ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

久しぶりの30km走(ダメージ有り)

 昨日(9/2)は、本当に久しぶりに30km走を行いました。

 30km以上走ったのは、昨年11月の富士山マラソン(フル)以来で、練習では昨年9月に行った田沢湖2周ラン(40.5km)以来になります。

 こんなにも長い間、長距離走を行っていなかったのは再三このブログでもお話させていただいているとおりハムストリングス付着部炎の影響によるものですが、昨日も少し痛みがありました。

 ただ、10/23開催の盛岡シティマラソンまであと50日程になり、そろそろ重い腰(痛い腰・笑)を上げてそのための練習に取り組むこととしたのです。(その前に9/18に田沢湖ラソンがありますが、こちらはもう時間が無く、完走を諦めています。)

 

 さて、昨日のランのコースです。本当は、スタート・ゴール地点は自宅ですので、この地図とちょっと違いますが、秋田市の中心部の南半分とその近郊を走る30.2kmのコースでした。

 気温は23℃台とこの時期としては涼しく、絶好のコンディションです。ただ、走る前から右臀部等の調子が良くありません

 案の定、走り始めると右臀部(右ハムストリングスの付着部)が痛みます。そのため、速度はキロ6分台にしてなるべく痛まないようにして8kmほど走っていると、少し痛みが薄らいで来ました。

 そこで、その後はキロ5分台の後半までスピードを上げ、上り坂の部分を除けばほぼ最後までそのスピードで走ることが出来ました。

 結果、30.2kmを2:59:59のタイムでしたので、キロ5’58”となります。

 痛みを抱えながらのランとしては、まあまあの結果でしたが、結構頑張った結果がこれですので、目標としているサブ4復帰はまだまだ遠い彼方にあるようです。

 そして、一番気になるのは、当日の夜と翌日(※つまり今日)は、これまでに無いくらい日常生活のちょっとした動きでも右ハムストリングスの付着部が痛むのです。

 まだまだ無理は出来ないのでしょうか?

 

 話は変わりますが、私は昨年から主に厚底シューズを履いています。

 最初に買ったナイキのズームフライ3が気に入ったので、2足目もズームフライ3にしたのですが、この2足目を履いて走った白神ブナの森マラソンでは、激しいアップダウンと私のぬけぬけ病出現による変な走り方のためシューズに無理な力が加わったせいか、アウトソールが擦り減ってミッドソールが一部剥き出しになってしまいました。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 その後は、同じナイキのエアズームライバルフライを履いていますが、これは練習用ですのでレース用として何か探していたところ、ズームフライ4が通販でなんと9,990円で売られているのを見つけました。定価が18,700円ですので、46%OFFです。

 実際に履いてみてはいないのですが、おそらくズームフライ3とそんなには違わないだろうと思い、さっそく購入しました。

 重さは25.5cmで245g程とズームフライ3より10g程重くなっていますが、この程度であれば問題ないでしょう。

 まだ、届いたばかりですので、このシューズで走ってはいませんが、早く臀部の痛み無しにこのシューズでレースを走りたいものです。 

コーちゃんのランニング日誌(2022年8月分)

 私の8月のランニング日誌です。

 ご覧の通り8月も右臀部等の痛みで走行距離が伸びませんでした。特に前半は、短い距離をゆっくり走る練習が主体でしたが、それでも痛みます。

 病名は「ハムストリングス付着部炎」であることは、先月の受診で判明したのですが、私には炎症がこのように長引く理由が分からず、はたして痛みがあるのに走って良いものか迷っていました。

 そこで、インターネットでいろいろ調べていくうちに、私のような長引く痛みには「モヤモヤ血管」というものが原因となっている可能性があることが分かりました。

 そしてその場合、むしろある程度の力学的なストレスを加えることで回復を早めるようですので、これからはリミッターを少しだけ外して、あまり無理をしない程度に練習強度を上げることにしました

chuukounenrunner.hatenablog.com

 

 ということで、夏休みが終わって再開された毎週日曜日のクラブ(※秋田一ツ森RC)の練習会でもこれまでは別メニューだったのですが、みんなと同じメニューをこなすことにしました。

akitahitotumori.hatenadiary.jp

 

