ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

東北ブロック新春マラソン(思い出の大会その4※希望編)

 私は、12/6(日)に宮城県名取市サイクルスポーツセンターで行われる「名取トライアルマラソン」(アールビーズ社主催)で99回目のサブ4を目指して、少しだけ真面目に練習をしているところですが、この会場の名取市サイクルスポーツセンターでは、10年ほど前まではマラソン大会が行われており、私は走り始めて間もなくからその大会に出場し、計7回出場していたお気に入りの大会でしたので、今日はそのご紹介をしたいと思います。

 まずは、最後の大会となった2011年1月の大会のパンフレットです。

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 参加者は、フル、ハーフ、10km、5kmの全種目を合わせても1,000人に満たない小規模な大会ですが、開催回数は29回という歴史ある大会です。

 そして、この年を最後に大会が行われなくなったのは、2011年3月11日に発生したあの東日本大震災が原因です

 この会場がある名取市閖上(ゆりあげ)地区は、津波に襲われ壊滅状態になりました。多くの人命が奪われ、建物などにも甚大な被害を受けて、とてもマラソン大会どころではなかったと思います。

 しかし、あの大震災から10年近く経ち、少しずつ復興が進んできたようで、名取市サイクルスポーツセンターも、この10月に温泉付きの施設として再開しました。

 もちろん失われた尊い生命は帰って来ないし、人々が受けた深い悲しみは消えることがないとは思いますが、このように少しずつ復興が現実のものになっていくことには安堵感を覚えます。

 話をマラソンに戻します。

 私のこの大会の戦績をご紹介します。

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 このように、7回出場のうち、6位以内入賞が4回と私にとっては相性の良い大会でした。

 また、52歳の時には、フル自己ベストの3:09:37で走っています。(※もっと速いタイムで走った大会もありますが、それは明らかに距離が短いので対象外です。)

 時期は、1月の第2日曜日で私の住んでいる秋田では雪が積もっているのですが、ここは海岸沿いのためか積雪のために走れないということは一度もありませんでした。

 そして、海からの風は強いのですが、松林に囲まれているため、かなりそれを防いでくれました。

 しかし、津波で松林がすべて失われたため、今度の大会では風が強くなる可能性が大きいでしょう。

  次は2011年の最後の大会の写真です。

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 かなり手作り感のある横断幕ですね。

 コースは、1周4kmのコースを10周+αするのですが、ゼッケンの下に1から10までの番号を書いた切り込みがあり、1周するごとにそれを自分でちぎって所定の箱に捨てて周回確認をするというユニークな方法を取っていました。この写真では、その数字が見えないので、おそらく最後の周回でしょう。

 今度行われるアールビーズ社のトライアルマラソンは、同社の行う全日本マラソンランキングの対象となるようですので、たぶんそのようなアナログな方式ではないと思いますが、心配なのは風です。

 このアールビーズ社のトライアルマラソンは、新型コロナ感染症により各地のマラソン大会が軒並み中止となる中で、出場機会を失ったランナーのために立ち上げたマラソン大会です。よって、新型コロナ感染症が終息してまた各地でマラソン大会が開催されるようになれば、トライアルマラソンはその役割を終えたとして終了するかもしれませんので、もしかしてこの名取での大会は今回限りのものになるかもしれません。

 それでも、この名取市サイクリングターミナルでマラソン大会が再開されたことの意義は大きく、今後また別の形でマラソン大会が開催されて復興のシンボルのひとつとなることを期待したいと思っています。
 

旧69市町村ラン(西木村・角館町)

 昨日(11/19)は、暖かくなるとの天気予報でしたので、これを逃してなるものかと旅ランに出掛けました。

 場所は、旧西木村と旧角館町で、旧69市町村ランの一環として現在の仙北市田沢湖庁舎から走るもので、次にお示しする旧田沢湖町の旅ランの続編です。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 まずは、行程表です。前回は田沢湖庁舎から秋田内陸縦貫鉄道の八津駅まで走りましたので、今回は八津駅からスタートです。

