ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

9月20日(日)の田沢湖記録会は実施します!

 先日お知らせした

田沢湖マラソンのはずだった日(9/20)に田沢湖を走りませんか? - ある中高年ランナーの悪あが記

については、予定通り実施します。

 給水所は、次の2か所です。

①御座の石神社先の駐車場付近(5.5km地点)

 ②たつこ茶屋駐車場付近※長い上り坂の手前(14.2km地点)

  地図で位置関係を示すと次のようになります。

 地図上に「田沢湖レストハウス」と表示されている場所が、スタート・ゴール地点、「あさり商店」と表示されている場所が①の給水所、「秋田県道60号」と表示されている場所が②の給水所です。 

  なお、「田沢湖ラソンのはずだった日(9/20)に田沢湖を走りませんか?」の中では、タイムは自己計測でお願いしていましたが、私が計測することとしました。でも、念のため、各自でも計測をよろしくお願いします。

 

 では、当日、お待ちしています!

 

第25回東京国際女子マラソン記念大会(思い出の大会※とほほ編)

 私は、1997年9月に45歳で初めてフルマラソンを走って以来、これまでに110回出走し、そのうちの105回を完走していますが、そのうちで思い出深い大会をいくつかご紹介したいと思います。

 今日は、その中でも特に「とほほ」だった第25回東京国際女子マラソン記念大会をご紹介します。

 最近走り始めた方は、「何で男性なのに女子マラソンに参加出来るんだ?」と思われるかもしれませんが、この時だけは、記念大会として男性も東京国際女子マラソンに参加出来たのです。

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 2003年11月開催で、参加資格は、男子の場合で過去2年以内にフルで3時間15分以内、ハーフで1時間30分以内の記録を持っていることが条件で、参加人数は男女合わせて2,700人以内となっていました。

 2003年といえば東京マラソンもまだ無かった時代ですから、東京の都心を憧れのランナーたちと一緒に走れるとあって、勇んで参加しました。

 当日は、タイム順に整列するので後ろの方に並ばざるを得なかったのですが、制限時間は3時間20分以内となっており、当時の私のタイムからいえば、まあ完走は間違いないものと高をくくっていました。何より、マラソンのTV中継でよく選手が国立競技場のゲートをくぐって競技場に入って観客の声援を受けるあのシーンを自分でも体験してみたいという強い思いがあったのです。

 ただ、スタート前から日差しが強く気温も大分上がって来ました。11月中旬というのに24度以上あったようです。私の住む秋田では、もう雪が降る年もある時期に24度はだいぶ堪えます。

 スタート後は、整列が後ろの方だったため大分混雑しています。ただ、最初の関門が5km地点で23分ですので、あまりのんびりもしていられません。焦って走りましたが、最初の関門で制限時間の30秒ほど前の通過と早くも綱渡りです。

給水所に水が無い!

 さて、給水は5km毎にあることになっています。早速、最初の給水所で給水しようとしたところ、水がありません。先に行ったランナーが全部飲んでしまったようです。

 というか、準備した水が少なかったのですね。大会関係者はこれまで限られた人数での大会の経験しかなく、必要な水の量を見誤ったのでしょう。当日は、予想外の暑さのため一人で2~3のコップで飲むだけでなく、身体に水を掛ける選手も多かったと思います。

 5kmを過ぎて水道橋の辺りからは大森海岸方面に向かって南下しますが、向かい風が強くなってきました。

 10km、15km地点の給水所でも水はありませんでした。スポンジポイントも7km地点から、これも5km毎にあるのですが、スポンジもありません。ここでも一人で複数個持っていくランナーが多いのでしょう。

 このままでは、熱中症になってしまう、と意を決してスポンジをつけておいた水の入っている大きなバケツから手で水をすくって飲みました。確か17km地点だったと思います。

 その水は白く濁っており、洗剤(?)のような味がしました。(洗剤は飲んだことは無いけど・・・。とほほ・・・。)

 その少し前だと思いますが、偶然にもこの大会を観戦していた私の所属する「秋田一ツ森RC」の現会長が撮影してくれた写真が次です。向かい風が強くて髪がライオンのたてがみのようになっています。

