ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

秋田県境越えラン⑰(国道342号線栗駒峠)

 一昨日(8/2)は、秋田県境越えランの第17弾として国道398号線にある欅橋そばの駐車場から県道282号線を通って国道342号線の岩手県との県境の栗駒峠までのランを行いました。

 欅橋までは昨年の9/27に旧皆瀬町役場から走っており、その時の記事は次のとおりです。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 そして一昨日のルートは次のように須川湖の駐車場から県道282号線を下り、欅橋そばの駐車場で折り返して須川湖に戻り、さらにそのまま進んで栗駒峠に着いてから須川湖に戻るという18.5kmのコースで、欅橋から栗駒峠までの標高差は450mほどあります。

 車で須川湖に向かう途中で東成瀬村に建設中の「成瀬ダム」の工事現場を見に行きました。

 この成瀬ダムの完成後の有効貯水容量は7,500万立方メートルとのことですので黒部第4ダムの半分ほどです。結構大きなダムですね。

 ダムの建設には賛否両論があるようですが、私にはどちらが正しいのかは分かりません。

 ただ、大雨でダムの空き容量が無くなった時には緊急放流することがあり、その場合にはただでさえ川の水量が増えているところにダムの水が放流されることになって下流で水害が発生するリスクを増大させることになります。

 それを防止するためには大雨の予報の精度を向上させ、必要に応じて適切な事前放流を行って緊急放流を避けるシステムづくりが必要不可欠と思われます。

 

 須川湖の駐車場に着きました。

 

 須川湖は酸性度が高く、魚は棲んでいません。そのせいか水は透明度が高くてきれいです。

 

 さあ、出発です。この国道342号線県境越えランのスタート地点となる欅橋まではずっと下りです。

 道路もそれほど狭くは無く、比較的安全に走れます。

 

 栗駒山神社です。無人の神社で鳥居と小さな祠があるだけの神社です。

 実はこの栗駒山神社までのコースは2年前に走ったことがあります。

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 栗駒山神社から先も下りが続き、キロ5分台の半ばから後半で走れました。右臀部の痛み(※ハムストリングス付着部炎)もロキソニンを飲んだためか比較的軽く、快調です。

 国道398号線に出ました。欅橋そばの駐車場です。

 ここから来た道を戻って栗駒峠を目指します

 ところが、ここからは一転してきつい上り坂となります。キロ8分台、時にはキロ9分というほぼ歩きに近いスピードとなりました。

 そのためか、下りの時にはまったく近寄って来なかったアブがしつこくつきまといます。かといってアブを振り切るほどのスピードは出せません。

 この日は気温も高く、標高が高いにもかかわらず27℃ほどありました。

 

 つづら折りの坂道を上ると眼下に前回走った欅橋までの道路が見えました。遠くに見えるのは高松岳でしょうか?

 

 栗駒峠に近づくとイワカガミ湿原が見えてきました。

 ただ、イワカガミが咲く時期は6月下旬とのことです。2年前の8月にここを訪れた時にはイワカガミはもちろんのこと他の花もあまり咲いていませんでしたので、今回はここでの散策はパスします。

 

 きつい上り坂、高温、しつこいアブによる三重苦の中で走り続け、ようやくこの日の目的地である栗駒峠に着きました

 県境を越えて岩手県側からも1枚。

 

 この後は、車を置いてある須川湖の駐車場に戻るだけです。

 概ね下りのコースを2km弱走ってこの日の18.6kmの坂道走を終えました。1km毎のラップタイムは次のとおりです。

 きついアップダウンと高温の中で平均のペースが7分ちょっとでしたので、まあこんなものでしょうが、2年前に栗駒山神社と栗駒仙人水との間を往復した時にはキロ5分台の後半で走りましたので、やはりだいぶ走力が落ちています。

 帰路の途中には栗駒仙人水に立ち寄り、冷たくて美味しい水をいただきました。

 約25日ぶりの遠出をしてのランでしたが、やはり遠く離れた所で走るのは気分転換になります。ただ、ひとつ困るのは最近のガソリン価格の高騰です。どうにかならないものでしょうか?