ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

「秋田→東京走破」のこれまでの経過 その3(仙台駅~二本松駅)

 またやってしまいました・・・。

 今月の初めに突然襲われたぎっくり腰による痛みもだいぶ治まって来た発症後1週間目からは、少しずつゆっくりのランニングを再開し、一昨日には痛みを全く感じなくなりました。

 これはいい!とスピードを上げて5kmほど走った時です。今度は右足のふくらはぎに痛みが出現しました。

 私は、もともとフラット走法なのですが、スピードを上げるとどうしてもフォアフット走法気味になってしまうのです。

 そして筋力不足のままこの走法を行うとふくらはぎの筋肉を傷めてしまうリスクがあることはよく言われていることですが、私は、ぎっくり腰による痛みのため、いつもは行っている筋トレをここしばらく全く行っていませんでした。

 まさにふくらはぎを痛める条件が揃っていたのでした。

 深く反省し、今後は決して無理をせず、療養に専念することをここに誓います!

 

 さて今日は、私のライフワークである「ランニングライフ10大目標 - ある中高年ランナーの悪あが記」の中の3番目の目標である「秋田→東京走破」のこれまでの経過についての第三弾として宮城県の仙台駅から福島県の二本松駅までのランの様子についてご紹介します。

 まずは、行程表です。

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 次に1日目、2日目(2019.4.9~4.10)のルート図です。

1日目

  まず初日(2019.4.9)は、秋田駅前から仙台駅前へ高速バスで移動しました。

 仙台駅前からスタートです。好天に恵まれました。

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仙台駅前

 間もなく広瀬川を渡ります。

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広瀬川

 名取市に入り、雷神山古墳という東北地方最大の前方後円墳に行ってみました。

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雷神山古墳

 遺跡としての価値もさることながら、よく整備されていて、公園(?)としても楽しめました。桜もきれいでした。

 このあと、30分弱でホテルルートイン名取岩沼インターに到着しました。ここも前回の一ノ関駅~仙台駅のランで宿泊したホテルルートイン古川駅前と同様に天然温泉の大浴場があったので、くつろぐことが出来ました。

 2日目

 2日目(2019.4.10)です。

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ホテルルートイン名取岩沼インター出発

 この日は、30km以上の行程で、見どころも多いため少し早めの9時出発でした。少し曇っています。

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阿武隈川堤防

 阿武隈川の長い堤防の道路を走ります。ここにも桜が咲いていました。

 この日の見どころの一つである船岡城址公園に着きました。桜の名所だけあって見事な桜でした。写真をよく見ると左の上に何やら石像の顔のようなものが出ているのが見えます。

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船岡城址公園の桜

 公園の頂上へ行ってみると、そこには大きな観音像がありました。

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船岡平和観音像

 公園内には一本の大きな樅ノ木があります。

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樅ノ木は残った

 この木は、昭和45年のNHK大河ドラマ「樅ノ木は残った」で一躍全国的に有名になった木であり、平成23年にはこの木の周辺を整備し、展望デッキを作って白石川堤の一目千本桜が一望できるようになりました。

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しばた一目千本桜と千桜橋

 展望デッキからは、スロープを通り、平成28年に出来たしばた千桜橋を渡って直接、一目千本桜に行けるようなので渡ってみました。観光客用に造ったのでしょう。すごいですね!

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一目千本桜

 遊歩道もしっかりと整備されていました。このあと、土手の遊歩道に出たのですが、観光客で混んでいたので、ゆっくりと走りました。
 

 一目千本桜は、白石川沿いに8kmにも亘って続いているとのことですが、私はその内3kmほどの景色を楽しんでこの日のゴール地点へ向かいます。途中から雨が降ってきて、この日に宿泊するパシフィックホテル白石に着く少し前には一時雨宿りをするほどの雨になりました。

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白石駅

 ホテルの隣にある白石駅に着きました。天候が悪かったので、早め早めに行動したため、予定より1時間早い14時過ぎに着いてしまいました。ホテルのチェックインは15時からなので、白石駅の待合室などで時間をつぶしてからチェックインしました。 

 