 更に、8/25には田沢湖1周(20.5km)のリハビリランを行い、9/18に迫った田沢湖ラソン(フル)に備えて、現在の走力を確認しました。

 当然のことながら、かなり走力は衰えており、ハーフに満たない距離にも拘わらずサブ4のペースに届きませんでした

 大会当日は、フルの完走は諦めてハーフの距離だけはしっかりと走り切りたいと思っています。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 とは言うものの、私は10/23に開催される盛岡シティマラソン(フル)にもエントリーしています

 まあ、サブ4を狙うのは冬以降のレースになりそうですが、この盛岡シティマラソンについては、その足固め(4時間13分程度)としたいと思っていますので、来月(9月)からは走行距離を伸ばし、時々は30km走も行うつもりです。

 そのためにも、このハムストリングス付着部炎が順調に回復することを願っています。

光が見えて来たかも?(田沢湖1周リハビリラン)

 昨日(8/25)は、久しぶりに田沢湖を1周(20.5km)しました

 私は、再三このブログでもお伝えしているとおり、長いこと右臀部等の痛み(ハムストリングス付着部炎)に悩まされており、ここ2カ月ほどはノンストップでは、最長でも10kmしか走っていません。

 ただ、エントリーしている田沢湖ラソン(フル・9/18開催)まであと3週間余りとなってしまいました。

 当然、フルの完走は無理でしょうが、せめてスタートラインに着き、ハーフの距離を走って湖畔に戻ってからリタイアすることを現時点の目標としています。

 ということで、昨日はそのための練習という位置づけでした。

 目標タイムは、2時間切りです。

 私がこの田沢湖を走るのは昨年の9月以来で、その時は2周しました。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 そして、1周だけを走るのは、昨年の6月に行った所属する秋田一ツ森RCの記録会以来で、この時は1:41:00と最近の自分としては良いタイムで走れました。

 ただ、昨年のこれらの時期はまだ故障前でしたが、現在は昨年10月下旬から続くハムストリングス付着部炎の影響による練習不足のため相当、走力が落ちています

 ですので、現時点では2時間以上かかる可能性もあります。

 スタート・ゴール地点は、いつもの田沢湖レストハウス前の湖畔の道路です。

 スタート時の天気は曇りで気温は20℃ちょっとという絶好のコンディションです。

 平日なので人もまばらと思っていたのですが、走っているとジャージ姿の中学生らしき子供をたくさん見かけました。そして、路上には何か所か「中継点」と書かれた立て札がありました。どうやらこれから駅伝が始まるようです。

 

 たつこ像まで来ました。ここで行程の半分ちょっとです。ここまではキロ5分30秒~40秒のペースですのでぎりぎりサブ4のペースです。

 

 沿道には人が多くなって来ました。どうやら駅伝の応援の人たちのようです。その中で走るのは目立ってしまい、気が引けます。警備の婦警さんに「ファイト!」との声援をもらいました。

 でも、駅伝の選手たちに追いつかれると、その後は間違いなく衆人環視の中で走らなくてはなりません。気が気では無かったのですが、何とか追い越されることなくゴールしました。タイムは1:56:38で目標の2時間切りはクリアしましたが、サブ4のペースには僅かに届きませんでした。やはり、相当、走力が落ちているようです。

 

 車の中で着替えをしていると、駅伝の選手が次々と通り過ぎて行きました。応援の人に聞いたところ、この駅伝大会は大曲仙北中学校駅伝とのことでした。つまり、旧大曲市と旧仙北郡の中学校が参加する駅伝のようです。となればやはりある程度の規模になりますね。

 危ない、危ない。あと10分も遅ければ、私もあの中を走らなくてはなりませんでした(笑)。

 

 さて、ランの終了後はお待ちかねの温泉です。

 この日は、以前から気になっていた夏瀬温泉「都わすれ」に行くことにしていました。「都わすれ」は、山奥にある高級旅館ですが、日帰り入浴も出来るということですので、どんなところなのか興味津々です。

