ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

秋田県境越えラン⑳(国道397号線その1※東成瀬村役場~岩井川)

 昨日(11/22)は秋田県境越えランの第20弾として国道397号線の岩手県との県境である大森峠に向かってのランを行いました。

 ただ、大森峠まではスタート地点である東成瀬村役場からは片道で15.5km(※往復31.0km)、標高差が600m弱あり一気に走るのはかなり大変です。

 しかも、このルートは既に途中から冬期閉鎖期間に入っています。よって昨日は通行止めの地点までのランとしました。

 まずは車を「農村公園じょうか」に止めます。ここには公衆トイレがあるのですが、ここも冬期閉鎖になっていました。途中で立ち寄ったコンビニでもトイレが利用休止になっており、予定が狂いました。

 ここからスタート地点である東成瀬村役場に向かいます。天気は曇りですが比較的暖かです。

 

 東成瀬村役場の近くには「ふるさと館」という郷土文化伝承施設がありますので、寄ってみました。入場無料でした。

 東成瀬村役場の北西2.5kmほどの場所には上掵(うわはば)遺跡という旧石器時代の遺跡があるそうです。

 また、東成瀬村にはこの日走る岩井川地区を始めとしたいくつかの地区ではマタギが相当数いたそうです。ということはクマの生息数も多いということでしょう。気を付けなくちゃ!

 館内には漫画家の「高橋よしひろ」のコーナーもありました。

 高橋よしひろは、「銀牙-流れ星 銀-」というテレビアニメ化もされた大人気漫画を描いた方でここ東成瀬村の出身だったんですね。

 この漫画には、「銀」という犬が仲間の犬たちと共に凶暴な熊と闘う様子が描かれていますが、マタギの里で生まれた漫画家だからこその作品なのかもしれません。

 

 ふるさと館のすぐそばには大きな仙人像がありました。

 東成瀬村は「仙人の郷」をキャッチフレーズにしていて大きな看板なども見られますが仙人が住んでいたという伝説があるわけではなく、村役場の裏の山に「仙人様」という神様を祀っている祠があり、その下の地域の地名が「仙人下」となっていることに由来しているようです。

 

 東成瀬村役場に着きました。ここには秋田県25市町村一筆書きランで2019.9.20に訪れています。

 さあ、ここから秋田県境越えラン第20弾のスタートです。

 来た道を500mほど戻り、ふるさと館を過ぎるとすぐに国道342号線に出ます。

 この日のコースは国道342号線を東に進み、国道397号線との分岐点から397号線に入るのですが、その地点までは歩道があり、アップダウンもさほどありません。しかも民家が点在していますので、それほどクマの心配もなさそうです。

 ただ、国道397号線に入ると民家も無くなり山の中の道路を走ることになりますので、農村公園じょうかに置いた車に立ち寄ってクマ対策のヘルメットを被り、クマよけのピストル(※玩具)を持って再びスタートしました

 再スタート後、すぐに国道342号線と国道397号線の分岐点に着きました。

 国道397号線に入ると歩道は無くなり、明らかな上り坂となります。

 次第にきつくなる上り坂に苦しみながらも、この日の折り返し地点である通行止めが見えてきました。

 ここで通行止めです。


 通行止め地点の右側のジュネス栗駒スキー場への入口付近にはかなりの台数の車が止められるスペースがありました。ここが次回の大森峠(岩手県境)へのランのスタート地点となります。

 ここで折り返して来た道を戻ります。急な下り坂ではありますが、脚に受ける衝撃が強くて右臀部がかなり痛みます。

 一応、予定していた時間内に車を置いていた農村公園に着き、その後は公園の近くにある温泉に行って入浴です。

 なるせ温泉・東仙という名前で入浴料は400円と格安です。

 しかも昨日は利用者は私以外誰もおらずに最後まで貸し切りでした。泉質は無色透明で利用者が誰もいなかったせいでしょうか、浴槽のお湯も非常にきれいで思わず顔を洗いたくなりました(もちろんそんなことはしません。笑)。

 メインの浴槽のほか、岩をくり抜いて作ったような形の一人用の浴槽も2つあり、ぬるめ適温でゆっくりとくつろげました。

 温泉の駐車場にあるドウダンツツジの紅葉が綺麗です。

 すぐそばを流れる成瀬川と奥羽山脈の山々です。うっすらと雪が見える山もありますが、天気が良くなるにつれてだいぶ暖かくなって来ました。

 結局この日は走行距離は16.2kmで所要時間は正味1時間50分ちょっとでした。

 その内訳は、国道342号線部分はアップダウンが少ないのでキロ6分台でしたが、国道397号線に入ると行きは上りでキロ8分台、帰りは下りでキロ7分前後でした。

 そしてハムストリングス付着部炎については、前回の県境越えラン(11/16の鹿角市田代平ラン)実施後に強くなった痛みが前日にはだいぶ治まって来てはいたのですが、昨日はロキソニンを飲むのを忘れたためか、ランニング時にはいつにも増して強い痛みを感じました

 あと10日あまりで栃木県から東京への4日間で100kmの旅ランを行う予定ですが、果たして走り切れるか心配です。

 まあ、ロキソニンと根性で乗り越えましょう!