ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

ふるさと温泉ユアシス(秋田市の日帰り温泉ランその6)

 昨日(3/23)は、秋田市雄和の大正寺地区にある「ふるさと温泉ユアシス」へのランを行いました。私の自宅からは29km弱もあり、12か所(?)ある、秋田市内の日帰り温泉へのランの中では最長距離です。

 途中、観光したいものもあまりないので、給水以外はユアシスの近くにある新波神社まではほぼノンストップでした。

 そうは言っても、何も写真が無いのも寂しいので、新波橋から見た雄物川を写しました。

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 前日の雨のせいか、水が少し濁っています。

 

 橋を渡ってからの田園風景です。遠くには太平山と少し離れて白子森が見えました。白子森は太平山地の最高峰ですが、秋田市の市街地からはなかなか見えません。

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 上の写真ではよく分からないので、拡大してみましょう。

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 左端が太平山で右端が白子森です。

 

 さらに、駒ヶ岳も見えました。秋田市内から駒ヶ岳が見えるとは思っていなかったです。山頂部が雲で隠れていて残念ですが・・・。

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 そのだいぶ右には、和賀岳のような山も見えます。この辺は同じ秋田市でもかなり南になっていることを実感しました。

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 さて、この日の唯一の観光場所である新波神社に着きました。

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 説明看板によると、神社の屋根下の彫刻が傑作とのことでした。

 まずは、神社の社殿です。

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 そしてこれがその屋根下の彫刻の一部です。

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 確かに屋根下の彫刻は、精緻な感じを受けました。

 

 新波神社から2kmほどで目的地のふるさと温泉ユアシスに到着しました。

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 入浴料は367円でした。先週行った「木こりの宿」も安かったけど、ここも安いですね。

 中は結構広く、宿泊もできるようです。

 脱衣所です。失礼して、1枚写真を撮らせていただきました。

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 浴室内は、温泉は大きな浴槽が一つだけですが、その他に打たせ湯と水風呂があり、サウナは普通の乾式だけではなく、ミストサウナもありました。

 温泉の泉質は塩化物泉で色は黄褐色でした。温度は、源泉は47度台のようですが、浴槽へ注がれる時点では42度のようですので、もちろん加温の必要は無いし、もしかすれば特段の冷却もしなくていいかもしれませんね。(※私の憶測です。)

 

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 風呂上りは、レストラン内で昼食+ビールです。

 肉野菜炒め定食を注文しましたが、上には目玉焼きが乗っていました。私は目玉焼き乗せの肉野菜炒めを食べるのは初めてですが、やや濃い味の肉野菜炒めを目玉焼きの黄身が味をマイルドにして、ビールのつまみにもなりました。

 

 帰りはバスを乗り継いでイオンモール秋田経由で自宅から近いバス停まで戻ります。

 バスが来ました。

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 路線バスですから、当然あちこちの集落に寄って運行しますので、これまで行ったことの無い場所を通り、興味深く車窓を楽しみました。

 

 これで、秋田市日帰り温泉ランはちょうど半分終了しました。温泉施設は経営難のところが多いと聞きますし、公共交通機関も同様でしょう。

 ほんの僅かではありますが、少しでも経営改善に貢献出来たらと願っています。皆さんも機会がありましたら、ぜひご利用ください! 

木こりの宿(秋田市の日帰り温泉ランその5)

 昨日(3/19)は、秋田市の太平山リゾート公園内にある「森林学習館・木こりの宿」までの旅ランを行いました。

 自宅から太平山リゾート公園へのルートは二つあり、ひとつは太平地区経由、もうひとつは藤倉地区経由ですが、昨日はあまり通らない藤倉経由で行きました。

 墓参りを終え、用事を済ませてからの出発となりましたので、陽が傾き始めてきました。風がやや強いものの、好天です。

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 藤倉ダムです。雪解けのためか、水量が多いようです。

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 山間部に入ると、まわりの山で太平山が見えなくなっていましたが、藤倉地区を抜けるとわずかですが太平山の奥岳の山頂部が見え、道路の横に小高い丘に上がっていく道がありました。これを上がっていくと太平山が一望できるかもしれないので、寄り道して上がってみることとします。

