ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

2023秋田リレーマラソン(ソロの部)参戦記(ワースト記録更新)

 暫く更新が滞っていましたが、6/25は秋田市内で開催された秋田リレーマラソンに参加して来ました

 この秋田リレーマラソンは、15人までの人数で編成されたチームでリレーして42.195km走ってそのタイムを競うものですが、最後まで一人で走り切ることも認められています(※ソロの部)。

 つまりソロの部はフルマラソンを走ることと同じことですので、なかなか練習では出来ない夏場の長距離走の絶好の機会として参加しました。

 ただ、心配なのは2週間前に走った「いわて銀河100kmマラソン(50kmの部)」の疲れがまだ残っていることです。

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 年を取ると年々疲労の回復が遅くなるようで困ったものです。

 その他の心配事と言えば、このところずっと週に1~2回は鼻血が出るので、レース中に出るとどうしようとか、天気予報では昼から晴れて暑くなりそうとか、普通はリレーで走るレースを一人で走るのは精神的にきつそうとか、心配な事だらけです。

 ただ、うれしいことは参加費は参加者一人につき2,500円とのことで、一人でフルを走っても2,500円という破格の安さです。

 また、会場が官庁街に近く、自宅からも5km弱の距離ですので朝に早起きする必要もありません。

 そして当日の朝を迎えました

 ところが、いきなり鼻血です。文字通り「出鼻」をくじかれました。幸い、間もなく出血は止まりましたので、大きな影響は無さそうです。

 車を日曜日は一般開放されている市役所に止め、会場の八橋陸上競技場に向かいます。

 陸上競技場がある八橋運動公園に着きました

 この日のコースは、陸上競技場のトラックを1周してこの写真手前の位置まで走り、陸上競技場に戻るという1周1.0kmのコースを42周することになります。

 運動公園内のあじさいはまだ咲き始めでした。

 

 陸上競技場の入口です。

 

 陸上競技場の中です。今のところ曇っておりさほど暑さは感じませんが、この後どうなるでしょうか?

 参加人数は全部で350人程度で、ほとんどが4人以上でのチームですが、1~3人の少数精鋭の部の参加が20チームありました。

 とはいうもののやはりメインは大人数でのリレーであり、何か場違いな感じが拭えません。

 

 ただ、知り合いのランナーさんも多く、少しはアウェー感が薄らいで来ました。午前10時となって、さあスタートです

 最初はキロ6分弱くらいで入りましたが、2週間前の50kmレースで痛めた右腰に軽い痛みを感じます。ロキソニンを飲んでいるのに・・・。

 やがてペースはキロ6分を超えるようになりました。リレーのチームのランナーは速い人では私の2倍くらいのスピードで追い抜く人も多くいます。

 女性や子供それにランナー体型ではない人にも次々と追い抜かれ、しかも1周1kmの周回コースですので、同じチームに何回も抜かれて、延べ人数でいうと数千人にも抜かれたでしょう。

 くじけそうになる私を救ってくれたのは、知り合いのランナーさんたちからの応援です

 そればかりか、レース後には私のレース中の写真も送ってくれました。

 記念になります。ありがとうございました!

 

 そういえば、中盤に差し掛かる頃でしょうか?私の前を走っていた若いランナーが、突然私に「一緒に走ってもらっていいですか?」と話しかけてきました。「構わないけど、私は遅いですよ。」と答えたら「専門学校の仲間と思い出作りで走っているけど、全然練習していなくて1周でバテてしまったので、ゆっくり走りたいのです。」とのことでしたので、少しの間お話をしながら走りました。一緒に給水もしたいとのことだったので給水・エイドブースで給水をして競技場に入ったら、「私はこれで終わりですのでラストスパートします。ありがとうございました。」と言って走り去って行きました。

 彼にとっては、70歳の爺さんと一緒に走るのも思い出作りだったのかもしれません(笑)。

 お昼過ぎになると天気が良くなり、気温が上がって来ました。コース上に日陰はほとんど無く、陽射しが容赦なく照り付けます

 コース上には給水・エイドブースが1か所あり、必要であれば1kmごとに給水や給食ができるのですごく助かりました。特にリレーで走っている人たちは休む時間があるのでその時に給水・給食が可能ですが、一人で走っているランナーにとってはここに頼るしかありません。

 25km過ぎからはついにキロ7分台までペースが落ちました。身体は苦しくないのですが、まったくスピードが出ません。まあ、制限時間は5時間ですので、無理はしないこととします。

 スタートから3時間を過ぎるとゴールするチームも多くなって、走っている人数が少なくなって来ました。

 知り合いのランナーさんからの応援に加え、会場のアナウンスでもソロの部のランナーの紹介や応援があり、とても元気づけられました

 そしてなんとか無事にゴール出来ました。

 自己計測でのタイムは4時間44分50秒でした。ただ、私はガーミン(GPSウォッチ)を自動ポーズ(※時計が走行をストップしたと判断した時にはタイマーを一時的にストップさせる機能)に設定していたため、給水・エイドブースでの所要時間がカウントされていない可能性があり、実際のタイムはもう少し遅くなっているものと思われます。

 正式のタイムは後日ホームページにて閲覧できるとのことですが、本日現在まだアップされていません。

 いずれにしろこの日のタイムは私のフルマラソンでのワースト記録のようです。

 私のこれまでのフルマラソンでのワースト記録は2012年の田沢湖ラソンでの4時間44分42秒ですが、この時はレースの1か月半前までの2か月間は怪我のため全く走れず、しかも当日は最高気温が33℃という猛暑の日でした。

 その時に比べると、今回は途中から気温が高くなったとはいえ、せいぜい25℃程度であり、練習量についても1年7カ月前に発症したハムストリングス付着炎の影響で大幅に減少しているものの、それでも毎月100km台後半はキープしているのでここまで悪いタイムになるとは思っていませんでした。

 少しショックはありますが、思った以上に楽しく走れたし、気を取り直して秋以降のレースに向けて再始動しようと思います。

2023.07.04 追記

7/3に大会ホームページにて記録の発表と記録証の公開がなされました。その結果は、私は「少数精鋭の部」(※1~3人で編成の部)の11位でタイムは4時間44秒47秒でした。私のガーミン(GPSウォッチ)での計測では4時間44分50秒で、しかも私はガーミンを自動ポーズに設定していたので給水・エイドブースで立ち止まった時間がカウントされないだろうから実際はもっと時間が掛かっていると思っていたのですが、どうやら私のガーミンはあまり自動ポーズが働かなかったようです。

なお、公開された記録証にはゴール後に撮ってもらった写真の他、1周ごとのラップタイムも記載されており、素晴らしいサービスでした。

 もう一つとても良かったのは、大会の写真販売業者が、「フォトレコ」というところで、写真がLサイズ200円、2Lサイズ400円、データ300円と激安であり、口座振替手数料は無しで配送手数料もデータの場合は無いので、私は300円でデータを購入することが出来ました。これです。ゴール直前の写真です。

 ということで、タイム以外は大満足の第9回秋田リレーマラソンでした!