今日(10/24)は、田沢湖周辺をドライブしました。
その目的の一つは、田沢湖と同じ仙北市にある西木地区で収穫される「西明寺栗」を購入することです。
西明寺栗は、その大きさは日本一とも言われており、渋皮煮にすると特においしくいただけます。
ただ、収穫量が少ないため限られた場所でしか販売されていませんので、今年も毎年訪れている西木地区の「かたくり館」に来ました。
無事に西明寺栗を購入の後、せっかくですのでここまで来たのですから足を延ばして田沢湖へ行ってみます。
車で15分ほどで「かっぱの淵」と呼ばれる場所に着きました。ここは田沢湖マラソンでいつも苦戦する35kmからの激坂の上り口付近です。
対岸に見える山の中腹は紅葉しています。
また、水面を見ると魚が群れを成して泳いでいました。
田沢湖には以前はこの湖の固有種である「クニマス」を始めとして多くの魚が生息していましたが、昭和15年に玉川温泉の強酸性水を導入したため湖水が酸性化し、酸性に強い「ウグイ」だけが生き残ったようです。
現在は、田沢湖の上流にある玉川ダムに出来た玉川酸性水中和処理施設による中性化が進んで湖水表層部は徐々に中性に近づいたため、ウグイのほかコイやギンブナの生息も確認されているようですが、この魚は魚体から見てもウグイでしょう。
ところで、この場所のすぐそばには「クニマス未来館」という施設があります。
強酸性水の導入により絶滅したと思われていたクニマスですが、過去に人工ふ化実験のため受精卵を放流した富士五湖の西湖で生存していることが判明し、西湖で捕獲したクニマスを山梨県から借り受けて2017年にオープンしたクニマス未来館でそのクニマスが展示されています。
次のブログは、昨年私が初めてクニマス未来館を訪れた時のものです。興味がおありの方はご覧ください。
chuukounenrunner.hatenablog.com
いずれ田沢湖の水質改善が進めば再び田沢湖にクニマスを放流する計画もあるようですが、湖の深部で生息するクニマスにとっては、深部の酸性度が改善しない限りそれはなかなか困難でしょう。
お昼は田沢湖畔から少し田沢湖高原方面に向かったところにある「山のはちみつ屋」のピザ工房でピザにしました。
なかなかの人気で休日などはすぐに満席になってしまうようですが、今日は平日で開店と同時に入店しましたので余裕です。
ここのピザはお好みによりピザの耳にはちみつを付けて食べるのがお勧めとのことで、何種類かのはちみつがテーブルの上に置かれていました。
秋田駒ヶ岳の山頂付近にはうっすらと雪が積もっています。
帰宅してから購入した西明寺栗を写してみました。
例年ですとかたくり館ではLサイズ、LLサイズのほか、たまに3Lサイズも販売していますが、今年は夏の猛暑の影響でサイズが小ぶりとなっているそうで、今日はLサイズしか販売していませんでした。
Lサイズですと、普通の栗と大きさはそれほど変わりませんね。
さらには今年はクマによる食害が甚大で、収穫量も大幅に減少しているようです。
テレビのニュースでは、栽培農家の方も栗はあるもののクマが頻繁に出没するため山に近い場所の栗は収穫を諦めたとのことでした。
クマと言えば、私がいつもランニング(※今は走れないのでウォーキング)を行っている一つ森公園でもクマが出没したとの記事が昨日、今日と新聞に掲載されていました。
ただ、その新聞記事では出没した場所が一つ森公園散歩道となっていましたが、民家からそれぞれ5m、10mとなっており、しかもその地名は秋田市楢山太田町となっていました。
しかし、グーグルマップによると一つ森公園の所在地は、楢山太田沢・楢山石塚谷地・下北手桜蛭沢・下北手桜袖ノ沢・下北手大戸大戸・上北手百崎石川・上北手荒巻前田・上北手荒巻荒巻だけであり、楢山太田町は含まれていません。
おそらくですが、楢山太田町には一つ森公園との境界付近に歩行者専用道路(?)があり、民家のそばを通っていますので、その道路付近で目撃されたのではないかと思われます。
そうであれば、正確に言えばまだ公園内では目撃はされていないことになりますが、とは言ってもその場所は一つ森公園に隣接していますので、公園内で目撃されるのも時間の問題でしょう。
公園内にはクマに注意の立て札が何か所にもあり、おちおち散歩も出来ません(´;ω;`)