ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

2023田沢湖マラソン参戦記(計画DNFのはずが・・・)

 昨日(9/17)は秋田県最大のマラソン大会である田沢湖ラソン(フル)に参加して来ました。

 この田沢湖ラソンは、まだ残暑が厳しい9月中旬の開催に加え、アップダウンの厳しさから国内有数の難コースと言われています。

 私はといえば、この3か月は猛暑と持病の右臀部痛(※ハムストリングス付着部炎)のため月間走行距離が50~100km程度とまったく練習出来ておらず、右臀部痛はこれまでの最悪レベルということもあって、昨年のこの大会同様に最初からDNF(=Did Not Finish※途中棄権)するつもりでした

 朝早く目が覚めてしまったので、予定より早く家を出て、大会会場のそばの駐車場に車を止めました。

 田沢湖ラソンでは大会会場に近い駐車場は早朝にすぐ満車になってしまうのでここ7~8年は離れた場所にある駐車場に車を止めてシャトルバスで移動しており、湖畔の駐車場に止めるのは久しぶりです。

 やはり湖畔はいいですねー。

 6時半前に駐車場に着いたのですが、7時近くになってもまだ満車になっていませんでした。

 まだコロナの影響が残っており、参加者が少ないのでしょうか?また、今年から参加費が大幅に上がった(フルは7,000円→10,000円)ことの影響もあるかもしれません。

 天気は曇りで今のところ涼しく感じます。ただ、天気予報では最高気温が28℃となっていますので油断は出来ません。

 会場までは歩いて10分弱です。

 

 会場と車を何度も行き来して、さあ9時30分のスタートです。

 予定では、キロ6分半前後で走り、湖畔に戻る22km地点でリタイアすることにしています。なにしろ3か月前にフルを走ってから一度も20km以上を走ったことがないのですからこれでも高い目標です。

 ちなみに昨年の様子です。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 今年はこれまでにないゆっくりペースで走り始めましたが、時折陽が差してくるとかなり暑く感じます。

 それでも概ねキロ6分台の前半(上り坂はキロ7分前後)で走り、湖畔に戻って来ました。予定ではここで棄権するのですが、まだ余裕があったので練習のつもりと思って最後まで走ることにしました。

 制限時間は6時間ですが、5年前までは制限時間が5時間でしたので、どうせなら5時間以内で走りたいものです。

 そして田沢湖畔はキロ7分前後で走ることとし、最初は順調でしたがだんだん疲れが出て来ました。それはそうでしょう。全く練習していないのに加えて、この暑さです。

 なお、秋田魁新報社掲載された大会結果での気象状況は次のようになっていました。

 どうやら30℃ほどまで気温が上がったようです。とてもフルを走るような気温ではありませんね。

 そして33km地点付近で脚がつってしまいました

 それから先は少し走って脚がつりそうになると歩いての繰り返しでキロ8分台にまで落ちます。

 加えて給水所ごとにスポドリと水をがぶ飲みしたせいでしょうか、お腹の調子が悪くなり、残り5km地点でトイレに駆け込みました。

 そしてその後も脚のつりをだましだまししながらキロ9分台で走りと歩きを繰り返していたのですが残り3km地点で持病の右臀部痛がひどくなり、まったく走れなくなりました

 無理をして取り返しのつかないことになると大変ですので、ここからは完全な歩きで、さすがにゴール前だけはゆっくり走ってこの日のレースを終えました。

 結果は5時間19分31秒とこれまでのワースト記録を35分も更新してしまいました

 ただ、故障、練習不足、気温、コース等を考えると、まあ妥当な結果とも言えます。

 不甲斐なさの中にもゴールまでたどり着いた満足感も感じながら帰途に着いたのですが、車の運転でアクセルとブレーキの操作を頻繁に行うと足がつりそうな嫌な感じがします。

 事故を起こすと大変ですので、田沢湖畔にある御座石(ござのいし)で休憩することにしました。

 ここにはいくつもの観光スポットがあります。

 今は観光シーズンではないと思いますが、それなりに人は居ました。

 ここは、田沢湖の主である龍神辰子姫)を祀っている御座石神社」です。

 神社の入口にある御神木は仙北市指定の天然記念物の杉で樹齢は450年ほどと推定されているそうです。

 

 湖畔の方に行ってみましょう。御座石神社の鳥居です。

 少し離れた所には階段があって湖面まで下りられるようになっていました。

 ここは水深が70mもあるそうで遊泳禁止となっています。 

 波打ち際まで下りて写真を撮りましたが、一歩先が70mの深さだと思うと少し怖いですね。

 また、鳥居のそばには「七色木」というものがありました。一本の木から、松・杉・

桜・槐・榛の木・えごの木・梨の7種類の木が出ているそうです。

 根元を見て見ましょう。

 木の一本一本の種類は確認できませんが、確かに同じ場所から違う種類の木が生えているように見えます。自然にこのようになったのであればまさに奇跡だし、人為的にやったとしてもなかなかこううまくはいかないでしょう。

 御座石には他にも見どころがあります。

 御座石神社から山の方に数100m入ると「辰子の鏡石」があります。そこには3年ほど前に旅ランでこの地を訪ねた時に立ち寄っていますので、興味のおありの方は次をご覧ください。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 こうして御座石で休憩を兼ねて観光してから再び車で自宅のある秋田市に向かいましたが、長く走っているとまた脚がつりそうな嫌な感じがするので、その後も何度も休憩をして無事に家に着きました。

 マラソンの後で運転すると脚がつりそうな嫌な感じになることは2~3年前から年に数回あります。そのつど休憩をして回復しているのですが、今後、もし同じようなことがあったら運転はしないなど、さらに安全に努めないといけないと思っています。

 さあ、次は10/22の盛岡シティマラソン(フル)です。

 右臀部の痛み(ハムストリングス付着部炎)がすぐに軽快することは無いでしょうが、そろそろ猛暑も終わりでしょうから、もう少し練習量を増やして今回のような無様なレースはしないようにと思っています。