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 また、同じく会長が写したのが高橋尚子選手です。

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 当時の高橋尚子さんは、シドニーオリンピックで金メダルを獲得するなどまさに「常勝」であり、翌年のアテネオリンピックの代表選考会を兼ねたこの大会でも優勝間違いなしと思われていました。私がコース上ですれ違った時にも風のように通り過ぎて行きました。

 脚がつりそうで30km過ぎにリタイア

 さて、また私についてですが、関門はぎりぎりでは無く、少しだけ余裕もあったのですが、だんだん関門に引っかかるランナーも多くなって来たようで人数が少し絞られてきました。

 そのせいか、20km地点では、ようやく給水にありつけました。25km地点でも給水でき、この地点までは、タイム的には順調でしたが、25kmを過ぎてからふくらはぎに異変が生じました。つりそうなのです。

 たぶん、暑さのため大量の汗をかいてナトリウムが不足しているところに、20km地点からは取れた給水は水だけでスポーツドリンクなどは無く、ナトリウム不足に拍車をかけたのでしょう。

 だましだまし走りましたが、スピードが落ちて30kmの関門では、ほんの10数秒前にかろうじて通過するという状況となりました。このままでは次の関門では間違いなくひっかかります。かといって無理してスピードを上げると完全に脚がつってしまうのは目に見えています。

 そこで私はここで勇気ある撤退を決意します。大会役員にその旨を告げ、収容車でゴール地点に向かうこととしました。

収容車に乗ったものの・・・

 ところが収容車(大型バス)はなかなか出発しません。棄権のランナーを待っていたのでしょう。

 ようやく出発したのですが、今度は収容車が渋滞に巻き込まれ一向に進みません。もしかすれば、この大会のためにコース以外の道路が異常に混雑していたのかもしれません。

 そうこうしているうちに収容車に乗っているランナーたちから、このままでは飛行機や新幹線に間に合わないので降ろしてくれ、という声が上がりました。その人たちは走ってゴールの国立競技場に向かうようです(国立競技場に荷物があるので。)。

 私も、あまり時間が掛かると新幹線に間に合いませんので、一緒に国立競技場に向かうこととしました。結局は、つりそうな足で国立競技場へ走ったのです。こんなことなら棄権するじゃなかった!どうせゴールまで走ることになるのなら、35kmで関門不通過でも棄権よりは良いですものね。

 国立競技場には着いたのですが、残念ながらゲートをくぐって競技場のトラックを走るというシチュエーションは体験出来ませんでした。

 もう一つ残念なのは、高橋尚子選手が30km過ぎで失速し、アレム選手に抜かれて2位に終わったことを知ったことです。

 国立競技場では自分の荷物を受け取り、参加賞をもらいに行きました。棄権した人には棄権者用のTシャツがもらえることになっていたのです。

 ところが、Tシャツが無くなったとして代わりに大判のフィニッシャータオルを配られました。たぶん、予想以上に棄権者が多く(記憶では確か完走率は4割前後だったような気がします。)、棄権者用のTシャツが足りなくなり、逆にフィニッシャータオルはたくさん余ったのでしょう。

  フィニッシャータオルは他の大会のものに比べて非常に大きく、貴重なものではありますが、完走はしていないし、大き過ぎてかさばるのであまり大会にも持ち歩かないのでまだ新品みたいです。今度、タオルケット代わりに使おうかな?

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 東京国際女子マラソンは、2008年をもって終了し、2009年からは横浜国際女子マラソンに引き継がれ、さらに2015年からはさいたま国際マラソンに引き継がれたのですが、そのさいたま国際マラソンも女子のマラソン日本代表選考競技会としての開催は2019年が最後となってしまいました。日本の女子マラソン復権のためにも新たなマラソン日本代表選考競技会の開催を望むところです。

「秋田→青森走破」のこれまでの経過

 今日は、私のライフワークである「ランニングライフ10大目標 - ある中高年ランナーの悪あが記」の中の4番目の目標である「秋田→青森走破」のこれまでの経過についてお話したいと思います。

 この「秋田→青森走破」は、秋田市から日本海の海岸沿いを北上し、青森市まで走るもので、現在、青森県深浦町千畳敷まで到達していますが、この秋に千畳敷から青森市まで一気に進む予定ですので、その前にここまでの経過をご紹介します。

