ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

「ハムストリングス付着部炎」克服計画!

 私が昨年10月下旬から悩まされている右臀部等の痛みは、整形外科受診の結果、ハムストリングス付着部炎」でした。

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 医師からは、「無理をしなければ走っても良いが、レースは控えるべきである。少しずつ良くなると思うので来年にはレースに出られるだろう。」とのことでした。

 そこで、少しでも早くレースに復帰するためのプランを立ててみたいと思いますが、その前に「ハムストリングス付着部炎」とランニングの関係について知るために、ネットで参考になる記事を探してみました。

 その中で、特に参考になったのが次の大阪市の「古東整形外科・リウマチ科」のホームページの記事です。

koto-orthopaedics.com

 この記事の中には、スポーツにおける筋・腱付着部炎の発症のメカニズムについて書かれており、それは、次のとおりです。 

古東整形外科・リウマチ科ホームページより

 このように、微細損傷を起こした部位は、修復されては行くものの、再び繰り返しの機械的ストレスにより、微細損傷が生じ、筋・腱付着部は徐々に不可逆的な退行性変化に至り、完全に治癒へ到達することは極めて少ないと言われているそうです。

 なお、「ハムストリングス付着部炎」は、半腱様筋・半膜様筋・大腿二頭筋が原因の筋肉となり、ラソンなどの陸上競技で痛くなることが多くみられるそうで、まさに私の場合に当てはまります。

 また、治療は、痛みの原因となっている筋肉を伸ばしてあげるストレッチを行うことで症状が軽減し、しばらくの間、運動強度を落とすことも必要、とのことです。

 実際の症例ですが、4カ月前にマラソンをしていて右坐骨部の辺りが痛くなった、という47歳の男性は「ハムストリングス付着部炎」と診断され、ストレッチを継続しながら経過を見ていたところ、スポーツを完全に休止してから約2カ月程度で痛みが軽減して来たそうです。

 

 これらのことを踏まえて、私は以下の通り、レース復帰へのロードマップを作成してみました。

 まず、最初の1~2カ月は、基本的にランニングは休止します。ただ、この間、全く走らないとすれば、かなり走力が低下するでしょうから、時々、ゆっくりの旅ランを行おうと思っています。その場合でも、ランの後にはアイシングやロキソニンの服用で早めに炎症の鎮静を図ることとします。

 私が現在エントリーしているレースは、7/31開催の日本海メロンマラソン(10km)と9/18開催の田沢湖ラソン(フル)それに10/23開催の盛岡シティマラソン(フル)の3つですが、日本海メロンマラソンは当然見送りで、田沢湖ラソンは奇跡的に回復が早ければ出場し、走ってみて異常があれば、すぐにリタイアしようと思っています。まあ、この2つはほぼ諦めていますが、盛岡シティマラソンにはなんとか出場できないかと淡い期待を抱いています。

 最初の1~2カ月のランオフで一定程度痛みが軽減したら徐々に練習を再開し、練習強度を上げても状態が悪化しないようであれば、10月下旬にはレース出場が出来るようになっているかもしれません。

 ただ、その場合でも、私が目標としている70歳で「サブ4」には届かないものと思われますので、その達成は来年に持ち越しになるでしょう。

 一つ心配なのは、先ほどの「古東整形外科・リウマチ科」の記事にあったように、「微細損傷を起こした部位は、修復されては行くものの、完全に治癒へ到達することは極めて少ない」ということです。時間をかけても完全に治癒しなければ、走力の回復は難しいかもしれません。

 

 さて、休養と並んで重要なことは痛んでいる部位を伸ばすストレッチです。

 私は、これまでもストレッチや筋トレは毎日1時間ほどしていました。

 特に筋トレについては、右臀部等の痛みにより走行距離を減らした代わりとして、かなり力を入れており、結果的にはハムストリングスの付着部に過大な負荷を掛ける筋トレも数多く行っていました。知らなかったこととはいえ、これは大いに反省です。

 今後行うストレッチと筋トレについては、障害部位がハムストリングスの付着部であるということを念頭に置いて行うこととします。

 具体的には、ストレッチは、次のようなハムストリングスを伸ばすストレッチを中心にして、障害部位の拘縮を招かないようにしたいと思います。

rehaplan.jp

 また、筋トレについては、これまで行っていたものからハムストリングス付着部に負担が掛かるものを除外して、次のようなものだけを行いたいと考えています。

①ダイアゴナル

slope-media.jp

プランク

allabout.co.jp

③プッシュアップ

toremo.jp

④ワンレッグヒップリフト

magazine.with-fit.com

⑤スタンディングカーフレイズ

smartlog.jp

⑥バックエクステンション

www.shopjapan.co.jp

 

 ということで、しばらくはランニングを休止し、筋トレも種類を減らすとなるとかなり時間が余ってしまいます。

 かと言って、読書やパソコンでの調べものをするにも、長時間椅子に座っていると腰に悪影響があります。

 まあ、毎日のんびりと散歩でもしますか(笑)。

 