 思ったとおり、見えてきました。もう少し、上がってみます。

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 ここで道は行き止まりです。何のための道だったのでしょうか?謎です。

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 この場所からなら太平山の山並が良く見えます。

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 一番右に大きく見えるのが中岳でしょうか?左の山頂部が白く見えるのが奥岳です。

 奥岳には、高校の時、岩見三内登山口から登り、あとは旭又登山口からは20回程度登っていますが、前岳~中岳~奥岳の縦走コースを踏破したことはありません。

 中岳までは行ったことがありますが、こうしてみるとその後が大変そうですね。何よりも熊が怖いので、縦走コースは諦めるしかないでしょう。

 

 木こりの宿に着きました。まず、隣接するグラウンドゴルフ場を見てみます。

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  誰も人がいません。まだ、冬期休業中なのでしょう。

 木こりの宿に着きました。木こりの宿に来るのは初めてです。奥にはクアドーム・ザ・ブーンが見えます。

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 入浴料金310円を払って入場します。今どき310円とは、破格の安さです!

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 さて、入浴です。脱衣所には先客が一人いましたが、すぐに着替えを終えて出て行きましたので、浴室は私一人の貸し切りでした。

 浴室にはカランが4つしかなく、浴槽も決して広くはないのですが、普段はこれで十分なのでしょう。泉質は単純温泉でした。

 

 風呂上りはやはりこれです。

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 ところが、何度500円玉を入れても返却されます。受付の従業員の方が来て、「すみません、新しい500円玉は使えないんです。機械が古いもので。」と言うのです。

 そこで、両替してもらって再度チャレンジしたのですが、ボタンを押しても商品が出てきません。従業員の方の話では、機械が古いのでなかなか反応せず、何度も強く押すと出てくる、とのことで何度も一生懸命ボタンを押してくれ、なんとかビールが出て来ました。

 お客さんの中には、このことを良く知っており、「さあ、今日はうまく出てくるか楽しみだ。」と言ってくれる人もいるとのこと。

 常連客でしょうからたぶん秋田の人でしょうが、秋田県人のおおらかさというか優しさを感じさせるお話でした。

 館内でビールをいただき、あとはバスで帰るだけです。木こりの宿の前にもバス停があるのですが、グラウンドゴルフ場が閉鎖されている期間はバスが来ないので、隣のクアドーム・ザ・ブーンまで歩かなくてはなりません。

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 クアドーム・ザ・ブーンに着きました。すっかり暗くなってきました。

 最終バスに乗り、秋田駅西口まで行って、そこから走って自宅に戻りました。

 いずれ、クアドーム・ザ・ブーンにも「秋田市日帰り温泉ラン」の一環として行くつもりですが、その時には太平地区経由で行きたいと思います。

秋田県内25市町村一筆書きラン(十和田南駅~大館市役所~大館駅)

 昨日(3/15)は、久々に秋田県内25市町村一筆書きランを行いました。

 この秋田県内25市町村一筆書きランは、秋田県内の25市町村役場を一筆書きで走って訪れるもので、これまで、秋田市役所を皮切りに海岸沿いを南に進み、内陸部に入って北上し、小坂町役場を訪れて、十和田南駅まで進んでいました。

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 そして、昨日は十和田南駅から大館市役所を訪れ、大館駅まで走って、帰りは電車に乗って十和田南駅まで戻る行程です。

 行程の予定表は、次のとおりです。

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 また、実際に走ったルート図です。

  当初の予定では、大館駅の近くの「大館ぽかぽか温泉」で入浴し、着替えてから電車に乗ることとしていましたが、道路が混んでいたことなどによりスタート地点の十和田南駅への到着が予定より遅れたことや向かい風が強くて思うように前に進まず、入浴していては、時間がぎりぎりになりそうだったので、入浴はパスしました。汗もほとんどかきませんでしたし・・・。

 

 今日のスタート地点の十和田南駅です。車で2時間30分近くかかりました。

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 天気は良いのですが、西からの風が強く、今日は西に向かいますのでもろに向かい風です。そして、全行程の3分の2以上が国道103号線を西に進む単調なコースです。

 予定では、キロ6分ほどで走ることにしていましたが、向かい風が強くてキロ7分台がやっとです。荷物も重いし、歩道にはところどころ雪があって走れない場所もあるなど、楽しい旅ランではなく、修行のようなランになってしまいました。

