ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

国見温泉からの駒ヶ岳登山

 昨日(9/27)は、天気予報では好天だったので、かねてから計画していた国見温泉からのムーミン谷を経由しての駒ヶ岳登山に行って来ました。

 最近では、登山計画を立てる時には登山のガイドブックではなく、もっぱら「ヤマレコ」などの登山記録のデータベースを参考にさせてもらっています。

 今回参考にした登山記録はこれです。

www.yamareco.com

 国見温泉側には車が30台ほど置ける駐車場があり、シーズンにはすぐに満車になってしまうそうですが、この日は月曜日なので、ゆっくり行っても満車にはなっていないだろうとたかをくくって10時10分頃に駐車場に到着しました。

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 ところが既に満車です。ただ、来る途中、ここの200mほど手前に駐車スペースがあったのを確認していましたので、そこまで戻り無事駐車出来ました。

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 登山口は国見温泉の森山荘の入口付近にあります。登山道の階段を上ると駒ヶ岳登山の大きな案内版がありました。さて、これから12km弱の山行の開始です。私は20年前に1度だけこの国見温泉の登山口から駒ヶ岳に登ったことがあります。

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 ここから1.5kmほどは尾根までひたすら登ります。

 尾根に着きました。横長根です。この日も走友のY.S.さんと一緒です。

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 尾根に着いてからは、急坂は無く、楽に登れます。田沢湖も見えてきました。

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 紅葉もきれいですが、上の方はガスが掛かっています。快晴であればもっときれいなのでしょう。

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 大焼砂に着きました。冒頭ご紹介した「ヤマレコ」の記事の登山者さんは男岳分岐でまっすぐに大焼砂を進み、男女岳や男岳に登ってからムーミン谷に下りていますが、私は、まずこの男岳分岐を左に下り、ムーミン谷に入ることにします。

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 ムーミン谷です。

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 20年前に訪れた時は、7月でしたのでチングルマが一面に咲いていました。

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 そしてこの後、男岳に登ったのですが、そのルートを覚えていません。なにしろ20年も前のことですので、記憶があやふやになっています。ただ、この写真を見ると今でいうムーミン谷に続く道はあるようですね。

 

 さて、間もなく、かたがり泉水に着きました。浅い池のように見えますが、泉水というからには水が湧いているのでしょうね。

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 そのまま木道を進むと今度は駒池が見えてきました。確かにムーミン谷と呼ばれるのが分かるような景色ですね。

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 この先は男岳に向かうのですが、一般的なコースは男岳の鞍部まで急斜面を一気に登ります。ただ、そのコースは岩場で落石等に注意が必要とのことですので、私はそこを迂回して金十郎尾根の五百羅漢という場所へ上り、そこから男岳に行きたいと思っていました。

 ただ、いくら進んでも五百羅漢との分岐が見つかりません。やむなく急傾斜の岩場を登り、やっとのことで男岳鞍部に着きました。標高差にして百数十メートルはある岩場を一気に登るのですから大変でした。

 でも、家に帰ってから良く調べると、ムーミン谷から五百羅漢に上がるコースは「膝までのヤブ、足元注意」となっている地図がありました。ということは、結果として正解のコースを辿ったということでしょう。

 

 ようやく岩場が終わったと思ったのもつかの間、男岳山頂まではまた岩場です。慎重に歩いて男岳の頂上に到着しました。

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 ここで昼食です。結構ガスっていて見晴らしがあまり良くありませんでしたが、時々、雲の切れ間から田沢湖などが見えました。

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 森吉山も見えました。

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 ここでゆっくりと休憩し、今度は男女岳に向かいます。

 阿弥陀池が近づいて来ました。

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 そして、こちらは整備された階段状の登山道を登って男女岳に着きました。

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 ただ、ガスが一層濃くなり、景色が良く見えません。早々に退散し、帰途に着きます。