 まずは、ルートの一覧表です。

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 このように、秋田→青森走破ランは、ここ2年半ほど中断しています。次に、ルート地図です。

秋田駅井川さくら駅北金岡駅

 まずは、秋田駅から井川さくら駅まで(2017.1.8)、そして北金岡駅まで(2017.4.5)です。この間、特に観光名所等には立ち寄りませんでした。

  

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井川さくら駅

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北金岡駅

北金岡駅あきた白神

 次に北金岡駅からあきた白神駅までです。(2017.5.28)

  八峰町にあるポンポコ山公園へ行ってみました。東京ドーム3個分というとても広い公園です。タワーに上ると日本海が見えました。

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ポンポコ山公園

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あきた白神

あきた白神駅~千畳敷

 次は、あきた白神駅から不老ふ死温泉を経由して千畳敷駅までです。(2018.4.12~4.13)

 

 あきた白神駅までは、鉄道ファンで人気のリゾートしらかみで行きました。リゾート列車だけあってゆとりの車内でした。

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リゾートしらかみ

 青森県に入って間もなくの大間越海岸の景色です。

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大間越海岸

 宿泊地の不老ふ死温泉に到着しました。

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不老ふ死温泉

 部屋からの眺めです。日本海がよく見えます。この後、波打ち際にある大人気の露天風呂に入りました。海に沈む夕陽を堪能しましたが、残念ながらカメラは持ち込み禁止なので写真はありません。

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日本海

 翌朝、不老ふ死温泉を出て、再び北に向かいます。深浦町の中心部辺りの海岸沿いの道を走っていると、海の中に大きな岩があり、上に何やら柵のようなものが見えます。

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大岩遠景

 近づいてみると、大きな岩までは海の上に遊歩道があり、渡っていけるようです。

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大岩遊歩道

 早速、行ってみることにしました。岩の中には、手掘りらしきトンネルがあり、それをくぐります。

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大岩のトンネル

 大きな岩の上に出ると、先ほど遠くから見えた柵がありました。きっと転落防止のために設置したものでしょう。先ほどの遊歩道といい、手掘りの(?)トンネルといい、そしてこの柵といい、設備に手を掛けているようですが、私はこのような観光スポットを知りませんでした。後で調べたところ、この岩の名前は「大岩」というようです。そのまんまですね(笑)。

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大岩展望所

 大岩を出てまた海岸沿いを北上し、行合崎(ゆきあいざき)という小さな岬に立ち寄りました。271もの植物相(※特定の場所に分布・生育する植物の全種類)を持ち、6月頃からはニッコウキスゲの大群落が見られるようですが、この日はただ草原が広がっているだけでした。

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行合崎

 再び海岸線沿いの道路を北上します。海の色がコバルトブルーでとてもきれいでした。

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コバルトブルーの海

 午後3時前には、目的地である千畳敷に着き、遅い昼食とビールをいただいて千畳敷駅からリゾートしらかみに乗って秋田駅に戻りました。リゾートしらかみは、千畳敷駅で長く停車するので、その間に千畳敷を見物する乗客もいるようです。

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千畳敷

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千畳敷

 この後、リゾートしらかみ秋田駅に戻り、家に着いた時にはすっかり暗くなっていました。

 この秋田駅から千畳敷駅までの4回、5日間のランでは、一度も雨に降られることもなく、特に青森県に入ってからの海岸線では、とても良い景色を楽しむことが出来ました。

 その反面、それらの地域では、道路わきのゴミが目立ち、残念でした。

 おそらく一部の観光客が車からポイ捨てしたものでしょうが、ランナーとして各地を訪れることが多い私も、その地にお邪魔させてもらっているという気持ちで振る舞うことが大切であることを改めて感じさせられました。

「秋田→東京走破」のこれまでの経過 その3(仙台駅~二本松駅)

 またやってしまいました・・・。

 今月の初めに突然襲われたぎっくり腰による痛みもだいぶ治まって来た発症後1週間目からは、少しずつゆっくりのランニングを再開し、一昨日には痛みを全く感じなくなりました。

 これはいい!とスピードを上げて5kmほど走った時です。今度は右足のふくらはぎに痛みが出現しました。

 私は、もともとフラット走法なのですが、スピードを上げるとどうしてもフォアフット走法気味になってしまうのです。

 そして筋力不足のままこの走法を行うとふくらはぎの筋肉を傷めてしまうリスクがあることはよく言われていることですが、私は、ぎっくり腰による痛みのため、いつもは行っている筋トレをここしばらく全く行っていませんでした。

 まさにふくらはぎを痛める条件が揃っていたのでした。

 深く反省し、今後は決して無理をせず、療養に専念することをここに誓います!

