今日は、このブログで2020.08.04に公開した「ランニングライフ10大目標」
のうちの「⑤秋田県内25市町村一筆書きラン」の番外編である「旧69市町村ラン」について、書きたいと思います。
秋田県では、2004年から2006年にかけて、いわゆる「平成の大合併」が行われ、それまでの69市町村から現在の25市町村になりました。県内での、その前の合併は1972年の鹿角市新設に遡りますので、私にとっては未だに「69市町村」の響きの方が馴染みが深い気がします。
しかし、この69市町村の中には、もちろん合併により消滅したものもあり、いずれは県民の記憶からも消え去ってしまうかも知れません。
そこで、その前に合併前の市町村のシンボルだったであろう役所庁舎を合併後市町村の現役所庁舎から走って訪れる、というのがこの「旧69市町村ラン」です。
この企画は、まだ始めて間もないので、記憶がしっかりしているうちに、これまでの実施状況を紹介したいと思います。
グーグルマップは素晴らしい!
なお、この企画に限らず、私は、他の「旅ラン」の際にも必ずグーグルマップで作成したコース地図を持参します。
ルートは基本的には最短距離を選びますが、途中に立ち寄りたいスポットがあればそこを経由するとか、あとは安全第一ですので交通量が多そうなのに歩道がないというような道路は極力避けるようにしています。
この時に大いに役に立つのがグーグルマップとそのストリートビューです。
地図だけではなく、その地点地点での風景が確認できるので、ルート選びに非常に役立っています。
グーグルマップでは世界各地の道路をくまなく表示し、また、ストリートビューでは多くの国をカバーして道路からの風景を提供してくれるので、ビジネスとして行っているのでしょうが、無料でそれを利用できることは非常にありがたく思います。これらを立ち上げ運営していくために必要な業務量の膨大さは想像すらできません。(ちなみにウィキペディアによるとストリートビュー撮影車が走った総距離は、2012年にそれまでで800万km、と発表されたとのことですので、現在はもっと増えているでしょう。)
さらに驚いたのは、その正確性・緻密さで、地元の人でも知らないような抜け道も認識してルートを示してくれることです。下のグーグルマップの航空写真をご覧ください。
これは、国道7号から写真の右方向に進むコースですが、この地点では国道7号が立体交差になっているので、写真の右方向には進めません。そこで、写真の左側にある遊歩道のような狭い道に進んでから立体交差の下の道路に出ようとするもので、実際これが最短ルートです。しかし、現場の状況を見てください。このフェンスの端の草木に囲まれた細い通路が国道7号からの入口です。
どうしてこんなコースを知っているのか不思議でなりません。でも、さすがのグーグルも最近になってこの入口が封鎖されたことはまだ把握していないようです。
(2020.8.16追記.本日、この場所の前を通ったところ、この入口にあった通行禁止の看板は撤去され、この写真のような元の状態に戻っていました。おそらく通行可能になったものと思われます。)
秋田市役所~旧雄和町役場~旧河辺町役場ラン
それでは、いよいよ本題の旧69市町村ランに入ります。次は、秋田市でのランの行程表です。実施日は、2020.7.9で天気は曇り時々晴れ、最高気温は26.4度の蒸し暑い日でした。
実際に走ったルートは次のとおりです。
次は、実際のランの様子です。まず、和田駅に車を置いて、秋田駅に向かいます。
秋田市役所到着です。この庁舎は2016年に竣工したものであり、旧庁舎は現庁舎の向かって左側にある駐車場に建っていました。
ここから最短距離のルートで雄物川の堤防のサイクリングロードに向かいます。ただ、地元とは言え、まったく通ったことのない道を選択しましたので、案の定、途中で一時迷ってしまいました。暑いので、途中の自販機で水分補給です。
雄和に入り、サイクリングロードを走っていると見覚えのある鳥居がありました。娘が小さい頃、二人でサイクリングに来て、ここで写真を撮ったのを思い出しました。
ここは、旧雄和町役場です。現在は、秋田市の雄和市民サービスセンターとなっています。この後、旧河辺町役場に向かいます。
旧河辺町役場までの途中はかなりのアップダウンがありました。それまでキロ5分台で走っていましたので疲労している中でこのアップダウンはかなりこたえました。
旧河辺町役場到着です。もう夕方になっていました。現在は、秋田市の河辺市民サービスセンターとなっていますが、なにやら工事中のようです。
車を置いてある和田駅に到着しました。
この日はトータルで30km程走り、観光なども入れなかったことから、「旅ラン」というよりは「ロングジョグ」でした。