 帰りは、横岳経由で大焼砂に行き、その先は来た道を戻ります。

 大焼砂は初夏にはコマクサが群生することで知られていますが、なんと、9月ももうすぐ終わろうとしているこの時期にまだ咲いている花を見つけました。

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 コマクサは、この場所だけでなくほかにも数か所で咲いていました。

 

 大焼砂は一面砂礫で覆われており、砂礫は上るときはザクザクして歩きにくいものですが、下る分には勢いで小走りに進めますので楽です。

 男岳分岐の近くまで来ました。ガスがかかっていて遠くは良く見えないのですが、ムーミン谷への木道が見えます。

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 あとは来た道を戻り、ほぼ予定通り15:20頃登山口近くに置いた駐車場所に着きました。休憩時間を含めて5時間、休憩を除いた山行は4時間半くらいですので、まあまあ速いペースでした。

 

 この後は、国見温泉の森山荘で入浴です。

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 事前に森山荘のホームページで入浴可能時間や入浴料を調べていたので、入浴料として600円を準備していたところ、500円です、と言われました。

 なんでも、来月から600円に値上げするけど、今はまだ500円とのことです。少し得をした気分になりました。

 ここもまた20年ぶりのエメラルドグリーンのお湯につかり、満足してこの日の一日を終えました。

 機会があれば、今度は快晴の時に来てみたいと思う山旅でした。

旧69市町村ラン(大館市・比内町・田代町)

 昨日(9/24)は、旧69市町村ランとして、今は合併後の大館市となっている旧大館市、旧比内町そして旧田代町の役所・役場所在地を訪ねました。

 その行程表です。

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 次にルート図です。

 

 まずは、車で旧田代町役場だった田代総合支所のそばの早口駅まで行き、そこから大館駅にJRで移動します。早口駅です。

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 電車で10分ほどで大館駅に着きました。大館駅は駅舎の老朽化のため建て替えることになっており、工事のため駅前広場は閉鎖されていました。

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 さて、ここから大館市役所に向かいますが、駅を出てすぐに鉄道のレールが敷かれ、遮断機もある場所がありました。

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 「鉄道パーク」という名前のようです。レールは「秋田犬の里」の方に伸びています。ちょっと行ってみましょう。

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 どうやらこの「鉄道パーク」も、一昨年に大館駅前にオープンした「秋田犬の里」の施設のひとつのようです。それにしても駅前にこの「秋田犬の里」のような広大な施設があるというのは珍しいのではないでしょうか?

 

 大館市役所に着きました。

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 桂城公園側から見た大館市役所です。前回大館市役所を訪れたのは今年の3月ですが、その時は建物は完成していたものの、まだ業務は行っていませんでした。

秋田県内25市町村一筆書きラン(十和田南駅~大館市役所~大館駅) - ある中高年ランナーの悪あが記

 この日は、既に業務を開始しており、旧庁舎では解体工事(?)が行われていました。

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 この後、旧比内町役場だった比内総合支所に向かいました。私は4日前に自主練習田沢湖を2周する40km強をフルマラソンのレースペースで走っていますので、この日は無理をしないでキロ6分台の前半で走ることにします。

 

 比内総合支所に着きました。

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 立派な建物です。そして比較的新しく見えます。ただ、この建物は平成9年に比内町役場の庁舎として竣工しているようです。

 実は、私は最近、平成の大合併前の市町村役場の写真やメモを載せている記事を見つけ、参考にさせてもらっています。次のようなものです。

http://kikuningyo.stars.ne.jp/yakuba/yakuba_akita_1999.html

 どうやらこれは行政的な資料ではなくて、どなたか個人の方が合併前の69市町村役所を訪ねて、その記録を残しているもののようです。同好の士がいらしたのですね。

 

 さて、その後は近くの「道の駅ひない」で給水とトイレ休憩をしてから次の目的地である旧田代町役場に向かいます。

 ここから旧田代町役場までは15km以上あります。当初はキロ6分台の前半で走るつもりでしたが、ここからはしばらく真っすぐで道に迷うこともないので少しスピードを上げ、キロ5分台後半で走ることにします。

