ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

2021サマーランニング(和田駅~岩見温泉ラン)のお知らせ

 秋田一ツ森RCでは、以下のとおり2021サマーランニングを実施します。会員以外の方の参加も大歓迎ですので、ぜひご参加ください。

日程:2021.7.25(日)※雨天又は新型コロナ感染症の拡大状況によっては、8.1(日)に延期

行程表

10:00 秋田駅中央改札口集合

10:16 秋田駅

     | JR奥羽本線・新庄行 ※240円

10:29 和田駅

10:40 和田駅出発

12:00 岩見温泉到着 ※入浴料400円

12:00~12:50 入浴、着替え

12:50~14:00 昼食 ※温泉内食堂で。アルコール可。 

14:20 岩見温泉出発。

14:25 岩見三内バス停到着。※徒歩150m

14:33 秋田中央交通・岩見三内バス停出発

     ※740円(コインバス資格証明書があれば100円)

15:20 秋田中央交通秋田駅西口

走行ルート

 

注意事項

マスク、タオル、着替えを必ず持参してください。

②参加希望の方は7/23(金)までに秋田一ツ森RCの担当者(ptfjc052@yahoo.co.jp)

 へ連絡をお願いします。もし、中止となった場合には担当者から連絡します。

 

ちなみに、これまでの同様の企画の様子です。

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 では、ご連絡お待ちしています!

秋田市とその周辺のお勧めランニングコース7(道の駅おおうち~あじさいロード)

 秋田市は、梅雨の真っただ中で毎日じめじめした日が続きます。そんな中でも昨日(7/6)は、天気予報では雨の確率が少なかったので由利本荘市の折渡峠付近のあじさいロードで坂道走を行いました。

 実は、このあじさいロードは、昨年の8/31に旧69市町村ランの一環として由利本荘市役所から折渡駅まで走った時に通っており、その時はもうアジサイの花は終わっていましたので、花が咲いている時にもう一度来たいと思っていました。

 その時の記事です。

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 そして昨日は、道の駅おおうちから折渡峠を通り、坂を下り終わった場所から引き返して道の駅に戻るという約10kmのコースとしました。

 そのコース図です。

  折渡峠までの標高差は120m以上ありますので、結構な坂道です。

 

 まず、自宅から車で道の駅おおうちへ行き、ここからスタートです。

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 しかし、200数十m進んだところで、車の中にスマホを忘れたことに気が付いて、取りに戻りました。早く気が付いて良かった!

 

 気を取り直して、もう一度スタートして間もなくで温度計がありました。22度と今の時期にしては、やや低い気温です。ただ、湿度が高いためか、走るとすぐに汗が出て来ました。

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 諏訪神社のあたりから上り坂が始まります。

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 道路わきにアジサイが咲いています。この辺からあじさいロードになるのでしょうか?なんでも2kmくらい続くそうです。

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 坂を2kmほど上ると千体地蔵があります。その説明板です。

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 この説明板によると、千体地蔵は、中国福建省で作られ、平成元年からの2年間でこの山に建てられたとのことです。

 そして、先日の新聞記事によると、地蔵は全部で1012体あり、それぞれの地蔵を識別するタイル製のプレートの取り換え作業が進められている、とのことでした。

 

 階段を上って、少しだけ千体地蔵を見てみました。

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 やはりプレートが新調されていますね。

 

 この千体地蔵は、千体もあるだけにこの山の上までずっと続いています。

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 このような急峻な場所にあるのですが、道路脇には「平成の霊石」という大きな石が祀られていました。

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 そして、この説明板によると、この33トンもある巨石は、平成5年に80mの山頂から参道の入口まで落ちてきたものとのことです。恐ろしいですね。

 つい最近、静岡県熱海市では、大規模な土砂崩れにより甚大な被害が発生しました。現在も懸命な救助活動が行われていますが、亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに被害を受けられた方には心からお見舞い申し上げます。

 

 千体地蔵を過ぎると間もなく折渡峠です。その手前でアジサイの植樹は終わっているようです。

 また、この辺はカーブが多いのですが、ところどころ、道路の真ん中にポールが設置されています。

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 たぶん、これは車がセンターラインをはみ出さないように、ということで設置したものと思われますが、ただでさえ狭い道路のセンターラインにポールがあると、どうしても車はランナーや自転車を追い越す場合、ぎりぎりのところを通らなくてはなりませんので、非常に危険です。

 もし、このコースを走るとしたら、特にポールのある場所では十分に車に注意しましょう!