 それでも、時折、景色の良い場所に来れば、気分も晴れます。

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 今日の昼食を予定している食堂に着きました。

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 和風ラーメンを食べ、大館市役所に向かいます。ちょっと食べ足りなかったので、大館市役所そばのコンビニで菓子と飲み物を買いました。

 

 大館市役所に着きました。新聞記事によると、現庁舎は1954年完成とのことですので、現在66歳くらいでしょうか?私より2歳年下ですね。そして、現庁舎のすぐそばに新庁舎を建設して5月に開庁予定とのことです。

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 現庁舎です。やはり老朽化していますね。私と同じです。

 

 そして、こちらが新庁舎です。建物自体はもう完成しているようです。

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 新庁舎は桂城公園と隣接しており、次の写真は桂城公園から見たものです。

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 温泉をパスするとなると、時間はたっぷりあるので、桂城公園でゆっくりすることにしました。

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 桂城公園から見た市街地です。大館樹海ドームも見えます。

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 さて、大館駅に向かいます。途中に大館市立病院がありました。

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 大館市立病院は、10年ほど前に視察でお邪魔したことがあり、懐かしかったです。考えてみれば、これまで大館市には、数年前まで毎年参加していた山田記念ロードレースの会場となる長根山陸上競技場と十和田湖でのたけのこ採りの帰りに寄った雪沢温泉、それにこの大館市立病院にしか来たことがなく、いつも素通りでした。

 さて、大館駅も近づいて来ましたが、その前に駅前に2019年にオープンした「秋田犬の里」に立ち寄ってみます。

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 入場無料ということで、手指消毒と検温、それに氏名等の記入を行って中に入りました。

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 まず目を引いたのは、フィギュアスケートザギトワ選手に贈られた秋田犬のマサルをモデルにしたぬいぐるみを100数十個並べたタワーです。

 このぬいぐるみがデビューしたころは大人気で、秋田空港の土産物店で孫に買ってあげたことを思い出しました。

 

 らせん階段を上って2階に行くと屋上テラスに出られました。

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 遠くには鳳凰山の大文字が見えます。

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 この施設には、秋田犬の展示室があり、実物の秋田犬を見ることが出来ます。

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 でも残念ながら今日はお休みでした。どうやら月曜日はお休みのようです。

 しかし、職員の方が声を掛けてくれ、外に秋田犬が来ているので、よろしければご覧いただき、再入場してはいかがですか、とのことでした。

 せっかくですので、行ってみることにしました。

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 いました。秋田犬です。まだ1歳とのことでした。

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 隣にいる黒い犬は柴犬で2歳だそうです。秋田犬の里のパネルによると秋田犬は柴犬とともに遺伝子的には最も狼に近い犬とのことです。そういえばなんとなく似ていますね。

 

 さて、そろそろ大館駅に向かいます。

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 大館駅に来るのは初めてですが、だいぶ年季が入っているようですね。あとで調べたところ1955年12月竣工とのことです。そして、2022年度末には新駅舎が完成するようですが、現在の駅舎は今年度中に取り壊される予定とのことですので、そろそろ解体工事が始まるのでしょう。良いタイミングでした。

 

 電車(※花輪線は電化されておらず正確には気動車ですが。)に乗ってスタート地点の十和田南駅に着きました。

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 この後は、車で自宅へ戻るだけですが、途中、驚いたことがありました。

 五城目から秋田市金足に抜ける広域農道を走っていた時ですが、私の2台前を走っていた車がすごいスピードで急に右折したのです。

 どうしてあんなスピードで?と思うと同時にここに右折する道路があっただろうか?などと一瞬思ったところ、前の車がハザードランプを点灯して停止したのです。私も急いで止まって右側を見たところ先ほど右折した車が林の中に突っ込んでいたのです。

 前に止まった車からは誰も出てこないし、心配でしたので、私が、車を降りて林に突っ込んでいた車に向かったところ、車の中から中年とおぼしき男性が出て来ました。

 「どうしたんですか?」と声を掛けたところ、「何かにぶつかったような気がして。」というのですが、付近には何もありません。

 「大丈夫ですか?」と聞くと「レッカー車を呼ぶから大丈夫です。怪我も無いし。」とのことでしたので、安心して「じゃあ、お気をつけて。」と言ってその場を離れて帰宅しました。

 たぶん熊などがいきなり横切ったのでしょう。それにしても、突っ込んだ場所が平らな土地で、太い木なども無かったことが不幸中の幸いだったと思います

 このように運転していると何があるか分かりませんので、そんな時でもせめて被害が最小限になるよう、私もなるべくスピードは抑えることとします! 