 

 さて今日は、私のライフワークである「ランニングライフ10大目標 - ある中高年ランナーの悪あが記」の中の3番目の目標である「秋田→東京走破」のこれまでの経過についての第三弾として宮城県の仙台駅から福島県の二本松駅までのランの様子についてご紹介します。

 まずは、行程表です。

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 次に1日目、2日目(2019.4.9~4.10)のルート図です。

1日目

  まず初日(2019.4.9)は、秋田駅前から仙台駅前へ高速バスで移動しました。

 仙台駅前からスタートです。好天に恵まれました。

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仙台駅前

 間もなく広瀬川を渡ります。

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広瀬川

 名取市に入り、雷神山古墳という東北地方最大の前方後円墳に行ってみました。

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雷神山古墳

 遺跡としての価値もさることながら、よく整備されていて、公園(?)としても楽しめました。桜もきれいでした。

 このあと、30分弱でホテルルートイン名取岩沼インターに到着しました。ここも前回の一ノ関駅~仙台駅のランで宿泊したホテルルートイン古川駅前と同様に天然温泉の大浴場があったので、くつろぐことが出来ました。

 2日目

 2日目(2019.4.10)です。

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ホテルルートイン名取岩沼インター出発

 この日は、30km以上の行程で、見どころも多いため少し早めの9時出発でした。少し曇っています。

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阿武隈川堤防

 阿武隈川の長い堤防の道路を走ります。ここにも桜が咲いていました。

 この日の見どころの一つである船岡城址公園に着きました。桜の名所だけあって見事な桜でした。写真をよく見ると左の上に何やら石像の顔のようなものが出ているのが見えます。

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船岡城址公園の桜

 公園の頂上へ行ってみると、そこには大きな観音像がありました。

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船岡平和観音像

 公園内には一本の大きな樅ノ木があります。

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樅ノ木は残った

 この木は、昭和45年のNHK大河ドラマ「樅ノ木は残った」で一躍全国的に有名になった木であり、平成23年にはこの木の周辺を整備し、展望デッキを作って白石川堤の一目千本桜が一望できるようになりました。

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しばた一目千本桜と千桜橋

 展望デッキからは、スロープを通り、平成28年に出来たしばた千桜橋を渡って直接、一目千本桜に行けるようなので渡ってみました。観光客用に造ったのでしょう。すごいですね!

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一目千本桜

 遊歩道もしっかりと整備されていました。このあと、土手の遊歩道に出たのですが、観光客で混んでいたので、ゆっくりと走りました。
 

 一目千本桜は、白石川沿いに8kmにも亘って続いているとのことですが、私はその内3kmほどの景色を楽しんでこの日のゴール地点へ向かいます。途中から雨が降ってきて、この日に宿泊するパシフィックホテル白石に着く少し前には一時雨宿りをするほどの雨になりました。

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白石駅

 ホテルの隣にある白石駅に着きました。天候が悪かったので、早め早めに行動したため、予定より1時間早い14時過ぎに着いてしまいました。ホテルのチェックインは15時からなので、白石駅の待合室などで時間をつぶしてからチェックインしました。 

 

 次は3日目、4日目(2019.4.11~4.12)のルート図です。

3日目

  3日目(2019.4.11)です。

 朝、起きてびっくりしました。窓の外には雪が積もっているのです。

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ホテルからの雪景色

 まさか4月の10日過ぎに雪が積もるなんて想像もしていませんでした。この日は36kmの長丁場を予定していましたが、積雪のため予定していた白石城などの観光は諦めて直接この日に宿泊 する福島市東横イン福島東口2に向かうこととしました。