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 次にルート図です。

  車は、八津駅の駐車場に置き、まずは、仙北市役所西木庁舎に向かいます。

 最初は、薄手のウィンドブレーカーを着て走りましたが、すぐに暑くなり、それを脱いで半袖Tシャツで走りました。気温は20度近くあったでしょうか?この時期としては珍しいくらいの暖かさです。

 

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 西木庁舎に着きました。旧西木村では、今回のルート沿いには特に観光スポットもありませんので、真っすぐに角館方面に向かいます。

 11/17の30km走では、後半少し左足親指の付け根が痛くなりましたが、この日も時々軽い痛みがありました。でも、走行に大きな支障はありません。

 

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 角館の武家屋敷通りまで来ました。平日だというのに思ったより人出がありました。

 予定よりかなり早くランの行程が進行したので、樺細工伝承館に行ってみました。ここも、それなりに混雑していました。

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 仙北市役所角館庁舎に到着です。ここはもうすぐその役目を終え、角館駅の近くに建設された新庁舎に引っ越しするようです。

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 こちらは、駅の近くに建設された新庁舎です。建物はすっかり完成し、業務開始(※12/21のようです。)を待つばかりというような感じでした。

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  角館駅に着きました。ここは、秋田内陸縦貫鉄道角館駅です。

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  まだ少し時間があるので、駅前の「観光情報センター角館駅前蔵」で時間をつぶしました。駅のすぐそばにこのような施設があるのは、ありがたいですね。

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 秋田内陸縦貫鉄道角館駅から八津駅に戻ります。

 なんと、改札で検温がありました!最近では、屋内施設では検温をしてからでなければ入場できないところもありますが、交通機関では初めての経験です。

 ただ、この列車の乗客は私ともう一人だけ、運転士を入れてもたった3人だけですので、ほとんど検温の必要も無いようなものですが、その真摯な取り組みには敬意を表したいと思います。

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 遠くに見える秋田駒ヶ岳には、うっすらと雪が積もっているようです。結局、今年は一度も登山が出来ませんでした。

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 八津駅に到着しました。

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 一連の旅ランで去年、今年とそれぞれ2回ずつ秋田内陸縦貫鉄道のお世話になりました。そのたびに乗客数が少なく経営状態が心配になります。微力ではありますが、この旅ランなどでこれからも出来るだけ秋田内陸縦貫鉄道を利用したいと思っています。

 

半年ぶりの30km走

 昨日(11/17)は、快晴でした。こんな日は、旅ランに行きたかったのですが、今年はほとんど長距離走を行っておらず、その報いを受けて11/8(日)に行われた2020マラソン競技会代替イベント(合同記録会)では、終盤に大撃沈しました。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 練習日誌を見たところ、長距離走に関しては、6か月以上前の4/30に32kmほど走ったきりで、その後は6月の田沢湖一周練習会で20.5kmが最長でした。(旅ランでは、何度か30km近く走っていますが、その時は途中で何度も観光などで休憩しており、練習効果としては薄いものと思われます。)

 これでは、終盤の大撃沈は当然の結果ですので、12/6(日)の名取トライアルマラソンを控えて、付け焼刃的に長距離走を行うこととしました。

 コースは、

chuukounenrunner.hatenablog.com

でご紹介している雄物川沿いのサイクリングロードを使い、秋田大橋から雄和の国際ダリア園まで行って戻ってくるという往復32km弱のコースとしました。

 実際のコース図です。

  予定としては、キロ5分半で走り、終盤まだ余力があるのが理想です。

 午後1時過ぎにスタートです。それにしても快晴です。風もあまり無く、これで予定よりだいぶ遅いようであれば、言い訳も出来ません。

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 不安材料は、11/8の合同記録会で痛めた左足親指の付け根に痛みが出ないかということですが、走り始めても特に痛みはありません。(結局、後半に痛み出しましたが、幸い軽いものでした。)