 

 新真中橋から見た米代川です。ここまで11kmほどをノンストップで走り、少し疲れが出て来ました。

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 この後、橋を渡ってからグーグルマップで最短距離として示された川沿いの狭い道に入ります。ただ、一般道に出るためには途中で右折しなくてはなりません。右折する道はあったのですが、そこは舗装されていない農作業用の道のようでしたので、これではないだろうと思ってそこでは右折せずにそのまま川沿いの細い舗装道路を走りました。ただ、いくら進んでも右折する道路は現れないばかりか、舗装道路も途切れ、こちらも農作業用の道のようになりました。これはおかしいと思い、引き返して最初にあった右折する道に入りなんとか一般道に出ることが出来ました。グーグルマップは凄すぎて、時々、思いもよらない道までもルートで示してくれるので、逆に注意が必要です。まさに「急がば回れ」ですね。

 

 さて、そうこうしてようやく旧田代町役場だった田代総合支所に着きました。

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 田代総合支所のすぐ裏が米代川になっています。ちょっと行ってみました。

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 対岸には河川敷公園があり、そこに架かるこの橋は1970年10月建造と書かれていました。

 橋から見た米代川です。太陽の光を反射し、米代川が輝いて見えます。

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 ここから車を置いてある早口駅までは300m弱です。

 早口駅からは車で温泉に向かいます。

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 車で5分ほどで「たしろ温泉ユラップ」に着きました。

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 入浴料360円を支払って入浴です。浴場は広く、何種類もの浴槽があって、これで360円とは破格の安さです。そのためか、平日にもかかわらず多くのお客さんで賑わっていました。

 のんびりと温泉に入って車で帰宅というところまでは予定通りだったのですが、帰宅途中で道の駅に寄って車から降りる時に突然左足のヒラメ筋の下部辺りが軽くつってしまいました。つりの痛みはすぐに治まったのですが、少し筋繊維が損傷したような(?)痛みが残りました。

 少し休養し、万全な体調に戻したいと思います。

2021オータムランニング(ふるさと温泉ユアシスラン)のお知らせ

 秋田一ツ森RCでは、以下のとおり2021オータムランニングを実施します。会員以外の方の参加も大歓迎ですので、ぜひご参加ください。なお、体力に応じて距離の違う2つのコースを設定しています。

日程:2021.10.10(日)※雨天中止

行程表

1班(14.2kmコース)

9:00 秋田駅中央改札口集合

912 秋田駅

     | 奥羽本線・湯沢行 ※590

946 峰吉川

9:50 峰吉川駅出発 ・・・ 11:30 ふるさと温泉ユアシス到着(14.2km)

11:40~12:30 ユアシスで入浴 ※367円 

12:30~14:00 ユアシスのレストランで昼食・小宴会

14:10 ユアシスを出発。

1424 ふるさと温泉前

      | 秋田市マイタウンバス南部線 

1513 イオンモール秋田 

1517 イオンモール秋田

      | 秋田中央交通広面御所野線・秋田駅東口行 

15:49 秋田駅東口

コース図

 

2班(5.2kmコース)

8:50 秋田駅中央改札口集合

900 秋田駅西口

      | 仁井田御所野線 

932 イオンモール秋田

945 イオンモール秋田

      | 秋田市マイタウンバス南部線 

1023 高尾温泉前

10:25 高尾温泉を出発 ・・・ 11:10 ふるさと温泉ユアシス到着(5.2km)

以下第1班と同じ 

コース図

 

注意事項

マスク、タオル、着替えを必ず持参してください。また、高齢者コインバス資格証明書をお持ちの方はご持参ください。

②参加希望の方は10/8(金)までに第1班、第2班の別を含め、秋田一ツ森RCの担当者(ptfjc052@yahoo.co.jp)へ連絡をお願いします。もし、中止となった場合には担当者から連絡します。