 次は3日目、4日目(2019.4.11~4.12)のルート図です。

3日目

  3日目(2019.4.11)です。

 朝、起きてびっくりしました。窓の外には雪が積もっているのです。

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ホテルからの雪景色

 まさか4月の10日過ぎに雪が積もるなんて想像もしていませんでした。この日は36kmの長丁場を予定していましたが、積雪のため予定していた白石城などの観光は諦めて直接この日に宿泊 する福島市東横イン福島東口2に向かうこととしました。

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パシフィックホテル白石出発

 出発は9時40分頃でした。曇ってはいますが、雨や雪の心配は無さそうです。

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馬牛沼

 この日は、最短ルートから外れて観光することはしなかったのですが、ルート沿いで一休みできるような場所では、何か所かで休憩しました。ここは馬牛沼というところです。ただ、ここに来るまでも、道路には雪が積もっており、特に峠越えの数キロは、10数センチ積もっていました。しかも歩道も無く幅員の狭い箇所が多かったことから、車が来るたびに道路から出て車をやり過ごし、車が来ない時に走るということを繰り返しましたが、もともと積雪の中を走るのが大変な上に、雪が融けかかってシューズの中に滲みてきて足が堪らなく冷たかったです。

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東横イン福島駅東口2到着

 そのような辛い思いをしながら、ようやく東横イン福島駅東口2に到着しました。この日の走行距離は34km弱でした。

 私は、宿泊はできるだけ東横インを使うことにしています。もともと料金は高くはないのですが、私は東横インの会員になっており割引されること、予約は通常3か月前からのところを6か月前から予約できること、それに10回利用すれば1回無料で利用できることなど、お得がいっぱいだからです。

4日目

 次は最終日の4日目(2019.4.12)です。

 この日は、まず福島駅から4km強離れた花見山公園に行きました。

 花見山公園は、花卉農家の阿部さんという方が、昭和11年から自己所有の山に花を植え、昭和34年に花を見る山「花見山」として一般開放したものとのことです。

 花見山は、全山様々な花が咲き誇り、まさに「桃源郷」と呼ぶにふさわしいものでした。

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花見山公園入口手前

 ここは、花見山公園の入口付近です。桜と菜の花のコントラストがきれいでした。

 

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花見山公園入口横

 ここは、公園の入口の横にある日本庭園です。この横の遊歩道から花見山に登ります。

 

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花見山中腹

 ここは花見山の中腹です。様々な色の花が咲き誇っています。

 

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花見山山頂

 ここは花見山の山頂です。よく整備されているようです。

 

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山腹の桜

 頂上から下りてくる途中の遊歩道です。雪が積もっていました。満開の桜と雪というのは初めて見る光景です。積もった雪のせいで折れた桜の枝もありました。

 

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花見山公園入口付近

 この日も平日にもかかわらず多くの観光客が訪れていました。自己所有地を無料で開放し、整備・管理しておられる阿部さんご一家には大変感謝致します。

 

 この後、国道4号線に出て南下し、途中から県道114号線を進んで二本松市に入りました。二本松市では、まず、智恵子記念館と智恵子の生家を訪ねました。「智恵子抄」の智恵子です。智恵子記念館で初めて知ったのですが、高村智恵子は、若い頃は油絵を描き、精神病を患ってからは数多くの紙絵を製作した芸術家だったんですね。知らなかった・・・。

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智恵子の生家

 この後、電車の発車時刻まではだいぶ時間がありましたので、霞ヶ城公園に行ってみました。

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霞ヶ城公園入口

 公園の頂上の本丸跡まではだいぶ上りました。ここでも、桜と雪の景色を見ることが出来ました。

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本丸跡からの景色

 この後、二本松駅そばの健康ランド(?)で入浴し、二本松駅に到着しました。

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二本松駅

 二本松駅から電車で仙台に移動後、高速バスで秋田に帰りました。

 この4日間の旅ランは、途中、季節外れの大雪に見舞われて大変な思いをしたものの、目当てにしていた「船岡城址公園+しばた一目千本桜」や「花見山公園」などで桜の真っ盛りに重なりとてもラッキーな面もありました。貴重で楽しい体験でした。