 

 さて、坂道が終わるT字路に着きました。ここからは来た道を引き返します。

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 再び、千体地蔵の場所に戻りました。ここで、あじさいロードの看板を入れてアジサイを写します。

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 まだ、花の盛りには少し早かったようですね。

 ここのアジサイは見事に咲いていました。

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 この後は、坂道を下るだけです。キロ5分程度で快調に走っていると、100mほど先に男性ランナーの姿が見えました。比較的ゆっくり走っていたので、アジサイを見物しながら走っているのかなと思っていたのですが、突然、そのランナーの姿が見えなくなりました。ここは一本道なのでどこへ消えたのか不思議です。

 また、午後4時だったのですが、鐘の音が聞こえました。どこかのお寺の時鐘かなと思いましたが、家に帰って調べてみても、近くのお寺で時鐘があるところは見つけられませんでした。

 なんか、この辺はミステリアスゾーンです。

 

 そして、道の駅おおうちに着きました。

 後は車で帰るだけですが、道の駅に隣接する総合ターミナル「ぽぽろっこ」にお風呂セットを持って入っていく人を見かけました。でも、外観からは温泉施設があるようには見えません。これも家へ帰ってから調べたところ、ぽぽろっこには温泉大浴場があり、450円で入浴できるようです。そうと知っていれば、私もその準備をして入浴したかったです。

 

 ということで、この標高差120mを2回繰り返す10kmコースは、坂道の多い大会の練習にはうってつけであり、終了後には温泉で汗を流すこともできますので、そのような方にはお勧めです!

秋の大会参加予定(大町アルプスマラソン、富士山マラソン)

 昨年から猛威を振るっている新型コロナ感染症ですが、まだまだ終息の気配が見えません。

 ただ、対策の切り札ともいえるワクチン接種ですが、遅まきながらも高齢者への接種は関係者のご努力により順調に(?)進んでいるようです。

 私も6/30に1回目の接種を受け、7/21には2回目を受ける予定ですので8月中旬には十分な抗体が出来ていることでしょう。

 そのようなことで、秋には東北地方から出てまた各地のマラソン大会に出場することとしました。

 現時点でエントリーが完了しているのは、まず、10/17(日)に長野県大町市で行われる大町アルプスマラソン(フル)です。

 私には次のようにマラソンに関する目標があります。

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 そして、この大町アルプスマラソンは、②のサブ4、100回達成が掛かっています。
(※9/19に予定されている田沢湖ラソンについては、先日の新聞報道では、開催の可否が7/2の実行委員会で決定されるとのことであり、どうやら20kmの部だけの開催の方向で検討されるようです。)

2021.7.2追記:このブログのアップの5時間後に田沢湖ラソンの全面中止の報道がありました。

 また、この大町アルプスマラソンは、⑥の東日本都道県フルマラソン参加の最後の1県である長野県で開催されることから、うまくいくと一気に二つの目標が達成できることになります。

 ただ、そのネックは、200m以上にも及ぶ高低差です。

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 それを克服するため、秋になったら高低差の大きいロングコースでの練習を何回か行いたいと思っています。

 

 さて、次は11/28(日)に行われる富士山マラソン(フル)です。

 例年、1万人以上の規模で行われる大会ですが、昨年は新型コロナ感染症の影響で中止、今年は5,000人の定員となっています。そして、今年は6/30にHPを立ち上げ、いきなり7/1からエントリー開始という奇襲作戦でした。幸い私は偶然にも6/30にそのHPを目にしていたので7/1のエントリーに間に合ったのですが、気づいている人があまり多くなかったのか、インターネットに繋がりにくいということもなく、スムーズにエントリーできました。