 

泉外旭川駅(秋田市新駅)探訪ラン

 今日は、秋田県では20年ぶりの新駅となる泉外旭川駅がオープンするとのことなので、さっそく行ってみることにしました。

 天気予報では、昼前から雨のようですので、早めに自宅を出発し、秋田駅を経由して泉外旭川駅まで走りました。

 自宅からで5.6kmでしたので、秋田駅からは4km弱でしょうか?

 予定では、泉外旭川駅10時24分発の電車で秋田駅に戻り、ランで自宅へという計画で9時50分頃、泉外旭川駅の泉側の入口に着きました。

 ところが、運よくというか運が悪くというか、ちょうど駅の開業記念式典が10時から始まるようで、駅前はごった返していました。

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 まだ、電車が来るまでは少し時間があるので、駅の周辺を10分くらい走ったあとで駅への連絡通路に入りました。

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 この階段を上ると駅になりますが、連絡通路は反対側の外旭川側に通じているようですので、外旭川側の入口まで行ってみます。

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 外旭川側の入口です。

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 駅前も少し整備されたようです。

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 再び、連絡通路を通って駅に入ることとします。

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 この連絡通路があると駅利用者以外の人たちも便利ですね。

 

 階段を上り(※エレベーターもありました。)駅のホームに向かいます。この駅は無人駅で切符も自動販売機で買います。

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 自動販売機では長い列になっていました。一台しかなく、しかも切符をまとめ買いできない機種のようで、家族連れなど複数枚を購入する人は一枚ずつ買わなくてはならないので時間が掛かるのです。

 でも、この駅がこんなにも混雑するのは今日だけで、今後こんなことはないでしょう。

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 ホームにも大勢の人がいました。やがて、電車が来ました。

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 秋田駅に着きました。あっという間ですね。5分くらいでした。

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 泉外旭川駅近くの住民の中には、秋田駅周辺に通学や通勤している方もいらっしゃると思いますが、バスに比べると所要時間が短く、料金もJRでは190円と低額なので、かなりメリットがあるのではないでしょうか?

 秋田駅からは、予定通りランで自宅へ戻りますが、これも予想通り雨がぽつぽつ降って来ました。

 今日はもう走れませんね。明日もクラブの練習日なのに雨の予報です。

 開催を期待していた県内や近県のマラソン大会は、今のところ新型コロナ感染症の影響でほぼ中止となっており、唯一の期待は高齢者が優先されるワクチン接種ですが、これも不透明なようで、6月頃になるのではないかと思っています。

 私としては、密かに、ワクチン接種を受けたら、首都圏で開かれている小規模の大会に出てみようと思っていたのですが、6月以降では暑くてとても大会出場どころではありませんので、それも叶わないとなればフラストレーションが溜まる一方です。

 でも、この新型コロナ感染症については、私のフラストレーションの比ではなく、重大かつ深刻な影響を受けている人たちが数多くいらっしゃいますので、この程度のことで恨み言を言ってはいられません。新型コロナが収束し、日常が戻る日を信じて、今できることをやるだけです!

貝の沢温泉(秋田市の日帰り温泉ランその4)

 今日は、秋田市太平にある「貝の沢温泉」へのランです。距離は、片道14km強で、帰りはバスで帰る予定ですので入浴後のビールが楽しみです。

 天気は、曇りですがあまり風もなく、ときおり陽が差しますので、まあまあの天気と言って良いでしょう。

 太平地区に入ると太平山が良く見えます。

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 貝の沢温泉の入口付近では、太平山の奥岳も見えました。

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 お分かりでしょうか?右側の山頂部が白くなっている山です。肉眼でも山頂部の山小屋が見えました。

 

 貝の沢温泉入口の看板です。温泉までは、ここから1km以上あります。

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 路線バスは貝の沢温泉までは行っておらず、この付近のバス停で乗降しなければなりません。バス停は、どこでしょうか?

