ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

脇本城跡散策+ラン

 今日は、男鹿市の脇本城跡(※国指定史跡)を散策しました。

 脇本城跡の入口には駐車場があるのですが、そこに車を置くとただの散策で終わってしまうので、車を潟上市の男鹿総合観光案内所に置き、そこから脇本城跡入口までの往復12kmのランも行うことにしました。

 

  男鹿総合観光案内所です。巨大なまはげが国道沿いに立っているのですぐに分かります。

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 ここがスタートです。曇っており、気温も3度ほどと低いのですが、風がないのでそれほど寒くは感じません。

 

 スタートして間もなくの船越水道に掛かる橋から見た風景です。

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 脇本城跡入口に着きました。駐車場には車が1台も止まっていません。今日は貸し切りになりそうです。

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 脇本城跡に向かいます。右側には舗装道路がありますが、鳥居を通って階段からも行けそうですので階段を上ります。

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 菅原神社の前で無事右側の道路と合流しました。

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 せっかくですので、菅原神社にお参りしましょう。菅原神社は、この地を治めていた安東氏の氏神神社のようです。

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 そのまま先に進むと無人の案内所があったので、案内所の中に入ってパンフレットをもらいました。

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 パンフレットの中の案内図に従って見学したいと思います。

 脇本城は、石垣や天守を持たない「土づくりの城」ですが、パンフレットによると、15世紀頃からすでに城として機能していたと考えられるとのことです。

 そして、1577年に安東愛季(あんどうちかすえ)が大規模な改修を行って、能代市の檜山城から移転して本拠地にしたと言われているようです。

 ちなみに、愛季の没後に後継者となった実季(さねすえ)は、檜山城に居城していたのですが、その後、秋田市土崎の湊城に居城を移しており、1602年には茨城県の宍戸へ移封となっています。そして脇本城は、江戸時代の初頭には廃城になっていたと考えられているとのことです。

 城のある丘陵地の面積は約150haで、東日本を代表する城と比較しても勝るとも劣らない規模を誇るそうです。

 まずは、「内館」の見晴らしの良い場所に行きたいと思います。

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 簡易舗装された道を上って丘陵地に着きました。特に順路などの案内は無く、自由なルートで見学するもののようです。

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 丘陵地全体が見渡せる場所です。木などはほとんど生えておらず、自由に歩き回れます。起伏走にもってこいの場所ですね。遠くには寒風山も見えます。天気が良くなって来ました。 

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 海が見える場所から3方向の海を写しました。上から順に西側(船川方面)、南側、東側(城下町方面)です。

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 それにしても、雨が降ったあとや雪解け直後などは、ぬかるんで大変でしょうが、今日は乾いていてラッキーでした。ふきのとうも顔を出しています。 

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 井戸跡も何か所かにありました。もちろん今は水は出ていませんが、いつも湿っているそうです。

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 ところでこの脇本城跡には「馬乗り場」という場所もあり、「内館」から行く道があるようですが、案内図を見てもよく分からないので、ふもとの本明寺の横にある道を通ることとし、脇本城跡入口まで戻ります。

 本明寺を通り過ぎると「馬乗り場」への入口がありました。

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 倒木が道を塞いでいましたが、大丈夫でしょうか?

 

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 杉林の中の急な坂を上ります。まるで登山道ですね。

 

 上ること10数分で開けた場所に出ました。ここが「馬乗り場」です。ここは、城跡でも最も高い位置にあり、標高113mほどのようです。

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 「馬乗り場」にある土塁です。ここから見る寒風山は心なしか、やや近くに感じます。

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 「内館」から「馬乗り場」へのルートを発見しました。

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  少し道が荒れているようです。でも、そのまま進んでみます。

 このルートは、雑木林や灌木の中を進むので、先ほどの杉林の中と違って落ち葉の量がそれほどでもなく、トレイルランを楽しむことが出来ました。

 

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 また、「内館」に着きました。所要時間は10分くらいだったでしょうか?

 あとは、先ほどと同じ道を辿って脇本城跡入口に向かいます。途中で、夫婦とおぼしき中年の男女に会いました。アップダウンがあり、景色も良いので、散策と健康づくりにはもってこいの場所だと思います。

 結局、私の脇本城跡の滞在時間は1時間27分で歩いた距離は5.4kmでした。

 その後、車を置いた男鹿総合観光案内所まで走りましたので、ラン12.0km、ウォーク(一部ランを含む)5.4kmとそれなりの運動量になりました。

 今日は、身近な県内の歴史に触れるとともに、ランニングも出来て有意義な一日になりました。