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パシフィックホテル白石出発

 出発は9時40分頃でした。曇ってはいますが、雨や雪の心配は無さそうです。

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馬牛沼

 この日は、最短ルートから外れて観光することはしなかったのですが、ルート沿いで一休みできるような場所では、何か所かで休憩しました。ここは馬牛沼というところです。ただ、ここに来るまでも、道路には雪が積もっており、特に峠越えの数キロは、10数センチ積もっていました。しかも歩道も無く幅員の狭い箇所が多かったことから、車が来るたびに道路から出て車をやり過ごし、車が来ない時に走るということを繰り返しましたが、もともと積雪の中を走るのが大変な上に、雪が融けかかってシューズの中に滲みてきて足が堪らなく冷たかったです。

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東横イン福島駅東口2到着

 そのような辛い思いをしながら、ようやく東横イン福島駅東口2に到着しました。この日の走行距離は34km弱でした。

 私は、宿泊はできるだけ東横インを使うことにしています。もともと料金は高くはないのですが、私は東横インの会員になっており割引されること、予約は通常3か月前からのところを6か月前から予約できること、それに10回利用すれば1回無料で利用できることなど、お得がいっぱいだからです。

4日目

 次は最終日の4日目(2019.4.12)です。

 この日は、まず福島駅から4km強離れた花見山公園に行きました。

 花見山公園は、花卉農家の阿部さんという方が、昭和11年から自己所有の山に花を植え、昭和34年に花を見る山「花見山」として一般開放したものとのことです。

 花見山は、全山様々な花が咲き誇り、まさに「桃源郷」と呼ぶにふさわしいものでした。

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花見山公園入口手前

 ここは、花見山公園の入口付近です。桜と菜の花のコントラストがきれいでした。

 

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花見山公園入口横

 ここは、公園の入口の横にある日本庭園です。この横の遊歩道から花見山に登ります。

 

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花見山中腹

 ここは花見山の中腹です。様々な色の花が咲き誇っています。

 

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花見山山頂

 ここは花見山の山頂です。よく整備されているようです。

 

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山腹の桜

 頂上から下りてくる途中の遊歩道です。雪が積もっていました。満開の桜と雪というのは初めて見る光景です。積もった雪のせいで折れた桜の枝もありました。

 

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花見山公園入口付近

 この日も平日にもかかわらず多くの観光客が訪れていました。自己所有地を無料で開放し、整備・管理しておられる阿部さんご一家には大変感謝致します。

 

 この後、国道4号線に出て南下し、途中から県道114号線を進んで二本松市に入りました。二本松市では、まず、智恵子記念館と智恵子の生家を訪ねました。「智恵子抄」の智恵子です。智恵子記念館で初めて知ったのですが、高村智恵子は、若い頃は油絵を描き、精神病を患ってからは数多くの紙絵を製作した芸術家だったんですね。知らなかった・・・。

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智恵子の生家

 この後、電車の発車時刻まではだいぶ時間がありましたので、霞ヶ城公園に行ってみました。

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霞ヶ城公園入口

 公園の頂上の本丸跡まではだいぶ上りました。ここでも、桜と雪の景色を見ることが出来ました。

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本丸跡からの景色

 この後、二本松駅そばの健康ランド(?)で入浴し、二本松駅に到着しました。

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二本松駅

 二本松駅から電車で仙台に移動後、高速バスで秋田に帰りました。

 この4日間の旅ランは、途中、季節外れの大雪に見舞われて大変な思いをしたものの、目当てにしていた「船岡城址公園+しばた一目千本桜」や「花見山公園」などで桜の真っ盛りに重なりとてもラッキーな面もありました。貴重で楽しい体験でした。

 

2020オータムランニング(秋田駅~道の駅てんのう)のお知らせ~一緒に走りましょう~

 私の所属する「秋田一ツ森RC」では、10月11日(日)秋田駅から天王温泉くらら(道の駅てんのう)までの約22kmのランを計画していますが、よろしければ一緒に走りませんか?概要は以下のとおりです。

8:30 秋田駅中央改札口集合

8:35 秋田駅出発(山王大通り、臨海十字路、7号線経由)※集団走行

9:30 セリオンプラザ到着(※休憩、ここまで8.3km)

9:40 セリオンプラザ出発(※ここから各自のペースで。)