 富士山マラソンのコースは、山梨県の河口湖と西湖の湖畔を走るもので、運が良ければきれいな富士山と紅葉を見ることができるはずです。

 実は、河口湖で行われるマラソンとしては、5年前の6月に河口湖畔フルマラソンという小さな大会に出たことがあります。

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 この時は、暑さと観光気分のため非常に遅いタイムになってしまいましたが、今度は寒いくらいの気候でしょうから真剣に走るつもりです。

 ただ、この富士山マラソンもかなりきつい坂があるようです。

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 やはり坂道対策の練習が必要ですね。

 

 あとは今のところエントリーしている大会はありません。というか、参加の検討対象となる大会は皆中止か開催未定となっています。

 先ほど触れた9/19(日)の田沢湖ラソンはまだ開催が決定していませんが、もし20kmだけでも開催されるようであれば、ぜひそれに参加したいと思っています。もし、申し込みのクリック合戦に敗れれば、これは開催が決定している翌週のよこてシティハーフマラソンへの参加になるでしょう。

2021.7.2追記:よこてシティハーフマラソンへエントリーしました。

 あとは、10/17(日)の大町アルプスマラソンの1週間前に秋田国際ファミリーマラソンか潟上健康マラソンが開催されるようであればそれに参加して、11月からはそもそも秋田県内ではほとんど大会が無いのですが、唯一、11/3(祝)に開催される太平山まんたらめの里マラソンが開催されるのであれば、これも参加したいと考えています。

 こうしてみると今年も出場するレース数は例年の3分の1程度になってしまいそうですね。

 来年こそは新型コロナ感染症が終息し、以前のように全国各地でマラソン大会が開催されることを期待しています。

コーちゃんのランニング日誌(2021年6月分)

 私の6月のランニング日誌です。

 

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 まず、月初めからいきなり休養です。

 これは、5/30に行った男鹿三山トレイルランの影響により右大転子付近の痛み(大転子滑液包炎?)が再発したため大事をとったものです。

 三日間の完全休養後に10kmほど走ってみたところ、ほとんど問題なく走れましたので6/6(日)には、所属する秋田一ツ森RC主催の田沢湖一周記録会に出場しました。

 爽やかな風を感じながら他チームのランナーの皆さんと楽しく走ることが出来ました。

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 そして、昨年の同時期に行った同じコースでの記録会よりも3分以上早いタイムになったのには驚きました。まあ、昨年はかなり暑かったのでその違いもあるでしょうが、もしかして厚底シューズの効果かもしれません。(笑)

 

 次に6/9(水)は、秋田県25市町村一筆書きランとして、前回走ったコース上にある鷹巣の舟場バス停から上小阿仁役場までの旅ランを行いました。途中、ユネスコ世界文化遺産への登録が目前となっている伊勢堂岱遺跡などの見学をしました。

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 次に6/12(土)は、雄物川沿いのサイクリングコースで31.7kmを現在想定しているマラソンペースのキロ5分20秒で走るペース走を行いました。

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 ただ、翌6/13(日)は、前日の疲れがあり、クラブの練習会ではスピードが出せずに途中でリタイアしました。無理をして故障でもしたら元も子もありませんから。

 

 疲労が回復した6/16(水)には秋田市日帰り温泉ランとして岩見三内にあるユフォーレと岩見温泉へのランを行いました。帰りは予約制のバスを初めて利用するという貴重な(?)体験をしました。

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 6/20(日)のクラブの練習会では、疲れもありませんでしたので、いつものコースでこの1~2年ではセカンドベストのタイムで走りました。

 

 次に6/21(月)には秋田市日帰り温泉ランとして最後に残っていた近所の桜温泉へのランを行いました。

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 次に6/22(火)には秋田市の歴史公園を訪ねるランとして高清水公園千秋公園を訪れました。新たな発見もあり有意義なランになりました。

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 そして6/26(土)には約6カ月半ぶりとなるレースとして北上市で行われた第1回東北希望の襷マラソンのハーフの部に出場しました。

 しかし、蒸し暑さのためか途中からまったく身体が動かなくなり、当日の朝に痛めたふくらはぎが痛み出したこともあって不本意な結果に終わりました。

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 翌6/27(日)には、ふくらはぎの痛みがあり、6/28(月)も大事を取ってランオフにして6/29(火)に走ってみたところ、ふくらはぎの痛みは出現しませんでした。一安心です。

