ある中高年ランナーの悪あが記

長引くハムストリングス付着部炎に悩まされながらも走ることを諦めきれない高齢者ランナーの奮闘記

一年の計は元旦にあり

 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 さて、よく耳にする格言で「一年の計は元旦にあり」というものがあります。「一年の計画は元旦に立てるべきである。」という意味ですね。

 そこで私も2021年のランニング計画を立ててみました。

 まず、大きな目標としては、

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にもある、残りあと1回に迫った「②サブ4、100回達成」です。

 そして、もう一つは長野県を残すのみとなった1都1道16県の「⑥東日本都道県フルマラソン参加」です。

 でも、これらを達成するためには、まず新型コロナ感染症のためにほとんどが中止となっている各地のフルマラソンの大会が再開される必要があります。

 私の希望的観測では、ワクチン接種の効果により夏ごろから収束の方向に向かい、秋ごろから少しずつ大会が再開されるのではないかと思っており、もし9月の田沢湖ラソンが開催されるようであれば、この大会でサブ4、100回を達成したいと考えています。でも、田沢湖ラソンはコースのアップダウンに加えて、かなり暑くなる日も多く、そうなるとこの日の達成は難しいかもしれません。

 次に長野県でのフルマラソンへの参加ですが、これは10月に大町アルプスマラソンが開催されれば、ぜひこれに参加したいと思っています。

 これらの計画は、もちろん大会が開催されることが前提ですが、同時に自分としてもフルマラソンを走りきる走力を維持しておくことが必要ですので、毎月ポイント練習を織り交ぜながら250km前後を目途に走り込むことを目標とします。

 

 そして、今日はさっそく走り初めです。

 手軽に近くの一つ森公園ジョギングコースにしました。

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 秋田市でも年末の大寒波の影響で雪が積もっていますが、一つ森公園のジョギングコースは、ボランティアの人たちが除雪してくれていたので、今日も走れる状態でした。私たちランナーや歩く人のためにこの寒い中で頑張ってくれている方々には本当に頭が下がります。

 一つ森公園には、今年もお世話になります!

コーちゃんのランニング日誌(2020年12月分)

 私の12月のランニング日誌です。ご覧ください。

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  12月は、月間走行距離が250km程度となり、積雪があった中では、まあ、頑張った方でしょう。ただ、あまり負荷を上げた練習は出来なかったので、そこは反省点です。

 

 まず、12/6(日)には、今年の1月以来の大会で、名取トライアルマラソンに出場しました。

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 やはり大会はいいですね~。久々の大会出場を満喫しました。

 

 その後は、2日ほど休養してから少しずつ走り始めたのですが、何日後かに軽い腰痛が出現しました。

 幸いにも症状は軽かったので、12/12(土)には、秋田市日帰り温泉ランの第2弾として「華のゆ」まで走って行って入浴しました。

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 今年は、秋田市は雪が降るのが平年より遅かったのですが、12/14(月)には今年初(?)の積雪があり、冬期間でも練習できる場所として、近所の一つ森公園のジョギングコースを24周(10.1km)しました。冬期間での練習については、この回を含め5回に亘ってご紹介しました。

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 12/17(木)には、秋田市東部にある山手台の地下道でインターバルトレーニングをしました。結局、12月は、負荷の高い練習はこの時だけでした。

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 全国的な寒波の影響で、秋田市も12/19(土)あたりから積雪が増え始め、12/20(日)には18cmの積雪となり、その後も荒れ模様の天気が続きます。

 そこで、12/21(月)は、晴れ間を見て近所を走ることにしました。

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 12/22(火)には、寒波が緩んできましたので、秋田市中心部の融雪歩道を走りました。なお、この日から数日間、軽いめまいがあり、練習は軽めにしました。

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 12/24(木)には、秋田市立体育館のジョギングコースを走りました。まだ、少しめまいがあったので、10kmでやめました。

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 今日で2020年も終わりです。

 私は、今年8月にブログを立ち上げ、つたない文章をお届けしていますが、お陰様で最近ではアクセス数が多い時で月1,000件近くになっており、読者の皆様には感謝しております。

 冬期間は雪により行動が制限されるため、ブログの題材が少なくなりますが、今後も時々更新していきたいと考えていますので、どうぞご愛読の程、よろしくお願いします。

 一方、社会に目を転じれば、今年は新型コロナ感染症が全世界的に猛威をふるい、日本でも1月に発生して11か月以上経過した今も拡大を続けています。

 不運にも感染し、大変な思いをされた方はもとより、日々この感染症と闘われている医療関係者の皆さま、そして感染拡大による需要の冷え込みにより経営に深刻な打撃を受けている業界の方々には、心からお見舞いを申し上げます。

 来年こそは、新型コロナ感染症が終息し、一日も早く平和な日常が戻ることを祈っています!

