ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

秋田県25市町村一筆書きラン(大館駅~北秋田市役所~舟場バス停)

 昨日(4/16)は、秋田県内25市町村ランを行いました。約1カ月前の3/15には、大館駅まで進みましたので、昨日はその続きで北秋田市役所を経て、次回の目的地である上小阿仁村役場方面へ少し進んだ鷹巣中央公園までの24km弱のランです。

 行程表です。

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 次に、ルート図です。

 

 まずは、車をゴール地点の鷹巣中央公園に置きます。

 公園では、観桜会の準備が始まっていましたが、桜はまだつぼみでした。秋田市では桜はとっくに満開となりましたが、やはり内陸部では開花が遅いようです。

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 公園の池のほとりはランニングコースとなっていましたが、よく見ると「トリムランニングコース」とあります。

 どういう意味でしょう?

 「トリムマラソン」と言えば、時計を持たないで走って自分の申告タイムとどれだけ誤差が少ないかを競う競技で、私の所属する秋田一ツ森RCでも毎年実施しているのですが、まさかここでは時計を持たないで走らなければならない、ということではないでしょう。

 気になったので、自宅に戻ってから調べてみました。

 そしたら、このトリムコースというのは、他でもたくさんあるようで、その中の福島県いわき市の21世紀の森公園のホームページにその答えがありました。

 トリムって何?


トリム運動「トリム」は、バランスを保つことを意味するノルウェーの造船用語で、そこから「トリム運動」という言葉が生まれました。トリム運動は、1960年代後半にノルウェーで始まり欧米各所に広まった運動で、心身ともにバランスをとるためにスポーツで健康・体力づくりをしようとするものです。特に具体的な種目というものはなく、楽しみながらスポーツに親しみます。

 

 なるほど。トリムマラソンもこのトリムが由来だとすれば、自己申告タイムより速すぎず遅すぎずにバランスを保って走ることが大事な競技、という意味でしょうか?

 

 さて、スタート地点の大館駅までは、この鷹巣中央公園の最寄駅である鷹ノ巣駅から電車で移動しますので、まず鷹ノ巣駅に向かいます。

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 天気はうす曇りですが、あまり風もなく、旅ラン日和です。遠くには白神山地も見えます。

 鷹巣の商店街では、大規模にアーケード(雁木)が設置されており、雪国ならではの風情があります。

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 だいぶ老朽化していますね。

 

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 鷹ノ巣駅の近くでは、改修が行われたようできれいになっていました。シャッターが下りている商店が多い中で、維持管理費が大変でしょうね。

 

 鷹ノ巣駅に着きました。これから、電車で大館駅へ移動です。

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 大館駅に着いたのはお昼少し前だったので、まずは昼食です。

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 駅前に秋田では有名な駅弁の「鶏めし」を製造している「花善」のレストランがありましたので、入ってみました。

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 注文したのは「鶏めし御膳」で、990円というリーズナブルな値段ながら、とても美味しく満足しました。

 

 昼食後は、すぐそばにある「秋田犬の里」の屋外に設置されている電車の「青ガエル」を見に行きました。

 ここが秋田犬の里です。

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 ただ、先月の大館駅までのランの時にもここを訪れているので、昨日は建物の中には入りませんでした。

 先月にここを訪れた時の記事はこれです。

秋田県内25市町村一筆書きラン(十和田南駅~大館市役所~大館駅) - ある中高年ランナーの悪あが記

 

 ただ、先月訪れた時には「お化粧直し」のため青ガエルは一時的に撤去されていましたので、昨日はそれを見ました。

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 青ガエルは、かつて東急東横線などを走っていた電車で、私も学生時代に何度も乗ったので懐かしかったです。これは、ハチ公像のある渋谷区から大館市に譲渡されたもののようです。

 

 さて、ここから旅ランの始まりです。

 まだ食後あまり時間が経っていないので、最初はキロ8分くらいでゆっくり走り、お腹がこなれてからはキロ6分ほどで走って最初の目的地の「道の駅たかのす」に着きました。ここには、「大太鼓の館」があるので、そこを見学します。

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 入場料430円を支払って中に入ります。

 ここには世界一の大きさとされる綴子(つづれこ)の大太鼓が展示されています。

 さっそく展示室に入ると、目の前に4基の大きな太鼓が現れました。

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 その中でも、中央の2基が特に大きく、左側の方は世界一の大太鼓と表示されています。

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 ただ、よく見ると左側の「世界一の大太鼓」は直径3.71mですが、右側は直径が3.8mとこちらの方が大きくなっています。これはどういうことでしょうか?

 館内を回っていると、そのことについての説明がありました。

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 これを見ると綴子地区は上町と下町に分けられ、それぞれ競うように大きな太鼓を製作するようになって昭和61年に下町が製作した直径3.71mの太鼓が平成元年に世界一大太鼓としてギネスに認定されたようです。

 その後、平成4年に上町は直径3.8mの大太鼓を製作したのですが、「この上ギネス認定まで争わなくても」ということでギネスの認定申請を行わなかったという美談(?)があり、今も直径3.71mの太鼓の方が世界一の大太鼓を名乗っているようです。

 ただ、調べてみると、その後、これを上回る大きさの大太鼓がいくつか作られているようで、山梨県大月市の世界平和太鼓は直径が4.8mもありギネス認定されているそうです。

 それでも、世界一の大太鼓というと圧倒的に綴子の大太鼓が有名で地元でもその称号を使い続けているのは、実はギネスの世界一の認定は、「牛の一枚皮を使った世界一の和太鼓」としての認定(※「両側で打ち鳴らす世界一大きい太鼓」としての認定と書かれている記事もありました。)のようですので、他の大太鼓がそれに該当しないとすれば(※どうかは分かりません。)今でも胸を張って世界一と言えると思います。

 

 さて、ここから次の目的地の北秋田市役所までは、3.5kmほどです。

 途中、道を間違え、少し遠回りしましたが、北秋田市役所に着きました。

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 ここの駐車場には、毎年4月に行われる河田杯マラソン大会の時、車を置かせてもらっています。ただ、昨年と今年は新型コロナ感染症のために残念ながらマラソン大会は中止でした。

 ここからは、次回のスタート地点である舟場バス停を通って鷹巣中央公園に戻るだけです。

 

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 車を置いてある鷹巣中央公園に着きました。だいぶ曇って来ましたが、雨に降られることもなく、ラッキーでした。

 この秋田県内25市町村一筆書きランも今日で14市町村を制覇しました。これからも頑張ります!