 

 「都わすれ」は国道46号線から6kmほどのところにあるようですが、国道を外れるといきなり狭い道です。それでも最初の2kmほどは舗装されているのですが、その先は未舗装でした。

 鬱蒼とした木々の中の道をライトをつけながら慎重に進みます。

 木々の間からは神代ダムが見えました。

 

 「都わすれ」に到着です。

 さすがに高級旅館というような和モダンな感じでフロントで入浴料550円(安い!)を支払って浴場へ向かいます。

 脱衣場も浴室も広くはありませんが、さりげない高級感があります。どうやらすべての客室に露天風呂があるようですので、この浴場が混むことはあまり無いのでしょう。この時も、入浴していたのは私だけでした。

 貸し切りで山奥の温泉を堪能して帰路に着きました。

 こうして久しぶりに充実した一日を過ごしたのですが、何よりもうれしかったのはランニング時にいつも発生する右臀部等の痛みがこの日はほとんど無かったことです。

 実は、この4日前のクラブの練習会での10km走の時も違和感のみで、痛みが出現しませんでした。

 このようなことは、昨年10月下旬の発症以来初めてです。まあ、翌日にはまた少し痛みが出るのですが、少しずつ良くなって来ているのでしょうか?

 このまま順調に回復すれば、9/18の田沢湖ラソンは無理でも、10/23の盛岡シティマラソンではフルを完走できるかもしれません。

 でも決して無理をせず、目標の70歳でのサブ4は冬以降まで持ち越しにせざるを得ないと思っています。

秋田県旧69市町村ランの振り返り

 今日は、2020.7.9から2022.5.10まで計27回に亘って行った旧69市町村ランについて振り返りたいと思います。

 秋田県では、いわゆる平成の大合併が2004年11月から2006年3月にかけて行われ、それまでの69市町村から25市町村に再編されました。

 そして、この旧69市町村ランは、平成の大合併の際に合併には至らなかった10市町村を除く59市町村について、合併後の新市町の市役所・町役場から合併前の旧町村役場の所在地をランで訪れるものです。

 なお、合併に至らなかった10市町村については、秋田県25市町村一筆書きランで訪れていますので、結局、旧69市町村のすべてを訪れたことになります。

 総走行距離は497kmで、その概要は次の表のとおりです。

 また、訪れた旧69市町村の地図です。

 膨大な量になってしまい恐縮ですが、それぞれのランの記録を貼りつけます。

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

 以上、私が訪れた旧69市町村でのランの記録でした。

 次に、その旧69市町村の役所所在地の現状の写真を改めてここでまとめてご紹介します。なお、写真の下には※印でそれぞれの所在地に建っている建物の訪問時点における用途を記載しています。

1.旧秋田市役所所在地(2020-07-09訪問)※現秋田市役所

 

2.旧雄和町役場(2020-07-09訪問)※現秋田市雄和市民サービスセンター

 

3.旧河辺町役場(2020-07-09訪問)※現秋田市河辺市民サービスセンター

 

4.旧本荘市役所(2020-07-23訪問)※現由利本荘市役所

 

5.旧由利町役場跡地(2020-07-23訪問)※空き地

 

6.旧矢島町役場跡地(2020-07-23訪問、2022-07-24撮影)※空き地

 

7.旧鳥海町役場(2020-08-21訪問)※現由利本荘市鳥海総合支所

 

8.旧東由利町役場所在地(2020-08-21訪問)※現由利本荘市東由利総合支所

 

9.旧西目町役場(2020-08-21訪問)※現由利本荘市西目総合支所

 

10.旧大内町役場所在地(2020-08-21訪問)※現由利本荘市大内総合支所

 

11.旧岩城町役場(2020-09-22訪問)※現由利本荘市岩城総合支所

 

12.旧象潟町役場(2020-10-09訪問)※現にかほ市象潟庁舎

 

13.旧金浦町役場(2020-10-09訪問)※現にかほ市金浦庁舎

 

14.旧仁賀保町役場(2020-10-09訪問)※現にかほ市仁賀保庁舎

 