 

(2020年ではなく)2019年のマラソン大会を振り返って

 2020年も残すところあとわずかになりました。

 本当であれば、この1年間に参加したマラソン大会を振り返りたいところですが、2020年は、新型コロナ感染症が発生し、国内では2月頃から蔓延して、マラソン大会は軒並み中止となったため、参加した大会は1月の勝田全国マラソンと12月の名取トライアルマラソンの2レースだけでした。

 そこで、今回は2020年ではなく、2019年に参加した大会を1年遅れで振り返りたいと思います。

 2019年は、下の表のようにフル6本を始め全部で14本のレースに出場しました。 

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2019マラソン記録

第67回勝田全国マラソン(フル)

 まず、1/27の勝田全国マラソンです。長い歴史があり、全国的に有名な勝田全国マラソンですが、私はこの時が初出場でした。フルの参加者は、優に一万人を超える大規模大会ですが、スタート付近の道幅がやや狭いため、スタート後しばらくは大混雑でした。ただ、全体的にアップダウンが少なく、走りやすいコースだと思います。

 タイムは、グロスで3:44:59、ネットで3:41:14で、ほぼ予定通り走れました。
 

 第38回佐倉健康マラソン(フル)

 次に、3/24の佐倉健康マラソンです。私は、2009年、2010年とこの大会に参加していましたが、その後は3月は主に板橋シティマラソンに出場していたので、9年ぶりの参加となりました。

 天気は快晴で気温もあまり上がらずに良いコンディションと思われましたが、段々風が強くなり、特に後半は向かい風に苦しめられました。

 しかし、タイムは予定より2分ほど早く、グロスで3:38:13、ネットで3:37:56と満足できる結果となりました。

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 第57回河田杯マラソン(10km)

 次は、4/20に行われた河田杯マラソンです。この大会は開催地の北秋田市出身で戦中・戦後に活躍した長距離ランナーの河田康雄さんの名前を冠した大会で、参加者は200人足らずですが、開催回数は57回を数える歴史ある大会です。

 私は、この日は2回目の出場ですが、土手の上を走る部分が多く、風が強いともろにその影響を受けます。

 この日も風が強かったのですが、タイムは46:59と満足できるものでした。

 

第32回黄桜まつり健康マラソン(7km)

 次は、5/12に行われた黄桜まつり健康マラソンです。

 この大会は、由利本荘市の東由利地区にある八塩ダムの周辺を走るもので、私は初出場です。

 アップダウンの激しいコースとは聞いていましたが、噂にたがわぬ難コースで平らなところはほとんどありませんでした。

 天気は快晴で、陽射しは強かったのですが、空気がカラッとしており、気持ちよく走れました。7kmのコースということになっていますが、私のGPSウォッチでは、6.57kmとなっていたので、少し距離が短いかもしれません。

 その分タイムは良く、この難コースにもかかわらず、32:29で走ることが出来ました。

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2019奥州きらめきマラソン(フル)

 次は、5/19に岩手県奥州市で行われた奥州きらめきマラソンです。

 私はこの大会は、第1回から3年連続で出場しており、第1回には、気温が30度を超え17人が熱中症で救急搬送されるなど、結構暑くなります。

 この日もスタート時から気温が20度を超え、強風が吹くコンディションで、タイムも予定より5分ほど悪くなりました。グロスで3:49:44、ネットで3:48:23でした。 

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第38回鳥海ブルーライン登山マラソン(10km)

 次は、6/8に山形県遊佐町で行われた鳥海ブルーライン登山マラソンです。

 登山マラソンと言っても登山道を走るトレイルランではなく、鳥海ブルーラインという舗装された山岳道路を走るのですが、その標高差がものすごく、17kmの部のコースでは、標高差1000mを一気に駆け上がります。