 ただ、6/30(水)には1回目の新型コロナワクチンの接種を行ったことからこの日もランオフとしましたので6月の月間走行距離は234.1kmとやや少なくなりました。

 

 早いもので今年も半分が終わってしまいました。残りの半年は新型コロナから解放されて有意義に過ごしたいものだと思っています。

 

第1回東北希望の襷マラソン参戦記

 昨日(6/26)は、岩手県北上市で開催された第1回東北希望の襷マラソンに参加して来ました。

 この東北希望の襷マラソンは、今回が第1回目でこれから順次(毎年?)東北6県で開催されるようです。

 当日の朝は、6時20分頃、車で自宅を出発し、走友のY.S.さんと一緒に北上に向かいました。

 Y.S.さんは前日に新型コロナ感染症の予防接種を受けるとのことでしたので、体調を心配していたのですが、少し腕が腫れているだけで特に問題は無いとのことでしたので安心しました。

 ところが、私自身は朝目覚めたとき、不注意にも脚を伸ばしてしまい、こむら返りを起こしてしまったのです。こむら返りは間もなく治まったのですが、左足のふくらはぎを痛めてしまいました。

 不安を抱えながら、8時10分頃には指定されていた北上総合運動公園の第3駐車場に着きました。北上総合運動公園に来るのは、2015年の北上マラソン以来ですので約6年ぶりになります。

 駐車場からスタート地点の北上陸上競技場に向かいます。途中、公園の林の中を通りました。

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 陸上競技場に着きました。新型コロナ感染症対策として、一定のエリアは選手以外は入れないようにしていました。

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 2週間分の体温等のチェックシートを提出し、体温測定をして参加OKとなりました。 

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 リストバンドを渡されました。これが選手エリアへの通行許可証になります。

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 参加者の中には仮装ランナーも多いようです。

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 スタート・ゴール地点はこの陸上競技場の中です。

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 選手の待機スペースは、スタンドになっていました。

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 天候は曇りで、天気予報によると午後からは雷雨のようで、かなり蒸し暑いです。念のため、日焼け止めも塗りました。

 

 スタートは、1分ごとのウェーブスタートで、8組に分かれて1組130人程度ずつスタートします。

 私は、第4ウェーブで9時38分にスタートしました。

 コースは1周4kmのコースを5周し、最後に端数の1.0975mを走ることになっています。予定では、最初の2周をキロ5分を少し切るくらいで走り、その後はキロ5分で走って1時間44分30秒でハーフを走るつもりでした。

 予定と結果の表です。

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 最初の1周は予定より少しだけ速いタイムでした。

 心配された左足のふくらはぎは歩いている時には少し痛んだものの、実際走り始めたら緊張しているためか痛みは感じませんでした。ただ、大会HPには「走りやすい平坦なコース」とあったのですが、急坂こそ無いものの長い坂が続き、コースの半分くらいは坂のような感じがします。

 2周目には、蒸し暑さで熱が体にこもったような状態になり、脚の筋肉に力が入りません。大量の汗をかいたのですが、その汗は乾かずにただ流れるだけです。タイムは予定より遅くなってしまいました。

 そして、4周目には、恐れていたことが起こりました。左足のふくらはぎに痛みが走ったのです。ただ、これは朝のこむら返りの影響なのか、それとも脱水のため脚がつりかけているのか分かりません。一度だけですが、右足もつりそうになりましたので。

 ということで、4周目からは大きくスピードダウンしてしまい、目標の達成は諦めることにしました。

 そして最後の端数の部分ですが、ここは1.0975kmであるべきところ、私のガーミン(※GPSウォッチ)では1.38kmもありました。※このことはランネットの大会レポでも複数指摘されていました。

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 コースマップの点線の部分です。ここも折り返しではなく1周するのでちょうどの距離のコースが取れなかったのでしょう。

 ということで、ゴールタイムは、ネットで1時間51分00秒と惨憺たる結果になりました。

 その原因は上述のとおりコースが長かったこと(※私のガーミンでは21.40km)や思いがけずに坂道が多かったことなどがありますが、最大の原因は気温が高く、かつ湿度も高かったことにあると思われます。