15.旧湯沢市役所所在地(2020-11-12訪問)※現湯沢市役所

 

16.旧稲川町役場(2020-11-12訪問)※現湯沢市稲川総合支所

 

17.旧雄勝町役場所在地(2020-11-12訪問)※現湯沢市雄勝総合支所

 

18.旧皆瀬村役場(2020-11-12訪問)※現湯沢市皆瀬総合支所



19.旧横手市役所(2020-09-29訪問)※現横手市役所

 

20.旧山内村役場所在地(2020-09-29訪問)※現横手市役所山内地域局



21.旧増田町役場(2021-04-12訪問)※現横手市増田地域局

 

22.旧十文字町役場(2021-04-12訪問)※旧横手市十文字地域局

 

23.旧大雄村役場(2021-04-22訪問)※現横手市大雄地域局

 

24.旧大森町役場(2021-04-22訪問)※現横手市大森地域局

 

25.旧平鹿町役場跡地(2021-05-04訪問)※空き地

 

26.旧雄物川町役場(2021-05-04訪問)※旧横手市雄物川地域局

 

27.旧千畑町役場(2021-05-12訪問)※現美郷町役場

 

28.旧六郷町役場(2021-05-12訪問)※旧美郷町中央行政センター

 

29.旧仙南村役場(2021-05-12訪問、2021-09-14撮影)※現秋田県仙南土地改良区

 

30.旧大曲市役所(2021-05-20訪問)※現大仙市役所

 

31.旧南外村役場(2021-05-20訪問)※現大仙市南外支所

 

32.旧神岡町役場(2021-05-20訪問)※現大仙市神岡支所

 

33.旧西仙北町役場(2021-05-26訪問)※現大仙市西仙北支所

 

34.旧協和町役場(2021-05-26訪問)※現大仙市協和支所

 

35.旧仙北町役場(2021-09-10訪問)※現大仙市仙北支所

 

36.旧太田町役場(2021-09-10訪問)※現大仙市太田支所

 

37.旧中仙町役場(2021-09-10撮影)※現大仙市中仙支所

 

38.旧田沢湖町役場(2020-10-31訪問)※現仙北市田沢湖庁舎

 

39.旧西木村役場(2020-11-19訪問)※現仙北市西木庁舎

 

40.旧角館町役場(2020-11-19訪問)※現仙北市角館庁舎(その後、角館庁舎は移転)

 

41.旧大館市役所(2021-09-24訪問)※旧大館市役所(2021年建て替え)

 

42.旧比内町役場(2021-09-24訪問)※現大館市比内総合支所

 

43.旧田代町役場(2021-09-24訪問)※現大館市田代総合支所

 

44.旧鷹巣町役場(2021-08-27訪問)※現北秋田市役所

 

45.旧合川町役場(2021-08-27訪問)※現北秋田市役所合川庁舎

 

46.旧森吉町役場(2021-08-27訪問、2021-09-04撮影)※北秋田市役所森吉庁舎

 

47.旧阿仁町役場(2021-09-04訪問)※現北秋田市役所阿仁庁舎

 

48.旧能代市役所(2021-12-09訪問、2022-04-05撮影)※現能代市役所第一庁舎

 

49.旧二ツ井町役場(2021-12-09訪問)※現能代市役所二ツ井町庁舎

 

50.旧八森町役場跡地(2022-03-29訪問)※空き地

 

51.旧峰浜村役場跡地(2022-04-05訪問)※空き地

 

52.旧八竜町役場(2022-05-05訪問)※現三種町役場

 

53.旧琴丘町役場所在地(2022-05-05訪問)※現三種町琴丘地域拠点センター

 

54.旧山本町役場所在地(2022-05-05訪問)※現三種町学校給食センター

 

55.旧男鹿市役所(2022-05-10訪問)現男鹿市役所

 

56.旧若美町役場(2022-05-10訪問、2022-07-30撮影)※現男鹿市役所若美庁舎

 

57.旧天王町役場所在地(2022-03-25訪問)※現特別養護老人ホーム聚恵苑

 

58.旧飯田川町役場(2022-03-25訪問)※現潟上市飯田川出張所

 