 ところが、2kmほど走ったところで右足首に痛みが出ました。ここ数か月悩まされている右足外くるぶしの下の痛みとは若干違う場所です。

 練習中止も頭をよぎりましたが、走っているうちに痛みが消えることもよくあるのでそのまま様子を見ながら走っていると案の定痛みが消えました。

 そして若干の余裕を持ってキロ5分半のペースを維持していたのですが、25km地点くらいから余裕が無くなり、ペースの維持も難しくなりました。

 最後は少しスピードを上げてゴールしたのでタイムは2:54:57、距離は31.78km、ペースはぴったりキロ5:30でした。心拍数は129、ピッチは192と少なめです。

 ゴールの頃には、だいぶ日も傾いていました。

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 夕陽が雄物川にも反射して、とても綺麗でした!

 この日は、8月~10月までの故障による走力の衰えを実感しながらも、復調に向けた第一歩を踏み出せた気がして、満足して帰途に着きました。

 12/6(日)の名取トライアルマラソンまでは、あと2週間余りですので、来週はハーフのペース走を行いたいと思っています。

加齢に伴ってミトコンドリアの質が低下するようです

 私のブログのタイトルは、「ある中高年ランナーの悪あが記」ですが、テーマは「加齢に伴う身体能力の低下にいかにして抗って走るか」を中心にしており、日々苦戦しているところです。

 さて、加齢に伴うランニング能力の低下は、筋力の低下や心肺機能の低下などいくつかの要因によるものと思われますが、それらの根本原因は「細胞の老化」が主なものと考えられます。

 人間の細胞は限られた回数しか分裂・増殖することが出来ないと言われており(がん細胞を除く)、加齢に伴って細胞の再生の時間は長くなり、やがては再生しなくなるようです。歳を取ると怪我の治りが遅くなるのは、そのせいでしょうか?

 時間がある方は、次に貼りつける長寿科学振興財団の健康長寿ネットの中の「細胞の老化の原因と症状」という記事をご覧ください。

細胞の老化の原因と症状 | 健康長寿ネット

 この記事の中で、加齢に伴う細胞内の変化については、

細胞内に存在しており、私たちが活動するためのエネルギーを作り上げるミトコンドリア」の質が低下します。それに伴い、活性酸素を消去する酵素である「スーパーオキシドディスムターゼ 2(SOD2)」という物質の量が減少し、活性酸素の除去が遅くなります。すると、細胞へ直接的にダメージを受ける機会が増えます。この変化が多くの細胞で起こることで、細胞数の減少や機能の低下が見られるようになります。

とあります。このように、加齢に伴ってミトコンドリアの質が低下することはこれまでも知られており、それはミトコンドリアの中の古くなったタンパク質の入れ替わりが加齢に伴って十分に行われなくなるため質が低下すると書いていた本があったと記憶しています。

 骨格筋細胞は、筋肉の損傷時などを除けば、基本的には細胞の入れ替わりは行われず、細胞内のミトコンドリアは、その中のタンパク質が入れ替わることによって新陳代謝を行っているのですが、その入れ替わりが十分に行われないとなるとミトコンドリアの質も低下するのでしょう。

2021.8.9追記

ミトコンドリア内のタンパク質の入れ替わりについて書かれた文献を見つけましたのでご紹介します。

まず、「ミトコンドリアにバレル(円筒)型膜タンパク質を組み込む仕組みを解明」という論文です。

https://www.m.u-tokyo.ac.jp/news/admin/release_20210107.pdf

この論文の中には、「ミトコンドリア外膜と内膜の二枚の生体膜に囲まれ,1000 種類以上のタンパク質から構成されており、これらのタンパク質のほとんどは、ミトコンドリアの外で合成されてからミトコンドリア内へと搬入される」ということが書かれています。