「ハムストリングス付着部炎」でした・・・。

 私は、昨年10月頃から右の臀部やハムストリングスに痛みを抱えており、一向に治る気配がありませんので、昨日(7/5)、ようやく重い腰を上げて秋田市内の整形外科に行ってみました

 これまで一度も受診しなかったのは、医師からランニングを止められるのが怖かったからです。普通に考えても無理なランニングはしない方が良いに決まっているから、そう言われるのは当然でしょう。

 ただ、スポーツ整形の先生なら、スポーツをやる人間の気持ちを理解した上で、総合的に判断してくれるのではないかと思い、サッカーのJ2チームのメディカルサポートをしている先生の医院へ行きました。

 そして問診、触診やレントゲン検査の結果、この痛みは大腿二頭筋の付着部の炎症とのことでした。つまり、ハムストリングス付着部炎」です。

 私は、梨状筋症候群を疑っていましたが、違ったようです。

 ハムストリングス付着部炎とは、次のような傷病です。

慢性疼痛のハムストリング付着部炎|令和の痛み治療 Q&A | なごやEVTクリニック

 この記事にもあるように、ハムストリングス付着部炎の場合、ランナーであれば負荷を上げた時に痛みが増す、あるいは痛みのために負荷が上げられないなどの症状があり得るということで、まさに私の現状と一致します

 そして先生からいつから発症したのかをを聞かれました。

 発症の原因について思い当たることと言えば、私は、昨年の大町アルプスマラソン富士山マラソンの坂道対策として、昨年の8月中旬から10月上旬にかけて(※以下の通り)5回の20~40kmの坂道走を行い、その他、トレイルランなども行ったのでその話をしたところ、先生はそのオーバートレーニングが原因だろう、とのことでした。

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 このように今から考えると69歳の老人には少し無理な練習をしたようですが、その後に出場した大町アルプスマラソンは、レース終盤に腸脛靭帯炎を発症して散々な結果になりました。

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 更に悪いことに、レース後には今回悩まされている臀部等の痛みが出現しました。なお、この時点では痛みは梨状筋症候群によるものだと考えていました。

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 そして、これからは臀部等の痛みとの戦いが始まるのですが、まさかこうも長引くとは思っていなかった私は11月中旬に福島県の二本松から郡山までの70kmほどの旅ランに出掛けました。

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 そして、11月下旬には、臀部等に痛みを抱えながらも富士山マラソンに出場し、この時は痛みによる影響が少なかったため、念願のサブ4・100回を達成することが出来ました。

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 その後は今年の5月までマラソン大会なども無く、負荷を掛ける練習もしていなかったのですが、臀部等の痛みは一向に治まらずに現在に至っています。

 痛みの場所は主に次の3か所です。

 まず、①の右腰の下の部分です。次に②の右臀部の下の部分です。そして③の右ハムストリングスの上半分くらいの部分です。

 そして、①については、最近ではあまり痛まなくなったので、現在は主に②と③(特に②)の痛みに悩まされているのですが、となると「ハムストリングス付着部炎」という診断に納得です。

 先生からは、例えていうならば「テニス肘」のようなものだ、とのことでした。

 そこで、ネットで筋肉の付着部の障害について調べてみたところ、次のようなことでした。

 人が関節を動かす時には、柔らかい筋肉が関節付近で腱に変化して硬い骨にくっつく「腱付着部」に負荷が集中しますので、どうしてもその場所に障害が起こりやすくなります。筋腱付着部障害(筋腱付着部症)とは、スポーツ活動などによる高負荷の反復運動や、加齢による変性(経年劣化)が原因で、腱付着部に小さなダメージが蓄積されて疼痛や機能障害が出現した状態のようです。

 ということは、やはり無理は禁物ですね。

 なお、先生からは無理をしなければ走っても良いが、レースはしばらく控えるべきと言われました。

 そして、少しずつ良くなると思うし、来年にはレースに出られるだろうが、今年の田沢湖ラソン(9/18)は無理だろう、とのことでした。

 私は来月上旬に70歳になるので、密かに秋以降のレースでの年代別入賞を狙っていましたが、素直に諦めて、来年のレースでは捲土重来を図りたいと思います。

 

秋田県25市町村一筆書きラン(船越駅~潟上市役所~井川さくら駅)

 私の秋田県25市町村一筆書きランは、予定では残すところ、あと2回となりました。

 そして昨日(7/2)は、次のルートで潟上市役所、八郎潟町役場、五城目町役場それに井川町役場を一気に回る予定にしていました。

 走行距離32km以上の長丁場です。

 ただ、私には一つ不安材料がありました。

 長引く右腰・臀部の痛みですが、日常生活においてはロキソニンや湿布薬の効果か、じわーっとした放散痛はあるものの鋭い痛みはありませんでした。

 ところが、2~3日前からは、日常生活の動きの中でも時折痛みを感じるようになりました。

 なので、走ってみて、痛みが強かった場合には、八郎潟町役場、五城目町役場、井川町役場へ行くのはやめて、潟上市役所から直接、井川さくら駅へ行くつもりでスタートしました。