59.旧昭和町役場(2022-03-25訪問)※現昭和こども園

 

60.羽後町役場(2019-04-29訪問)

 

61.東成瀬村役場(2019-09-20訪問)

 

62.鹿角市役所(2020-07-03訪問)

 

63.小坂町役場(2020-07-13訪問)

 

64.上小阿仁村役場(2021-06-09訪問)

 

65.藤里町役場(2021-11-20訪問)

 

66.大潟村役場(2022-04-25訪問)

 

67.井川町役場(2022-07-13訪問)

 

68.八郎潟町役場(2022-07-13訪問)※旧庁舎(2022年新庁舎建設)

 

69.五城目町役場(2022-07-13訪問)

 以上、秋田県の旧69市町村の役所・役場の現状とその周辺の様子についてご紹介させていただきました。
 秋田県での平成の大合併から今年で16年~18年が経過した今、私は合併で消滅した町村の名前すら忘れかけている状態でしたので、こうしてその後の様子を確認出来たことは大いに有意義でした。
 そのような自己満足のブログに長い間お付き合いいただき、感謝申し上げます!

私の右臀部等の痛みは「モヤモヤ血管」のせいかも?

 私が昨年10月下旬から悩まされている右臀部等の痛みは、整形外科受診の結果、ハムストリングス付着部炎」によるものと判明したことは、7/6の次のブログでご報告したとおりです。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 また、それを克服してレースに復帰するための計画も策定しました。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 とはいうものの、私のこの痛みはもう9カ月以上続いており、その間、練習量を極端に減らしたり、全く走らない時期を設けるなどをしても全く症状が軽快しないことに何か釈然としない思いを抱いていました。

 「ハムストリングス付着部炎」ということは「炎症」でしょうが、普通、炎症ってそんなに長く続くものなのでしょうか?

 そこで、インターネットでいろいろ調べていくうちに、私のような長引く痛みには「モヤモヤ血管」というものが原因となっている可能性があることが分かりました。

 さっそく、「モヤモヤ血管」について詳しく記載されている「長引く痛みの原因は、血管が9割」という本を取り寄せて読んでみました。この本です。

 そして、この本の著者である奥野佑次医師が院長を務めるクリニックのホームページでも「モヤモヤ血管」について解説されています。

okuno-y-clinic.com

 では、この本、「長引く痛みの原因は、血管が9割」の内容を私なりの解釈で、特に重要と思われる部分を抜粋するなどしてご説明します。

モヤモヤ血管について

 まず、炎症が起きている時などは「血管内皮増殖因子(VEGF)」という物質が過剰に出ますが、このVEGFは、「血管を新しく作りなさい」という指令を出し、その結果、ぐちゃぐちゃ、モヤモヤした役に立たない血管が出来てしまいます

 つまり炎症のあるところには必ずモヤモヤ血管があるのですが、そのモヤモヤ血管が痛みの原因となります。

 モヤモヤ血管が痛みの原因となることについては、次の3つの理由があります。

①モヤモヤ血管が炎症細胞の供給路(インフラ)になってしまう。

②モヤモヤ血管の周りに神経線維が増えてしまう。

③無駄な血流が増えて、低酸素になってしまう。

 そして、この3つのうちどれかひとつ、あるいはいくつかが重なることで「長引く痛み」が生じてしまいます

 というもので、この3つは、それぞれ重要でしょうが、今日はスペースの関係もありますので、素人考えで私にとって最も重要と思える②について、再び奥野医師の言葉を借りてご説明します

 私たちの体の中の基本ルールのひとつとして、血管と神経が対になって増えるというものがあります。つまり、モヤモヤ血管の周りには神経線維も増えてしまうのです。

 このことから、この血管とともに増えてしまった神経から、痛みの信号が出されているのではないかと考えられ始めています。

 そして、多くの研究者から痛みに関係する神経線維がモヤモヤ血管の周りに存在することが報告されています。

 その中には、テニス肘、アキレス腱炎、ジャンパー膝などスポーツ選手に好発する怪我や(私が三度も発症した)五十肩などもあります。

 ということのようです。身体の中に余計な神経線維が出来てしまったら、痛みを感じるのは当然でしょうから、これは単純明快な理由ですね(私の感想)。

私の今後のランニングについて

 以上のことを踏まえて、今後のランニングについて再考したいと思います。

 まず、「ハムストリングス付着部炎」という病名から、私はまだ炎症が続いていると思っていました。そのため、炎症を悪化させないよう、練習の質と量を出来るだけ抑えていたのです。