 私もその17kmの部にエントリーしていたのですが、主催者側の都合により当日急遽10kmの部に変更になってしまいました。詳しくは、次をご覧ください。

鳥海ブルーライン登山マラソン(ユニークなマラソン大会その1) - ある中高年ランナーの悪あが記

 まあ、そのようなことで毎年走っている標高差1000mを走ることができないのは残念でしたが、タイムは59:38と厳しい上り坂の割には、まあまあでした。 

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第6回白神ブナの森マラソン(17.3km)

 次は、6/23に秋田県藤里町で行われた白神ブナの森マラソンです。

 これもまた、激坂マラソンです。詳しくは次をご覧ください。

白神山地ブナの森マラソン(ユニークなマラソン大会その4) - ある中高年ランナーの悪あが記

 スタート前には、天候は曇りで割と涼しかったのですが、スタート後には時折日も差してやや暑くなりました。それでも折り返しまでは予定タイムより早かったのですが、後半はレース中に出来たマメの痛みと筋肉の疲労で結局予定タイムより1分半ほど遅い1:30:24でのゴールとなりました。でも、10日ほど前に右足外くるぶしの下を痛め(※現在も時々痛くなる場所です。)4~5日ほど走れなかった割には良く走れたと思います。

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第33回日本海メロンマラソン(10km)

 次は、8/4に男鹿市の若美地区で行われた日本海メロンマラソンです。

 この大会は、毎年真夏に開催され、気温も30度前後になります。この日もたぶんそれくらいだったでしょう。

 私は、これまではずっとハーフの部に参加していましたが、ハーフは65歳までという年齢制限があり、今回はやむなく10kmの部に出場しました。

 タイムは、48:49と暑さを考えると妥当なタイムでしょう。 

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第35回西目健康マラソン(10km)

 次は、9/8に由利本荘市西目地区で行われた西目健康マラソンです。

 この大会は、例年、田沢湖ラソンの1週間前に行われますので、ここ数年は田沢湖ラソンの足慣らしとして出場しています。

 しかし、今回は例年にも増して気温が上がり(30度は軽く超えていたでしょう。)、レース中に熱中症のようになって、フラフラになりながら何とかゴールしました。

 タイムは、52:21と最悪でした。 

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第34回田沢湖ラソン(フル)

 次は、9/15に仙北市で行われた、秋田県最大のマラソン大会である田沢湖ラソンです。

  田沢湖ラソンは、私の44歳の時に初めて参加したマラソン(※娘との3kmペアマラソン)であり、フルマラソンのデビュー(※45歳)をした舞台でもあります。

 それ以来、20数回参加している私にとって最もなじみの深い大会ですが、最も苦手な大会でもあります。

 その原因は、アップダウンの激しいコースにもありますが、何といってもフルマラソンを走るのには過酷な気温になることが多いことにあります。

 この日も、気温が28度台まで上がり、終盤、足がつりそうになって、ずっと歩かざるを得なくなり、タイムはグロスで4:17:28、ネットで4:17:10と最悪の結果となりました。(※左手に汗ふきのタオルハンカチを持って走りました。) 

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 第4回よこてシティハーフマラソン(ハーフ)

 次は、9/29に横手市で行われたよこてシティハーフマラソンです。

 この日の大会は、第4回ですが、私は初出場です。天気は、雨上がりという感じで暑くはありません。ただ、後半になってなぜかまったく足が進まなくなり、1:47:51というボロボロのタイムとなりました。

 9月に出場した10km、フル、ハーフの3レースともワーストに近いタイムとなり絶不調です。

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令和元年度潟上市健康マラソン(5km)

 次は、10/14に行われた潟上市健康マラソンです。

 この大会は、2回目の出場ですが、何と参加料が無料なのです。詳しくは、次をご覧ください。 

潟上健康マラソン(ユニークなマラソン大会その3) - ある中高年ランナーの悪あが記

 この日は、風が強く、最初は追い風で助けられましたが、その後は向かい風になって苦しめられました。

 タイムは、22:15 と2年前より30秒ほど悪かったのですが、まあ、許容範囲でしょう。

 

盛岡シティマラソン2019(フル)