 

 そして、案の定、走り初めから痛みがあり、また、途中から気温が上がり、バテバテとなったため、結局、次のような短縮コースとなりました。

 そして、その実際の行程です。

 まずは、ゴール地点の井川さくら駅の駐車場に車を置いて、JRでスタート地点の船越駅に移動します。

 井川さくら駅から船越駅までの移動は、まず井川さくら駅から奥羽本線で追分駅まで行き、追分駅で男鹿線に乗り換えて船越駅に降りるのですが、男鹿線は現在すべての列車が蓄電池電車になっているようです。

 男鹿方面への旅ランは一応、今日で終了ですので、しばらくはこの蓄電池電車に乗ることもないでしょう。

 ところで、この男鹿線では無人駅での運賃の支払い方法が少し変わっています

 私が経験した限りでは、秋田県内の他の路線では無人駅で降りる時は切符を車掌さんに渡すか、ワンマン運行の場合は1番前の車両の先頭のドアで運転士さんの横にある運賃箱に切符を入れるようになっていました。この場合、ドアは先頭車両の一番前しか開きません。

 ところが、男鹿線では無人駅でも(開けようと思えば)すべてのドアが開きます。そして切符又は運賃は無人駅の運賃箱に入れるというシステムになっています。

 この緑の箱です。

 これならやろうと思えばいくらでも無賃乗車できそうですが、性善説によって成り立っているシステムなのでしょう。なんか、ほっこりしますね。

 さて、船越駅に着きました。ここからスタートです。

 

 途中の船越水道です。曇ってはいますが、蒸し暑いので早くも汗が出て来ました。いつものように、走ると腰や臀部が痛みます。

 8kmほどで天王グリーンランドに着きました。

 ここで昼食の予定だったのですが、シャツが大量の汗で濡れているのでレストランに入ることは出来ません。テイクアウトで屋外で食べようとも思ったのですが、そのような店も見当たりませんでした。

 やむなく飲み物だけにして、しばらく休憩です。

 ところで、この天王グリーンランドには「くらら」という温泉があります。しかし、最近、お湯に泥が多く含まれて入浴に適さなくなったため、現在は沸かし湯で営業しているそうです。
 そのため、通常は500円の入浴料を350円にする、との張り紙がありました。

 ここの温泉は、もともと濃い色のお湯で、次のブログの後半のとおり、私は湯船の底が見えなくて排水口に置かれた蓋のようなものにしたたかに足をぶつけて痛い思いをしたことがありますが、沸かし湯なら湯船の底もはっきり見えてもうぶつける人もいなくなるでしょう。

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 まあそれはともかくとして、私はここのお湯の質が好きなので、出来れば元の泉質に戻ってくれればと願っています

 

 さて、県内25市町村ランのうちの22番目の潟上市役所は、天王グリーンランドからすぐそばです。

 潟上市役所に着きました。

 この後は、国道101号線を東に向かいますが、そこの区域は途中からすべて立体交差になっており、歩道も設けられていない部分も多くて、さながら自動車専用道路のような感じになっています。ここから先の部分です。

 

 そのためこの道路を通るのは危険ですので、この国道101号線沿いの道路を通ることにします。

 

 ただ、舗装されていない道もあり、事前にグーグルマップで確認しなければ、確実に道に迷っていたでしょう。

 

 だいぶ日差しが強くなって来ました。大量の汗をかき、ランのスピードもキロ7分台にまで落ちてきました。これ以上走るのは困難と判断し、真っすぐに井川さくら駅に向かうこととしました。

 そして、ようやく井川さくら駅に着きました。

 井川さくら駅の駐車場は広々としていて相当の台数が止められます。

 

 これでこの日の行程は終了ですが、まだ時間がありますので近くにある日本国花苑に行くこととしました。

 日本国花苑は、春には200種、2,000本の桜が咲き誇る桜の名所ですが、今の季節はバラが咲いているようです。

 日本国花苑に着きました。グラウンドゴルフ(?)で賑わっていました。

 

 ここの小高い丘の上にある定住促進センターには、温泉では無いのですが、風呂があります。まずは、風呂で汗を流しましょう。

 入浴料は300円でした。随分安いですね。風呂は10人以上が楽に入れる浴槽が一つとサウナがありました。カランは4つだけでしたが、それほど利用者はいないでしょうからこれで十分です。ただ、シャンプーが置かれておらず、ボディーシャンプーだけがありました。まあ、私にとってはシャンプーもボディーシャンプーも同じようなものです(笑)。浴室からは、遠くに日本海も見えました。

 

 風呂で汗を流した後は、バラ園に行ってみました。

 やや見頃を過ぎた感もありますが、約300種類、1,200本のバラが植えられているそうです。

 

