昨日(5/7)は、今年一番の暖かさとなり、旧69市町村ランとして湯沢市役所から旧稲川町役場と旧皆瀬村役場まで走りました。
まず、行程表です。
次に走行ルートです。
まずは、車をゴール地点の皆瀬総合支所(※旧皆瀬村役場)に置かせていただき、路線バスでスタート地点である湯沢市役所の最寄りのバス停まで移動です。
徒歩5分ほどで湯沢市役所に着きました。
さあ、スタートです。
実は、2~3日前からまた右大転子付近に痛みがあります。大転子滑液包炎になりかけているのかもしれないので、あまり無理はできません。
走り始めて間もなく国道398号線出ましたが、そこに一里塚がありました。
説明看板によるとこの一里塚は、日本海側から太平洋側へ通じる本荘・小安街道と称する脇街道に築かれたもの、とのことです。ということは奥羽山脈を越えなくてはなりませんね。この辺は奥羽山脈でもかなり高い山が連なっていると思いますが・・・。
家に帰ってから調べたところ、この街道で宮城県の県境にある花山峠で標高741mでした。車など無い時代に長丁場のこの峠越えは命懸けだったでしょう。
気温は22度以上あったのですが、向かい風が強く、さほど暑さは感じません。キロ7分程度でゆっくり走って最初の目的地である稲川総合支所に着きました。
建物はだいぶ古いようですので、ここが旧稲川町役場だったのは間違いがないでしょう。
予定では、この後は、旧皆瀬村役場に行くだけだったのですが、途中に稲庭城があったのを思い出し、稲庭城に立ち寄ることにしました。
稲庭城の入口(登山口)に着きました。
ここから歩いて行けば良いのでしょうが、稲庭城は山の上にありますので、少し時間が掛かります。少し先に稲庭城へ行くスロープカーの乗り場がありますので、スロープカーで行くこととしました。
ここが乗り場です。
スロープカーとは、斜面走行モノレールのことです。乗車券430円を買って乗り込みました。
中は比較的狭く、座れるのは6人くらいでしょうか?
かなりの急斜面を登って行きます。
稲庭城に着きました。
稲庭城とは、県南を支配した戦国大名の小野寺氏の居城であり、この建物は二の丸跡に1988年に建設された天守閣を模した資料館です。
私は以前はよくこの先の小安狭や栗駒山に行っていたのですが、ここを通るたびにこのお城とスロープカーが気になっていました。(※今では木が生い茂り、道路からは城が良く見えなくなっていますが、以前は道路からも良く見えました。)
初めて入館します。入館料はスロープカーの乗車券があれば無料とのことでした。
建物は4階建てであり、小野寺氏に関連する資料や旧稲川町の産業(稲庭うどん、川連こけし、川連漆器、秋田仏壇など)の物品などが展示されていました。
4階は展望室になっています。
南東方向です。奥羽山脈がきれいに見えます。
こちらは反対側の稲川地区の風景です。
スロープカーで下に戻ります。稲庭城の受付の方が無線でスロープカーを呼んでくれました。
スロープカーが来ました。また、乗客は私一人です。
スロープカーの係員の方に聞いたところ、この日は客が少なく、私以外では5組しかいなかったそうです。
430円で私一人のためにスロープカーを往復運航させ、稲庭城も貸し切りで見学させてもらい、恐縮しました。
さて、ここからはゴールの皆瀬総合支所まではもうすぐです。
皆瀬総合支所に着きました。
皆瀬総合支所は、郵便局やJAとともに湯沢市皆瀬開発総合センターという建物に入っており、昭和45年に建設され老朽化が進んでいることから現在新庁舎の建設が検討されているようです。
この日は17kmほど走りましたが、幸い大転子付近の痛みが増悪することはありませんでした。
これからも無理をしない程度に旅ランを続けて行きたいと思います。