そして次の論文

http://www.jbsoc.or.jp/seika/wp-content/uploads/2013/05/83-02-09.pdf

にもあるように、「ミトコンドリア内では抗酸化酵素により ROS(活性酸素) の影響を軽減し、また傷害を受けたミトコンドリア DNA やタンパク質を修復・分解することで品質管理を行っており、こうした品質維持能力を上回る傷害をミトコンドリアが受けた場合、細胞はオートファジーを利用して機能不全に陥ったミトコンドリアをまるごと分解している」と考えられています。

そしてまた、「加齢に伴うオートファジー低下のメカニズム」という論文には、「多くの生物で加齢に伴いオートファジー活性は低下することが報告されている」ということが紹介されています。

https://seikagaku.jbsoc.or.jp/10.14952/SEIKAGAKU.2020.920236/data/index.html

 これらの文献を総合すると、ミトコンドリアはタンパク質で構成されており、②ミトコンドリアが傷害を受けた場合は、タンパク質を修復・分解することで品質管理を行っているが、修復不能な場合には細胞はオートファジーによりミトコンドリアをまるごと分解して品質を維持している。③ところがこのオートファジーの活性は加齢に伴い低下する。ということで、確かに加齢に伴ってミトコンドリアの質は低下するようです。

 そして、ランナーにとって大問題なのは、エネルギーの生産工場であるミトコンドリアの量と質が低下すると、当然、ランニングのスピードも落ちてしまうということです。

 この「細胞内のミトコンドリアの質が加齢とともに低下する」ということについては、同一人物由来の加齢モデル細胞系列を用いた研究(※この研究は、30 年以上もの歳月をかけ、同一人物の皮膚から 36歳、47 歳、56 歳、62歳、67歳の時点で採取した細胞を用いて行った。)があり、非常に興味深いものでしたので、ご紹介します。

https://www.kose.co.jp/company/ja/content/uploads/2016/08/20160803a.pdf

 これを見ると、残念ながら加齢に伴ってミトコンドリアの質が低下するのは、間違いがないようです。

 ただ、ミトコンドリアの質の低下を食い止める方法が無いものか調べてみると、かすかな希望もあるようです。

 名古屋大学によるプレスリリースで「加齢に伴う骨格筋の機能低下が運動によって改善されるしくみを解明」という記事で、その中には「運動トレーニングによりミトコンドリアの生合成促進が認められた」との内容も書かれていました。次のとおりです。

https://www.med.nagoya-u.ac.jp/medical_J/research/pdf/ampk_20161212jp.pdf

 残念ながらこれはマウスでの実験結果ですが、人間にとっても同じ効果があることを期待し、これからもランニングを継続することとします。

 また、ミトコンドリアは、加齢に伴い質だけではなく量も減少するとも言われていますが、ミトコンドリアの容量の増量のためには、インターバルトレーニングを行うことが有効との研究結果がありますので、故障が完治したらインターバルトレーニングを再開し、加齢に負けずにミトコンドリアの質と量の維持に努めたいと思っています。

 

旧69市町村ラン(湯沢市・雄勝町)

 11/8(日)に行われた2020マラソン競技会代替イベント(合同記録会)による筋肉痛が消え、好天にも恵まれたことから、昨日(11/12)は、旧69市町村ランで湯沢市役所から旧雄勝町役場への旅ランを行いました。

 フルマラソン後の筋肉痛といえば、これまでは大腿四頭筋に決まって2~4日ほどあったのですが、今回は大腿四頭筋ではなく、膝の裏側に発生しました。そして、まったく初めての経験ですが、左足親指の付け根も痛くなりました

 ただ、このフルマラソン後の左足親指付け根の痛みは、自分にとっては好材料ではないかと思っています。

 というのは、今まで蹴り出しの時に使えていなかった左足の親指が使えるようになったことによる痛みとも考えられるからです。

 9/23にアップした「旧69市町村ラン(岩城町)」の中の記事を再度掲載します。

 私が悩まされている左足の過回内と外反母趾についてです。

 着地については、最も一般的な「かかと着地」の場合は、かかとの外側で着地し、土踏まずの外側を通って母指球まで体重移動し、母指球を使って蹴りだすのが良いとされています。

 しかし、左足だけが過回内の場合、左足は外側から斜めに着地し、捻じれて母指球方向へ体重移動することになるのですが、その捻じれのため、右足とのごくわずかなタイミングの差が生じることになり、その差の解消のため、完全に母指球まで体重移動する前に蹴りだしているような気がします。

 そのため、私には次の左足の裏の写真の黒の丸で囲んだ部分にタコが出来ています。(いつもながら、汚い写真ですみません!)