 風呂に入り、バラも見たので後は車を運転して帰るだけです。

 ところが、運転して間もなく、足に異変を感じました。右足でブレーキやアクセルを踏むのですが、その際に脚の脛がつりそうになるのです。

 これまでふくらはぎはよくつったりするのですが、脛がつりそうになるのは初めてです。大量に汗をかいたことが影響しているのかどうかは分かりませんが、また一つ心配事が増えました。

 いずれにしろ、この右腰・臀部の痛みは一向に軽快しないので、覚悟を決めて医療機関を受診せざるを得ないようです。

 どこが良さそうか、これから調べてみます。

コーちゃんのランニング日誌(2022年6月分)

 私の6月分のランニング日誌です。

 まず、6/4新たな旅ランの企画の秋田県境越えラン」(※秋田県内25市町村一筆書きランや旧69市町村ランで訪れた地点から県境までのラン)第1回目として岩手県との県境にある仙岩峠までのランを行いました。

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 次に、6/5は秋田一ツ森RCの春のイベント「2022スプリングランニング」として由利本荘市羽後岩谷駅から日本3大長谷観音と言われる赤田の大仏までの往復のランを行いました。

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 また、6/9には6/19に開催される白神ブナの森マラソンの坂道対策として、同じくアップダウンの厳しい太平山リゾート公園でのランを行いました。

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 また、6/14は久しぶりに気温が高くなったので、例年暑い中で行われる田沢湖ラソンに備えて暑熱順化を図るべく、敢えて暑い中秋田市内の千秋公園へのランを行いました。

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 そして6/19白神ブナの森マラソンす。腰痛・臀部痛に耐えながらも予定通りのペースでレースを進めていたのですが、終盤になって身体が左に傾いて前に進めない状態になり、何とかゴールはしたものの、これからのレースに不安を残す結果となりました。

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 また、6/25秋田県境越えランの第2回目を実施しました。青森県境の十和田湖までの行程の一部として、十和田南駅から道の駅おおゆまでの往復のランです。途中で、昨年、ユネスコ世界文化遺産として登録された大湯環状列石を見学しました。

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 以上が6月のランニングに係る主な出来事ですが、右腰・臀部の痛みは一向に軽快しません。その結果、月間走行距離は150km程度と少ないものになりました。

 無理をして走れないことは無いのですが、無理をすると決まって状態が悪化します。

 また、パソコン作業等で長時間椅子に座ると痛みが増します。そして、寝ている時も放散痛のため眠れないこともよくあります。

 病院で受診していないので原因は分かりませんが、病状検索エンジン「ユビー」でチェックしたところ、「梨状筋症候群」が疑わしいようです。

 病院に行ってみようとも思うのですが、梨状筋症候群であれば保存療法が主流のようですし、医師からランニングを禁止されるのも嫌で二の足を踏んでいます。

 まあ、現状でもゆっくりであれば、長い距離であっても多少の痛みを感じながらも何とか走ることが出来ますので、もう少し様子を見るつもりです。

 ただ、レースに出るとどうしても無理をして状態を悪化させてしまいますし、そもそも無理をして走っても練習量が少ないので不本意なタイムしか出ないので、出来るだけレースは控えようと思っています。もうすぐ私は70歳になりますので、年代別の入賞をもくろんでいましたが、残念です。

 

 話はまったく変わりますが、私がこのブログを始めて間もなくまる3年になります。

 その間、月間のアクセス数は最高で1,500件超で最近の平均では1,200件~1,300件というところです。他のブロガーさんに比べれば非常に少ない件数ではありますが、このような拙い記事をご覧いただき、読者の方々には常々感謝致しております。

 そのような状況ですが、最近大きな変化が起きました。

 今月初めからアクセス数が急増したのです。そして数日後にはほぼ元のアクセス数に戻ったのですが、下旬になってまた急増して8日連続して1日200件以上のアクセスが続いています。

 グラフでは次のようになります。

 小さくてよく見えないかもしれませんが、6月はアクセス数が6/30の17時現在で4,603件とこれまでの最高の月間アクセス数の3倍ほどとなっています。

 どうして急増したのか不思議だったのですが、どうやらこれはGoogle砲」というものの効果のようです。

 「Google砲」とは、ブログの記事が、GoogleアプリやGoogle Chromeで表示されることにより、大量のアクセスが発生した状態のことを指すようで、Googleではユーザーの過去の閲覧履歴をもとに、新しい記事の中からユーザーが興味を持ちそうな記事を自動で選定し、GoogleアプリやGoogle Chrome表示しているようです。

 そして、なぜか私の記事も選定されたようで、そこからのアクセスが大量(?)にあったのでしょう。

 Googleでは、サーチコンソールというインターネット検索の分析ツールを提供していますが、サーチコンソールでは検索パフォーマンスの部分が「検索」と「Discover」の2つに分かれており、「検索結果」は通常の検索エンジンからの合計クリック数や表示回数などが表示され、「Discover」はGoogle砲経由でのクリック数や表示回数を表します。

 そして、私の場合、アクセス数が急増した時期を見ると「検索結果」では大きな変化はないものの、次のグラフのとおり、「Discover」においては同じ時期にアクセス数が急増していました。

