので、この後、新幹線に乗っても他の乗客のご迷惑にはならないでしょう。

 帰りの新幹線では、することも無いので寝て行こうとしたのですが、また前日のようにうとうとすると身体がビクッとして眠れません

 家に帰った翌日にネットで調べてみたところ、どうやらそれは「入眠時ミオクローヌス」というもののようです。

 簡単に言うと、脳幹網様体」が誤作動を起こし、うとうと半分眠っているような状態になった時に脳幹網様体から筋肉を緊張させるための信号が手足の筋肉に送られ、ビクッとなるのだそうです。

 そして予防のためのポイントは、睡眠のリズムを崩さないこと、特に夜更かしを控えることとのことでした。

 どうやら最終日のホテルでいつもより早く寝たものの、騒音で深夜になっても寝付けなかったことが原因となっているようです。

 ただ幸い、家に帰って来てからはそのようなビクッとするような症状は現れていませんので脳幹網様体の誤作動は解消されたようです。

 

 ということで、私がランニングライフ10大目標のうちの一つとしている「秋田→東京走破」については、全行程670kmのうち残すところあと100km余りとなりました。

 次回の実施時期は決めていませんが、まだ元気である程度余裕を持って走れるうちに実施したいと思っています