11:30 最終ランナー、道の駅てんのう到着。(※セリオンプラザから13.5km)

※早く着いたランナーは、「天王温泉くらら」内又は入口付近で待機

11:00~12:10 くららで入浴 ※500円

12:20~13:40 くらら1階「レストランくらら」で昼食。希望者はアルコール可。

1414 上二田駅 ※道の駅てんのうから1.7km

     | JR男鹿線秋田行 ※420

1445 秋田駅

 また、コース図は以下のとおりです。

  「秋田一ツ森RC」の行事ではありますが、他チームからの参加又は個人参加も大歓迎です。

 本気モードで走るわけではなく、景色などを楽しみながらゆっくり走りますので走力などは気にせずに、どなたでも気兼ねなく参加できますよ。

 参加を希望される場合は、10月8日(木)までに、秋田一ツ森RCの会長・大坂(window23@cameo.plala.or.jp)へご連絡ください。後ほど担当者からご連絡を差し上げます。

 なお、秋田一ツ森RCでは、8月にも同様のイベントを実施しました。参考までにご覧ください。

また、以下は別のイベントのご紹介です。

9/20の田沢湖練習会

 先にご案内しました9/20の田沢湖練習会ですが、

まだ参加を受け付けています。当日、田沢湖は曇りのち晴れで最高気温が20度台前半の予報が出ていますので、走りやすいのではないでしょうか?お気軽にご参加ください。

 参加を希望される場合は、必ず9月16日(水)までに、秋田一ツ森RCの会長・大坂(window23@cameo.plala.or.jp)までご連絡ください。後ほど担当者からご連絡を差し上げます。

 

11/8の2020マラソン競技会代替イベント

 また、11/8(日)に大潟村のソーラースポーツラインで行われる標記のマラソンイベントですが、現在受付中です。

 このイベントは、私が所属する「秋田一ツ森RC」のメンバーが主催するものでフルマラソンハーフマラソンの2種目が用意されています。

 コロナ禍でマラソン大会が軒並み中止となっている今、久しぶりに大会の気分を味わいたいとか、現在の実力を確認したいとか、一人ではなかなかできない長距離を一緒に走りたいなど、様々な活用方法が考えられるイベントだと思いますので、ぜひ、ご検討してみてはいかがでしょうか?

 詳しくは、次をご覧ください。

2020マラソン競技会代替 イベント (合同記録会)

 なお、このイベントについては、このブログのサイドバーからもリンクできるように、貼りつけました。

「秋田→東京走破」のこれまでの経過 その2(一ノ関駅~仙台駅)

 今日は、私のライフワークである「ランニングライフ10大目標 - ある中高年ランナーの悪あが記」の中の3番目の目標である「秋田→東京走破」のこれまでの経過についての第二弾として、岩手県一ノ関駅から宮城県の仙台駅までのランの様子についてご紹介します。

 まずは、行程表です。

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 次は1日目、2日目(2018.5.26~5.27)のルート図です。

1日目

 まずは、初日です。秋田駅から電車で一ノ関駅まで行き、そこからスタートする予定になっています。

 予定表では、

921 秋田駅 

 |   奥羽本線・湯沢行

1029 横手駅

1039 横手駅

 |   北上線・一ノ関行

1254 一ノ関駅

 となっています。経由地の横手駅での待ち時間が少ないことと、横手駅から一ノ関駅まで直通で行けるので、新幹線で行くのと同じくらいの所要時間で随分と安く行けるのです。

 そして秋田駅には20分ほど前に着き、コンビニで買い物などをして改札口に行くと電光掲示板に該当する電車の表示がありません。そこで駅員さんに聞いたところ、その電車は9時12分にもう出たと言うのです。9時21分ではないのか聞いたところ、3月のダイヤ改正で変更になったとのことでした。そういえば、この計画表を作ったのは3月より前で、その後は出発時刻を確認はしていませんでした。大失敗!それに駅に到着後すぐに改札口で電光掲示板で確認すれば間に合ったのに!