 まあ、GoogleアプリやGoogle Chromeに表示されるのはほんの数日のようですので「バブル」も数日で終わるでしょうが、いつもこのブログをご覧いただいている皆さんからは、ぜひこれからもご覧いただければと願っています。

秋田県境越えラン②(国道103号線その1※大湯環状列石見学)

 私は最近、新企画の旅ランとして、次のとおり秋田県境越えランを始めたところです。 

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 そして昨日(6/25)は、その2回目として、十和田南駅から道の駅おおゆまでの往復16.6kmのランを行いました。

 昨日のランは、国道103号線の青森県境までのランの一部です。なぜ一部だけにしたかと言うと、国道103号線の青森県境は十和田湖の休屋付近ですので十和田南駅から32km以上あり、しかも発荷峠など難所を通りますので、行程を何回かに分割する必要があるのです。

 十和田南駅から道の駅おおゆまでだけなら分かりやすい道なので行程表も地図もいらないようなものですが、車を置く道の駅おおゆから県境越えランのスタート地点の十和田南駅までは大湯環状列石経由で走ることとしましたので、次のように行程表を作りました。

 そしてルート図です。

 

 まずは、車でランのゴール地点である道の駅おおゆまで行き、そこで昼食を摂ってからスタートです。

 昼食は、かづの牛(日本短角牛)のコロッケカレーです。

 道の駅おおゆには足湯もありました。ただ残念ながら昨日は「清掃中」とのことで利用できませんでした。

 

 さて、ここからこの日の旅ランの最初の目的地である大湯環状列石に向かいます。

 ただ私は6/19の白神山地ブナの森マラソンで右大転子を痛め、加えて昨年秋から悩まされている右腰・臀部痛が更に悪化したようで、ゆっくりしか走ることが出来ません。  まあ、旅ランなのでゆっくりと行きましょう。

 

 ということで、ゆっくりとスタートしたのですが、間もなく急な上り坂が現れました。

 家に帰ってからグーグルマップで確認したところ、600mで50mほどの標高差がありました。やれやれ、白神山地ブナの森マラソンから1週間もたたないうちにまた坂道です。

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 右大転子と右腰に痛みを感じながら、走ること3.4kmほどで大湯ストーンサークルに着きました。

 ここは、国の特別史跡世界文化遺産の一つでもある大湯環状列石のガイダンス施設で、遺跡説明のパネルや出土品が展示されています。

 土器や勾玉づくりの工房や講演などを行うホールもありこちらだけだと入場無料ですが、展示ホールは入場料が320円でした。

 このパネルの説明を見ると環状列石(ストーンサークル)は北海道・北東北だけでなく中部地方にも多く存在するのですね。知りませんでした。

 また、全国で見つかったストーンサークルの4割が秋田県にある、というブログを見つけました。個人のブログのようですが、興味のある方はご覧ください。

trip-s.world

 この後は、すぐそばにあるストーンサークルの見学です。

 まずは、万座環状列石に行きました。最大径は52mもあり日本ストーンサークルでは最大とのことです。

 なるほど。かなり大きいですね。この写真だとよく分かりませんが、環は二重になっていました。写真の右のほうに見晴台のようなものがありましたので、そこから眺めてみました。

 これで見ると、写真の中央に小さな環が確認できます。

 

 次に、道路を挟んで向かい側にある野中堂環状列石に行ってみました。

 こちらは最大径44mと少し小さくなります。

 この野中堂環状列石と先ほどの万座環状列石は、「集団墓」であるとともに、隣接する掘立柱建物や周囲から出土した祭祀の遺物などから、葬送儀礼や自然に対する畏敬の念を表す儀式を行った「祭祀施設」であったと考えられているようです。

 また、この野中堂環状列石の中には「日時計状組石」があります。これです。

 そして、野中堂環状列石の中心点とこの日時計状組石そして万座環状列石の中心点は一直線上にあり、その方角は夏至の日没方向を指しているそうです。

 大湯環状列石は、今から4,000年前の縄文後期の遺跡とされていますが、たぶん暦も文字も無い4,000年前にどうやって夏至の日を特定できたのか不思議です。

 

 さて、この後は十和田南駅に向かいます。

 強い向かい風の中、ようやく十和田南に着きました。

 ここに来るのは秋田県25市町村一筆書きランで訪れた2021.3.16以来ですので、1年3か月ぶりです。そして、ここが秋田県境越えラン国道103号線の部のスタート地点です。

 行程の大部分が国道103号線を通りますが、ほとんどの部分に歩道が設置されていますので安心して走ることが出来ました。

 7.5kmほど走り道の駅おおゆに戻って来ました

 結局この日は、右大転子と右腰・臀部の痛みがあるにもかかわらず、16.6kmを正味2時間弱掛けて走りきることができました。

 白神山地ブナの森マラソンで出現した身体が左に傾いて真っすぐに進めない症状は出ませんでしたが、このぬけぬけ病の症状が出るのはフルマラソンの後半から終盤などかなりきつい場面でしか出現しませんので、昨日この症状が出なかったからといって安心は出来ません。

 次にこの症状が出そうなのはきついアップダウンのある9/18の田沢湖ラソンですが、とりあえずは2020年10月以来の発症となった大転子滑液包炎(?)を完治させてから、ぬけぬけ病改善プログラム(※ぬけぬけ病の改善を専門とする理学療法士・西山祐二朗氏が提唱)のうち特に推奨されている3種類の筋トレを行うつもりです。

 まあ、私の住む秋田では今週はずっと雨の天気予報になっていますので、旅ランなどは行わずに、大転子痛と腰・臀部痛の回復に努めたいと思っています。

第9回白神山地ブナの森マラソン参戦記(ぬけぬけ病?再発!)

