ある中高年ランナーの悪あが記

度重なる故障に悩まされながらも、80歳でのフルマラソン完走を目指す高齢者ランナーの戯言

羽州浜街道ランその⑦(吹浦駅~南鳥海駅)

 昨日(6/27)は、羽州浜街道ランの第7弾として山形県吹浦駅から南鳥海駅までの旅ランを行いました。

 本当は吹浦駅から酒田駅まで走る予定を立てていたのですが、その予定のルートは25kmほどもあり、現在の私にとってはとても無理な距離ですので作戦を変更しなくてはなりませんでした。

 まず考えられるのはルート上のいずれかの地点まで走り、帰りは公共交通機関を利用するというものです。

 鉄道については、吹浦駅から酒田駅までの間は羽州浜街道から大きく外れたルートを辿っていますので、路線バスについて調べてみました。

 そして遊佐町営バスの路線に適当なバス停があるのを発見したのですが、よくよく調べていくと遊佐町営バスは平成25年に廃止されているようです。

 NHKの記事によると、2023年8月までの1年5カ月の間に全国で合わせて8600km余りのバス路線が廃止され、その主な要因は運転手不足や利用者の減少とのことです。

 私が計画しているこれからの旅ランの中にはバスを利用するものがいくつかありますが、うかうかしているとそのバスも廃止されてしまうかもしれませんね。

 ということでやむなく次のようなルートにしました。本来のルートから4.7kmも離れた南鳥海駅まで走ってJRで吹浦駅に戻るというものです。距離は14km強ですので、これくらいなら走れそうです。

 スタートは前回のゴール地点の吹浦駅ですが、その前に吹浦駅の近くある十六羅漢岩(じゅうろくらかんいわ)に立ち寄りました

 十六羅漢岩とは、吹浦海禅寺21代寛海和尚が、日本海の荒波で命を失った漁師諸霊の供養と海上安全を願って造佛を発願し、1864年(元治元年)に自身は近村から酒田まで托鉢をしながら地元の石工たちを指揮、5年の年月をかけて明治元年22体の磨崖仏を完工したものです。

 16体の羅漢に釈迦牟尼文殊菩薩普賢菩薩観音菩薩、舎利仏、目蓮の6体を合わせて22体あるそうですが、はたして全部見つけることができるでしょうか?

 まず車を近くの駐車場に止め、国道345号線に架かる歩行者用の跨道橋を渡って展望台に着きました。遠くには飛島も見えます。

 十六羅漢岩はここを下りたところにあります。

 

 十六羅漢岩に着きました

 左から、舎利弗(しゃりほつ)、普賢菩薩(ふげんぼさつ)、釈迦牟尼仏(しゃかむにーぶつ)、目連(もくれん)、文殊菩薩もんじゅぼさつ)の5体が確認出来ました。

 例年、7月中旬から8月中旬にかけてライトアップもされるようです。

 

 さらに先ほどの菩薩像たちの右には3体の羅漢像があり、左から第十三尊者(※いんがだ)、第一尊者(※びんどらばらだーじゃ)、第九尊者(※じゅばか)です。

 

 また、その向かい側には第十六尊者(※ちゅだはんたか)の像がありました。頭部だけが岩の上に置かれているように見えて、少しぎょっとしました。なお、この写真の左の遊歩道沿いに見える岩には観音菩薩像が彫られているようですが、失念して確認しませんでした。

 

 そしてここから100m弱離れた場所にも十六羅漢像が3体ありました。

 左には第四尊者(※すびんだ)、写真中央の灰色の岩の上に小さく見える(?)のが第五尊者(※なこら)、そしてその手前右にあり風化して顔の下半分しか見えていないのが第十四尊者(※ばなばす)です。

 

 さらにそこから30mほど離れた場所にも2体の十六羅漢像がありました。

 左が第六尊者(※ばだら)、右が第十尊者(※はんたか)です。

 

 更に先に進みたかったのですが、ご覧の通りこれ以上先に進むのは厳しそうです。

 パンフレットには「北方向は通路が整備されていない為非常に危険です。高齢の方や女性はご遠慮下さい。」と書かれています。私は高齢者ですので、警告に従っておとなしくここで止めておきましょう。

 結局確認できたのは、9体の羅漢像と5体の菩薩等の像でした

 

 プロローグが長くなってしまいました。ただ、本編は短いのでもう少しお付き合いください。

 十六羅漢岩の駐車場から車で2~3分で吹浦駅に着きました。

 さあ、ここからスタートです

 踏切を渡り、国道345号線を横切って月光川に架かる橋を渡ります

 川を渡る風が心地よく感じます。この後も暑くならなければいいのですが・・・。 

 

 少しだけ寄り道して吹浦漁港に行ってみたら岩ガキが水揚げされていました。もう岩ガキのシーズンに入ったのですね。

 月光川の河口付近から川の対岸を見ると出羽二見という夫婦岩が見えました

 そしてその左には先ほど訪れた十六羅漢岩がある岩場が見えました。

 

 さて、コースに戻り、国道7号線に入ってから道の駅鳥海で昼食です。

 予定ではこの後はどこにも立ち寄るところは無く、南鳥海駅までの11km強をひたすら走ることになります。

 どこかに羽州浜街道の名残はないか探してみるのですが、集落も無くそれらしきものは見当たりません。

 途中から国道7号線を外れて十里塚という集落に入りました。

 ただ、ここにも羽州浜街道の痕跡は見つけられませんでした。

 再び国道7号線に出るともう集落は無く、単調な道が続きます。この辺から羽州浜街道は右側の林の中を通っていたようですが、現在は道がありませんのでこのまま7号線を進みます。

 

 青塚の交差点まで来ました。

 以前の予定ではここで右折して旧青山本邸に立ち寄り、海岸沿いを走って酒田方面に向かうということにしていましたが、本日は左折して南鳥海駅に向かいます。

 

 県道374号線を東に進むと少しずつ鳥海山が大きく見えてきました。

 

 気温は25℃くらいなのでしょうが、陽射しが強くかなり暑く感じます。

 ようやく南鳥海駅に着きました

 この日のランは14.1kmでキロ7分台後半のゆっくりペースでしたが、暑さと久しぶりの長距離走だったので、いっぱいいっぱいでした

 無理をして酒田まで行かなくて大正解でした。

 それにしても羽州浜街道ランと言いながら、その痕跡を何一つ見つけることが出来ず、残念なランとなってしまいました。

 ただ、何はともあれ、旅ランを再開出来たわけですので、良しとしましょう。