  次は、10/27に岩手県盛岡市で行われた盛岡シティマラソンです。

 この大会は、岩手県で行われる3つ目のフルマラソンとしてこの年に初めて開催された大会です。

 前日はほとんど眠れずに睡眠不足でスタートしましたが、天気は曇りで気温が15度ほどと絶好のコンディションに助けられ、途中までは順調に進みました。

 しかし、後半に入ってそのスピードが維持できなくなり、30km地点では予定していたタイムより2分ほど遅くなってしましました。そのままズルズルと遅くなってしまいそうな展開でしたが、35km地点で知り合いのランナーに追いつかれ、それではと追いかけたところ残り7kmを予定を大幅に上回るスピードで走り抜けて予定より1分弱速いグロス3:48:46、ネット3:47:38で走ることが出来ました。

 タイム自体はあまり良くはありませんが、後半のアップダウンと前月(9月)の絶不調を考えると上出来でしょう。

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  なお、この日の夜は盛岡市で私のお気に入りの和楽器バンドのコンサートがあったので、もう一泊してコンサートを楽しみました。

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 第31回袋井クラウンメロンマラソン(フル)

 次は、12/8に静岡県袋井市で行われた袋井クラウンメロンマラソンです。静岡県で行われる大会に参加するのは初めてですので、観光も含め、楽しみにしていた大会です。

 この大会は、アップダウンの多い大会として知られており、特に前半と終盤は厳しいとの情報がありました。

 温暖な静岡県とはいえ、12月ですので寒さも警戒していたのですが、暑からず寒からずで微風という絶好のコンディションの中、Aブロックのスタートで混雑も無く順調に走り始めました。

 前半は事前の情報のとおりアップダウンが多かったのですが、思ったより調子が良くキロ5分程度で走りました。

 そして後半は、大会パンフレットによるとおおむねフラットな部分が多いはずですが、結構アップダウンがあり、さらには25km過ぎから少しずつ身体のバランスが崩れ始め、30km過ぎからは明らかに身体が左に傾くようになりました。

 特に下り坂に差し掛かる辺りでは何度も転びそうになり、なんとかバランスを取って走りましたが、スピードは大きく落ちてしまいました。

 この自分で身体をコントロール出来ない状態は、これまでも何度もあり、私は「ぬけぬけ病」ではないかと疑っています。「ぬけぬけ病」については、次をご覧ください。

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 そのようなことで、結局予定タイムより8分ほど遅いタイムのグロス3:47:57、ネット3:47:43のゴールとなってしまいましたが、25km地点までは良いペースで走れたのが収穫でした。

 下の写真は、スタート・ゴール地点のエコパスタジアムです。エコパスタジアムといえば、この年の9月から開催されたラグビーワールドカップで日本が強豪アイルランドから大金星をあげた時の会場として一躍有名になりました。

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 最寄りの愛野駅の駅前にもワールドカップにちなんだラグビーボールのモニュメントがありました。

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 この大会には、同じ「秋田一ツ森RC」のメンバーで高校の同級生でもあるYさんと一緒に出場し、この後もう1泊して二人で静岡県の観光を楽しみました。

 以上、2019年に出場したマラソン大会を振り返りましたが、一応、2020年に出場した2つの大会についてもご紹介したいと思います。長くなってしまいましたが、もう少しお付き合いください。

 

第68回勝田全国マラソン

 まず、今年の1/26(日)に行われた勝田全国マラソンです。

 天候は曇りで微風の絶好のコンディションでしたが、スタート時はまだ寒く、使い捨てのポンチョを着て走りました。(※最初の給水所で脱ぎました。)

 前年はDブロックでのスタートでしたが、今年はEブロックでのスタートとなり、やはり大渋滞で最初の1kmでネットでも6分半も掛かってしまい、その後も流れに乗って走るしかなく、しばらくは歯がゆい思いをしながら走りました。

 でも、その分、体力の消耗を抑えられて、いつものような後半の落ち込みもほとんどなく、グロス3:43:12、ネット3:39:43と結果的には予定通りのタイムで走ることが出来ました。

 

2020名取トライアルマラソン

 次は、12/6(日)に宮城県名取市で行われた名取トライアルマラソンです。

 新型コロナ感染症の影響により、各地のマラソン大会がほとんど中止となる中、ランニング誌の「ランナーズ」を発行しているアールビーズ社が勇気をもって開催してくれた大会です。

 私は、8月から10月までの3か月間は、次々と故障が発生し、満足な練習は出来ませんでしたが、せっかく出場できるのだからと、11月は付け焼き刃的ではありますが、それなりの練習をしてこの大会に臨みました。