 

ちなみに、これまでの同様の企画の様子です。

chuukounenrunner.hatenablog.com

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田沢湖2周ラン

 昨日(9/19)は、本来なら田沢湖ラソンの開催日で、今回は私の宿願である「サブ4」100回達成に挑む日でもありました。

 しかし、残念ながら新型コロナ感染症の影響で田沢湖ラソンは昨年に引き続き中止となってしまいました。

 そこで、せめて同じ日の同じ時刻に田沢湖を走ろうと思い、走友のY.S.さんとともに田沢湖に向かいました。

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 田沢湖畔・春山の駐車場に着きました。まだあまり車は止まっていません。

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 田沢湖です。快晴で波も穏やかです。

 

 田沢湖ラソンのスタート時刻の9時30分にスタートしました。私は田沢湖を2周します。2周すると41km弱ですので、フルマラソンに近い距離になります。

 私はこれまでも練習で田沢湖2周を4回行っており、2年前の10月には4:11'01”、3年前の10月には3:53’30”、15年前の9月には3:47’10”、17年前の10月には3:35’38”で走っています。この日の目標は3時間50分切りとしました。このタイムだとフルに換算してもサブ4になりますので。なお、同行のY.S.さんは別メニューです。

 

 スタートして、まもなく知り合いのランナーさんたちが私を追い抜いて行きました。この人たちはもっと早くスタートしてフルマラソンのコースを走っているようです。あっという間に姿が見えなくなりました。

 私はと言えば、最初の1周は1時間50分、2周目は2時間で走ることとし、峠越えでのロスを考えて1周目はキロ5分15秒から20秒程度で走る予定でしたが、いい感じです。1周目は1時間48分台と予定より若干速く走れました。

 2周目はキロ5分台の後半で走ることにしていましたが、30km地点まではまだ余裕があり、それほどタイムが落ちません。ただ、30kmを過ぎるとだんだん足が進まなくなって来ました。これまでの練習はせいぜい30kmちょっとでしたので、当然そうなるでしょう。それでもその後も上り坂の区間を除いてキロ5分台で走り、2周目は1時間55分台、合計で40.77kmを3:44’29”で走ることが出来ました。

 1kmごとのラップは次のとおりです。

 

 走り終えて駐車場に戻ると、もう満車状態になっていました。3連休で天気も良いからでしょう。コロナ前のにぎわいを取り戻した感じです。

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 駐車場のすぐそばの田沢湖レストハウスでY.S.さんとともに昼食です。

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 レストランからは田沢湖が良く見えます。

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 まるで額縁の絵のようですね。

 

 この後、水沢温泉郷の露天風呂水沢温泉に行って入浴です。

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 入浴料600円を支払って入浴です。ここは露天風呂を売りにしていることもあって、露天風呂は広々としていて若干ですが田沢湖も見える素晴らしい温泉です。ただ、露天風呂は2つあるのですが、そのうちのひとつは熱めの風呂となっており、それが熱すぎて誰も入ることが出来ません。せっかくあるのにもったいない気もするのですが、中には熱いお湯が好きな人もいるのでしょう。

 

 こうして、田沢湖ラソンが開催されるはずだった日の一日が終わりました。

 大町アルプスマラソンまであと4週間。これからも無理をしない範囲内で練習を続けて行きたいと思っています。

仙秋サンライン3時間坂道走をしてみました

 私がエントリーしている大町アルプスマラソンまで約1か月となりました。

 大町アルプスマラソンは高低差の大きい大会として知られており、8km地点から21km地点までの13kmで標高差217mをダラダラ上るようです。また、28km地点から34km地点までの6kmでも標高差142mの上りがあります。

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 そこでその坂道対策として、県内でそのくらいの距離でそのくらいの標高差があるコースがないものか探したのですが、なかなか見つかりません。一気に上ってあとは平坦というのではなく、ほぼ均等な傾斜で上るというコースは意外にないものですね。