 昨日(6/19)は秋田県藤里町で行われた白神山地ブナの森マラソンに行って来ました。

 この白神ブナの森マラソンは、大会主催者によると、標高差が250mもあり、全行程の8割が坂道という非常にタフなコースです。

 そして、メイン種目は前回(2019年)は17.3kmだったのですが、今回はそれが21.0kmに伸びています。

2022.6.22追記:このコースの紹介動画を発見しましたので、お時間のある方はご覧ください。

www.youtube.com

 このタフなコースを走りきるため私は6/9に高低差のあるコースで練習を行い、その時点では一定の目途が立った状態でした。

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 ただ、この練習により、痛めていた右腰・右臀部が一層悪化し、その後はまともな練習が出来ずに、半ばぶっつけ本番でレースに臨むこととなりました。

 それでも、これまでのロキソニンの服用に加え、湿布薬を貼ることによって前日くらいからは、これまでより痛みが少し軽減されて来ました。

 そこで、現時点で達成可能なタイムで走りきるため、綿密なレースプランを立ててみました。先ほどもお話したとおり、このコースはアップダウンが非常にきついため、一定のペースでは走ることが出来ないので、綿密な計画が必要なのです。

 レースプランです。

 この表の特徴は、1km毎のアップダウンを調べ、それに見合ったラップタイムの設定を行っていることです。

 どうやって1km毎のアップダウンを調べたかというと、グーグルマップで出発地と目的地を指定して「徒歩」を選択すると、高低差が大きい場所では、高低図に加え、その2点間の累積標高差のアップ分とダウン分が示されるので、それを用いたのです。

 ただ、たぶん往路はこの表のとおりだと思いますが、復路は自信がありませんので、このブログをご覧の方で来年以降この大会に参加する場合でも、あまり参考にしない方が良いかと思います(笑)。

 さて、ラップタイムの設定を行ったのは良いのですが、それをどうやってレース中に見るかが問題です。このままの表では細かすぎて見えません。

 そこで考えたのが、上のベルトに貼り付けた表です。

 この表の左の数字はスタート地点からのキロ数で右の数字はそれぞれの1km毎の所要タイムです。具体的には0は00秒、1は10秒、2は20秒を表します。では、「分」はどうやって判断するかと言うと、塗りつぶしの色です。私は、水色を4分、黄色を5分、ピンク(※写真では変色していますが・・・)は6分としました。

 つまり、上の写真の左の数字が6のところは、5~6kmの1kmを4分40秒で走る予定、ということです。

 これなら、老眼の私にもはっきり見えます。なお、この裏側には10~21km地点での表も貼りつけています。

 

 このように、走りそのもの以外の準備は万端で大会会場に着きました。同じ秋田一ツ森RCの仲間と一緒です。

 

 開会式のセレモニーが始まりました。この太鼓はレース中、コース上の最高地点でも鳴らしてくれていますので、この音が聞こえると、「ああ、上り坂ももうすぐ終わりだ」と勇気づけられます。

 ゴール地点はここですが、スタート地点はここから少し離れた橋になります。

 天気は曇り、気温は20℃程で無風の絶好のコンディションの中、スタートしました。

 今回は、新型コロナ感染対策として東北6県居住者に絞っての大会でしたが、メインレースである21.0kmの部の参加者は199人と前回(2019年)の17.3kmの部の参加者168人より大分多くなっています。皆さん、大会が待ちきれなかったようですね。

 なお、私はガーミン(※GPSウォッチ)を1km毎の自動ラップに設定し、それによって先ほどのレースプランと照合することとしていました。

 最初の1kmは平坦で予定通りの5分弱で走り、まだ右腰や臀部の痛みはあまりありません。ところが、この後の急な上りでは、早くも右臀部が痛み始めました

 それでも、2kmの距離表示がある場所では予定通りの経過時間です。しかし、ガーミンの距離表示では、1.98kmと20m足りません。その後も、大会の距離表示とガーミンの距離表示の差は開く一方です。

 事前にグーグルマップでこのコースの距離を確認したところ、ちょうど21.0kmでしたので、大会の距離表示はほぼ正確と思われるのですが、ガーミンの距離表示はあまりあてになりません。