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 おそらくいつもここで蹴りだしているのでしょう。実際自分でもそのような感じがしています。

 ただ、もしかすればこの部分で蹴りだしているのは、タイミングの差の補正のためではなく、左足が外反母趾になっているため、左足の母指球に力が入らず、やむなくここにしているのかもしれません。

 以上がこれまでの状態でしたが、今回は左足親指の付け根が痛くなったということは、蹴り出しの時、この写真の黒の丸で囲んだ部分でなく、親指で蹴っているものと思われ、過回内が少し改善して来ているのかもしれません。

 そういえば、私はフルを走るとよく左足の返しの時に左足が右足の内くるぶしに当たり、擦り傷が出来るので、いつもフルを走る時は右足の内くるぶしの出っ張りに絆創膏を貼るのですが、今回はスタート前にバタバタして貼るのを忘れたにもかかわらず、擦り傷は出来ませんでした。

 このことが、左足親指での蹴り出しに関係があるかどうかは分かりませんが、少しだけ良い方向に向かっているような気がします。 

 

 話が大分脱線しましたが、今日の本題に入ります。

 まず行程の予定表です。実際は、最後の方は少し変更しました。 f:id:chuukounenrunner:20201113111816p:plain

  次にルート図です。こちらは実際のルートです。

 

  まず、車を横堀駅の駐車場に置き、JRで横堀駅から湯沢駅に移動しました。

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横堀駅

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湯沢駅

 そして、湯沢駅から湯沢市役所まで走り、湯沢市役所からが今日の目的のランです。

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 湯沢市役所をスタートして、湯沢城跡の周辺の小路を通ります。この辺は城下町の面影を感じさせる場所もあります。

 庭の紅葉が綺麗な場所で写真を撮りました。

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 通り過ぎて反対側からも写しました。

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 ここから10km以上休みなしで走り、小野小町の父が建立したといわれる熊野神社に立ち寄る予定でしたが、トイレに行きたくなったので、熊野神社には立ち寄らずに道の駅おがちへ行ってトイレタイムです。

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  道の駅おがちの前の看板に「二ツ森公園」の文字を見つけました。いつも家の近くの「一つ森公園」を利用している私としては気になりましたので、その場所を探してみました。 

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 看板には10m先となっていますが、それらしきものはどこにもありません。

 ただ、すぐそばに「小町の郷公園」というものがありましたので行ってみました。

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 後で調べたら、この「小町の郷公園」は平成27年に完成し、所在地は湯沢市小野二ツ森となっていましたので、「二ツ森公園」もこの近辺にあり、「小町の郷公園」が出来たことにより廃止されたのかもしれませんね。

 

 「小町の郷公園」の反対側の入口のそばに「小町堂」があるようですので行ってみることにしました。

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 「小町堂」です。説明看板には「小野小町生誕の地」とありました。

 小野小町の出身地については、諸説あるようですが、一番ポピュラーなのは何といってもここでしょう!秋田新幹線「こまち」や米の「あきたこまち」などにより、全国の人たちにも「小野小町秋田県出身」のイメージが定着しているのではないでしょうか?