 はたして、付け焼き刃的な練習でしたので、結果はグロス3:55:07、ネット3:50:57と走力の衰えを思い知らされることになりました。でも、もともとそれは織り込み済みで予定タイムよりは1分ほど早いゴールだったので、悲観はしていません。

 なお、この大会ではレース中にめったにない事件(?)がありましたので、それについては、次をご覧ください。

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 以上、2019年とわずかながらも2020年のレース結果をご紹介させていただきました。2021年には、新型コロナ感染症が収束に向かい、多くのレース結果をご報告できるよう願っています。 

雪国のランナーの冬の練習その5(秋田市立体育館)

 昨日(12/24)は、約1年ぶりに秋田市立体育館に行って来ました。

 市立体育館内には1周250mのジョギングコースがあり、昨日は雨だったので、そこで走るためです。市立体育館までは私の家から7kmほどあり、少し遠いのであまり頻繁には利用しませんが、吹雪の日や冬期間の雨の日には快適に走ることが出来るこの体育館に行くことがあります。

 市立体育館に着きました。裏側の駐車場から見た体育館の外観です。

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 とてもユニークな外観ですね。この体育館は、総事業費38億円超をかけて、1994年に完成しました。当時としては東北最大級の体育館だったそうです。

 

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 正面の入口から入ります。

 

 入口をはいるとすぐに利用申込書の記入場所があります。

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 ジョギングコースを利用する場合は、この使用申込書に記入のうえ、受付で100円を支払います。

 

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 引き換えにこのリストバンドが渡されますので、これを着用して走ります。

 

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 更衣室です。新型コロナの感染防止策として、入口は開放され、また入室は10人に制限されていましたが、利用者が少なかったため特に問題はありませんでした。

 

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 シャワー室もあります。昨日は汗を掻かなかったので使用しませんでした。

 

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 メインアリーナです。バドミントンの国際大会が行われることもあり、またプロバスケットボールBリーグの秋田ノーザンハピネッツのホームアリーナとしても使われています。

 

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 メインアリーナの天井です。建物の屋根がドーム型になっているため、天井もドーム型です。

 

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 ジョギングコースですが、観客席の最上段の奥にあります。

 

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 これがジョギングコースです。ご覧のとおり、かなりカーブがきついので私は苦手ですが、外が悪天候の時にはそんなことは言っていられません。

 いつもは、せっかく来たのだからと20kmほど走る場合もありますが、昨日はキロ6分程度で40周(10km)でやめました。

 実は、12/22の朝から軽いめまいがあり、歩くときにふらついたりするのです。不思議なことに走ることは出来るのですが、無理はしないことにしました。

 ちょうど1年前にもめまいがして耳鼻科のクリニックを受診したのですが、その時に指示されたリハビリを行ったら3~4日ほどで治ったので、もうすぐ治ると思います。

 

 話を市立体育館に戻しまして、このジョギングコースの欠点は利用できない日が多いということです。まず、土日祝日は利用できませんし、平日も大きな大会が入っている時は利用できません

 ですので、利用しようとする時は次のHPで体育館行事予定を確認してから行くようにしてください。

体育館行事予定|秋田市公式サイト

 

 5回に亘ってお話させていただいた「雪国のランナーの冬の練習」は、一応、今回で終わります。

 秋田の冬は、寒いし、雪が積もるし、毎日どんよりと曇って気分も落ち込みがちになりますが、いろいろ工夫をしながらランニングを行って憂鬱な気分を吹き飛ばしましょう!

雪国のランナーの冬の練習その4(秋田市内中心部融雪歩道)

 昨日(12/22)は、秋田市内中心部の融雪歩道を走りました。

 市内中心部の融雪歩道の総延長は、知り合いのランナーの「ますた」さんのブログによると28kmほどあるようです。「ますた」さんには無断ではありますが、「ますた」さんが作成した秋田市内の融雪歩道のマップが掲載されている記事をご紹介します。「ますた」さん、無断でごめんなさい。連絡方法が分からないもので・・・。

team-runner.com

 

 そして、昨日はそのうち、積雪期にはあまり通らない道路を中心にして走ってみました。

  上の地図は、実際に走った融雪歩道です。(後でお話するように一部区間では、融雪歩道ではないところも走りました。)

