月刊誌・ランナーズでは、2005年から毎年、前年度のフルマラソンの公認コース等の大会での各選手の記録を年齢ごとにランキングして100位までを発表していますが、2020年度のランキングがつい先日、発表となりました。
ご承知のとおり、新型コロナ感染症の影響で2020年度は一部のエリートランナーたちの大会を除けばほとんどの大会が中止となり、ランキングも成立しないかと思われたのですが、ランナーズを発行している(株)アールビーズが主催して各地で行われた「トライアルマラソン」をランキングの対象に含め、その結果を発表してくれたのです。
とは言っても、国内対象大会数は2019年度が68大会だったのに対し、2020年度は25大会と大きく減少しています。
また、対象となる完走者数に至っては、2019年度は男性253,540人、女性59,506人だったのに対し、2020年度は男性5,948人、女性5,250人と激減しています。これは、大規模な大会が名古屋ウィメンズマラソンしかなかったためであり、やむをえないことでしょう。
私は、幸い宮城県の名取市で行われた宮城・名取トライアルマラソンに出場していましたので、2020年度もランキング入りすることが出来ました。
宮城・名取トライアルマラソンに出場した時の様子です。
chuukounenrunner.hatenablog.com
そして、アールビーズ社がこの企画を開始してからの私のこれまでの成績です。
11勝6敗ですね。
2020年度は15位と過去最高順位ですが、68歳では完走者が36人しかいなので、まったく自慢できません。(笑)
2021年度は、大会の開催数が増えて、もっと高レベルな戦いになることを祈っています。
なお、私は以前、このフルマラソン1歳刻みランキングのデータをもとに、加齢に伴うフルマラソンのタイム低下への影響の度合いを分析したことがあります。
若干、長い文章ですが、お時間のある時にでもご覧いただけたら幸いです。
まずは、2017年度のデータを基にした分析です。※2019年4月作成
長くなってしまいましたが、以上が2017年度のデータを基にした分析です。
また、私は2018年度のデータを基にした分析も行っており、それは次のとおりです。
※2020年2月作成
以上が、2017年度及び2018年度のデータの分析です。
実は2019年度以降の分も継続してデータ分析も行うつもりだったのですが、新型コロナ感染症発生の影響で2020年2月頃からはほとんどの大会が中止となったため、2020年度にはこのフルマラソン1歳刻みランキングの存続しないだろうと予想して、その後のデータ分析は行っていませんでした。
しかし、アールビーズ社は、新型コロナ感染症のため大会で走る機会を奪われたランナーのために、感染症対策を行った上での大会を自ら各地で立ち上げ、しかもフルマラソン1歳刻みランキングも継続させたのです。
常にランナー目線で事業を展開するアールビーズ社に対しては、感謝に堪えません。
一日も早く新型コロナ感染症が収束し、再び全国各地でマラソン大会が開催されることを祈るとともに、フルマラソン1歳刻みランキングの対象者数が元に戻ったら、またデータ分析を行いたいと思っています。