 秋田県人は宣伝が下手と良く言われますが、小野小町については、かなり積極的に売り込んでいるようです。ちなみに、小町堂の左隣は「小町園」というドライブインで右隣は「小町堂薬心」という薬局、さらに同じ建物には、「小町塾」の表示があり、こうなるともはや何でもありですね(笑)。

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小町園

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小町堂薬心

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小町塾

 さて、日も大分傾いて来ましたので、ゴールを急ぎます。


 本日のゴール地点の湯沢市役所雄勝総合支所に着きました。

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 思ったよりコンパクトな建物でしたが、支所機能だけでしたら、これくらいの大きさで十分なのでしょう。

 打って変わってその向かいにある湯沢市雄勝図書館はすごく立派な建物でした。

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 どの程度利用者がいるのか覗いてみたかったのですが、帰りが遅くなるのが嫌だったので、そのまま車を置いてある横堀駅に向かいました。

 横堀駅に着きました。日暮れが近づいて来ました。汗もほとんどかかなかったので、後は車で帰宅するだけです。

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 帰りは車で2時間半ほど掛かりました。この旧69市町村ランの中では、県南では一番遠い場所を走り終えました。
 これからは寒くなって旅ランには適さない時期になりますが、天気の良い日を見て、もう少し旅ランを続けたいと思います。
 

2020マラソン競技会代替イベント(合同記録会)のご報告

 昨日(11/8)は、秋田県大潟村のソーラースポーツラインで

2020マラソン競技会代替 イベント (合同記録会)

が行われましたので、そのご報告をしたいと思います。

※11/10 上記HPに選手の記録が掲載されました。 

 この合同記録会は、私の所属する「秋田一ツ森RC」の会員である岩谷さんが主宰しており、私を含めた会員だけではなく、関係者等多くの方がボランティアとして頑張ってくださいました。

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 ボランティアの方々との打ち合わせです。この写真には写っていない多くの方々にもボランティアとして参加いただきました。本当にありがとうございました!

 

 選手の方々も大勢参加してくれました。フルとハーフを合わせて60名程度でした。

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 選手への説明です。この日は当初、曇りや雨の予報だったのですが、晴れてくれてラッキーでした。

 

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 ハーフのスタート前です。スタート地点は、ハーフはゴール地点から1.1km程離れた場所、フルはゴール地点から2.2km程離れた場所です。

 フルは、希望者については車で移動しましたが、私は何かとバタバタしていたためウォームアップをしていなかったので、アップを兼ねて走って行きました。着いたのがスタート7分前でした。

 慌ただしくスタートしましたが、選手は皆若い人ばかりで、私と同年代の同じクラブのHさんとの2人だけが見る見るうちに離されてしまいました。

 ということで、最初から最後まで単独走で精神的にきついものがありましたが、この記録会は、10kmコースを4周+αなので何回も同じ場所を通ります。そして、ゴール付近や給水所ではボランティアの方々からの暖かい応援がありますので、それらを励みにそしてすれ違うランナーとの声の掛け合いに元気をもらいながら、走りました。

 給水所では、男の子3兄弟から給水のサポートをしてもらい、とても微笑ましく、そして有り難かったです!

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 レース中の写真です。ちなみに本日掲載するこれらの写真は、私の持参したカメラでボランティアの方が撮ってくれたものです。

 

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 さて、私事です。私は、満足に練習が出来ていなかったのですが、まあ、何とかサブ4では走れるだろうと思い、30kmまではキロ5分半で走る予定でした。

 ここは、12.2km程の地点ですので、まだ元気だったのですが、何か身体が重く、また、珍しくハムストリングスに張りを感じていました。

 結局、30km通過が2時間46分と予定より1分遅れでしたが、それでもその後キロ6分で走れば、サブ4は達成可能なタイムです。

 ところが、そのあと雨が降り始め、残り5km位になると少し強く降って来ました。身体が冷えて手足の感覚が無くなり、脚がまったく先に進みません。

 残り4km位からはキロ9分台となり、ほぼ歩きの状態でした。

 結局、ゴールは4時間14分台と散々な結果になりましたが、多くの方からねぎらいの拍手を受けました。

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 この後、強い雨となりましたが、最後のランナーがゴールする前に雨が止み、記録会の無事終了を祝うかのようにきれいな虹が出ました。