 

 ありました。なんと、倒れていました。不吉な予感がします。

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 それにしても変な倒れ方ですね。普通であれば、ガードレールに引っかかってこのようには倒れないと思いますが。

 

 貝の沢温泉のそばには、小さな滝があるようです。

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 この鳥居の先にあるはずですが、雪が残っており行けません。水の音は聞こえますが、またの機会にしましょう。

 

 貝の沢温泉に着きました。 

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 受付で入浴料600円を支払い中に入ります。廊下を通って浴室の前のホールに来ました。

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 泉質は私の好きな塩化物泉です。

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 浴槽は、内風呂と露天風呂がそれぞれ一つずつですが、10人程度ならゆっくりと入れる広さがありました。

 風呂は写真に撮れませんので、次のHPでご覧ください。

www.sekiya-akita.com

 さて、お待ちかねの風呂上がりの一杯です。

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 バスは2時間に1本くらいしか通っていないので、まだ、しばらく時間をつぶさなくてはなりません。自販機を見つけました。これで、時間がつぶせます。

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 ところで、私は20年近く前にマラソン高橋尚子選手が秋田市で故・小出義男監督や千葉真子選手と共におこなったトークショーを聞きに行ったのですが、その時、高橋尚子選手は貝の沢温泉に泊まって、秋田市の中心部近くまで走って来たような話をしていたので、どこかに泊まった時の写真がないか探したところ、やはりありました。

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 2003.11.27のことだったんですね。高橋尚子選手の写真をアップにしてみましょう。

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 高橋尚子選手といえば、今はもう開催されていない旧雄物川町のまつたけマラソン小出監督門下の数名のランナーとともに出場したことがあります。ただ、その時にはまだ日本記録を出す前のほぼ無名な時期でしたので、私は彼女の存在すら知らず、その後で日本記録を出して一躍有名になった時は、そうと知っていれば握手でもしてもらうんだった、と残念に思ったものでした。その時のまつたけマラソンのパンフレットです。

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 そうこうしているうちに、そろそろバス停に向かう時間となりました。実は、貝の沢温泉には、東京ドームの約8倍もの面積に観音様や地蔵様を祀った散策路があり、そこを散策したかったのですが、そこも雪のため無理のようでしたので、真っすぐに貝の沢温泉口のバス停に向かいます。

 ゆっくり歩きながら、バスが来る時刻の5分程前にバス停に着きバスを待っていたのですが、待てど暮らせどバスは来ません。

 バス時刻は、事前にインターネットで検索していたのですが、心配になり、倒れていたバス停の標柱の時刻表を見たとこと、私が思っていた時刻は土日のものであり、平日は40分ほど遅いようなのです。

 どうしようもないので、そこでバスを待ち、何とか秋田駅まで着いて、そこから歩いて帰りました。

 これは、完全に私のミスなのですが、最初に倒れているバス停の標柱をみて感じた私の不安は見事に的中しました。

 こんなことで予感が的中して欲しくはなかったです。(笑)

脇本城跡散策+ラン

 今日は、男鹿市の脇本城跡(※国指定史跡)を散策しました。

 脇本城跡の入口には駐車場があるのですが、そこに車を置くとただの散策で終わってしまうので、車を潟上市の男鹿総合観光案内所に置き、そこから脇本城跡入口までの往復12kmのランも行うことにしました。

 

  男鹿総合観光案内所です。巨大なまはげが国道沿いに立っているのですぐに分かります。

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 ここがスタートです。曇っており、気温も3度ほどと低いのですが、風がないのでそれほど寒くは感じません。

 

 スタートして間もなくの船越水道に掛かる橋から見た風景です。

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 脇本城跡入口に着きました。駐車場には車が1台も止まっていません。今日は貸し切りになりそうです。

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 脇本城跡に向かいます。右側には舗装道路がありますが、鳥居を通って階段からも行けそうですので階段を上ります。

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 菅原神社の前で無事右側の道路と合流しました。

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 せっかくですので、菅原神社にお参りしましょう。菅原神社は、この地を治めていた安東氏の氏神神社のようです。

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 そのまま先に進むと無人の案内所があったので、案内所の中に入ってパンフレットをもらいました。