 なお、グーグルマップでは地点を指定してルートを表示する場合、地点の指定は10までしか出来ませんので、中央通りの端でルートが終わっていますが、実際はその後、土手長町通りの歩道を南下し、五丁目橋から南大通りの明田地下道西の交差点まで走りました。

 

 まず、自宅から一番近い融雪歩道のある南大通りに向かいます。途中の道路は雪があり、寒さが緩んで来たことから、雪が融け始めて、シューズの中はすぐに濡れてしまいました。

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 南大通りの手前にある明田地下道に着きました。ここは融雪されています。

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 南大通りの明田地下道西交差点に着きました。ここからが融雪歩道の始まりです。

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 この日は南大通りに進まずに秋田駅方向に進みました。

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 秋田駅西口に着きました。

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  この後、手形陸橋へ向かいます。

 

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 手形陸橋です。この先は、通称・横山金足線まで融雪歩道が続いているようですので、そのまま進みました。

 

 横山金足線に着きました。ここまでの間は、雪の無い部分が非常に狭くてはたして融雪しているのか疑問な区間が一部にありましたが、おおむね十分に融雪されていました。2020.12.26追記:融雪装置が故障中とのことでした。現在、パチンコ店・ニューヨクーニューヨークあたりから横山金足線までの歩道が融雪されていません。

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 横山金足線から先はやはり融雪されていないようですので、ここで引き返します。

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 広小路まで戻って来ました。この後は、通町通りに向かいます。お堀は雪に埋もれていました。

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 通町通りに着きました。通町通りは途中で融雪歩道が途切れるはずですが、行けるところまで行ってみましょう。

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 融雪歩道はここまでのようです。距離にして300m強といったところでしょうか?

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 ここで引き返せばよかったのですが、このまま進んで通称・新国道まで行けば、また融雪歩道になりますので、思い切って進むことにしました。

 でも、その判断は大間違いでした。歩道は融けかかった雪でぐしゃぐしゃで、シューズの中は滲みてきた水でぐしょぐしょになりました。

 そのような道路を500m以上進み、ようやく新国道に着きました。

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 ここから北に進み、歩道の融雪が途切れるところまで行ってみます。

 

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 新川向の交差点に着きました。一応、ここまでが融雪歩道となっているようですが、この先の歩道にも雪が無いようなので、このまま進みます。

 しかし、少し進んだところで歩道に雪が積もっていました。

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 やはり、融雪されているのは新川向の交差点までのようですので、ここで引き返すことにしました。

 

 山王大通りまで来ました。この辺はいつものように融雪になっていますね。

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 この後は、二丁目橋まで行って土手長町通りを通って南大通りに入ります。

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 南大通りは、ご覧のとおり融雪が不十分な場所もありましたが、ここ以外はほぼ十分に融雪されていました。そして、昨日の融雪歩道ランのスタート地点である明田地下道西の交差点に着き、11.8kmの融雪歩道ランを終えました。この他、自宅からの往復を合わせると15.3kmになりましたので、ゆっくりではありましたが、名取のトライアルマラソン以来、久々に長い距離を走ることが出来ました。

 来年のことにはなりますが、今日の融雪歩道ランの経験を参考にし、「2021ウィンターランニング」と称して、皆で市内中心部の融雪歩道を走って温泉に入る、というイベントを企画しようと思っています。

 その時には、改めてこのブログで詳細をお知らせしますので、興味のある方はぜひご一緒に走りましょう! 

 

雪国のランナーの冬の練習その3(雪道のランニング術)

 秋田市も一昨日(12/19)あたりから本格的な冬となり、昨日(12/20)の正午現在で18cmの積雪となりました。気温も氷点下2度と低く、時折吹雪模様になっていましたので、昨日は晴れ間を見ながら自宅周辺を走りました。

 18cmの積雪と言っても、車が通る道では、タイヤに踏み固められてランニングは可能となっています。

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 ただ、気を付けないといけないのは、そのような道ではスリップして転倒する危険性があることです。

雪道での転倒のメカニズム

 ここで、私が考える雪道でのスリップによる転倒のメカニズムについて述べたいと思います。

 まず、ランニング時の身体の動きですが、前に振り出した脚が地面に接地を始める「①接地期」、その脚が地面を踏み込み地面から反作用の力を得る「②立脚中期」、そしてその脚が地面を離れる前の「③離地期」を経て、その脚が浮いている「遊離期」を一つのサイクルとしています。これをゲイトサイクルというようです。

