今日は、ユニークなマラソン大会その2として、埼玉県所沢市で行われる「年の瀬マラソンin所沢」をご紹介します。ユニークな点は丸数字で示します。
この大会の最もユニークなところは、①主催者が仮装ランを推奨し、タイムではなく、優れた仮装を「仮装大賞」として表彰することです。
そのためか、参加者の仮装のレベルは非常に高く、あの格好でよく42kmを走れるものだと思うような大掛かりな仮装も多く見かけます。圧倒的に仮装ランナーの方が多いので、仮装をしていないで走るのが逆に恥ずかしくなってしまうくらいです。
スタート前です。皆さん、仮装の準備に余念がないようですね。
種目はフルマラソンだけで、所沢航空記念公園に設けられた3.246kmのコースを13周するのですが、タイム計測はICチップによる自動計測で、他の小規模な周回コースの大会によくある自己申告又は自己管理による周回確認ではなく、②スタート・ゴール地点でそれぞれのランナーの周回数が電光表示されます。
大会パンフレットのコース図です。
グーグルアースで見るとこうなります。
また、③開催日は、「年の瀬マラソン」の名前が示すとおり、年の瀬も押し迫った12月第4日曜日となっており、おそらくフルマラソンでは日本で一番、年の最後に行われる大会ではないでしょうか?
開催場所の所沢航空記念公園は、総面積が50.2haと広大な敷地を有していますが、ここは1911年に日本で最初に開設された飛行場である所沢飛行場の跡地に整備されたものとのことです。
そして公園内にはところどころに昔の飛行機が展示されています。
また、その他のユニークな点としては、④参加料がとにかく安い。私が最初に出た時が2,500円、最後では3,000円、今は3,200円になっているようですが、首都圏のフルマラソンとしては破格の低額の参加料です。
その他、ごみ減量のため、⑤エイドステーションに持参したマイカップを置き、各自それに入れて飲んで、紙コップなどのゴミを出さないとか、⑥ネットによる記録発表の際の男女別の順番も通常は男性が先になっている場合が多いところを女性を先に掲載している、など他の大会とは違う取り組みもしています。
最後に、このように仮装を楽しむ大会の趣旨にはあまり沿っていないかもしれませんが、私のこの大会の戦績をご紹介します。
本当に参加者の仮装のレベルは非常に高く、走りながらそれを見ていると、飽きることなく42kmが終わってしまいます。そのようなお祭り気分を味わえるこの大会に一度参加してみてはいかがでしょうか?