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 私のカメラが広角ではないため、全部は写りませんでしたが、半円形のアーチを描いた2重の見事な虹でした。

 

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 そして、最後のランナーも制限時間内にゴールし、無事、記録会が終了しました。

 新型コロナ感染症により、全国各地のマラソン大会の中止が相次ぐ中、ランナー仲間に一緒に走る機会を提供しようとして開催したこの合同記録会ですが、初めての開催でありながら、天気にも恵まれて、成功裏に終わったのではないでしょうか。

 主宰者の岩谷さん、大勢のボランティアの皆さん、そして選手の皆さん、大変お疲れさまでした。

白神山地ブナの森マラソン(ユニークなマラソン大会その4)

 久しぶりに風邪をひいてしまいました。

 これまでも、決まって年に2~3回ひいていましたが、今年は初めてです。たぶんそれは、この新型コロナ感染症への罹患防止のためあまり人ごみには出ないし、出てもそのような場所ではお互いにマスクをしているため、結果的に風邪の予防にもなっているからなのでしょう。

 憎っくき新型コロナですが、思わぬ効果(?)もありますね。

 風邪とは言っても、症状は軽いので、明後日(11/8)のフルマラソンの合同記録会

2020マラソン競技会代替 イベント (合同記録会)

には出られそうですので、この後、少し走ってみます。 

 さて、今日は、ユニークな大会その4として秋田県藤里町で行われる「白神山地ブナの森マラソン」をご紹介します。

 この大会のユニークな点は、主催者も「徹底的に坂にこだわるアップダウンマラソンと言っているとおり、標高差250m、コースのうち8割がアップダウンという過酷さです。

 コースと高低差は次のとおりです。

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 ご覧になってお分かりのように、スタート後、ゴール前そしてトンネル内を除くとすべてが坂になっています。なお、このコース図は2017年、2018年のもので2019年はゴール付近のルートが変更になっています。

 2019年のルートは次のようになっています。

 

 スタートは、ゴール地点の白神山地世界遺産センター藤里館から200~300m程離れた坊中橋です。参加者は、100数十人とあまり多くありません。このコースでは、なかなか軽い気持ちでは出られないのでしょう。

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 スタートしてから1kmほどは平坦ですが、その後、きつい上りが続きます。

 参加するランナーは皆脚力があり、きつい坂もグングン上ります。

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 全長1.2kmの鹿瀬内トンネルをくぐります。ここも数少ない平坦な場所で、トンネル内は涼しくてほっとします。

 

 トンネルを抜けてしばらく下ると素波里湖キャンプ場に着きます。ここが折り返し点になります。

 

 帰りは、同じ道をとおり、スタート地点を通り過ぎて藤里館前がゴールでしたが、2019年はゴール前のルートが変更になり、200m距離が伸びました。

 ゴールの藤里館前です。

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 なお、この大会は、2020年には、コースの距離を伸ばしてハーフにすることになっていましたが、新型コロナ感染症の影響で大会が中止になってしまいました。

 このきついコースでハーフとなると、楽しみのような、怖気づいてしまうような、複雑な気持ちです。

 何にしても、2021年には無事に開催されることを祈っています!

 

 次に、私のこの大会の戦績です。

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 2018年までは、年代別の表彰がありませんでしたが、2019年に初めて年代別の表彰が設けられ、運よく入賞することが出来ました。副賞として、藤里町の特産品の白神ラム肉と白神のミネラルウォーターをいただきました。

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 副賞はありがたかったのですが、ミネラルウオーターがとにかく重い!500mlが24本入りの箱だったと思いますので12kg、ラム肉は1kgくらいあったでしょう。それに加え、なんと飛び賞の葡萄液も当たったのです。

 それを離れた駐車場まで持っていくのは一苦労でした。翌日には腕が筋肉痛になっていました(笑)。