 気温は10時で23.7度、12時で26.1度と数値的にはそれほどでもないのですが、風もなくてかなり蒸し暑かっただけでなく、この季節はまだ暑さになれていないので一層暑く感じたのでしょう。

 そして、ゴール後も汗が止まらず、少し吐き気も感じたことから、おそらく軽い熱中症になったのでしょう。吐き気は家に帰ってからも続きましたが、ビールを飲んだら治りました(笑)。

 

 走友のY.S.さんも無事ゴールし、駐車場に向かいます。途中で運動公園内の大堤の写真を撮りました。

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 昨年までの3年間を除き、ほぼ毎年行われていた北上マラソン は今年は4年ぶりに開催されますが、それで終了になるとのことです。そして、私は今年はエントリーしていないのでもうこの北上総合運動公園に来ることもないかもしれません。

 運動公園に別れを告げ、帰る途中に水神温泉に寄りました。

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 すごい急傾斜の坂を下ると水神温泉東館がありました。入浴料は300円と破格の安さです。古い建物の温泉旅館ですが、昔にタイムスリップした 感じで、これはこれでいいものです。お湯の量も豊富でした。

 さて、こうして約6カ月半ぶりのマラソンレースは終了しましたが、またしても暑さへの弱さが露呈してしまいました。今後は、積極的に暑い中での練習を行い、暑熱順化を図るべきなのでしょうが、高齢者は熱中症になりやすいといいますので、無理は禁物です。まあ、レースは秋から、と割り切ることも大切かもしれません。

 

秋田市の歴史公園ラン(高清水公園・千秋公園)

 昨日(6/22)は、久しぶりに秋田市内にある高清水公園へのランを行いました。

 自宅からは8kmほどの距離です。途中、交通量の多い道路を通りますので、何度も信号に捕まりながら、最後は坂道を上って護国神社の入口に着きました。

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  このすぐ先が高清水公園です。高清水公園は、別名を秋田城跡史跡公園と言い、奈良時代から平安時代に置かれた大規模な地方官庁の遺跡を復元・整備した公園です。

  公園は道路を挟んで東西に分かれますが、まず東側に行きました。これは復元された東門と大路です。

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  東門を潜るとすぐに、これも復元された古代沼があります。

 この日は沼の清掃作業が行われていました。

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 公園の内の草も伸びて来ていますので、おそらくこれから草刈りなども行われるのでしょう。広大な面積だけに大変ですね。

 

 公園内にちょっと異質な案内看板がありました。

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 この秋田城跡には、全国的にも珍しい特異な構造の水洗トイレがあり、10数年前に復元工事が行われたのですが、ブラタモリで紹介されたとは知りませんでした。

 これが復元された水洗トイレです。

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 さて、今度は西側にある政庁跡へ行ってみます。

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 この門の内側に政庁があったようです。

 門の手前には政庁の復元模型がありました。

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 ここが政庁跡です。

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 この秋田城跡からの出土品などを展示している資料館があるはずなので、場所を調べたところ公園内ではなく、少し離れたところにあるようです。

 この政庁跡から狭い階段を下りて行く近道がありましたので、その道を進みました。そして通称・旧国道を横切って駐車場の裏の階段を上ると秋田城跡歴史資料館です。

 公園利用者からはちょっと不便な場所にありますが、なんと、政庁跡から資料館への橋を造るようで、今その工事が行われていました。

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 周りの状況などから判断すると、これはほとんど公園と資料館利用者のためだけの橋になるものと思われます。ずいぶん思い切った計画ですね。

 ただ、この橋が出来れば、ここの駐車場に車を置いて公園も気軽に利用できるので、これからはもっと利用者が増えるのではないでしょうか。

 

 ここが秋田城跡歴史資料館です。

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 入館料210円を支払い、中に入りました。

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 東日本には古代城柵がいくつもありますが、秋田城は最北のようです。

 

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  これは出土された瓦を組み合わせたもののようです。瓦は当時はごく限られた施設にしか葺かれなかったとのことです。

 

 秋田城には行政機関としての役割があり、戸籍の作成や税の徴収などを行っていたことから、それに関連する遺物もたくさん出土しています。

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 上の写真は硯(すずり)などです。

 また、役人が書いた木簡(もっかん)も多数出土しています。

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 また、秋田城には軍事機関としての役割もあり、兵士が常駐していたとのことです。