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 パンフレットの中の案内図に従って見学したいと思います。

 脇本城は、石垣や天守を持たない「土づくりの城」ですが、パンフレットによると、15世紀頃からすでに城として機能していたと考えられるとのことです。

 そして、1577年に安東愛季(あんどうちかすえ)が大規模な改修を行って、能代市の檜山城から移転して本拠地にしたと言われているようです。

 ちなみに、愛季の没後に後継者となった実季(さねすえ)は、檜山城に居城していたのですが、その後、秋田市土崎の湊城に居城を移しており、1602年には茨城県の宍戸へ移封となっています。そして脇本城は、江戸時代の初頭には廃城になっていたと考えられているとのことです。

 城のある丘陵地の面積は約150haで、東日本を代表する城と比較しても勝るとも劣らない規模を誇るそうです。

 まずは、「内館」の見晴らしの良い場所に行きたいと思います。

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 簡易舗装された道を上って丘陵地に着きました。特に順路などの案内は無く、自由なルートで見学するもののようです。

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 丘陵地全体が見渡せる場所です。木などはほとんど生えておらず、自由に歩き回れます。起伏走にもってこいの場所ですね。遠くには寒風山も見えます。天気が良くなって来ました。 

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 海が見える場所から3方向の海を写しました。上から順に西側(船川方面)、南側、東側(城下町方面)です。

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 それにしても、雨が降ったあとや雪解け直後などは、ぬかるんで大変でしょうが、今日は乾いていてラッキーでした。ふきのとうも顔を出しています。 

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 井戸跡も何か所かにありました。もちろん今は水は出ていませんが、いつも湿っているそうです。

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 ところでこの脇本城跡には「馬乗り場」という場所もあり、「内館」から行く道があるようですが、案内図を見てもよく分からないので、ふもとの本明寺の横にある道を通ることとし、脇本城跡入口まで戻ります。

 本明寺を通り過ぎると「馬乗り場」への入口がありました。

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 倒木が道を塞いでいましたが、大丈夫でしょうか?

 

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 杉林の中の急な坂を上ります。まるで登山道ですね。

 

 上ること10数分で開けた場所に出ました。ここが「馬乗り場」です。ここは、城跡でも最も高い位置にあり、標高113mほどのようです。

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 「馬乗り場」にある土塁です。ここから見る寒風山は心なしか、やや近くに感じます。

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 「内館」から「馬乗り場」へのルートを発見しました。

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  少し道が荒れているようです。でも、そのまま進んでみます。

 このルートは、雑木林や灌木の中を進むので、先ほどの杉林の中と違って落ち葉の量がそれほどでもなく、トレイルランを楽しむことが出来ました。

 

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 また、「内館」に着きました。所要時間は10分くらいだったでしょうか?

 あとは、先ほどと同じ道を辿って脇本城跡入口に向かいます。途中で、夫婦とおぼしき中年の男女に会いました。アップダウンがあり、景色も良いので、散策と健康づくりにはもってこいの場所だと思います。

 結局、私の脇本城跡の滞在時間は1時間27分で歩いた距離は5.4kmでした。

 その後、車を置いた男鹿総合観光案内所まで走りましたので、ラン12.0km、ウォーク(一部ランを含む)5.4kmとそれなりの運動量になりました。

 今日は、身近な県内の歴史に触れるとともに、ランニングも出来て有意義な一日になりました。

秋田温泉プラザ+如斯亭、手形山(秋田市の日帰り温泉ランその3)

 昨日(3/4)は、久々の好天に恵まれ、秋田市日帰り温泉ランの第3弾として、秋田市添川にある「秋田温泉プラザ」に行って来ました。

 

 スタートして間もなくの歩行者用の橋から見た太平山です。雲一つない快晴です。

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 下を流れる太平川では、カモが泳いでいました。

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 今日の目的地は、秋田温泉プラザですが、まずは、その途中にある「如斯亭(じょしてい)」に立ち寄りました。

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 如斯亭は、旧秋田藩主の佐竹氏の別邸で国指定名勝になっています。