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 そして「立脚中期」では、接地によって、前方への推進力にブレーキが掛かることになります。

 少なくとも長距離走においては、出来るだけブレーキを掛けない走り方をするようにと言われているようです。しかし、接地の衝撃によるブレーキが掛かることによって、脚の関節の筋肉が引き伸ばされ、その後それらの筋肉が一気に収縮して地面をキックして加速するというメカニズムを考えれば、どうしてもある程度のブレーキは必要と思われます。

 そして、このブレーキが雪道でのランニングを危険なものにしているのです。雪の無い道路では、何でもないこの動きですが、路面が凍結して滑りやすくなっていると、ブレーキは掛かりません。物理学的に言うと摩擦係数が少ないため、とでも言うのでしょうか(?)。ブレーキは掛からないのですが、その脚は次の蹴り出しに備えているため、脚が予定より早く後ろに折りたたまれ、身体は前につんのめってしまうことになります。(接地初期で滑ってしまい、重心がまだ後ろにある場合には、後ろに転倒することもあると思います。)

 もし、その場所で滑ると分かっていれば、あらかじめ身構えてスケートでもするように、接地している脚一本でバランスを取って、転倒せずに前に進むことも可能かもしれませんが、誰も次の一歩で滑るなどと思って身構えて走る人などいないでしょう。

 滑った瞬間にもう一方の脚を素早く踏み出して転倒を防ぐことが出来れば良いのですが、その脚はまだ後方にあり、おそらく間に合わないことが多いと思われます。その結果、あえなく転倒ということになるのですが、次に、雪道のランニングでの転倒のリスクを減らす方法について、私の経験上のお話をしたいと思います。

雪道のランニングで転倒のリスクを減らすために

①雪道用のランニングフォーム

 車のタイヤでもそうでしょうが、なるべく接地面を大きくすることが、スリップ防止に必要です。

 そのため、私は、接地の際には足裏全体で接地し、蹴り出しも地面を引っ掻くようにはしないで、身体を前方へ押し出すのではなく、上方へ押し上げるような感覚で走っています。

 もちろん、この走り方ではエネルギー効率が悪くなってしまうのですが、転倒の危険性を減らすためにはやむを得ません。

②走行スピード

 当然のことですが、スピードが速いほど運動エネルギーが大きいわけですから、接地の際には足裏により大きい力が加わります。

 そして、一定の力を超えた時にスリップすることになりますので、そうならないように出来るだけゆっくり走る方が無難です。

 私は、路面の状況にもよりますが、キロ7分から8分で走ることが多いです。

③路面状況への注意

 もう一つ大切なのは、路面状況へ細心の注意を払いながら走ることです。

 同じスピードで走っても路面状況によって滑りやすさが全然違います。

 まず滑りやすいのは、スケートリンクのようにアイスバーンになっている場合です。

 これは、もうランニングフォームや走行スピードで対応出来るような状況ではありませんので、その場所では走ることを諦めて迂回する方が良いでしょう。

 また、アイスバーンというほどではありませんが、道路に積もった雪が車のタイヤで踏み固められて、つるつるになっている場合があり、これもとても危険です。

 このような場合には、車が踏み固めていない道路の端を走るようにしています。

 私が走り始めた20数年前には、まだ、タイヤに金属の鋲を打ち込んだスパイクタイヤが使用されており、その時は鋲が雪を削るため、雪が踏み固められても小さな凹凸があって、一定の滑り止め効果がありました。現在のスタッドレスタイヤでは、そのようなことはなく、本当につるつるになってしまいますが、スパイクタイヤアスファルトを削ることにより発生した粉塵公害のことを考えるとやむを得ません。

 また、除雪車が除雪した後の雪道も注意が必要です。

 除雪車がブレードで除雪した際に、踏み固められた雪を削った場合には、その表面はまるで鏡のようになって、非常に滑りやすくなっています。除雪した後で新たに雪が積もっていなければ、その状況は分かるのですが、新たに積もった雪がそれを覆い隠すとその状況が分からずに、ほとんどの場合はスリップしてしまいます。私も、それで転倒したことがあります。

 除雪車が来た後は、そのような危険があることを念頭に置いて、出来れば除雪車のタイヤの跡(除雪車はタイヤにチェーンを巻いていますので、チェーンの跡が除雪後の雪に残っています。)を走る方が良いと思います。(※走行中は車には十分注意しましょう!)