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  しかしこの秋田城も秋田城司の苛酷な政治に対して蜂起した蝦夷(えみし)の人々によって焼き討ちにされ、一時占拠されるという事件がありました。

 元慶(がんぎょう)の乱というそうです。

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 官軍は苦戦して鎮圧は難航したようですが、最後は中央から派遣された藤原保則によって乱は終息したとのことです。

 朝廷軍と蝦夷との戦いといえば、現在の奥州市水沢付近に住む蝦夷のリーダーのアテルイが有名ですが、私は同じ秋田市に住んでいながらこの元慶の乱については恥ずかしながら知りませんでした。ひとつ勉強になりました。

 

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 そして、ここにブラタモリのポスターがありました。ポスターを見ると秋田でのロケの番組はどうやら2019.11.9と11.16に放映されたようです。

 私は、ブラタモリが好きでよく見ているのですが、秋田城についての放映は見た覚えがありません。そこで、良く調べたところ、秋田城跡がロケ地になっている放送は2019.11.16に放映され、しかも6か所あるロケ地のうちの一つでしたので、その部分は見逃したかもしれません。でも、最近は記憶が曖昧になってきているので、本当は見ていたのかも?

 

 さて、これで秋田城跡関係の見学を終え、次に千秋公園に向かいます。

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 千秋公園の近くの旧県民会館跡地に建設している「あきた芸術劇場」です。竣工が今年の12月に予定されているようですので、だいぶ工事が進んできました。

 

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 千秋公園の入口に着きましたが通行止めになっています。以前も道路の融雪化工事のため通行止めになっていましたが、歩行者だけは通行できたはずなので工事関係の方に聞いたところ歩行者も通行止めなので、公園に行くのであれば、別の入口か、急だけど横にある階段を利用してください、とのことでした。

 横に階段があるとは知りませんでした。これです。

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 階段を上ると鐘つき堂に出たので、そこから二の丸に行きました。

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 二の丸跡では、新型コロナ感染症の影響で一時休業していた秋田犬の見学スポットが再開していました。

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 せっかくですので、入場して写真を撮らせてもらいました。可愛いですね!

 次に本丸跡に向かいます。

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 本丸の玄関口である表門です。現在の表門は文献資料や発掘調査の成果をもとに平成13年(?)に再建されたものですが、重厚感のある立派な門ですね。

 

 本丸跡地です。第12代秋田藩主の佐竹義暁公の銅像もあります。

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 ところで、秋田城跡史跡公園だけでなく千秋公園も訪れたのは、この日は秋田市の歴史公園ランを目的としたからです。

 ただ厳密な話をすると、都市計画法上の分類では千秋公園は「歴史公園」ではなく「総合公園」になっており、「歴史公園」は秋田市では高清水公園だけのようです。

 しかし、国土交通省が立ち上げた「都市公園法施行50周年等記念事業実行委員会」が実施した日本の歴史公園100選選定事業」に選定された250の公園(※100選なのに250もあるんですね。)の中には高清水公園だけでなく千秋公園も入っていますので、千秋公園も立派な「歴史公園」と言えると思います。

 

 さて、細かいことはともかくとして、千秋公園内の散策を続けます。

 千秋公園は、4月は桜、5月はツツジや藤の花が綺麗ですが6月下旬の今では何も咲いていないだろうと思ったら、場所によってはまだツツジの花がかろうじて残っていました。

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 また、アジサイの花も咲き始めました。こちらは見頃はまだまだこれからのようです。

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 帰りは、東側の黒門跡の出入口から駅前を経由し、自宅に戻ったのは正午過ぎになっていました。

 さて、今週の土曜日(6/26)は、北上市へ行って6か月半ぶりにマラソン大会に出場します。それまでは、少し練習量を減らして体調を整えたいと思います。

 

桜温泉さくらさくら(秋田市の日帰り温泉ラン最終章)