 というのは、このコースは高低差が大きいため坂の部分では曲がりくねっている場所が多いのですが、GPSウォッチの距離表示は、「スマート記録」の設定だと方向や速度などの変更があった場合にのみそのポイントを測定し、それらの測定ポイントの距離を足し合わせて距離が表示されるようです。そうすると、曲がりくねった道などでは、それぞれのポイントの最短距離を足し合わせることからどうしても距離が実際より短く表示されることになります。

 それを解消するため、ガーミンでは設定を「毎秒記録」に変更することが可能な機種が多いとのことです。「毎秒記録」だと1秒ごとのポイントで測定しますので、誤差は大分少なくなりますが、その分、メモリー容量が早く一杯になり、長時間の計測は出来ないことになります。なお、私のガーミンは安い機種なので「毎秒記録」への切り替えは出来ないようです。

 

 話はそれてしまいましたが、そういうことでガーミンでの距離表示は無視して、大会の距離表示を見ながらレースを進めました。正確には分かりませんがおおむね予定通りに折り返しました。

 そして、復路も途中までは順調でしたが、何か身体が左に傾いてきたような気がします。ここしばらくは出現しなかったのですが、「ぬけぬけ病」の初期症状のようです。「ぬけぬけ病」については、あまり耳にしない言葉かと思いますので次のブログをご覧ください。

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 そうしているうちに右側の体側部の筋肉が痛くなって来ました。たぶん、身体が左に傾くのを抑えようとしているからでしょう。

 ただ、この頃までは何とか自分で身体をコントロール出来ていました。最後の長い上り坂では、一緒に来た走友の一人に追い越され、あっという間に離されましたが、長い上りを終えて、後は下る一方となってからはスピードを上げ、見る見る走友が近づいて来ました。この分では、予定より少し早くゴール出来るかもしれません。

 しかし、この後、身体の傾きは一層ひどくなり、身体が勝手に左に寄って何度も左側の側溝に落ちそうになりました

 これは危険!とスピードを落とし、意識としては前ではなく斜め右に進むつもりで身体を動かして何とか走り続けたのですが、傍から見ても危ない走りだったのでしょう。知り合いのランナーからは「大丈夫ですか?」と声を掛けられ、最後の給水所では、何人ものスタッフの方から心配してもらいました。そして、ゴールが近くなってふらふらと走っていると、大会をサポートしている消防士の方が心配して一緒に走ってくれました。お陰様で無事(?)ゴール出来ました

 予定よりは、4分以上遅くなりました

 家に帰ってからシューズを見たら、次のようになっていました。

 ご覧いただいているとおり右足の踵の外側の部分のアウトソールが削られて、ミッドソールが出ています

 このシューズは、数カ月前に購入した2足目のズームフライ3で、主にレース用にしようとしていますので、まだ20~30kmしか走っていなかったにもかかわらず、この日一日でこのようになりました。たぶん、最後の下り坂で、身体が倒れないよう相当無理な力が加わったのでしょうね。

 これからは、右腰や右臀部の痛みのためまったく行っていなかった「ぬけぬけ病改善プログラム」の筋トレを少しずつ再開しようと思います

 ただ、それでも改善しない場合にはこのような苛酷なレースへの出場は見合わせなければならないでしょう。

 何かあって大会主催者にご迷惑を掛けてはいけませんので・・・。

暑熱順化ランを始めます。(田沢湖マラソン対策)

 私の住む秋田市では、このところ寒い日が続いたのですが、昨日(6/14)は平年並みの暑さになりました。

 そこでこの暑さを利用して暑熱順化を行うため、あえて日中の暑い時間帯にランを行いました。

 暑熱順化とは、ご承知のとおり体を暑さに馴らすことですが、私がそれを行おうとする目的は、あと3か月ほど先に迫って来た田沢湖ラソン(フル)への対策のためです。

 田沢湖ラソンは、例年9月の第3日曜日に行われ、今年は9/18に3年ぶりに開催されます。ただ、北国の秋田県といえども、9月の中旬はまだまだ暑い日が多く、私は直近の3年前そしてその前年と2年続けて暑さにやられて、共に4時間17分台という非常に不本意な成績で終わってしまいました。

 30km地点までは、目標のサブ4ペースを維持できているのですが、暑い日に行われた田沢湖ラソンでは決まって30km付近で足がつって、その後は大きくペースを落としてしまうのです。

 足のつりは脚筋力の不足でも起こりますが、私の場合、冬場の大会ではあまり足がつることはないので、田沢湖ラソンでの足のつりは、暑さにより大量の汗をかいたことによるものだと思っています。

 汗の中には、足のつりに関係が深いナトリウム、マグネシウムカリウムの3つのミネラルが多く含まれていますので、汗をかいてそれらのミネラルが不足すると足がつりやすくなります。

 そして、暑熱順化が成立すると、上手に汗をかき体温の上昇を抑えるばかりか、汗で排出される塩分が少なくなりますので、少なくとも足のつりの原因の一つであるナトリウム不足に関しては、一定の効果があるものと思われます。

