ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

2023いわて銀河100kmマラソン参戦記(まぼろしの年代別優勝)

 昨日(6/11)は、いわて銀河100kmマラソンの50kmの部に参加して来ました。

www.iwate-ginga100.jp

 普段はほとんど走らないウルトラマラソン(※フルマラソンを超える距離のレース)を走ろうと思ったのは、このところ不甲斐ない成績が続くフルマラソンの持久力強化を目的とするほか、70歳代の年代別優勝を狙ったからです。

 普通ならこの私が、年代別とはいえ「優勝」なんてとても無理なことですが、この「いわて銀河100kmマラソン」はその名のとおり100kmがメインの種目であり、50kmはいわばサブ種目のようなものだと私は思っています。

 参加人数は、ざっと名簿を見たところ100kmは男女合わせて900人程度のようですが、50kmは男女で200人ほどしかいません。

 しかも50kmの出場者は私のようにとても100kmは走れないので50kmを選択している方もいると思われるので、おそらく100kmの出場者よりは全体的には走力が劣っている可能性があります。(50km出場者の皆さん、ごめんなさい。🙇)

 事実、私は10年前の60歳の時、50kmの部に出場し、4時間25分11秒の記録ながら60歳代の部で優勝しています。(年代別の完走者はたった23人だったけど。笑)

 ということで、現在もまだ不調ではあるものの、うまくいけば70歳代の部での優勝ができるかもしれないと思ってエントリーしたのです。(大会のホームページを見たら今年も表彰は100km・50kmとも男女別1~10位と50代、60代、70代以上の男女別各種目1位~3位となっていました。)

 

 年代別優勝を狙うためには、現在の私が出来るベストの走りをしなくてはなりませんので、まずはレースプランの策定です。

 この大会は100kmの部ほどではないにしろ、50kmの部も結構なアップダウンがあります

 スタート地点から29km付近まで標高差170mほどをじわじわと上り、29km付近から31km付近までは2kmの間に標高差150mほどを一気に下ります。

 その後は下り基調が続きますが、43km付近からは800mほどの長い上り坂があり、また48km付近からも300mほどの上り坂があるという難コースになります。

 そこで私は、スタートから35km地点までは、5kmを29分(キロ5分48秒)で走ることとし、35kmから40kmは疲れも出てくるので30分(キロ6分)、40kmから45kmまでは長い上り坂があるので35分(キロ7分)、そして45kmからゴールまでは上り坂に加えて疲れがピークとなるので37分(キロ7分24秒)という目標を立てました。

 

 そしてその結果はというと・・・。

 最初の5kmだけは目標とまったく同じタイムでしたが、その後は少しずつ目標タイムより遅れ始め35km地点では目標より10分近く遅れました。

 35km~40kmではなだらかな下り坂だったので少し持ち直しましたが、43km付近の長い上り坂では歩いてしまいました。

 スタート前にロキソニンを飲んではいたのですが、この頃には薬の効果が切れて来たのか、持病のハムストリングス付着部の痛みに加えて腰にも強い痛みを感じるようになっていました。

 結局、終わってみれば5時間11分43秒と、目標タイムより7分近く遅れましたが、現在の私の実力からするとよくやった方でしょう。

 

 さて、肝心の年代別優勝の件ですが、スタート前に受付を済ませて渡された大会プログラムを見ていると「表彰」に関する事項があり、そこには男女別で総合1位から10位までを表彰するということにつては大会ホームページと一緒ですが、このプログラムには「別にシニア(50歳以上)の部を(100km・50km)1位から8位までを表彰します。」ということが書かれており、ホームページにある50代、60代、70代以上の1位から3位までの表彰のことは何も書かれていませんでした。

 たぶん今年から変更になったのでしょうが、ホームページに書かれていることを見てエントリーしたのに、と釈然としない思いを持ちながらスタートラインに着きました。

 それでも、結果が1位でなければ諦めもつきます。

 家に帰ってからダウンロードして印刷した完走証がこれです。

 男子70歳以上第1位となっています!

 そしてネットに掲載された公式結果では種目別記録一覧として50km男子70歳以上の部の完走者全員の順位とタイムが載っています。

 でも、部門別で1位になっても表彰されなければ「優勝」とは言えませんよね?

 まあ、いずれにせよ完走者14名の中での1位ですので、威張れるものではありません。ただ、男子全体の完走者123名の中で30位でしたので、それについては少し気を良くしているところです。

 ということで、まぼろしに終わった私の久々の年代別優勝でした(笑)。

 

 恨み言が長くなり、申し訳ありませんでした。何枚か写真も撮って来ましたのでご覧ください。

 ここは50kmの部のスタート地点の駐車場です。向こうに見えるのは「志賀来ドーム」で選手の受付と休憩所になっています。人工芝の体育館のようです。

 

 ここはゴール地点です。ゴール後は皆さん晴れやかな表情をしていますね。

 

 ゴール会場では、豚汁、おでん、おにぎりの食券とドリンク券が渡されました。ドリンクはビールかソフトドリンクを選べるようになっており、車を運転しなければならない私は残念ながらソフトドリンクにせざるを得ませんでした。

 

 ゴール会場から各駐車場まではバスが出ています。有料(1,000円)ですが、50kmのスタート地点までのバスは1時間半に1本しかありません。

 本当は、表彰式に出るつもりで(まだ言っている。笑)もっと遅いバスに乗る予定でしたが、急いで食事を済ませて、早いバスに乗りました。

 バスは途中でマラソンのコースも通るので、まだ走っている大勢のランナーが見えました。でも、走っているランナーにしてみれば、嫌なものでしょうね。

 1時間近くかけてようやくスタート地点の駐車場に着きました。

 

 スタート地点にある温泉施設の「沢内バーデン」で入浴し、帰路に着きました。

 

 10年ぶりの50kmマラソンはやはり長く感じましたが、沿道では地元の方々が暖かく応援してくださり、とても元気をもらいました。

 次のレースは2週間後の秋田リレーマラソン(ソロの部)です。炎天下でのレースが予想されますので、暑熱順化に取り組みたいと思っています。

 

2023.06.29追記

 大会ホームページにあった年代別表彰が実際には無かったことについて、恨み言を書いてしまいましたが、何と、6/29に表彰状が届きました。

 ということは、大会ホームページにもあったとおり年代別の1位~3位も表彰対象で、ただ表彰式での表彰は行わない、ということだったようです。

 いずれにしろ、このように表彰状をもらえたということは「まぼろし」の年代別優勝ではなく、紛れもない年代別優勝と言えそうです。

 後日、副賞も送られて来るそうですので、楽しみです(笑)。