今日は、私が参加したマラソン大会のうちで、新規に立ち上げたものの、あえなくすぐに消滅してしまった大会についてのお話をしたいと思います。
まずは、2014.9.7に第1回目が開催された男鹿なまはげマラソンです。
この男鹿なまはげマラソンは、「なまはげ」で有名な秋田県男鹿市の男鹿半島を走るもので、男鹿市観光協会などによる(?)実行委員会が主催して立ち上げたものですが、残念ながら次の大会レポの評価にもあるように非常に不評でした。runnet.jp
まあ、私個人としては、次の写真のように男鹿の景観を楽しめたし、
タイムは、ハーフで1:44:37(※グロスタイム)と悪かったのにもかかわらず、男子60歳代の部で2位入賞したので(完走者は10人しかいなかったけど・・・笑)、そこまで悪い印象は無かったのですが、普通の大会ならば皆行われているゴール後のスポーツドリンクのサービスが無いばかりか、水道の蛇口すら無いので水を飲むこともできません。開催日は9/7なのでまだ残暑が厳しい時期ですので、これにはあきれてしまいました。まあ、ゲストの庄野真代さんの歌を聴き、もう一人のゲストのM高史さん(※川内優輝さんのものまねランナー)も意外に歌がうまいことが分かったことがせめてもの慰めでしょうか。
ということで、次回は参加をどうしようか悩んでいたのですが、悩むまでもなく翌年以降は大会は開催されませんでした。
あまりの不評に関係者は開催の意欲を失ったのかもしれません。
それにしても、例えば秋田自動車道全線開通記念として1997.10.26に開催された「ハイウェイマラソン」のように何かの記念として1回限定で開催される大会はたまにありますが、この「男鹿なまはげマラソン」のように毎年の開催を見据えていたにもかかわらず(たぶん・・・)、結果的に1回だけで消滅してしまった大会を私は他に知りません。
この失敗を糧にして、不評を跳ね返すような大会に育て上げていただけなかったのは残念です。
次は、1回ではなく2回で消滅した大会のお話をさせていただきます。
その名前は、「北欧の杜24時間耐久リレーマラソン」です。
これは、その名のとおり、何人かでチームを組んでリレーをして走るマラソンです。
第1回の開催日は1998.8.8~8.9で、開催場所は秋田県北秋田郡合川町(現在の北秋田市)にある北欧の杜公園です。
この大会は、1チーム4~6人で構成し、リレーしながら24時間でどれだけの距離を走るかを競うものです。
当然、疲労の蓄積を考えると多くの人数で構成されているチームが有利となるのですが、私のチームは、高校の同期生4人があるマラソン大会で偶然会ったことをきっかけに出場したものであり、最小限の人数の4人で出場しました。
まるでキャンプ気分ですが、アルコールは禁止されています(笑)。
一応、一人1時間程度を走って交代することにしていましたので、途中3時間ほど休めるのですが、気が高ぶっているのか、なかなか仮眠をしようとしても眠れませんでした。
翌日の正午がゴールです。
一旦ゴールしてから、改めてチーム全員でゴールしました。
チームとして何キロ走ったのかは忘れてしまいましたが、私自身は66kmほど走りました。
そして成績ですが、男子40歳代の部では、2位入賞。男子総合では5位入賞でした。
ただ、参加チームは男子チームは全部で7チームしか無く、そのうちの40歳代の部は2チームしかいません。(他に男女混成チームが7チームありました。)
ですので、男子の参加チームはほとんどが表彰を受けましたが、全14チームのうち12チームが6人編成、1チームが5人編成だったことを考えると、4人編成ながらもよくやったと言えるでしょう。
表彰式の後は、公園内のレストランでさよならパーティーをやって大会は終了です。
大会そのものは、第1回目にもかかわらず特に大きな不手際なども無く無事に終了したという感じでしたが、この大会は翌年2回目を開催しただけで、その後は消滅してしまったようです。
おそらくですが、参加者が思ったよりも少なくて、参加者からの参加料(※一人につき8,000円)だけでは大会開催が困難だったのでしょう。やはり、自治体などからの支援が無いと大会の継続は難しいのでしょうね。
その点、同じ24時間リレーマラソンがメインの種目となっている「みちのく秋田チャリティラン&ウォーク」は2005年から横手市で開催されており、2020年、2021年はコロナ禍により中止となりましたが、これまで15回も開催されています。
私も、他のチームに混ぜていただいて参加したことがありますが、運営もスムーズでランナー目線の素晴らしい大会です。
しかも、参加者全員の走行距離数(km)×5円を被災地に寄付する、という大変有意義な取り組みも行っており、大会主宰者の大友さんのご苦労は大変なものがあるとは思いますが、秋田県のたくさんのランナーのため、今後も大会が継続されることを願っています。