 さて、どうしよう?ホテルは予約しているので計画変更はしたくないし、新幹線の切符が取れるだろうかと心配になりました。しかし、私には買ったばかりのスマホがありました。そのスマホの乗換案内で調べたところ、

1016 秋田駅 

 |   奥羽本線・新庄行

1132 横手駅

1349 横手駅

 |   北上線快速・北上行

1506 北上駅

1549 北上駅

 |   東北本線・一ノ関行

1628 一ノ関行

という電車がありました。この行程では横手駅で2時間以上の待ち時間があり、北上駅でも40分以上の待ち時間がありますが、それほど遅くならないうちに今日の行程を終えられそうです。気を取り直して出発です。

 横手駅では2時間以上も待ち時間があったので、横手公園に行ってみました。天気が良く、公園からは横手市内が一望できました。

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横手公園

 ようやく一ノ関駅に着きました。明るいうちに少しでも先に進むため休憩なしで走ることとします。

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一ノ関駅

 今日の宿のシティホテルくりはらに到着しました。すっかり暗くなっていました。

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シティホテルくりはら到着

 ようやく大変な一日が終わったと思いきや、そうではありませんでした。ホテルに入る前にすぐそばのコンビニで夕食として、パスタとビールに激辛のチキンを2個買ったのですが、空腹にいきなり激辛チキンを2個も食べたからでしょうか、胃が痛くなったのです。結局この日は胃痛のためほとんど眠れませんでした。

 2日目

 2日目(2018.5.27)です。散々だった1日目も終わり、今日から本当の旅ランのスタートです。今日のゴール地点の古川駅前へは国道4号線を南下するのですが、途中から4号線を外れて東北自動車道長者原SAに寄りました。ここは、高速道路の外からでも歩行者が入れるようになっているのです。

 

  次の写真は、長者原SAの展望台から見た化女(けじょ)沼です。おどろおどろしい名前ですね。ラムサール条約湿地に登録されているそうです。この辺にはラムサール条約湿地が多いですね。

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化女沼

 次に少し足を延ばして宮沢遺跡に行きました。宮沢遺跡は、昭和49~51年に行われた東北自動車道建設に伴う発掘調査で発見された奈良時代平安時代の城柵・官衙遺跡であり、全形はやや歪んだ長方形で、東西1,400m、南北850mと、東北地方のこの種の遺跡の中では最大規模とのことです。

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宮沢遺跡

 この日の宿である ホテルルートイン古川駅前に到着しました。このホテルは天然温泉の大浴場があり、ランで疲れた体を癒すのには最高でした!

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ホテルルートイン古川駅前到着

 次は、3日目、4日目(2018.5.28~5.29)のルート図です。

3日目

 3日目(2018.5.28)は、また、国道4号線を南下します。休憩のため道の駅三本木に立ち寄り、そこにあった亜炭記念館を見学しました。

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亜炭記念館

 この後、近くにある山畑横穴群とその隣にある三本木ふるさと研修センターの古墳資料展示室を見学しました。この山畑横穴群は、日本における北限域の装飾横穴墓群とのことでした。

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山畑横穴群

 この後、昭和万葉の森という森林公園に行きました。ここのレストランで昼食の予定でしたが、午後1時30分にもかかわらず、もう閉店していました。(結局この日は昼食は無しでした。)30分ほど公園内を散策して、この日の宿であるホテルルートイン仙台大和インターに向かいました。

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昭和万葉の森

 ホテルルートイン仙台大和インターには、午後2時40分頃着きましたが、チェックインが午後3時からなので、少し時間をつぶして3時ジャストにチェックインしました。

 旅ランでは、着替えは最小限しか持ちませんので、ホテルに入るとまずコインランドリーで洗濯です。このホテルも天然温泉ではないものの大浴場がありましたので、風呂に入っているうちに洗濯ができ、その後はゆっくり出来ました。夕食前から軽く一杯やりました。

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ホテルルートイン仙台大和インター到着

4日目

 4日目(2018.5.29)は、最終日です。仙台駅に向かい、途中で台原(だいのはら)森林公園に立ち寄りました。この公園は、60ヘクタールもの広大な公園で、一周約3kmの起伏に富むジョギングコースもあります。

 私は、2012年2月のいわきサンシャインマラソンの1週間前でしたが、秋田は雪のため長距離が踏めないのでこの台原森林公園に来て30km走をした思い出があります。

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台原森林公園

 この日は、この後、仙台駅前に行き、銭湯に入った後、駅前の高速バスセンターから高速バスで秋田に戻りました。初日から自分の不注意によるトラブルもあったけど天候に恵まれて、楽しい旅ランでした。 

