ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

絶対に諦めない!

 私がいつも拝見しているブログのひとつに居原田麗さんという女医さんのものがあります。その理由は・・・。

 居原田さんは、2020年2月に38歳の若さでかなり進行した状態での子宮頸がんが見つかり、以後、自らの闘病生活もブログに綴っています。

 そしてそのブログには自分の病状や心情、治療内容などが克明に書かれていますが、その目的は、自分が頑張ることによって同じような病気に苦しむ人たちの励みになりたいということだったようです。普通であればあまり見せたくないであろう抗がん剤治療により髪が抜けた姿や手術の傷跡の写真も載せていました。

 まだ小さい4人のお子さんがいて、悲しみや不安に押しつぶされてとてもブログどころではないかと思うのですが、少しでも他の人のためにという彼女の崇高な気持ちに心を打たれましたし、また、彼女の苦しみの数百万分の一、数千万分の一にもならないでしょうがハムストリングス付着部炎によりランニングという生き甲斐を奪われた私に彼女の前向きな姿が勇気を与えてくれていました。

 ところが、昨年12月19日を最後にブログの更新が途絶えました。心配で毎日確認していましたが更新されません。

 そして、1月11日に次のような「ご報告」のブログが掲載されました。 

ameblo.jp

 1月10日に居原田麗さんは約4年間の闘病生活の末、ご逝去されました。

 本当に残念です。そしてまだ小さな4人の子供さんたちから母親を奪った子宮頸がんという病気が恨めしいです。

 子宮頸がんで亡くなる方は年間約3,000人で、しかも比較的若い人が多いようですので周囲の方々にも一層多大な影響を与えてしまいます。

 私が好きなZARD坂井泉水さんも、子宮頸がんが転移した肺がんの治療のための入院中に病院での転落事故(?)で亡くなりました。

 子宮頸がんの予防には性交渉開始前のHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンの接種が有効と言われており、現在では小学6年生から高校1年生相当の年齢までの女子が無料で接種出来ますが、日本では欧米に比べて接種率がまだ著しく低い状況です。

 このような悲しみを無くすため、是非とも多くの方が接種し(※出来れば男性も)、子宮頸がんの原因となるHPVをこの世から撲滅したいものです。

 

 さて、私は、相変わらずハムストリングス付着部炎による右臀部痛のため走ることは出来ません

 もう2年以上も痛みが続き、ここ半年ほどはむしろ悪化していますので絶望的な気持ちにもなりますが、居原田麗さんからいただいた強い勇気で再び走ることが出来るまで頑張ろうと思っています。

 そして、現在出来ることは、痛みが軽快した時に備えて筋力や心肺機能の低下を少しでも抑えておくことです

 そのため私は今年に入ってから体幹レーニングやストレッチの時間を増やし、一日30~60分ほど行っています

 中でもハーフスクワットは故障前の最高は2,000回だったのですが、それを目指して現在は1,500回まで出来ており、また腕立て伏せは故障前の最高の60回に対して50回までに回復しています。

 また心肺機能については、走ることやエアロバイクで高負荷を掛けると患部に影響がありそれが出来ませんので、坂道を急ぎ足で上ることで少しでも心肺機能を維持しようと昨日(1/13)はそのトレーニングを行いました

 場所は一つ森公園の南側の入口から桜広場の手前までの坂道です。

 距離は600mで大体7%~8%ほどの坂道が続きますので高低差にすれば40~50mくらいでしょうか?

 私は以前、何回かこの場所で坂道走を行った経験がありますが、その時は上りは大体3分ちょっとでした。

 そして昨日は1回目の上りは6分55秒、2回目の上りは7分20秒で1km当り11分台の半ばから12分台の前半ということでやや急ぎ足のペースでした。

 厚着していたのでだんだん暑くなっては来たのですが、これくらいではあまり肺や心臓に負荷は掛かっているようには感じません。(※ガーミンを着用していたのですが、うまく心拍数が出ませんでした。)

 ただ、いきなり無理はせずに道路が滑らない日を見計らって、これから徐々にスピードを上げ、距離も伸ばして行きたいと思っています。