 その他に危険な個所は、いわゆる「すり鉢道路」です。

 狭い道ではよく見られるのですが、除雪車等により道路の両脇に寄せられた雪に少しずつ車が乗り上げ、それらの雪も踏み固められて道路の両端が中心部より高くなっている道路状況です。

 この場合、足の先は道路の進行方向に向いているのですから、必然的に足裏の片側しか接地しないことになり、極めて滑りやすくなります。私も何度も転倒しました。

 また、橋の上は気温が低く凍りやすいし、横断歩道等の塗装の上、それにグレーチング(金属製の側溝の蓋)の上も滑りやすくなっています。もちろん、坂道は走らないようにします。

 

 以上、転倒リスクを減らす方法について、私の経験から述べさせていただきましたが、雪道用のランニングシューズを用いる方法もあると思います。

 私も大分前には、雪道用のランニングシューズを使ったことがありますが、つるつるになった路面ではやはり滑りましたし、底が硬い感じがして馴染めずに、すぐにやめました。

 最近では、スパイク付きのランニングシューズもあるようで、それならつるつるの路面でも一定の効果はあると思いますが、コース全体がつるつるになっている場合はあまりないので、今のところ、購入は見合わせようと思っています。

 次の写真は、昨日、近所を走った後のシューズの裏ですが、こんなに雪が付くとはたしてスパイクが利くのか疑問もあります。

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転倒におけるスリップとつまずきの違い

 さて、一口にランニング時の転倒と言っても、これまで述べてきたような「スリップ」によるものと「つまずき」によるものがあります。

 そして、この2つの中で転倒の可能性が高く、被害も大きくなりがちなのは「スリップ」だと思います。

 「スリップ」の場合は、その直後にバランスを立て直すのが難しくて転倒の可能性が高くなり、また転倒までの時間が短いことから防御の態勢が取りにくくなります。

 私もスリップして転倒した時は、顔面から凍った路面にぶつかり、通常は行うであろう手等による衝撃軽減の防御は間に合いませんでした。

 一方、「つまずき」は、足を前に進ませようとしたとき、何かにぶつかって、その足が前に進むのを妨げられてよろけることを言うと思いますが、つまずいている動画を見つけました。 

つまづく - Bing video

 この動画のように、つまずいた時には、状況にもよるでしょうが、普通はぶつけた足をもう一度、今度はもう少し高く上げて障害物を乗り越え、バランスを崩しつつも、反対側の足も上手く送って何とか転倒を免れる場合が多いと思います。

 また、仮に転倒に至った場合でも、転倒するまでの時間がスリップした場合よりは長いことが多いでしょうから、顔面などの大事な部分は地面にぶつからないように手等で防御出来るはずです。

 よって、もちろん「つまずき」にも気をつける必要はありますが、ランナーは特に「スリップ」には十分に注意しましょう! 

  

雪国のランナーの冬の練習その2(山手台地下道)

 昨日(12/17)は、秋田市の東部にある山手台の地下道を走りました。

 地下道ですので、雪が降っていても、積雪はありません。また、車の往来が多ければ排気ガスが気になりますが、ここは時間帯にもよるでしょうが、あまり車は通りません。

 地下道を外から見るとこうなっています。通称・横山金足線側からです。

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 正式名称は、「山手台フォレストパス」というようですね。全長は229mです。

 

 地下道の歩道部分は、2m数10cmの幅があり、安全に走れます。歩行者もほとんどいません。

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 私がここで走るのは、スピード練習したいのにもかかわらず、屋外は雪が積もりスピード練習が出来ない時です。ここならば、雪で滑ることもありませんからね。

 そして、ここは奥の方に向かって少し上り坂になっています。

 そのため、行きは上り坂をスピードを上げて走り、帰りは下り坂をゆっくり走って戻ってくるとインターバルトレーニングの効果が一層増すような気がします。

 この日は、220m余りを上り60秒前後、下り100秒前後で20往復しました。たいしたスピードではありませんが、日頃ゆっくりしか走っていませんので、良い練習になりました。

 この冬も、何度かはこの地下道でインターバルトレーニングを行いたいと考えています。