リハビリを兼ねた千秋公園の散策

 1週間前に突然襲われたぎっくり腰

は、まだ少し痛みはあるものの、歩行にはそれほど不自由しなくなりました。

 また、5日ほど前に再発した右足外くるぶし下の痛み

は、どうやら収まったようです。

 そこで、今日は秋田駅の近くにある千秋公園へリハビリを兼ねて散策に行きました。

 千秋公園は、慶長7年(1602年)から、明治2年(1869年)の版籍奉還まで、12代267年続いた秋田藩20万石佐竹氏の居城、久保田城跡です。

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千秋公園の由来

 千秋公園に行くためには、さほど距離は長くありませんが急な坂を上らなくてはなりません。

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千秋公園への坂道

 私は出たことがありませんが、毎年7月に行われ約1,500人のランナーが駆け抜ける「与次郎駅伝」では、この坂もコースになっています。大変でしょうね。

 

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千秋公園二の丸

 千秋公園に着きました。快晴です。気温は既に32度を超えていると思います。公園入口のすぐそばに「佐竹史料館」という秋田藩主佐竹氏関連の資料を展示している施設に行ってみました。私は、秋田市に住んでいながら、一度も入館したことがありませんでした。

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佐竹史料館

 館内には、甲冑等も多く展示されていましたが、大鎧は25~30kgで刀や槍などを装備すると35~40kgにもなるそうです。これほどの重いものを身に着けて移動するのですから相当な重労働です。マラソンくらいで音を上げてはいられないですね。

 次に、二の丸から階段を上り、本丸への表門を通ります。

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表門

 立派な門ですが、平成13年に再建されたものです。

 

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本丸跡からの景色

 本丸跡から公園を見下ろした景色です。私が子供の頃には、この池のある辺りに動物園がありました。猿を電車の先頭に乗せた「おサル電車」に乗ったことを思い出します。「おサル電車」は、東京の上野動物園で昭和24年に営業を開始し、大人気を博したことから一時期は全国の動物園で同様のアトラクションが流行したとのことですので、秋田市もそれに倣ったのでしょう。ただ、昭和48年に動物愛護法が制定されたことを受け、上野動物園では翌49年に「おサル電車」を廃止し、これに足並みを揃えるように、「おサル電車」は全国から姿を消したそうです。ちなみに秋田市の動物園は、昭和48年9月にこの場所から秋田市の南西部にある大森山に移転しています。

 

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御隅櫓

 本丸跡の中でも一番高い位置にある御隅櫓です。櫓とは、見張り場としての役割と「矢倉」すなわち武器庫としての役割を持つものとのことです。

 この御隅櫓は、史料に記されている2階造りを基本とし、その上に展望室を加えて復元されたものとのことで、実際にあったものの忠実な復元ではないようです。

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展望室からの眺め(北西方向)

 展望室に上ってみました。北西方向の写真です。遠くには日本海が見えます。また、ぼんやり山のように見えるのは、男鹿半島です。それにしてもここ数年で急激に風力発電の風車が増えました。

 

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展望室からの眺め(北東方向)

 こちらは、北東方向です。標高1,170mで日本三百名山の一つである太平山が良く見えます。そういえば今年はまだ一度も太平山に登っていません。熊の出没が多くて一人では怖くて行けないのです。

 

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あやめ園

 本丸跡から、来た時とは反対側の階段を下ってあやめ園に行ってみました。当然のことながら、花はまったく咲いていません。この千秋公園は、桜の頃とつつじの頃は花見客で賑わうのですが、この時期は訪れる人もあまりいません。

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お堀

 それではと、公園の坂を下りてお堀に行ってみました。この大手門の堀では、8月中旬にハスの花が最盛期になるのです。もう9月の上旬ですので、枯れている花も多かったのですが、ところどころ、まだ咲いている花を見ることが出来ました。

 千秋公園には年に何回か来ることがあるのですが、いつもなら走って回り、景色などゆっくり見ることが少なかったので、良い機会となったリハビリウォークでした。