 ただ、この本を読んで、現在も続いているこの痛みは初期の炎症によるものではなく、患部にモヤモヤ血管が生じていることによる可能性が大きいと感じています。

 とすれば、練習を抑える必要はありません

 この本の中でも奥野医師は、3か月も4か月も痛いような長引く痛みの場合は、すでに修復は終わっているので、安静にするメリットは無く、逆に安静にすることで痛みの原因となるモヤモヤ血管を作る羽目になります。」と言っています。

 なぜかというと、人間の体にはある程度の力学的なストレスが加わることで血管を減らすような物質を分泌する性質がありじっと安静にしているのは余計な血管を増やし、痛みを長引かせる原因をつくることになると考えられる」からです

 

 よって、痛みがあるのに走るということが必ずしも状態を悪化させることにはならず、もしかすれば回復を早める可能性もありそうです。

 これは私にとって非常に重要なことで、走る時はいつも痛みに耐える苦しさもさることながら、それよりも今走っていることにより状態を悪化させているのではないかという不安の方が大きかったからです。

 そのような不安から解放されて走れるということは、大きな喜びです!

 もちろん、再び炎症を起こしてしまいそうな無理な走りは禁物でしょうから十分に注意します。この10カ月近くほとんどまともな練習をしておらず、完全に初心者レベルのランナーになっていますので、練習もそのつもりで行いたいと思います。

 なお、奥野医師によると、モヤモヤ血管は長い期間にわたり体の中に居座り、1年、2年は当たり前で、中には10年以上の痛みの人でもモヤモヤ血管が原因になっています」とのことです。

 五十肩の痛みもモヤモヤ血管によるものであることは、先ほどもご紹介しましたが、私の3回目の五十肩も痛みが治まるまで1年半掛かりました。

 また、これはモヤモヤ血管と関係があるかどうかは分かりませんが、私の走友も私と同じ部位を痛め、痛みが引くまで3年掛かったとのことでした。

 こうして見ると、残念ながらもうしばらくはこの痛みと付き合わなくてはならないと思われますが、奥野医師のクリニックをはじめ、全国のいくつかの医療機関ではこのモヤモヤ血管に対する効果的な治療を行っているようです。

 それは「運動器カテーテル治療」というもので、カテーテルという細くて柔らかいチューブをターゲットとなる異常な血管に通し、小さな粒子を投与して一時的に血管を詰まらせることにより異常な血管を減少させる治療法です。

 この治療法はハムストリングス付着部炎に対しても有効とのことで、オリンピックにも出場した女子マラソンランナーもハムストリングス付着部炎などにより走ることが出来なくなったためこの運動器カテーテル治療を受け、再び走ることが出来るようになったようです。

 ただ、問題は、この治療法は健康保険の適用外でかなり高額な費用が掛かること、更には、まだ新しい治療法のためこの治療を行っている医院が少なく、私の近隣の県では治療が受けられないなどかなりハードルが高いもののようです。

 まあ、先月「ハムストリングス付着部炎」と診断してくれた医師も、来年には(フル)マラソンのレースにも出られるだろうと言ってくれましたので、来年までは様子を見て、回復の兆しが見えないようであれば、その後にゆっくり対応を考えたいと思います。

秋田県25市町村一筆書きランの振り返り その3(秋田県沿岸北部)

 今日は、秋田県25市町村一筆書きランの振り返りその3(最終回)として秋田県の沿岸北部でのランを振り返ります。

 その1では、秋田市を出発し、沿岸を南下して県南の内陸部に入り、内陸部を北上して内陸部の最も北にある小坂町に行って最寄りの駅である十和田南まで進んだ様子をご紹介しました。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 また、その2では、十和田南駅から大館市北秋田市上小阿仁村藤里町を経由して沿岸部の八峰町までの旅ランの様子をご紹介しました。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 

