ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

「秋田→東京走破」その6(2日目 小山市~久喜市)

 12/6は「秋田→東京走破」その6の2日目です。

 この旅ランの当初の予定の行程では次のようになっていました。

 ただ、実際は右臀部痛のため前日の途中から全く走れなくなり、間々田駅まで進む予定をBプランの小山駅前のホテルまでに切り替えたのでこの日はまず小山駅から間々田駅まで進まなくてはなりません

 そしてその後は当初の予定のとおりホテル久喜まで進むか、完全にBプランに切り替えて久喜駅の2つ手前の栗橋駅に行って久喜駅まで電車で移動してホテル久喜に行くか、思案のしどころです。

 まあとりあえずはスタートして様子を見ましょう。

 予定より1時間ほど早い8時20分頃東横イン小山駅東口を出て小山駅西口に来ました

 まずはここから前日の不足分をカバーします。

 朝は少し冷えますが、日中は気温が上がるようです。

 間々田駅に着きました。ここまでは7kmほどでした。

 相変わらず右臀部痛が強くて走ることは出来ませんが、歩きなら長い距離でも大丈夫そうなので、一応、当初の予定通りにホテル久喜まで行ってみたいと思います。

 当初の予定では次のようになります

 まずは最初の目的地である古河公方(こがくぼう)公園に向かいます。

 主に線路沿いののどかな道を進みます。遠くには男体山らしき山が見えます。さらに遠くには白く雪化粧した山も小さく見えます。日光白根山でしょうか?

 そして茨城県に入ります。ただ、ここは幹線道路などではないため「県境サイン」はありません。

 古河市の中心部に入ると「日本三大長谷観音」と書かれた案内標識がありました。

 そしてその方向には「日本三大長谷観世音参道」と書かれた石碑がありました。

 日本三大長谷観音と言えば、まず何と言っても鎌倉の長谷寺の観音様ですが、秋田県由利本荘市長谷寺(ちょうこくじ)の観音もその一つに数えられており、それにもう一つは確か奈良県だったと記憶しています。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 でもよくある「日本三大〇〇〇」はどこかの認定を受けているわけではなく名乗ったもの勝ちのような場合が多いのかもしれません。まあ、日本三大を名乗るからにはそれだけの価値があるものでしょうからちょっと立ち寄りたい気もします。

 ただ、問題はこの参道がどこまで続くのかです。寺が1kmも2kmも先だと余計な時間を取ってしまい、この日のスケジュールに大きな狂いが生じてしまいます。

 結局100mほど進んだところで寺が見えないので引き返しました。(※家に帰ってからグーグルマップで調べたところ、石碑から寺までは400mほどでしたので行ってみても良かったかもしれません。)

 再び通りに出て古河公方公園を目指します。

 古河公方公園の入口に着きました。

 公園はここで右折して300mほど先です。

 公園が見えてきました。

 古河公方公園(古河総合公園)には古河公方と呼ばれた室町時代後期から戦国時代にかけて下総国古河を本拠とした関東足利氏ゆかりの史跡があり、園内には四季折々に美しい花が咲くそうですが、さすがに今の季節は咲いていないでしょう。

 

 園内に入りました。広々として気持ちが良いです。

 小高い丘(?)は富士見塚というそうですが、本当に富士山が見えたのでしょうか?今は周りの木が高く見えそうにありません。

 

 園内には旧飛田家住宅というものがありましたが、これは茨城県常陸太田市の農家の家を移築したものとのことで元々ここにあったわけではないようです。

 古河公方公園という割には残念ながら肝心の古河公方に関する遺構が少ないように感じました。

 

 ただ、園内には木々が美しく茂っており、散歩を楽しむ人も多く見かけました。(※スズメバチ注意の看板があり、実際にスズメバチが飛んでいましたので、この点、注意が必要です。)


 古河公方公園を出て入口まで戻り、再び「公方通り」を南下します。
 ところでこの公方通りの道路は私にとってはあまり見かけない形態をしていました。

 歩道と車道の間に歩道よりは一段低くなっており、車道とは縁石で区切られている車1台がやっと通れるくらいのスペースがあります。
 これは何のためにあるのでしょうか?しかもこのような道路形態は約4kmにも亘って続いていました。自転車専用道かと思いましたがそのような標識もありません。 

 でもそのおかげで自転車は皆このスペースを通るので安心して歩道を歩けました。

 

 お昼はすき家で軽く済ませてすぐに出発です。この分では日没前にホテルに着くことが出来そうです。

 利根川に架かる利根川まで来ました。

 遠くにはうっすらと富士山が見えます

 ということは先ほどの古河公方公園の富士見塚でも周りに遮るものが無ければ富士山が見えたのでしょう。

 この利根川橋の途中から埼玉県になります。

 この日は何と、栃木県、茨城県、埼玉県の3県を歩くことになります。とは言っても茨城県は西の端をかすめただけですので歩いた距離は古河公方公園内を含めても10kmほどです。

 

 この日も何とか日没前にこの日宿泊するホテル久喜に着きました

 朝の出発から約8時間。右臀部痛のため走ることは出来なかったので運動強度は低いのですが、それでも8時間の運動は結構疲れます。

 この日は結局36km以上歩き、初日に切り替えたBプランから当初のプランに戻ることが出来ましたので、まずは一安心です