 ようやく見つけたのが湯沢市の秋の宮温泉郷辺りと宮城県境にある鬼首トンネルの入り口までの仙秋サンライン(国道108号線)を走るコースです。

 実際に昨日走ったコースをご紹介します。

 まず、川原の湯っこの駐車場に車を置きました。

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 ここからスタートし、600mほどで仙秋サンラインに出ます。

 この日の計画は、最初は15分間仙秋サンラインを湯沢市中心部方向に走って(※下り)から折り返し、65分間宮城県方向に走って(※上り)からまた折り返し、30分間下り、さらにまた折り返して25分間上り、最後に折り返してから45分程度下ってスタート地点の川原の湯っこ駐車場に戻るという3時間走です。

 走友のY.S.さんも一緒に大町アルプスマラソンに出ますので、この日も一緒に練習しました。

 

 スタートしてから15分経過しましたので、まず、最初の折り返しです。

 

 そして今度は上りです。予定では65分走ってまた折り返すことにしていましたが59分ほどで鬼首トンネルに着いてしまいました。鬼首トンネルは長さが3.5kmもあるようですので、中には入らずにここで折り返します。この間、第1折り返し点からは10.2kmで標高差は226mありますので、大町アルプスマラソンによく似たコースだと思います。

 

 さてここからは下りです。予定では、30分下ることにしていましたが、第2折り返しが予定より早かったので、31分下って3回目の折り返しを行いました。下りはキロ5分ちょっとで快適に走れました。

 

 第3折り返しから700mほど走り、このコース上で唯一自販機がある宝寿温泉で給水です。1分ほど時計を止めて、また走り出しました。

 2回目の上りは疲れも出て来てキロ6分台に落ちました。

 第3折り返しから25分走って折り返しの予定でしたが、第2折り返しで5分ほど早く折り返したのでその分を調整し、30分走ってカモシカ橋で最後の折り返しです。

 

 2度目の下りも5分台前半で走りましたが、少し疲れが出て来ました。レースペースあるいはそれに近いスピードで走るのは3か月ぶりですものね。

 ゴールが近くなって来ましたが、予定の3時間よりは早く着きそうです。時間調整のため最後はクールダウンを兼ねてゆっくり走りましたが、それでも2時間55分台で着いてしまいました。ちなみに走行距離は30.9kmでした。

 詳しい結果表です。

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 平均するとキロ5分40秒くらいですので大町アルプスマラソンでのサブ4は微妙ですね。まあ、これからの練習次第でしょう。

 

 さて、ゴール後は川原の湯っこに行ってみました。

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 文字どおり川原から温泉が出ていますが、深さは無いのでせいぜい足湯くらいでしょう。

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 ただ、どこの場所も熱過ぎたりぬる過ぎたりで結局足湯も出来ませんでした。

 

 このあと近くのレトロな食堂で昼食を済ませてから、川原毛地獄の見物に向かいました。

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 この川原毛地獄は、恐山、立山と並び日本三大霊場であると看板には書かれています。まあ、三大霊場については、諸説あるようですが、この川原毛地獄もこの下の川原毛の大湯滝などを含めると非常にダイナミックでインパクトの強い観光名所と言っていいと思います。

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 ただ残念なことに有毒ガスの噴出により現在は遊歩道の一部が通行止めになっています。

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 私の後ろに見える看板から先が通行止めです。

 

 この後、麓にある泥湯温泉の小椋旅館で入浴しました。

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 この小椋旅館には、今から33年前にまだ小学校の低学年だった息子と甥っ子との3人で栗駒山に登った時に宿泊しました。建物も当時と同じで懐かしかったです。

 この日は、めったに出来ない30km坂道走を行い、初めての川原の湯っこ見物と久しぶりの川原毛地獄、そして泥湯温泉での入浴と充実した1日を過ごすことが出来ました。あとは、大町アルプスマラソンが無事開催されることを祈るのみです。