 実は、私は同じ秋田市に住んでいながら、如斯亭に来るのは初めてです。いつでも行けるだろうという気持ちがあったためですが、今日は良いきっかけになりました。

 受付で入園料210円を支払い簡単に園内の説明を受けて園内に入ったのですが、まだ誰も見学者はいないようです。

 そしたらすぐに先ほどの受付の職員の方が来て、いろいろ説明をしてくれました。

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 これは母屋です。中に入ってみましょう。

 母屋から見た庭園です。

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 お殿様の部屋から庭園を見ると、額縁に入った絵のように見えるとのことでしたので、その位置からも撮ってみました。

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 隣の部屋には、お雛様を飾っていました。そういえば、前日はひな祭りでした。

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 この雛人形は、明治時代につくられたもので、秋田市内に住んでいた方が秋田市を離れるにあたって寄贈してくださったものとのことです。保存状態も良く、とても貴重なものとのことでした。

 庭園を散策してみます。

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 枯山水のように見える場所には、冬期間以外には水を流しているとのことです。

 

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 こちらは、お殿様専用の門とのことで、通常の出入口とは反対側にありました。

 

 庭園内から見た母屋です。

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 これは、茶室のようですね。逆光のため良く写っていませんが、なかなか趣のある建物でした。

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 母屋のそばにあったケヤキの大樹です。

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 途中までガイドを務めてくださった職員の方がまたいらしたので聞いたところ、樹齢はなんと660年だそうです。

 説明していただかなければ、なんとなく見て回ったでしょうが、お陰様で大変勉強になりました。職員の方、ありがとうございました!

 

 さて、再び秋田温泉プラザに向かって走り出します。

 如斯亭からは、2km弱で秋田温泉プラザの入口に着きました。

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 ここから左に入って間もなくです。昨年11月に訪れた「秋田温泉さとみ」の隣です。「さとみ」は、この看板の裏に見える建物です。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 

 秋田温泉プラザに着きました。

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 平日の午前中だったのですが、駐車場は思ったより混んでいました。

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 入浴料600円を払って入場しました。ロビーにも大勢の人がいました。繁盛していて何よりです。

 

 人がいる時は、写真を遠慮しましたが、帰りはちょうどお昼になったからかロビーには誰もいなくなったので、撮った写真がこれです。

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 温泉の成分は塩化物泉です。ぬるぬるするのですが、温泉らしくて私は好きです。

 源泉は、隣の秋田温泉さとみと同じものを使用しているはずです。

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 温泉の中の様子は、写真が撮れませんので、温泉のHPでご覧ください。

【公式】秋田温泉プラザ|天然温泉・美人の湯

 

 私はここの露天風呂がひのき(?)で広々としていて好きですが、今回初めて入った「シルキー湯」というのも気に入りました。

 お湯が白濁しているのですが、どうやらお湯に色が付いているのではなく、噴き出しているミクロの泡でこのような色になるらしく、肌触りもとても良いのです。

 家に帰ってからインターネットで調べたところ、最近、銭湯などでもこのようなお湯にする装置を導入しているところがあるようです。

 

 さて、帰りは来た時とは別のルートを走ります。

 せっかくの好天なので、「手形山」という小高い丘に行ってみることにしました。

 まず、手形山の手前にある通称「水道山」という手形山配水場に寄りました。

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 ただ、今は立ち入り禁止になっています。昔は中に入れたので、広場で子供を遊ばせたりしたこともありますが、水道施設なのでテロへの警戒などもあるでしょうから、立ち入り禁止はやむを得ない措置でしょう。

 

 少し上から見た「水道山」の様子です。広々としていて、市街地も見渡すことができます。

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 さて、手形山には、これからさらに上らなくてはなりません。急坂もあります。

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 手形山の頂上に着きました。たぶん20年ぶりくらいでしょう。

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 以前からあった記念碑のほかに左側に少し小さい記念碑もありました。これは前回来た時にはなかったはずです。

 手形部落会100年の記念碑のようですが、平成15年建立と書かれていますので前回来た時は無かったことになります。

 また、その隣には、これも以前無かった東屋がありました。しばらく来ないといろいろ変わっていますね。

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 この日は、若干、風が冷たかったものの、暖かな陽射しが降り注ぎ、そろそろの春の訪れを感じさせてくれる一日でした。

 これからは、楽しい旅ランの話を主体にしてお届けしたいと思いますので、これからも引き続きご覧ください。