ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

2023年を振り返って

 2023年ももうすぐ終わりですね。

 今年こそは良い年になるよう願った2023年ですが、その願いは叶わなかったようです。

 世界的に見るとウクライナ戦争は膠着状態で全く終わりが見えず、加えてパレスチナ問題という極めて複雑な問題を抱えるイスラエルハマスの戦いも勃発しました。一日も早い和平を願うのみです。

 日本国内に目を向けると、物価上昇が私たちの生活を圧迫し、また、この夏は秋まで続く異常な猛暑にも苦しめられました。

 新型コロナ感染症については、ようやくこの秋になって落ち着いて来ましたがインフルエンザの流行と共にまだ油断はなりません。

 また、秋田県では私の住む秋田市を始めとして7月には記録的な大雨に見舞われ、甚大な被害が出ました。私の家は床下浸水で済みましたが、それでもその後の対処が大変でしたので、床上浸水の被害を受けた方々はとてもその比では無いでしょう。心からお見舞い申し上げます。

 更に今年はツキノワグマの出没が異常に多く、秋田県の人身被害は70名とこれまで最多の年の実に3.5倍にも上っています。

 そのためクマが出没しそうな危険な場所には行かないなど、行動を制限せざるを得ませんでした。

 そしてまた、個人的には2021年10月末から続くハムストリングス付着部炎による右臀部痛については軽快するどころか、むしろ悪化しています。

 

 このような状況の中で良かったことと言えば、数々の劇的なドラマの末に見事にWBCで優勝した侍ジャパンの活躍と日本人メジャーリーガーで初のホームラン王となった大谷選手の活躍で、暗い世の中で滅入る気持ちを明るくさせてもらいました。

 栗山監督と選手の皆さん、ありがとう!そして大谷選手、来シーズンも新天地で頑張ってください!

 

 では、ここで今年出場したマラソン大会を中心とした私のランニングライフについてお話させていただきます。

 今年はまず1/29には勝田全国マラソン(フル)に出場しました。この頃はハムストリングス付着部炎の痛みがそれほど強くは無かったのですが、長い間まともな練習が出来ていなかったので4:08:46(ネットタイム)というやや不本意なタイムに終わってしまいました。

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 その後もハムストリングス付着部の痛みはありましたが、サブ4復帰に向けて本気で練習しようと、3月は月間走行距離の目標を400kmに設定しました。

 痛み止めのロキソニンを飲みながら順調に距離を伸ばして行ったのですが、胃痛を感じるようになり市販薬を服用しても治らないので胃腸科クリニックを受診したところ、胃潰瘍であることが判明しました。

 その後はロキソニンが禁忌となり服用できなくなりましたので、練習を続ける上での大きな味方を失うことになりました。

 なお、この月の月間走行距離は370kmと令和になってからの最長でした。

 そのような状況の中、4/16にはあおもり桜マラソン(フル)に出場しました。この時は、レースの3週間ほど前から右臀部痛が悪化し、長距離を走ることが困難な状況でした。そしてレース当日もウォームアップの時から既に痛みがあります。途中でリタイアすることも念頭に置きながらスタートし、ギリギリ痛みに耐えられるくらいのスピードで走って何とか4:19:57(ネットタイム)で完走しました。

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 そして5/7には黄桜まつり健康マラソン(6km)に出場しました。激坂コースではあったのですが、短い距離なので何とか30:46(グロスタイム)で走り切ることが出来ました。

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 また、5/21には所属するランニングクラブ主催の田沢湖一周記録会(20.5km)に参加しました。この時はロキソニンのおかげか(※胃腸科の主治医からは胃腸薬を飲みながらであれば時々はロキソニンを飲んでも良いと言われました。)、あまり右臀部に痛みが無く、ほぼ予定通りの1:52:27で走ることが出来ました。

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 そしてその1週間後の5/28には錦秋湖ラソン(30km)に出場しました。

 この錦秋湖ラソン(30km)は制限時間が2時間45分と故障中の高齢者にとっては厳しいのですが、例年、その時間をオーバーしても数分間は完走扱いにしてくれています。今年も同様に数分間のおまけがあり、そのおかげで2:48:23(グロスタイム)ではありましたが完走でした。

 この時にもロキソニンを服用しており、あまり右臀部に痛みを感じることなく走れました。

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 6/11には10年ぶりにいわて銀河100kmマラソン(50kmの部)に出場しました。このレースに出場したのは年代別優勝を狙ったからです。レース終盤には右臀部や腰に強い痛みを感じましたが、5:11:43(グロスタイム)で無事年代別1位となりました。

 ※次の記事のタイトルが「まぼろしの年代別優勝」となっていますが、これは大会ホームページでは年代別表彰について記載されていたにもかかわらず、大会パンフレットにはその記載はなく、またゴール後にも特にその表彰が無かったため、年代別の表彰は無いものと思ってこのようなタイトルになったのですが、後日表彰状が郵送され、また12月になってから副賞としてリンゴ15個が送られてきました(笑)。 chuukounenrunner.hatenablog.com

 また、6/25には秋田リレーマラソン(フル)に出場しました。この秋田リレーマラソンは基本的には4人以上で参加するのですが、3人以下の少数精鋭の部というものがあり、ここでは1人で参加することも出来ます。

 私は数少ない1人での参加でしたが、2週間前の50kmレースでの疲れもあったようでタイムは4:44:47(グロスタイム)とフルのワースト記録を更新してしまいました。

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 このように今年の春はハムストリングス付着部炎による右臀部の痛みはあるものの軽い時が多かったのでレースにも出場できていました。

 しかし、7月に入ると痛みが強くなり、更には7月中旬の記録的大雨による床下浸水への対処、そして7月下旬から9月中旬まで続いた異常な猛暑などによりほとんど走ることが出来ない状況となりました。

 そのような中、9/17開催の田沢湖ラソン(フル)では右臀部痛がこれまでの最悪の状態でしたので、とてもフルを完走出来そうには無かったため、22km地点(※スタート地点)で棄権するつもりでスタートしました。

 気温は高いし、走ると右臀部が痛みます。ただ、キロ6分台のゆっくりペースだったせいかギリギリ耐えられそうな痛みでしたので、リタイア予定の22km地点で悩んだ末、その先も進むことにしてしまいました。

 結果、その後は痛みは強くなる一方で、終盤は全く走ることが出来ずにゴールタイムは5:19:31(グロスタイム)とワースト記録を大幅に更新してしまいました。

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 その後は、右臀部の痛みのため練習すらままならず、10/9の潟上健康マラソン(5km)と10/22の盛岡シティマラソン(フル)も痛みのため欠場(DNS)せざるを得ませんでした。そして、来年1/28に行われる勝田全国マラソン(フル)も欠場することにして、予約していたホテルをキャンセルしました。

 来たる2024年には春頃からは少しでもハムストリングス付着部炎が軽快し、せめてゆっくりなら痛み無しで走れるくらいになればと願っています。(本当はもう半分くらい諦めています。)

 では、皆さま、良い年をお迎えください!