 

旧69市町村ラン(仙北町・太田町・中仙町)

 昨日(9/10)は、旧69市町村ランとして、現在は大仙市となっている旧仙北町、旧太田町、旧中仙町の町役場所在地を訪ねました。

 まずは行程表です。

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 次にルート図です。

 

 車はゴール地点である羽後長野駅に置きました。電車に乗って大仙市役所の最寄り駅である大曲駅まで移動します。

 電車が来ました。

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 大曲駅に到着です。ここから大仙市役所までは1.6kmほどです。

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 大仙市役所に着きました。天気が良く、気温・湿度ともに高いようで、これから更に暑くなりそうです。

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 最初の目的地である仙北支所に着きました。仙北支所は旧仙北町役場です。旧大曲市役所である大仙市役所から3kmちょっとしか離れていないので隣町とはいえ、すぐそばだったんですね。

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 この後、コンビニのイートインで昼食を済ませてから払田柵跡に立ち寄りました。まず、東北三大地主と言われる池田家の払田分家の庭園に行ってみました。ここは本家の庭園とともに国の名勝に指定されているとのことです。

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 この庭園は、春のツツジや紅葉の名所のようですが、時期が違うので誰も見物客はいませんでした。

 

 続いて、近くにある払田柵跡に行ってみました。払田柵は、平安時代に政府が東北支配のために設けた城柵(役所と軍事の機能を備えた施設)であり、国指定史跡になっています。

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 払田柵跡は史跡公園にもなっており、広大な芝生広場があります。

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 まるでゴルフ場みたいですね。(行ったことはないけど・・・笑)

 日陰にいるととても気持ちが良いので、のんびりと休憩しました。

 以前、うちの庭に生えてきたので駆除した毒草のヨウシュヤマゴボウも紫色の実を付けていました。駆除しないでそのままにしておけば、今頃はこうなっていたのでしょう。

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 その後は、これも近くにある秋田県埋蔵文化財センターに行ってみました。

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 このセンターでは、秋田県埋蔵文化財の調査、研究、出土品の整理及び貯蔵を行っており、払田柵だけではなく、県内の遺跡から出土された文化財の展示が行われています。

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 よく写真やポスターなどで見る遮光器土偶もありました。

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 さて、これからいよいよこの日の本格的なランです。日差しもだいぶ強くなってきました。

 奥羽山脈が良く見えます。稲穂も黄金色に輝き、もうすぐ稲刈りが出来そうですね。

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 ようやく太田支所に着きました。この建物も以前は町役場でした。 

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 そして、この日の最後の目的地である中仙支所に着きました。ここも町役場でした。

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 中仙町は「ドンパン節」発祥の地として知られていますが、支所の敷地内にはドンパン節の元唄を作った円満造(えまぞう)さんの銅像と元唄である円満造甚句の歌詞の石碑がありました。

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 これでこの日の目的地の訪問はすべて終了です。後は、車を置いてある羽後長野駅に戻るだけです。

 そして、羽後長野駅に着きました。

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 この日は合計で27km以上走ったことになり、気温は28度くらいまで上がったことから、結構疲れました。

 自宅へ帰る途中、角館の「花葉館」で入浴し、疲れを癒しました。

 

 この日で秋田県旧69市町村ランは、44の旧市町村役場の所在地を訪ねたことになります。次の地図の黄色で塗りつぶしたところが訪問済みです。

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 この旧69市町村ランは、平成の大合併で合併した市町村について、合併後の市町役所から合併前の旧町村役場所在地までランで訪れようとするものですので、平成の大合併では合併を行わなかった10の市町村は対象外です。(この10の市町村については、同時並行的に進めている「秋田県25市町村一筆書きラン」で訪問します。)

 ですので、旧69市町村ランでは、残すところ15市町村となりました。頑張れば年内にも完了可能でしょうが、楽しみは取っておいて、ゆっくりと旅ランを続けたいと思っています。

