その理由は、爽やかでストレートな歌声もありますが、何と言っても類まれな美貌とスタイル、そして彼女が作る気取りなく心に響く等身大の歌詞にあります。
泉水さんが不幸にしてお亡くなりになってから15年近く経ちますが、「負けないで」などの大ヒット曲が多数ありますので、彼女のことをご存知の方は多いと思います。
そして、彼女の6枚目のアルバムにこのアルバムのタイトル曲にもなっている「forever you」という曲があります。
歌詞は次のようになっています。
なぜ彼女がこのような詞を書いたのでしょうか?
彼女がスターダムに駆け上がると週刊誌やスポーツ新聞などでは彼女のデビュー前のレースクイーンやグラビアモデルをしていた頃のことを取り上げるようになりましたが、このアルバムが発売される前には、それに加えて根も葉もないこと(※たぶん)も記事にされて彼女は深く傷つきました。
ただ、彼女の強さはこれからです。
ともすれば、大スターとなった者にとっては、そのような過去は封印してしまいたいと思うのが普通でしょうが、彼女は「過去(むかし)に後悔なんてしてない またとない 二度と来ない 私の青春だから」と歌詞にして唄ったのです。
いつも控えめな印象の彼女ですが、きっと芯が強いのでしょう。
そして、なぜ私が今日、このようなお話をしているかと言うと、私にも封印したい過去があったのです。
私は学生時代、バンド活動にうつつを抜かし(※あまり練習はしなかったけど・・・)学業をおろそかにして家族や周りの人たちにとても迷惑を掛けてしまいました。今思うと赤面の至りです。
そして、私はその後、音楽とは無縁の生活を送るようになり、ここ3年ほど前まではギターに触れることもほとんどありませんでした。過去を思い出すことが怖かったのです。
しかし、最近になって泉水さんのこの「Forever you」がこのような経緯で作られたと知った時、私は自分の弱さを思い知らされました。
そして、いろんな人に迷惑を掛けたのは事実ですが、そこから逃げることなく、真正面から向き合いたいと思うようになりました。迷惑を掛けた人たちにつぐなうことは今となってはできないのですが、せめて当時の自分を全面否定することだけはやめようと思います。
そのための行動として、当時私がやっていたバンドの「ウインドミル」のカセットテープがありますので、それをユーチューブにアップすることにしました。
まずありえないことですが、万が一偶然に、一緒にやっていた仲間が見てくれたら嬉しいのに、などと思っています。
カセットテープには、1975年12月に千代田区公会堂で行った大学のフォークソング部のコンサートの時に演奏した5曲のうちの4曲と1975年6月に渋谷のエピキュラスというスタジオで録音した3曲がありますが、今日はこのうちコンサートの中の1曲で「5月の風の忘れ物」という曲をお届けします。
この曲は、1975年7月に作りましたが、明るく爽やかなものにしたつもりです。
私はこれまで何曲か弾き語りをアップしていますが、その時に用いた画像編集ソフトは無料版だったので動画に透かしのロゴが入ってしまいます。
まあ、自分一人の演奏の動画であればそれでもいいのですが、大切な仲間との演奏のものについては、できるだけ良い仕上がりの動画にしたいと思い、有料版(永久ライセンス)を8,980円で購入しました。(※なんと、購入翌日には500円安くなっていました!笑。)
画像の編集にもちょっと力を入れましたので、ぜひご覧ください。