 そして、今日は、前半として八峰町から能代市三種町大潟村男鹿市を経て潟上市まで、そして後半としては、潟上市から八郎潟町五城目町、井川町を経てゴールの秋田市までの旅ランの様子をご紹介します。

 まずは、その前半の行程の一覧表です。

 そして、そのルート図です。

 そして、前半の行動の記録は次のブログのとおりです。

 2022.4.5は、八峰町役場から能代市役所に向かう途中、旧69市町村ランを兼ねて峰浜村役場の跡地に立ち寄りました。

 16kmほどのランでしたが、ポンポコ山公園での休憩を除いて、平均でキロ5分30秒のスピードで走ることができました。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 

 2022.4.20能代市役所から三種町役場を経て大潟村のサンルーラル大潟までの23km余りのランは、道路を行きかう車におびえながらもところどころに咲く綺麗な桜や菜の花を楽しみながら無事に予定通り終了しました。

 途中、能代市にある「金勇(かねゆう)」という国登録有形文化財となっているかつての料亭を見学しました。 

chuukounenrunner.hatenablog.com

 

 2022.4.25は、サンルーラル大潟から大潟村役場を経て男鹿市役所までの25km余りのランを行いました。

 以前設定していたルートは、サンルーラル大潟から大潟村を横断するように、道路沿いに咲く菜の花と桜で有名な(?)菜の花ロードを通って八郎潟町役場等に行くコースだったのですが、前回のランで大潟村の幹線道路の多くが路側帯が非常に狭く、ランを行うことが危険であることが分かったため、予定していたルートを大幅に変更して、反対側の男鹿市役所に向かったのです。

 ゴール後は、道の駅おが「オガーレ」でのんびりしました。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 

 2022.05.11は、男鹿市役所から船越駅までのランでしたが、旧69市町村ランを兼ねて、若美町役場にも立ち寄りました。

 途中、観光スポットも無かったため、練習の一環として後半はキロ5分台前半で走りました。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 

 続いて、後半の行程一覧表です。

 そして、そのルート図です。

 

 そして、後半の行動の記録は、次のブログのとおりです。

 まず、2022.07.02は、船越駅から潟上市役所を経由して井川さくら駅までのランを行いました。

 予定では、旧八郎潟町役場、旧五城目町役場、旧井川町役場にも行く予定だったのですが、昨年秋から続いている右臀部等の痛みが強くなって来ており、また、途中から気温が上昇してランを継続することが困難になって、当初の予定を変更してショートカットしました。

 帰宅の途中、井川町にある日本国花苑で入浴しました。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 

 2022.07.13は、2022.07.02に行けなかった旧井川町役場、旧八郎潟町役場、旧五城目町役場へのランを行いました。

 相変わらず、右臀部等が痛みましたが、終盤はキロ5分台半ばまでスピードを上げてみました。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 

 2022.07.16は、井川さくら駅から秋田市内の追分駅までのランを行いました。

 車を追分駅に近い県立博物館の駐車場に置いていましたので、ランの終了後は県立博物館を見学しました。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 

 2022.07.20は、この秋田県25市町村一筆書きランの最終回として、追分駅から秋田市役所までのランを行いました。

 途中で、予期せぬ豪雨に見舞われましたが、なんとか無事にゴール出来ました。

 ゴール後は、秋田市ウォーキングマップに紹介されているスポットを巡りながら帰宅しました。chuukounenrunner.hatenablog.com

 

 以上、3年10カ月に亘って行った秋田県25市町村一筆書きランについて、3回に分けてご紹介させていただきました。

 次回は、この秋田県25市町村一筆書きランと並行して行って一足先に終了していた(秋田県)旧69市町村ランについてご紹介したいと思っていますので、よろしければまたご覧ください。

 

秋田県25市町村一筆書きランの振り返り その2(秋田県北部)

