ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

2022年を振り返って(ハムストリングス付着炎との戦い)

 2022年も残すところあと3日となりました。

 今年の漢字は「戦」でしたが、新型コロナがオミクロン株の大流行により一気に拡大したほか、ウクライナ戦争の勃発、更にはエネルギー価格の高騰や円高による物価の急上昇など暗い出来事が多い一年でした。

 私自身も昨年10月下旬に発症したハムストリングス付着部炎により満足に走ることが出来ずに、まさに故障との「戦」の一年となってしまいました。

 ハムストリングス付着部炎は座っている時やスポーツ時に違和感や臀部に痛みが生じ、ランナーであれば負荷を上げた時に痛みが増す、あるいは痛みのために負荷を上げられないなどの症状があり深くかがみこんだ時にも痛みが生じることや近傍を走行する坐骨神経に沿った放散痛を生じさせることもあるとのことで私の症状とすべて一致します。

 

 ただ、当初は主に痛む場所が臀部でもやや上方で梨状筋の起始部付近だったことから私は梨状筋症候群を疑っていました。

 そして、病院を受診するとランニングを禁止されそうな気がして病院には行かず、ランニングの量と質を大幅に制限しながらストレッチを行って回復を目指しました

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 しかし、2か月以上そのような生活を続けていても一向に症状は軽快しません。そのような時、同じランニングクラブの仲間からロキソニンを飲むと痛みが軽くなるので自分は毎日それを飲んで走っているという話を聞き、さっそく試してみました。

 なるほど期待通りの効果があり痛みが半減しましたので、その後は毎日ロキソニンを飲みながら練習量を増やしていきました。

 ただ、どうしても負荷を上げると痛みが強くなることから、病状の悪化が心配で強度の高い練習は出来ません。

 そのような中、順調な回復を期待してエントリーしていたいくつかのレースのうちの一つの錦秋湖ラソン(10km)がやってきました。

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 結果は、ぎりぎりの50分切りで最低限の目標には届きましたが、長期間の練習不足による走力の衰えを感じたレースでした。

 そして、次は白神ブナの森マラソン(ハーフ)という起伏に富んだハードなコースが売り物の大会に出場しました。

 レースはというと、1回だけですがこの大会に備えてハードなコースでの練習を行って臨んだおかげで終盤に差し掛かる頃までは予定通りに進みました。ところが、終盤になって、これまでも何回か出現した「ぬけぬけ病」の症状が出て身体が左に大きく傾きどうしても真っすぐに進めなくなりました。周りのランナーや大会スタッフの方に心配を掛けてしまいましたが、フラフラしながらなんとかゴールしました。

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 このレースでダメージを負ったのか、病状がまた悪化しました。そこで、渋々ながら医療機関を受診することとし、その結果「ハムストリングス付着部炎」との診断になりました。私が思っていた「梨状筋症候群」ではありませんでした。やはり素人判断はいけませんね。

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 さて、「ハムストリングス付着部炎」と診断されても薬は出ません。先生からは走ってもいいが無理はしないように、とのことでした。また、今年の田沢湖ラソンは無理だろうが来年は走れるようになっているだろう、とのことでしたので今年は無理をしないことにしました。

 ということで、7/31開催の日本海メロンマラソン(10km)はDNS(棄権)することにしました。

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 また、9/18開催の田沢湖ラソン(フル)も棄権することにしましたが、田沢湖ラソンでは日本海メロンマラソンのように最初からの棄権(DNS)ではなく、スタートラインには立って途中で棄権(DNF)することとし、中間点まで走りました

 ただ、当日は30℃を超える異常な暑さになったこともあり、12km地点からは歩きを交えるなど散々なレースでした。

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 次は、10/23開催の盛岡シティマラソン(フル)です。田沢湖ラソンでは最初から途中棄権することに決めていましたが、こちらは遅くても良いので完走することが目標です。ただ、依然右腰等の痛みが残っており、十分な練習は出来ませんでしたので、完走はしたもののタイムは4時間25分台と不満の残るものとなりました

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 そして、11/6は今年最後のレースとなる東北希望の襷マラソン秋田大会(ハーフ)です。この頃から右臀部等の痛みは少しずつ軽快してきており、レース中はあまり痛みを感じることも無く、設定ペースよりも速いペースで進みました。ところが、やはり練習不足なのか、フル以外ではあまり出現することが無いふくらはぎのつりに終盤見舞われました。だましだまし走ってなんとか1時間50分は切ったのですが、まだまだという感じです。

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 こうして数えて見ると、今年はハムストリングス付着部炎に苦しみながらも5レース(※うち1レースは途中棄権)に出場していますね。昨年は新型コロナの影響で開催数が少なかったため3レースにとどまったのですが、それ以上になります。

 ハムストリングス付着部炎の現状ですが、ロキソニンを服用し、湿布薬を貼っていればほぼ支障なくランニングを行うことができますが、試しにこれらをやめてみるとまだ臀部や腰に痛みが出ますので、完治には至っていないようです。ただ、間違い無くかなり良くなって来ているような感覚はあります。

 そして来年は、1/29の勝田全国マラソン(フル)と4/16のあおもり桜マラソン(フル)にエントリー済みであり、勝田全国マラソンでは4時間一桁台、そしてあおもり桜マラソンではサブ4復帰を目指しています。

 そのためには、雪が多くてランニングには不向きな今年の冬になりそうですが、工夫しながら月間走行距離を伸ばして持久力の向上に努めたいと思っています。

 では、皆さま、良いお年をお迎えください!