 

七座山でのトレイルラン

 昨日(9/7)は、能代市二ツ井にある七座山(ななくらさん)へ行き、トレイルランを行いました。

 七座山は、米代川を挟んできみまち阪の対岸にある七つの山の総称ですが、最高峰の権現座(ごんげんくら)でも標高は287.4mであり低山が連なっています。詳しくは、能代市が紹介している七座山のコースマップをご覧ください。

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 いくつかある登山口のうち、一番メインの登山口にある駐車場に着きました。

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 最初にまず最高峰である権現座を目指します。

 実は、私はこの七座山に来るのは30数年ぶりです。その時はまだ道標などがあまり整備されてなく、途中で道が分からなくなって引き返しました。

 今は、案内板や道標がきちんと整備されており、登山道も手入れが行き届いており快適に歩けます。

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 間もなくコンクリート製の祠に着きました。これは山神様(さんじんさま)と言って山仕事の安全守護の神様とのことです。

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 登山道は、基本的に土で覆われており、石などは少なくてトレイルランに向いています。ただ、登山道の脇に大きな岩もあって、変化もあります。

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 法華の岩屋に着きました。このハチの巣状の窪みはどのようにして出来たのか不思議です。

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 この後、ものすごい急坂の上りがありました。上り終えてからは、比較的平坦な場所も多くなり、またトレイルランです。この日も走友のY.S.さんが一緒です。

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 スタートしてから50分弱で最高峰の権現座に着きました。

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 登山道の脇にはいろいろなキノコが生えていました。特にこれはユニークですね。傘に網目が入っており、大きさからもまるでメロンパンみたいです。初めて見ました!

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 烏帽子座(えぼしくら)を経て展望台のある箕座(みのくら)に着きました。

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 展望台からの景色です。

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 西の方向です。遠くには日本海も見えます。

 また、下は東の方向です。眼下には米代川が良く見えます。

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 ここまで、スタートから65分ほどでした。展望台には太陽が降り注ぎ、爽やかな風も吹いて快適です。昼食を摂り、ゆっくり休んでから出発しました。

 

 この後、芝座(しばくら)、三本杉座(さんぼんすぎくら)、大座(おおくら)を経て松座(まつくら)に到着しました。これで7つの山頂を制覇したことになります。ここまでスタートしてから2時間15分ほどでした。

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 7つの山とも標高は低いのですが、短い距離の中に7つの山頂があるので、アップダウンの繰り返しです。

 ちなみに上り坂はこんな感じです。

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 また、下り坂はこんな感じです。写真ではよく分からないと思いますが、一気に駆け下るのは危ないような急坂もありました。

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 松座からは縦走路をそのまま進み北側の登山口に下りました。

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 ここからは駐車場まで2kmほど車道を走ります。この車道はきみまち二ツ井ラソンのコースとなっています。きみまち二ツ井ラソンに最後に出たのは9年前ですので懐かしかったです。

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 米代川も空の青さを映してきれいです。

 

 駐車場に着きました。ここまで距離にして7.4km、所要時間は休憩時間を除くと2時間弱(※休憩時間を含み2時間45分)でした。

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 この後、道の駅ふたついのそばにある「壱ノ座」という宿泊施設で入浴しました。日帰り入浴も可能なので400円を支払い入浴しましたが、温泉施設ではよくある温泉分析書が掲示されていません。そういえば、ホームページにも温泉という文言は無く、お風呂となっていますので、温泉ではないのかもしれません。

 それはともかく、清潔で気持ちよく入浴出来ました。

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 この後、道の駅ふたついに立ち寄りました。展望デッキからはこの日に登った七座山が良く見えますので、写真を撮りました。

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 この日は天気が良く、気温もやや涼しくて走るのには絶好の天候でした。これからは、走りやすい日が増えてくると思いますので、楽しみです。