 ただ、暑熱順化の目的はナトリウムの消失を抑えることだけではありません。

 そもそも、暑熱環境下でのランニングは大きくパフォーマンスが低下するのですが、その理由は、ランニングを行うために筋肉が生成したエネルギーの多くは熱となることから、暑熱環境下においては過度な深部体温の上昇が起こるためです。

 この過度な深部体温の上昇を抑えるため、人間の体内では熱放散反応(皮膚の血管拡張や発汗など、熱を体の外に逃がす反応)が起こり、皮膚に流れる血流が多くなることから、筋肉中に流れる血流量が減少します。そうすると筋肉への酸素供給も減少し、ランニングのパフォーマンスが低下することになります。

 しかし、暑熱順化することにより血漿が増加することが知られており、そのことによって筋肉に送る血流量を極端に減らすことなく皮膚に十分な血液を送ることが出来るようになるほか、深部体温が低下するなど、暑熱環境下でのランニングパフォーマンスの低下に歯止めを掛けることができる、とされています。

 このことについては、国立スポーツ科学センターが、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けて暑熱対策が重要となる各競技の特性を考慮した具体的な対策について研究し、その成果を提供するために作成した「競技者のための暑熱対策ガイドブック」に同様のことが詳しく記載されておりますので、夏に競技を行う方にはご一読をお勧めします。以下のURLです。

https://www.jpnsport.go.jp/jiss/portals/0/jigyou/pdf/shonetsu.pdf

 また、その他にも気温とランニングパフォーマンスの関係についての興味深い記事がありましたので、ご紹介します。

www.womenshealthmag.com

 

 さて、そのようなことで、私は昨日(6/14)、気温26℃とやや暑い中で薄手のウィンドブレーカーを着て暑熱順化の第一歩を踏み出しました。

 自宅から走り始めて、目的地は秋田市の中心部にある千秋公園です。

 千秋公園のお堀には、蓮の花が咲き始めていました。

 そして、千秋公園の入口につい先日にオープンした「あきた芸術劇場ミルハス」に入ってみました。

 入口です。

 

 エントランスロビーです。奥には、楽器の練習室が見えます。あと50歳若ければ、バンドを組んでここで練習したかもしれません。

 

 4階まで上がり、周りの景色を見てみました。

 お堀方面です。

 

 秋田市文化創造館です。私にはまだ旧秋田県立美術館と言う方がしっくりします。

 

 千秋公園方面です。これからここに向かいます。

 千秋公園に着きました。平日なので閑散としています。

 公園内をランニングし、普段はあまり行かないあやめ園の方にも行ってみました。

 あやめ園には、青紫の花が咲いていました。あやめ園というくらいですので、咲いているのはアヤメだと思ったのですが、私にはアヤメ、花菖蒲、カキツバタの見分け方が分かりません。

 そこで、家に帰ってから秋田市のホームページを見たところ、このあやめ園には「カキツバタ3,019株、ハナショウブ2,822株、アヤメ639株が植えられています。」とありました。よく数えたものですね(笑)。でも、これではこの花が何なのか分かりません。

 さらにネットで調べたところ、分かりやすい見分け方がありました。

日本伝統の園芸植物「花菖蒲」の魅力に迫る! | 玉川大学農学部教授 田淵俊人

 花びらの付け根の色や模様で区別できるのですね。結局これはカキツバタのようです。

 

 そして、この青紫のカキツバタの付近に同じような形状でありながら花の色が黄色の植物も植えられていました。

 この花についても、ネットで調べてみたのですが、このような形状の植物で黄色い花を咲かせるのは、ほとんどが黄菖蒲というもののようです。

 ところが、この黄菖蒲という花は非常に繁殖力が強く、カキツバタなどと交雑してしまったり駆逐してしまったりするおそれがあることから、「生態系被害防止外来種」の中でも対策の必要性が高い「重点対策外来種」に指定されているそうです。

 ですので、秋田市が管理しているこのあやめ園に咲く花は黄菖蒲ではないものと思われます。また、黄色のアヤメやカキツバタは無いようですが、花菖蒲には黄色の物も僅かにあるようですので、これは珍しい黄色の花菖蒲でしょうか?

 これからは、少し注意してこの場所を見たいと思います。

 

 暑熱順化の話から大分脱線してしまいました・・・。

 結局この日は10kmほど走りましたが、暑さにもかかわらずあまり汗が出ません。今はまだ汗をかきやすい体にはなっていないのでしょう。

 これからもうすぐ梅雨入りでしょうから、当分は暑い日が少ないでしょうが、暑い日を選んで暑熱順化に取り組みたいと思います。

 ただ、心配なのは一向に治る気配がない右腰等の痛みです。この日もランニング中には右足で着地した瞬間とその右足で地面を蹴る時に痛みました。

 首尾よく暑熱順化に成功したとしても肝心の走力の回復が進まなければ田沢湖ラソンでは目標の70歳でのサブ4が達成出来なくなります。

 まあ、心配してもどうにもなりませんので、今は出来ることをやるだけです。