 今日は秋田県25市町村一筆書きランの振り返りその2として秋田県の県北部でのランを振り返ります。

 その1では、秋田市を出発し、沿岸を南下して県南の内陸部に入り、内陸部を北上して内陸部の最も北にある小坂町に行って最寄りの駅である十和田南駅まで進んだ様子をご紹介しました。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 そして、今日は十和田南駅から大館市北秋田市上小阿仁村藤里町を経由して沿岸部の八峰町までの旅ランの様子をご紹介します。

 まずは、その行程の一覧表です。

 

 次に、そのルート図です。

 

 そして、それぞれのランの記録は以下のブログのとおりです。

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

chuukounenrunner.hatenablog.com

 

 以上、6つの行程を約1年掛けて走破しました。行程数がやや少ないようにも感じますが、この25市町村一筆書きランと同時並行的に進めている旧69市町村ランも同じ期間に12の行程を走破しており、まあ順調に進行していたと言えるでしょう。

 なお、前回掲載した「25市町村一筆書きランの振り返りその1」では、その時に入浴した温泉のご紹介をしていますが、今回の6つの行程では、一度も温泉入浴をしませんでした。

 代わりにと言っては何ですが、これらの6つの行程のうち、最も印象に残った観光スポットを写真でご紹介します。

 まずは、2021.6.9に訪れた北秋田市伊勢堂岱遺跡です。訪問時には、少し前にユネスコ世界遺産委員会の諮問機関が世界遺産一覧表への記載が適当との勧告がなされたところであり、夏には世界遺産へ登録される見込みとなっていました。(※2021.7.27に「北海道・北東北の縄文遺跡群」として世界文化遺産へ登録されました。)

 

 次は、2021.11.8に訪れた能代市二ツ井町きみまち阪公園です。すばらしい紅葉の景色をご覧ください。

 

 また、その約1か月後の2021.12.9には旧69市町村ランでもここを訪ねていますが、その時の写真がこれです。上の写真と同じアングルで撮ったものです。

 きみまち阪公園(きみまち阪県立自然公園)は非常に広く、なんと599haも公園区域に指定されているそうです。

 この日は時間があったので、公園区域内にある山頂まで行ってみました。

 途中、夫婦岩という二つの大きな岩がありました。この公園は全体的にラブラブな雰囲気で溢れていますね。

 

 山頂に着きました。標高は253.4mのようです。

 以上、きみまち阪公園のご紹介でした。

 次は、2022.3.29に訪れた八峰町にある椿海岸の柱状節理です。

 柱状節理とは、火山から流れ出た溶岩がゆっくりと冷えて固まる際に出来た規則正しい割れ目で、秋田県では、他に秋田市河辺三内筑紫森にあります。

bunka.nii.ac.jp

 筑紫森には、子供がまだ小さい頃一緒に登山しました。

 その時には既に岩脈が国の天然記念物になっており、注意深く見てみたのですが、岩が板状に横に重なっていましたので板状節理なのかなと思っていました。

 ところが上の文化庁のサイトでは、筑紫森岩脈は「横臥柱状節理」となっています。柱状節理も立っているものばかりではないんですね。

 

 あと、柱状節理で有名なのは、近くでは岩手県雫石町玄武洞であり、これも国の天然記念物になっています。

 ここには、坂道走を行うため、昨年(2021年)10月6日に葛根田川沿いに行ったのですが、その際に立ち寄りました。

chuukounenrunner.hatenablog.com

 この玄武洞は平成11年に地震により崩落し、一部景観が失われていますが、写真の中ほどのフェンスの向こうには規則正しい柱状節理が見えます。

 いずれにしろ、八峰町椿海岸の柱状節理はただ遠くから眺めるだけでなく、直接その中に身を置くことが出来ますし、国道101号線から少し入った道のすぐそばにありますので、近くを通られた方は一度ご覧になることをお勧めします。

 

 以上、本日は秋田県25市町村一筆書きランの振り返りその2として秋田県北部でのランをご紹介しました。

 次回は、一筆書きランの最後となる秋田県沿岸北部でのランの様子をご紹介いたしますので、よろしければまたご覧ください。