 今日(6/21)は、秋田市日帰り温泉ランとして最後となる「桜温泉さくらさくら」へのランを行いました。

 桜温泉は、自宅から走ると10分ほどの距離にある温泉で桜ゴルフ練習場の敷地内にあります。

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 桜ゴルフ練習場に着きました。

 そして、これが隣にある桜温泉です。

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 入浴料600円を払い、館内に入ります。

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 ここは休憩スペースです。

 浴室には大きな浴槽一つと露天風呂一つ、そしてサウナも一つあります。

 お湯は、岩見温泉や華のゆ同様に褐色ですが、岩見温泉や華のゆは少し黒っぽくて透明に近いのに対して桜温泉はどちらかと言うと濁り湯のような感じがします。

 

 温泉成分分析表です。

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 これを見ると掲示用泉質は、塩化物泉、含よう素泉であり、正式泉質名は、含よう素-ナトリウム-塩化物強塩温泉、ということのようです。
 そして、浴用の適応症を見ると、泉質別適応症として、うつ状態がありました。

 まあ、一般的適応症にも、ストレスによる諸症状(睡眠障害うつ状態など)というのがあり、これは分かる気がします。要は温泉に入ってリラックスしてストレスを解消することによる効果でしょう。

 ただ、この泉質そのものがうつ病に効果があるという理由が分かりません。

 なんでも、平成26年7月の「鉱泉分析法指針」の改訂では、適応症・禁忌症も刷新され、それまでの「経験的な見地」から「科学的な見地」に変わったようです。

 それならば、この含よう素-ナトリウム-塩化物強塩温泉がうつ状態に効果がある理由も分かるだろうと思って調べたのですが、明確には分かりませんでした。

 まあ、泉質を10種類に分けた「掲示用泉質」のそれぞれの泉質では、含よう素泉には泉質別適応症が特に無いようですが、塩化物泉の泉質別適応症には、きりきず、末梢循環障害、冷え性うつ状態、皮膚乾燥症があり、塩分に含む温泉に浸かると、塩分がまるでパックのように身体を覆ってくれて、このパックが汗腺(汗を分泌する器官)を塞ぐので、湯上がり後の体温低下が緩やかになりポカポカ感が長続きする、ということのようです。つまり、このポカポカ感がうつ状態の改善に効果がある、ということなのでしょうか?

 

 それはともかくとして、今日で最後となったこの秋田市日帰り温泉ランは、秋田市内にある日帰り温泉のすべてを自宅からランで訪れるもので、次の表のとおり11か所で温泉を楽しみました。 

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 なお、福祉健康新屋温泉は、ホームページでは営業していることになっていたのですが、現地へ行ったところ実際には休業しており、現在も休業が続いているようですので対象から外しました。(※そのことを書いた下の記事が現在も毎日のように新屋温泉休業というワードで検索され、アクセスされています。)

 では、順にそれぞれの温泉を訪ねた時の記事を貼りつけます。

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 以上、いずれも特徴のある良い温泉でした。

 なお、現在は廃業してしまいましたが、私の家のすぐ近くに「横森温泉パルコ」という温泉がありました。昔からの温泉ではないのですが、広々として多くの種類の浴槽があり、私は寝湯がお気に入りでした。長距離のランニングを行った後でかなりぬるい温度でジェット噴流を浴びながらゆっくりとくつろぐことができたのです。しかし、残念ながらこの横森温泉パルコは10年以上前に廃業してしまいました。

 また、上新城にある「松木台温泉ホテル」の温泉も一度だけですが利用したことがあり、黒い色の良く温まる温泉でしたが、ここも10数年前に廃業しています。

 この松木台温泉からは少し離れていますが、同じ上新城にある「大滝山温泉神の湯」にも2~3回行ったことがあります。昔ながらの温泉を感じさせる良い温泉でしたが、ここも数年前から営業していないようです。

 あと秋田市内で廃業した日帰り温泉といえば土崎にあった「みなと温泉あったまりーな」があります。ここは、いつか行こうと思っているうちに13年ほど前に廃業してしまいました。

 温泉施設は、イニシャルコストだけではなく維持管理のランニングコストが大きく、経営が大変なようです。

 

 さて、約7か月に亘ってお伝えした「秋田市日帰り温泉ラン」は今回を持って終了します。ご愛読、ありがとうございました!